神戸の岩場→天王岩

2017年12月16日(土) [日帰り]

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

12/16 15:38

ドロボーカササギ

感想

geranium

近場の奥多摩で行ったことのない岩場に行ってみましょー！ということで、神戸の岩場へ。
本当は御前岩に行ってみたかったけれど、さすがにお門違いなので自重。

岩場に到着してみると誰もいない。
鬱蒼とした木々の中に巨大な石灰石が屹立しており、想像以上のスケールに圧倒される。
周囲を山に囲まれており、陽が当たらないため、薄暗くてとても寒い。

とりあえずアップによさそうなアルマジロ(5.9)をオブザベしてみると、2ピン目と3ピン目の間隔がとても長い。
簡単そうだけど、ここで墜ちたらグラウンドフォール必至。
引き続き5.10dのルートをオブザベすると、こちらは1ピン目がとても高く、1ピン目と2ピン目の間隔がとても長い。うーむ…。
我々レベルが気軽に取りつけるような岩場ではなかったかも。

時季的にも失敗だったような…。
一日中陽が当たらなそうで、岩がとても冷たい。
すっかりやる気を失い、天王岩への転進を提案してみると、即OKの返事が組長から返ってきた。
とは言え、せっかく来たのだから、5.9ぐらいは登って帰りましょうということで、先にトライしていいか尋ねると、むしろ先にやりなさい！と言われて渋々？取りつく。

ガバガバなので流石にオンサイトできたけれど、岩の冷たさに指先の感覚がなくなってきて怖かった。
2ピン目を越えてランナウトしているときに、寒さか恐怖心か原因は分からないけれど、少し足が震えた。
引き続き登った組長は岩の冷たさに耐えきれず、5.9でテンションをかけていたような気がするが、見間違いだろう。
伝説のクライマーにそのようなことがあるはずがない。

転進先の天王岩には先客がいたが、我々を含めて3パーティ6人とボルダラーのみ。
こんなに空いている天王岩は初めて。
皆さんやはり冬は暖かい岩場に行くのね。
天王岩も陽が当たらなくて寒いけれど、神戸の岩場よりは遙かにましだった。

クラックジョイで改めてアップし、左隣のドロボーカササギにロックオン。
上手いこと言いくるめて、組長にオンサイトトライしてもらったけれど、核心ムーブを解決しないままトップアウトしてしまったので、あまり参考にならなかったような…。

自分の1便目フラッシュトライは、核心部のムーブが分からず、テンション。
薄被りなので、行きつ戻りつする余裕はなかった。
ハングドッグしてムーブを解決することはできたが、パワーの必要なムーブが連続するので、果たしてこなせるかどうか…。
そして、それより問題なのはクリップ。
核心を越えてからでないと、安定してクリップできそうにない。

かと言って、最終クリップを足下より下にして核心ムーブ中に墜ちたら、下のテラスに足をぶつけるかも。
ここで代替案として、隣のクラックジョイとの間にある限定ルートのボルトにクリップしようと考えたのが間違いの元だった…。

レストを挟んで2便目。
限定ルートのボルトにクリップしようとしたところバランスが悪く、手繰り墜ち警報が鳴ったので、やむを得ずA0クリップ。
その後の核心ムーブは上手くいき、1テンでトップアウトできたので、余計なことをしなければRPできていたかもしれない。
テンションをかけて少し休んだからかもしれないが。

この日はこれで時間切れ終了。
次回は突っ込むしかないかなー。
核心部は一手一手いつ墜ちてもおかしくない精度だし、横向きになるから怖いけど。
墜ちたときにどうなるか想像しきれないのが悩ましい。
ロングフォールの技術を身につけるためにも、次回は墜ちる覚悟で突っ込むことにしよう(たぶん)。

コメント

kanosuke

それで風邪ひいたんですね〜
伝説のクライマーが5.9でテンションかける幻を見てしまうほど寒かったのですね
やはり奥多摩の冬はクライミングには不向きなのかぁ

神戸の岩場は近いので興味がありましたが、ワタシにはおよびでないみたいで残念。
御前岩もねー。
結局クライミングレベルを上げないと行ける岩場も限られるし楽しめるルートも限定されてしまうってことですね、当たり前ですけど。

ドロボーカササギは前回おっちゃんに勧められたルートですよね。
恐怖を克服できれば次はRPできそう？
ワタシもトライしてみたいですけどその前に10cぐらいは片つけないと...

geranium

たぶん、そうだと思います(^^;。
冬の奥多摩は、中高年には不向きであります。
寒くても陽当たりがよいところなら、いいんでしょうけど…。

11台をオンサイトできるようになったら、御前岩にも行ってみたいですねー！
無理かなー(笑)。

そうそう。ドロボーカササギはおっちゃんに薦められたルートです。
次回は登れると思います。忘れていなければ。
グレード辛めの天王岩にしては適正な感じでしたので、kanosukeさんもぜひ！