白岩山
- GPS
- 04:36
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 690m
- 下り
- 673m
コースタイム
- 山行
- 4:07
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 4:36
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
一年の締めくくり山行。始発電車で武蔵五日市へ。平将門伝説の残る武蔵五日市・勝峰山にのんびりと登りました。はじめて大晦日登山です。夕方からは親戚宅で年越しのため、とにかく近くて、軽い山をチョイス。いつかは山の上で年越しをしてみたい気持ちがありますが、はたして低山の大晦日はどんな雰囲気なのか興味深々でスタートです。
「日の出町の勝峰山は良質の石灰岩を産出し昭和初期にセメント工場が操業。現在は操業終了し林道が開設、平将門伝説の遺構や自然を残して軽ハイキングコースとして整備されている」とネットにあります。当初は勝峰山の往復を計画、しかし少々物足りない感じもあり、電車の中で追加ルート物色。ロンデン尾根、白岩山を経て金毘羅尾根をおりる道を行くことにしました。
6時44分にスタート。駅の東側から秋川街道を北へ。20分少々歩くと幸神神社、シダレアカシデは国指定天然記念物とのこと。せっかくなので、見学しておきます。しばらく進むと、勝峰山の山域に入ります。山の斜面にかすかな踏み跡を発見、どうやらここから山に入るのが勝峰山への近道のようです。少し登ってみるとそれらしい道が奥へ伸びていて、10分ほど進むときれいな林道に出ました。林道は頂上のすぐ下まで続きます。
取り口から30分で「血の池」。深山ではありませんが、おどろおどろしい雰囲気です。池の縁の直径1尺ほどの丸形の石は「鈴が石」。平将門の愛妾「鈴が御前」の名にちなんだもので、鈴が石は姫のお手玉になったそうです。血の池に落ちてもいつの間にか元の場所に戻ってしまうと伝わえられています。藪の奥がガサガサ鳴っていて、早々に退散しました。展望台を経て、8時過ぎに勝峰山頂に到着。頂には鎧塚、そして小さな祠が祀られていました。将門伝説の山なんですね。得も言われぬ風情が豊かです。山頂の先は深沢山、そしてロンデン尾根へ。おびただしい量の動物のフンと木の幹の爪痕。あまり人の入らない尾根のようです。念のため、ザックから熊鈴を取り出して先へ進みます。
鉄塔、真藤ノ峰、梵天山といくつかのピークを経て勝峰山から1時間半弱で白岩山に到着。山頂というよりは尾根のピークのひとつでした。フェンスが少々風情を削いでいると言わなければなりません。そして、その先は金毘羅尾根です。ロンデン尾根とは違い、きっちり整備された歩きやすい登山道です。ところどころで雪がちらつきます。
白岩のピークから1時間弱で金毘羅山。眺望はまったくありません。とぼとぼ歩き、金毘羅公園展望台に到着。12月というのに鳥がさかんに囀っていました。誰もいない展望台でコーヒーを飲みます。いい雰囲気です。
ゆっくり休んだ後は30分強で武蔵五日市駅に到着。きょうの歩行距離はおよそ14キロ、想像より長い距離を歩きました。大晦日、山の中で出会ったのは5人。街中はたいへんな人手なのでしょうが、大晦日の単独山歩き、クセになりそうです。
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