また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 1337328
全員に公開
雪山ハイキング
富士・御坂

残っていた富士山大宮口登山道

2017年12月17日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:07
距離
22.6km
上り
1,120m
下り
1,136m
天候 晴れのち雪
過去天気図(気象庁) 2017年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
廃道です
天候は晴れ、雪も少ないので、下の方を歩くのにはベストコンディションでしょう。
と、この時は思っていました。
天候は晴れ、雪も少ないので、下の方を歩くのにはベストコンディションでしょう。
と、この時は思っていました。
スタートは富士山スカイラインの村山登山道と交差する付近にある駐車スペース。
スタートは富士山スカイラインの村山登山道と交差する付近にある駐車スペース。
村山登山道のすぐ西側に、古びた鳥居があります。村山登山道とは関係が無いと言われている山の神です。
この機会でないと歩くことがないのでチャンスです。
村山登山道のすぐ西側に、古びた鳥居があります。村山登山道とは関係が無いと言われている山の神です。
この機会でないと歩くことがないのでチャンスです。
木製階段の跡かな?
木製階段の跡かな?
確かに関係の無さそうな山の神。林業の名残でしょう。
確かに関係の無さそうな山の神。林業の名残でしょう。
付近はスカイラインの前身道路の跡とみられる形状です。
ここから二合目林道に入りました。
付近はスカイラインの前身道路の跡とみられる形状です。
ここから二合目林道に入りました。
二合目林道は生きているので工事も適宜行われ状態が良いです。
二合目林道は生きているので工事も適宜行われ状態が良いです。
二合目林道は生きているので工事も適宜行われ状態が良いです。
二合目林道は生きているので工事も適宜行われ状態が良いです。
50分ほど歩いて、あやしいところを見つけました。
もしかしたらカケスバタ登山道かもしれません。後日詳しく調査ですね。
50分ほど歩いて、あやしいところを見つけました。
もしかしたらカケスバタ登山道かもしれません。後日詳しく調査ですね。
上の方は踏み跡らしきものがありますが、雑木が多く不明瞭。
上の方は踏み跡らしきものがありますが、雑木が多く不明瞭。
上の方は踏み跡らしきものがありますが、雑木が多く不明瞭。
上の方は踏み跡らしきものがありますが、雑木が多く不明瞭。
しかし下の方は踏み跡がありません。
しかし下の方は踏み跡がありません。
市兵衛沢に出ました。
市兵衛沢に出ました。
ここも可能性が高いですが、一般コースとしては危険な斜度のため、やはり違うかも。
ここも可能性が高いですが、一般コースとしては危険な斜度のため、やはり違うかも。
ここも可能性が高いですが、一般コースとしては危険な斜度のため、やはり違うかも。
ここも可能性が高いですが、一般コースとしては危険な斜度のため、やはり違うかも。
氷筍が見られるのは、低温だけでなく水分が必要。富士山の上の方では珍しいような気がします。いや気にされていないだけかな?
氷筍が見られるのは、低温だけでなく水分が必要。富士山の上の方では珍しいような気がします。いや気にされていないだけかな?
簡易水道の施設のような場所に出ました。
水源は生きているようで、漏れ水から氷ができていました。
簡易水道の施設のような場所に出ました。
水源は生きているようで、漏れ水から氷ができていました。
付近を探索すると昔のゴミがありました。面白いですね。
付近を探索すると昔のゴミがありました。面白いですね。
林道と直行する山上側。なんかにおうぞ!
林道と直行する山上側。なんかにおうぞ!
下の方もにおうぞ!
下を調査してみよう!
下の方もにおうぞ!
下を調査してみよう!
すごくいい感じ
確信しました。林道に戻って今度は上を歩いてみましょう。
確信しました。林道に戻って今度は上を歩いてみましょう。
上の方に向かう旧バス道に出ました。
間違いない、これは大宮口登山道でしょう!
上の方に向かう旧バス道に出ました。
間違いない、これは大宮口登山道でしょう!
旧バス道
ここから先は旧バス道が目立つため、旧登山道がわかりにくいです。市兵衛沢の反対側にある獣道も気になりますが、これは後日にしましょう。
ここから先は旧バス道が目立つため、旧登山道がわかりにくいです。市兵衛沢の反対側にある獣道も気になりますが、これは後日にしましょう。
旧バス道の少し上に、なだらかな水平ラインが気になります。
旧バス道の少し上に、なだらかな水平ラインが気になります。
集水施設と関係したコース取りをしたので、「旧登山道の跡を利用して集水施設を敷設した」と仮定し、集水施設をたどれば登山道のヒントがあるのではと考え、歩いてみます。
