鍬ノ峰へ 仏崎より北アルプス展望し白沢へ

2017年11月22日(水) [日帰り]

• GPS: 07:06
• 距離: 16.5km
• 登り: 1,061m
• 下り: 1,056m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:03
• 休憩: 0:05
• 合計: 7:08

8:45 仏崎 観音寺
10:00 10:00 1208m付近
11:20 11:20 1526m付近
11:59 12:04 鍬ノ峰
12:50 12:50 大岩・危険地帯
13:58 13:58 白沢登山口
14:30 14:30 アルプス安曇野公園前
15:53 仏崎 観音寺

＜往路＞
　8：00　安曇野穂高発
　8：30　仏崎　観音寺🅿着
＜復路＞
16：10　仏崎発
16：40　歯科へ寄る
17：30　自宅着

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

大糸線　信濃大町駅が近い　
国道147号　仏崎　観音寺登山口に🅿(鐘撞堂に登る、防獣ゲート前）
アルプス安曇野公園（大町・松川）・餓鬼岳登山口の先には今回下山した白沢登山口がある

コース状況／危険箇所等

全コースすでに10cm程の雪
仏崎から鍬ノ峰　中盤　細尾根急登のロープ場は危険
鍬ノ峰から白沢登山口　山頂付近の急坂・雪で危険　岩場も要注意　

その他周辺情報

大町温泉郷　日帰り薬師の湯など
松川すずむし荘

写真

11/22 8:13

安曇野から
薄ら雪のかぶったのが鍬ノ峰
稜線が仏崎からの登り

11/22 8:44

観音寺の🅿
この防獣ゲートから入山

11/22 8:50

いきなり雪のゲート

11/22 8:55

鐘撞堂　大町の展望がいい

11/22 9:04

大町
この霊松寺山・鷹狩山・南鷹狩山の稜線が涅槃仏に見える

11/22 9:21

登山道を歩く獣
動物の足跡を追う

11/22 9:26

青空に爺ヶ岳

11/22 9:50

登り切ってから恐怖の稜線を撮る

11/22 10:00

尾根に出る
支柱が建っていた

11/22 10:08

平均すると10cmほどの積雪

11/22 10:18

クマの足跡もあり
大声を出しながら進む

11/22 10:24

歩の中間地点の支柱

11/22 11:19

山頂に近づくにつれ深くなる雪

11/22 11:20

ようやく鍬ノ峰山頂が見えてくる

11/22 11:53

餓鬼岳・唐沢岳・遠くに烏帽子岳が見える

11/22 11:53

烏帽子岳・南沢岳・七倉岳
手前は七倉ダム

11/22 11:57

鍬ノ峰1623m山頂
まっさらな雪が美しかった

11/22 11:58

七倉ダム

11/22 11:58

餓鬼岳のコブ

11/22 11:58

蓮華岳・爺ヶ岳への稜線

11/22 11:58

雨飾山・頸城山系

11/22 11:58

大町市

11/22 11:58

烏帽子・南沢・北葛・七倉・北葛・針ノ木・蓮華

11/22 11:59

安曇野弐七農園のサンフジ

11/22 12:02

11/22 12:02

爺ヶ岳・鹿島槍・五竜・白馬

11/22 12:02

爺ヶ岳

11/22 12:03

安曇野方面　四阿屋山・滝山連山　入山

11/22 12:21

白沢へ下山の途中

11/22 12:45

11/22 12:50

思った以上に厳しい

11/22 12:56

下り要注意

11/22 13:20

ここまで来れば安心

11/22 13:40

白沢登山口到着

11/22 13:47

林道をひたすら下る

11/22 13:59

餓鬼岳登山口通過

11/22 14:36

アルプス安曇野公園前通過

11/22 14:39

マウンテンバイクコースができたんだ！

11/22 14:43

大町方面へ向かう

11/22 14:47

鷹狩山

11/22 15:02

鍬ノ峰

11/22 15:45

仏崎　観音寺への入り口　

11/22 15:52

無事戻る

撮影機器：

IXY 640 CANON

iPad mini 3 Wi-Fiモデル 16GB Apple

感想

furuhiro

2017年（平成29年）11月22日（水）

鍬ノ峰へ　仏崎から白沢へ周回

「仏崎　熊の足跡　鍬に雪」

やはり厳しかった。
雪の山とはいえもう少し気楽に登り下り周回できると思っていた。

鍬ノ峰へは白沢登山口からは何度も登り様子はよく知っているつもり。
気楽に白沢への下山は可能と考えていた。
仏崎へは下りに使ったことはあるが登ったことはなかった。
危険個所があるのは知っていたが登りならば大丈夫と安易に考えた。

雪が積もっていると身近な山も難度が数段上がっている。
仏崎コースの細尾根急坂の登りは雪があるとなかなか思うように進まなかった。
徐々に雪が深くなってくると戻ろうかとも思うが
登ってきた細尾根の雪の下りを考えると
登り切り山頂から良く知っている白沢へ下る方がいいだろうと進んだ。

それに獣の足跡が登山道に道案内のようにあった。
ほとんどがカモシカかニホンジカの足跡。
尾根に出ると人の足跡かと思うほどの大きな足跡が出てきた。

最初は本当に人の足跡かと思っていたのだが
それはあり得ない、私以外に誰もいない。
よく見ると肉球、それに爪先が見えるではないか。
クマの足跡！それもかなり大きい熊の足跡ではないか！

大声を出し進むしかなかった。
普段ならば見られない獣の足跡がしっかりとみられる。
熊の足跡のない山頂近くに来ると
今一度熊の足跡のある仏崎方面に戻る気にはなれなかった。

思っていた以上に時間がかかり鍬ノ峰山頂へ。
きつかった登りのご褒美だ。
まっさらな雪面の山頂が待っていた。
周りの山々の美しさも格別。

雪の北アルプスの絶景！
エメラルドグリーンの七倉ダム。
うっすらと雪をかぶる大町の街並み。
危険を感じながらの悪戦苦闘の登りだっただけに最高の山頂だった。

食事もとらず、素晴らしい絶景を後に下山を急いだ。
登りの雪の状態を考えると白沢ルートも侮れない。
夏道だと急斜面も快適なのだが、雪道を慎重に下る。

笹が雪に埋まり雪をかきわける。
急斜面は足の置き場が分からずゆっくりと下るしかない。
そして岩場の急斜面はロープが張ってあるのだが雪をかき分けロープを探す。
時間をかけ足元を探りながら、滑らないように下るしかなかった。
ずっと緊張が続き踏ん張る足、ポールを持つ腕に力が入りっぱなしだった。

見慣れた送電線の鉄塔が目に入りようやく安堵した。
最後まで気を抜かないように白沢の登山口へ無事下山することができた。
そこからは長い林道、餓鬼岳の登山口、アルプス安曇野公園の前を通過し
出発地仏崎の観音寺を目指した。
雪道の後は、コンクリートの道が足にこたえた。

思っていた以上に時間がかかりハードな一日となった。
仏崎から鍬ノ峰への初めての登り、想像していたよりきつい雪道
里の長い帰り道を歩きぐるっと周回した達成感
無事下山するとすべてが満足という言葉に還元できた。

ふるちゃん