風雪と霧氷の八経ヶ岳
- GPS
- 10:49
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 1,767m
- 下り
- 1,653m
コースタイム
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 8:44
- 山行
- 2:44
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 2:56
天候 | 1/2: 曇り時々雪 1/3: 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
川合からの登山道との合流点までは雪は少なめであるが、斜面はかなり凍てついており、早々にアイゼンが必要。ナメリ坂から狼平は1日目はトレースがあり登山路を辿ることが容易。弥山を越えて八経ヶ岳までは雪に埋もれたトレースをなんとか辿るこたが可能であったが、トレースを少しでも外すと股下まで沈む。 翌日は夜のうちにかなり積雪があり、初日につけたトレースが完全に雪に埋もれており、何箇所かルートが不明瞭であった。 |
写真
感想
久しぶりの泊まりがけ登山である。重い荷物に冬用のシュラフとスノーシューを括り付けて出発である。
熊渡に着いたのは6時半過ぎ。のんびりと身支度を整えようと思っていると、10分もしないうちに次々と2台ほどくるが到着する。やはり三が日、山に登る人達は相当に多いのだろうかと思ったが、結局のところ狼平にたどり着いたのは我々の他はこのうちのひと方のみであった。もう一人の方は天女の舞にいかれた。
カナビキ尾根からナメリ坂に向かうところで、先行の方と共に尾根を真っ直ぐ登ってしまうという失策をしたが、ルートから逸れているにもかかわらず非常に目につきやすいところにある赤テープのミス・リーディングである。この赤テープは外すべきと思われる。すぐ後ろ方々がわざわさ登ってきて正しいルートを教えてくださったのはとても感謝。
ナベの頭でスノーシューを装着している間にこの方が先行され、狼平まではトレースをつけて下さったので、楽であった。
狼平避難小屋から八経ヶ岳山頂までは雪に埋もれたトレースを辿ることが出来たが、トレースを少しでも外すと股下まで沈む。八経ヶ岳から先、明星ヶ岳方面は全くトレースが読めない状況であった。天候もかなり悪くなってきたので、避難小屋まで、自分達のトレースを辿って戻ることにした。
弥山にたどり着いた頃で寒さのため、スマホのバッテリーが切れてしまう。弥山山頂にいる間にわずかに青空がみえたが、結局、青空を垣間みたのはこの時のみであった。
先ほどの方は狼平で戻って行かれたので、避難小屋は我々のみである。噂には聞いていたが、避難小屋としては相当に快適なほうではないだろうか。ところでご存知の方が多いと思われるが、あまりにも寒いと雪は簡単に固まらない。ウィスキーに入れるための雪を固めるのが容易ではなかった。
夜の間に降り続いた雪は多いところでは20cmほど積もったのではないだろうか。驚いたことに翌朝は自分達のトレースがすっかり消えていた。トレースを辿って戻ることが出来れば、折角、重い思いをして携行してきたスノーシューの出番はなきかなと思っていたが、途中、トレースを完全に外してしまい、ツボ足では腰まで沈む積雪である。ルートに戻るのにスノーシューに頼らなければどうしようもなかった。ナベの頭からは雪に埋もれたトレースが明瞭であった。カナビキ尾根の下りは風雪の粒(氷?)が顔に当たって痛かった。
天候には恵まれなかったものの、尾根によって異なる表情をみせる美しい霧氷の光景はこの山に来てよかったと思うのに十分すぎるものであった。今度は好天の登山を目指して、また積雪期に来たいという思いを強くした。
※小生のヤマレコ に目をとめて下さった方のために霧氷の景色を楽しんで頂きたいと思いますので、多めに写真をアップしたいます。
※※弥山の下りから、一瞬だけ垣間見えた八経ヶ岳と山頂の写真をアップしました。
やっぱり近畿最高峰
樹氷(モンスター)がすごいですね。
でもトレースが雪で埋まってしまうと、ルーファイが難しくなってしまいますね。
無事下山おめでとうございます。
コメント有難うございます。正直云って前日の状態とのギャップ、トレースを外したときの雪への沈み方に驚きました。
ところで明神平の霧氷も素晴らしかったのではないでしょうか。
明神平の樹氷は、1日当日の夜中に付いたようです。
到着時には無かったですから。
4年前の正月は、大雪で吹き溜まりにはまった時は胸まで落ちましたよ。
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