集水施設と関係したコース取りをしたので、「旧登山道の跡を利用して集水施設を敷設した」と仮定し、集水施設をたどれば登山道のヒントがあるのではと考え、歩いてみます。
旧バス道沿いにあるコンクリートの集水施設の少し上に出ました。
旧バス道沿いにあるコンクリートの集水施設の少し上に出ました。
ところどころ赤い杭が打たれ、なにか意味深です。
ところどころ赤い杭が打たれ、なにか意味深です。
ちょっと足元が悪くなってきました。
ちょっと足元が悪くなってきました。
一般向けコースではない感じです。まあ行ってみましょう。
一般向けコースではない感じです。まあ行ってみましょう。
市兵衛沢を渡り
ちょっと無理矢理感
ちょっと無理矢理感
じゃ〜ん、出ました。
じゃ〜ん、出ました。
参考資料によると、二合目小屋の裏側には霊泉があり沐浴ができたという、という記述があります。
参考資料によると、二合目小屋の裏側には霊泉があり沐浴ができたという、という記述があります。
もしや霊泉の名残かと心躍り、お昼にしました。
もしや霊泉の名残かと心躍り、お昼にしました。
ただ、残っている建物の基礎は、いかにも新しいです。
アンカーボルトのねじ切りの具合、型枠で組んだ鉄筋コンクリートと思われる基礎、あまりにも現代的です。
あくまで営林署の建物跡だけなのかもしれません。
ただ、残っている建物の基礎は、いかにも新しいです。
アンカーボルトのねじ切りの具合、型枠で組んだ鉄筋コンクリートと思われる基礎、あまりにも現代的です。
あくまで営林署の建物跡だけなのかもしれません。
上の方に向かってみます。
右手の平地も小屋の跡のようにも見えますが不明です。
上の方に向かってみます。
右手の平地も小屋の跡のようにも見えますが不明です。
道なりに行けば市兵衛沢の高低差が少ないところで渡れます。
道なりに行けば市兵衛沢の高低差が少ないところで渡れます。
旧バス道に出ました。
ちょうどアスファルト舗装が登場するところです。シンボリックだな。
旧バス道に出ました。
ちょうどアスファルト舗装が登場するところです。シンボリックだな。
旧バス道の上の方に踏み跡らしい雰囲気を感じます。テープもありますね。くさいな。
旧バス道の上の方に踏み跡らしい雰囲気を感じます。テープもありますね。くさいな。
下の方もくさいな。
行ってみましょう。
下の方もくさいな。
行ってみましょう。
を、を、これこそ二合目跡では!!
を、を、これこそ二合目跡では!!
家に帰って参考資料と比較しました。間違いない、これは同じアングルです。
左側の石垣、右側の石垣、背景の山の斜度、同じです。
ここは二合目小屋の跡です。間違いない!
絵葉書に見る富士登山より
富士吉田市歴史民俗博物館著
平成11年(1999年)7月25日発行
家に帰って参考資料と比較しました。間違いない、これは同じアングルです。
左側の石垣、右側の石垣、背景の山の斜度、同じです。
ここは二合目小屋の跡です。間違いない!
絵葉書に見る富士登山より
富士吉田市歴史民俗博物館著
平成11年(1999年)7月25日発行
二合目小屋跡には、旧バス道が接続していました。
バス道がこの先に延伸したとき、この小屋が終焉を迎えたとみられます。道路があったので建物は適切に解体したと思われます。
二合目小屋跡には、旧バス道が接続していました。
バス道がこの先に延伸したとき、この小屋が終焉を迎えたとみられます。道路があったので建物は適切に解体したと思われます。
さきほど歩いた大宮登山道を戻ります。
さきほど歩いた大宮登山道を戻ります。
左手には市兵衛沢があります。基本的に市兵衛沢左岸をたどっています。
左手には市兵衛沢があります。基本的に市兵衛沢左岸をたどっています。
旧バス道と最後の交差。
右側がバス道ですが、木が伸びて不明瞭なところです。
旧バス道と最後の交差。
右側がバス道ですが、木が伸びて不明瞭なところです。
左側の登山道の方がわかりやすい状況です。
左側の登山道の方がわかりやすい状況です。
スカイラインの市兵衛沢カーブのところに出ました。
一見排水路っぽいですが、ここまで間違いない登山道の跡でした。
スカイラインの市兵衛沢カーブのところに出ました。
一見排水路っぽいですが、ここまで間違いない登山道の跡でした。
スカイラインの市兵衛沢カーブのところに出ました。
スカイラインの市兵衛沢カーブのところに出ました。
市兵衛沢
富士山は雲がかかりつつあり。そもそもここは富士山だっけ。
富士山は雲がかかりつつあり。そもそもここは富士山だっけ。
なんとまだまだ続く!
なんとまだまだ続く!
この6.8キロポストのところは、旧登山道が少しだけ中にショートカットします。
この6.8キロポストのところは、旧登山道が少しだけ中にショートカットします。
この岩は形状が意味深です。なんか書いてあると面白いですね。
この岩は形状が意味深です。なんか書いてあると面白いですね。
溶岩樹形もありました。
溶岩樹形もありました。
