迷沢山、ショートスキーシューで、上平沢林道経由

2017年12月10日(日) [日帰り]

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:00
• 休憩: 0:00
• 合計: 6:00

7:30 上平沢林道入口
13:30 上平沢林道入口

札幌の旧自宅から出発。今シーズン初めのスキー登山だ。今回は無料で使っているスマホのGPSとアプリ、Geographicaのテストも兼ねる。それに何より9月終わりに背骨の手術受けたのが、どのぐらい回復してるかも見なければならない。

国際スキー場への道路は7時まで閉鎖。待ち時間で朝食、上平沢林道入口に駐車。私が先頭のようで誰も来ていない。7時半に出発。足は、100cmのショートスキー改造スキーシューラッセルフラップ取り付け、靴はT4。トレースかすかにあるが、ほとんど楽にはならない。

上部の送電線の切り開きの上で、後続のスノーシュー4人組に追いつかれる。以後は5人で交代のラッセル。上部では膝関節まで埋まるので、一人だときつかったろう。11時半ごろに山頂到着。天候よくて手稲山、朝里岳、定山渓天狗岳など、よく見渡せる。平和の滝からのルートにはトレースは無かった。

山頂でラーメンのつもりだったけど、ラッセルのご褒美に、4人からパン、はんぺん、ちくわなど頂いて腹いっぱいになった。

途中登り返しがあるところまでシール付けて下る。途中で何パーティかに会う。3人はスノーボード背負って上がってくる。どこ滑るんだろうと思っていたら、一人が猛スピードで降りてきた。スノーシューで踏んだトレースがちょうど幅が合うらしく、苦労しないようだ。

13時半に登山口に到着。

天候

曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

林道入口に5台ぐらい可能。ちょっと歩くところにも数台駐車できる。

コース状況／危険箇所等

特になし

写真

12/10 7:27

上平沢林道入口

12/10 9:26

本日の足、ショートスキーシューとスカルパT4

12/10 9:42

トレースはかすか。

12/10 11:07

上部でスノーシュー4人組に追いつかれる。上ではヒザまでのラッセル。後続がいなければ山頂まで行けなかったかも。

12/10 11:13

途中から定山渓天狗岳がこんにちは

12/10 11:26

山頂。むこうに朝里岳、余市岳。

12/10 11:30

晴れた山頂からは手稲山が見える。

12/10 11:39

ラーメンの予定だったけど、頂き物で腹いっぱい。ストーブはBL100-B5。プロパンの多い業務用OD缶を横倒しで接続できる。液出しなのでガスの残量が少なくても逆さにすれば最後まで最大火力が出る。今回はココアを作っただけ。

12/10 12:18

今日も頑張りました。

12/10 12:34

唯一滑れるオープンバーンだけど、この板では滑らないね。

12/10 13:18

登山口に戻る。みんな行儀よく止めている。

撮影機器：

arrows M03 SIMフリー FCNT

装備

個人装備

ガスストーブ ショートスキー カメラ：キヤノンAV-1+28mmと135mmレンズ

備考

写真はスマホで記録のほか、キヤノンAV-1に広角、望遠レンズを付けて持ち上げた。半年前に、安価な期限切れネガカラーフィルムをスライドのように反転現像させて高解像度を得る方法を開発した。古い二束三文のカメラで最新デジタル機に劣らぬ先鋭度の画像を得ることができる。今回はその最初の山での実戦投入。しばらくしてから現像してFlickrに出す予定。高価な高機能なカメラほど不具合が多いような気がするのはひがみか？
https://www.flickr.com/search/?user_id=31156504%40N03&page=&sort=date-posted-desc&view_all=1&text=reversal

スマホの電池は61%の残量。1日使いまくっても大丈夫そうだ。

感想

3pinner

ショートスキー改造スキーシューは、もともとフリートレック等に触発されて自作した足だけど、インサートビス加工してビンディングを載せ替えられる。ショートスキーやスキーシューを滑りで使うにはアルペンでのビンディングや滑降法よりテレマークの方がよさそうだ。アルペン式ではトップが浮かず硬い雪以外ではほとんど滑れない。また、幅のために硬い雪ではエッジングが厳しい。Voileの3ピンケーブルを使えばケーブル仕様にもできるが、あまり滑走性が良くなることはなさそうだ。

アップターンが小さくて、ラッセルフラップがないとほとんど動けない。細板用のシールをちょん切ってダブルで貼っている。糊ぬり直ししたので、今回は外れなかった。

軽いこともあってラッセル能力は本格的なスキーに劣らない。スノーシューと本格的なスキーの中間の存在で、軟らかくて足首の浅いスカルパT4や革のテレマークシューズと組み合わせれば、森林限界以下のスノーハイキングではほぼ最軽量で最も取り回しの良い足になるだろう。滑る方は期待する方が間違いだけど、テレマークターンができる者ならけっこう行ける。シール剥がしてスキーらしく滑ることも、シール着けたままスノーシューのように歩くことも自在だ。

詳細は https://www.flickr.com/photos/threepinner/32124642362/ https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1027807.html

　

これまでの使用状況は https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1034934.html https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1032278.html など。札幌近郊の冬のハイキングはこれが最も能率的かもしれない。

ラッセルフラップの他の動画は https://www.flickr.com/photos/threepinner/16119000238/

ガスストーブのBulin100-B5については
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1956639470&owner_id=5412090&org_id=1956658070
https://twitter.com/threepinner1/status/939382528250593280
https://www.yamareco.com/modules/diary/1455-detail-134027