『アルプスの少女ハイジ』の原風景を訪ねて
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 194m
- 下り
- 194m
コースタイム
(赤標識コースを反時計回りに進む)
15:50 ハイジハウス(658m)
(赤標識コースを戻る)
16:50 マイエンフェルト駅(504m)に戻り、荷物受取る
-
天候 | 透き通るような快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
09:08発 ツェルマット発サンモリッツ行きの氷河急行(D904)に乗車し、 14:38着 途中のクールで鈍行?(R7856)に乗換え(14:40発) 15:07着 マイエンフェルトに着く (復路) 17:21発 マイエンフェルト発クール行きの準急?(RE3825)に乗り、 17:38着 クールにてサンモリッツ行きの準急(RE1161)に乗換え(17:58発) 19:58着 サンモリッツに着く ー |
コース状況/ 危険箇所等 |
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ●以前行ったハイキングや山行を思い出して登録しています。したがって、あやふやな部分には、?マークを付けましたが、それ以外の内容はほぼ正しいと思います。また、その時の感動や感情などは少々薄れていますが、記録を整理するために登録しています。このレポートは、2011.10.01登録です。この記録が思い出し登録の第2弾となります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ●スイス、マイエンフェルトにあるハイジの道コースには、赤標識のコース(ゆっくり周って2時間)と、青標識のコース(ゆっくりピストンして4時間)の2つのコースがあります。それぞれ、Kleiner Heidiweg、Grosser Heidiwegと呼ばれていてます。青標識コースは赤標識コースのピークに繋がっていて、2つをつなぐと6時間の1日コースとなります。マイエンフェルト駅の標高は504m、赤標識コースの最高点にはハイジハウス(博物館)があり標高は658m、青標識コースの最高点にはハイジヒュッテがあり標高は1100mとなりますので、青標識コースは、靴やウェアが観光スタイルでは、ちょっとつらいものがありそうです。 ●赤標識のコースは、観光スタイルでも問題ありません。案内板はたくさんあり、なかには日本語で書かれたものもあります。でもタイミングが一致すると、うろうろしているのが全部日本人だったりするので、注意? が必要です。 大手パッケージ旅行の”金魚のフン連中”(失礼!)は、めったに青標識コースまでは進出してこないので、青標識コースのほうがおすすめでしょう。 ●青標識コースでハイジヒュッテまでのぼり、単にピストンするのでなく、さらに足をのばしてイエニンス村への周回コースを楽しめば、ハイジの雰囲気を堪能できると思いますが、この場合は、マイエンフェルトなどで泊まる必要がありそうです。あとで知った話ですが、この大回りコースは宮崎駿氏ら一行が取材で周回したコースだそうで、イエニンス村の雰囲気が、アニメによく描かれているということです。 ●今回は大変残念ながら、調査不足&時間の都合で、赤標識コースしか周ることができませんでした。ハイジの雰囲気を味わうには赤標識コースだけでは絶対に不十分だと思います。プランの段階でもっと時間を割くべきでした。未消化のまま、オンライン予約してあるサンモリッツYHへ向かいました。 - |
写真
感想
日本で”ハイジ”といえば、ほとんどすべての人が、あのアニメの顔を思い浮かべるでしょうが、ご当地スイスでは違います。実写版の女性であったり、妙に大人っぽいアニメの女性であったりして、がっかり? させられます。つまり、アニメのあの可愛らしいハイジは、スイスとはまったく関係のない、日本で作成された純和製ハイジなのです。もしかしたら、知らなかったのは私だけでしょうか。。。
(以下、スイス政府観光局のHPの記述を借用)――――――――――――――――――――――――――
スイスの作家シュピーリが約130年前に書いた物語を原作に、演出を高畑勲氏、場面設定・画面構成を宮崎駿氏、キャラクターデザインと作画監督を小田部羊一氏という、アニメ界の今や巨匠たちは『アルプスの少女ハイジ』をつくりあげました。放映が始まる1年前、海外旅行もまだそれほど一般的でなかった時代、「本物のスイスを肌で感じ、世界に通じるアニメを制作したい」という強い思いで、製作スタッフグループ一同はスイスロケを敢行しています。『アルプスの少女ハイジ』は日本で初めて海外ロケをして制作されたアニメとなりました。
1973年、7月15日に東京を出発した一行は、チューリヒからスイスに入国し、原作の舞台マイエンフェルト周辺を訪ねた後、さらにアルプスのイメージを求めてベルナーアルプスを抱くユングフラウ地方に向かっています。そして、ユングフラウ鉄道の発着点でアイガー・メンヒ・ユングフラウ三名山を眼前に望むクライネ・シャイデックに宿をとり、グリンデルワルト、ユングフラウヨッホ、ラウターブルンネンなど、アルプスの情景を見て回ったのです。
白く輝く雪山、雄大な氷河、岩壁を滑り落ちる滝、沢のせせらぎ、花々、赤く山を染める夕焼け、山上湖、青空と白い雲など。アニメの中で描き出されていた憧れのアルプスの世界は、空想の世界ではなく、現実の情景としてユングフラウ地方に息づいています。
(以上、スイス政府観光局のHPの記述)―――――――――――――――――――――――――――――
マイエンフェルト散策を終えたとき、そしてその後もずっと、どうしても判らなかったのは、アニメで描かれている風景で、マイエンフェルトにはあり得ないような高山が背景となる景色でした。しかし、この謎は、観光局の上記文章で解けました。日本の『アルプスの少女ハイジ』の各シーンには、本来のマイエンフェルト周辺の景色だけでなく、ユングフラウ地方の景色を融合させていたんですね! それなら大いに納得です。 ユングフラウ地方のベルナーオーバーラント山群は、アイガー、メンヒ、ユングフラウなどの4000m級の山岳だからです。これは、あくまでも私の推察にすぎないのですが、あらたな発見ができた思いです。
シュピーリ原作の『ハイジ』は、スイスをはじめヨーロッパ各国でアニメになったり、実写版でTV放送されたりして、世界中にさまざまな顔のハイジがいるわけですが、最近はどうやら日本版のハイジが最も人気があるみたいです。。。と、おみやげやのおばちゃんが言ってました。他の国のハイジには申し訳ないですが、当然! だと思いました。日本版ハイジのおみやげはスイスにも逆輸入?されて、結構置いてありました(中国製のニセモノが多いですが)。ハイジはやはり日本版のハイジでないといけません!
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