ところどころにある倒木を処理すれば、快適に歩けるような感じの道が続きます。
ところどころにある倒木を処理すれば、快適に歩けるような感じの道が続きます。
この倒木はいやらしいです。でも道がしっかりと残っています。
この倒木はいやらしいです。でも道がしっかりと残っています。
下界は晴れのはずですが、雪が酷くなってきました。
倒木も酷くなり、左側の尾根に逃げます。
下界は晴れのはずですが、雪が酷くなってきました。
倒木も酷くなり、左側の尾根に逃げます。
スカイラインからの雨水排水の堰がありました。
スカイラインからの雨水排水の堰がありました。
新雪が降り積もり滑るようになったため、チェーンスパイクを装着。落ち葉の上の新雪のため、この道を下りで使うことは無理ですね。
新雪が降り積もり滑るようになったため、チェーンスパイクを装着。落ち葉の上の新雪のため、この道を下りで使うことは無理ですね。
もう少しで新五合目。まだまだ続きます。
途中でやめるつもりだったのに、興奮してやめられなくなりました。
もう少しで新五合目。まだまだ続きます。
途中でやめるつもりだったのに、興奮してやめられなくなりました。
ちょっと道が不鮮明になりました。困ったなと思っていたら・・・
ちょっと道が不鮮明になりました。困ったなと思っていたら・・・
あ、倒壊した建物を発見!
あ、倒壊した建物を発見!
雪が積もり、建物の概要、大きさ、構造などがわかりにくいですが、登山道の途中にあり、スカイラインから大きく離れていることから、ここが三合目小屋と推測されます。
雪が積もり、建物の概要、大きさ、構造などがわかりにくいですが、登山道の途中にあり、スカイラインから大きく離れていることから、ここが三合目小屋と推測されます。
登山道は上にも続いていました。やはり間違いないでしょう。
登山道は上にも続いていました。やはり間違いないでしょう。
これ、ぜったいガマガエルだと思うんですが(笑)
これ、ぜったいガマガエルだと思うんですが(笑)
スカイラインと再会。
スカイラインと再会。
今年、展望広場は・・・の看板が無くなったままのところです。
今年、展望広場は・・・の看板が無くなったままのところです。
まだまだ続いています。スカイラインの改修で多少痛んでいますが、予想外に状態が良いです。
まだまだ続いています。スカイラインの改修で多少痛んでいますが、予想外に状態が良いです。
駐車場下段のカーブに出ました。
駐車場下段のカーブに出ました。
駐車場下段のカーブに出ました。
駐車場下段のカーブに出ました。
駐車場下段のカーブに出ました。
駐車場下段のカーブに出ました。
ここから上は歩いたことがあるため、本日の調査はここで終了にします。
ここから上は歩いたことがあるため、本日の調査はここで終了にします。
3時半を回りましたので、早く下山しないと危ないです。
3時半を回りましたので、早く下山しないと危ないです。
途中、スカイラインと交差する踏み跡が無いかも確認しながら歩きました。
途中、スカイラインと交差する踏み跡が無いかも確認しながら歩きました。
市兵衛沢出会いのカーブまで戻ってきました。
先ほどは雪はほとんどなかったのに、凄いことになっています。
市兵衛沢出会いのカーブまで戻ってきました。
先ほどは雪はほとんどなかったのに、凄いことになっています。
少しショートカットするために、村山道も使います。
少しショートカットするために、村山道も使います。
なんとかマイカーまで戻ってきました。寒かった・・・
なんとかマイカーまで戻ってきました。寒かった・・・
朝の景色と違うこと・・・
朝の景色と違うこと・・・

感想

SHCの大先輩、fujinohideさんの「消えた富士山大宮口登山道」を拝見し、かねてから気になっていましたが、各種資料をそろえ、踏破を試みました。
寝坊をしてスタートが遅れ、県内快晴なのに富士山だけ雪が降り、氷点下10度くらいの寒い中、辛い道のりとなりましたが、いろいろな発見をすることができました。
歩いたのは二合目林道前後の区間から、旧二合目小屋、旧三合目小屋、スカイライン終点付近(以前歩いている区間はパス)まで。予想外でしたが、ほぼきれいにつながりました。
なお下調べした地図とは全然違いました。地図の制作は測量ポイントからカンで等高線を描くため仕方ないかもしれません。
旧二合目小屋は石垣だけが残っていましたが、冊子に出ていた古い絵葉書と同じアングルであり確信です。旧三合目は小屋が倒壊して残っていました。登山道は9割以上が良好な状態で残っていました。
写真は容量オーバーのためアップロードできませんので、後日ブログの方にアップします。
http://upa114.blog.fc2.com/

→2022年5月に写真をアップしました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:791人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら