岩櫃山
- GPS
- 02:17
- 距離
- 4.9km
- 登り
- 620m
- 下り
- 611m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
渋川方面からだと、郷原駅手前の細い道を登るようになります。曲がる手前に「岩櫃山登山口」の標識があります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登り】蜜岩コース 道標が多く登山道を間違うことはないと思います。 駐車場が2合目、登山口が3合目となっており、その後も各号目の標識は山頂まで設置されています。 4合目までは緩やかな登山道ですが、4〜5号目の間は斜度が増し、5号目以降は岩場といった感じ。6合目で尾根に乗るようですが、これ以降の登山道は鎖場の数が多く気が抜けません。低山で距離は短いですが緊張感のある登山道が続きます。 天狗の架け橋が有名ですが、およそ7合目付近にあります。天狗の架け橋と迂回路の分岐から、基部までは問題なく行けると思いますが、ここにアプローチするほんの数メートルも以外に切り立った細い登山道を歩きます。 天狗の架け橋は十分な幅がありますので、平均台が渡れる人なら難なく渡れるはずなんですが、高さから来る視覚的な恐怖心が大きく、自分も立って渡ることができませんでした。半分落ちるようになりながらよじ登りました。 一度恐怖心が出てくると何を見ても怖くなってしまい、この直後の5mほどの鎖場も心臓バクバクでした。 9合目付近で岩に開いた穴をくぐり梯子を上りますが、梯子を上った向こう側は絶壁。いきなり視界が開け、景色はいいのですが、ここの登山道には唖然とします。 この9合目から、山頂岩場の基部を回りこむようにして進み、反対側から山頂に登ります。 登山道は明瞭ですが、危険箇所多数の登山道です。低山だからといって、岩や鎖場に慣れていない人が、安易にこちらのルートを使わないほうがいいでしょう。 【降り】尾根通り⇒赤岩通り 尾根通りは安全とはいいませんが、安心感のある登山道です。 岩の間をすり抜けるようにして登山道が作られており、梯子が設置されたりしていますが、切り立った所を歩くことはないので、初心者でも大丈夫かと思います。 大きな岩の間を縫うような登山道ですので、うすくらい感じで眺望は全くありません。 赤岩通りは、5合目と4合目の間に、その名の由縁と思われる赤い岩があります。この赤い岩には長めの鎖が設置されています。 |
その他周辺情報 | 倉渕の温泉で入浴しました 冬期間のため案内所等はすべて閉鎖中。 バッジは入手できませんでした。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック
ザックカバー
トレッキングポール
細引き
ヘッドライト
予備電池
予備靴ひも
テーピング
携帯バッテリー
ライター
ナイフ<br />雨具
手袋
ソフトシェル
ウィンドブレーカー
帽子
ガスカートリッジ
コッヘル
昼食
行動食
飲料
食事用水
レジ袋
ティッシュ
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---|
感想
登山道はきれいに整備されており道に迷うようなところはありません。
見た目の通り岩山なので登山道の傾斜はきついです。
低山ですが切り立った岩山ですから、岩場が多く気は抜けません。
登山道には号目の表示があります。号目の間は短く、特に登山口から4合目付近まではあっという間に登ってしまった感じ。30分くらいで登れるのではないかと勘違いしてしまいます。
5合目付近で岩場が見えてきます。この時、向かいの壁で足音が聞こえ、目をあげるとカモシカがいらっしゃりビックリ⁉️
あちらも驚いていたようで、しばらくお互いに動かず見つめあう時間が流れました。谷を挟んでいたので、まさかこちらに向かってくることはないだろうと思いながらも、カメラを向けて攻撃するかと勘違いされるといやなので、写真も撮らず刺激しないように通り過ぎました。
6合目からは稜線に乗ったようで、ここからは痩せ尾根の岩場歩きといった感じ。
皆さんのレコでよく見る天狗の架け橋は、6合目から7合目の間。写真で見るより高さと細さを感じ、立ったまま歩けたのは半分くらいまで。半分から先は一気に細くなり足元が心細い。平地なら10cm程度の平均台なんて怖くもなんともないのでしょうが、落ちる恐怖を感じるとだめなんでしょうかね・・・
何とか、ここを渡るとすぐに鎖のかかった岩場。5m程度の岩登りで足がかりも多い所なのですが、天狗の架け橋で恐怖を感じてしまった直後なので、この岩場も必要以上に慎重になってしまったようです。
7合目から8合目までは稜線上の横移動。この区間は全くイベントはありません。
8合目から9合目の区間では、岩に開いた穴を抜ける場所があります。これを抜けて階段を上がると、断崖絶壁の上。目の前に広がる景色はとても広く、800mそこそこの山とは思えませんが、同時に足元の切れ方もいい感じ。断崖上の小路を歩くような登山道を歩いて山頂を回り込んで進み、反対側から山頂に向けて鎖場を登ります。
最後の鎖場もかなりの角度ですが、手がかり足がかりは多数ありますので、落ち着いていさえいれば問題はありません。
山頂は4畳半ほどの広さでしょうか。360度の展望が広がっています。転落防止のため四方が鎖で囲まれていますが、普通に山頂にいる分には恐怖感はありません。
往路に使った登山道は鎖場が多く、下山に使うのはいやな感じでもあったし、せっかくこの山に来たのだから岩櫃城跡にも寄ってみようと思い沢通りを下山していきました。こちらの登山道も鎖場は多いのですが、登山道としての安心感は蜜岩通りとは比べ物になりません。
蜜岩通りは稜線の上を歩く岩場ですが、沢通りは岩のくぼみを歩く登山道ですので、足元の安心感がぜんぜん違います。大きな岩の間を縫うように進みますので、日の明かりが届かず薄暗い感じはしますが、こちらの登山道であれば、初心者でも山頂直下までは普通に登れるかと思います。
岩櫃城というのは山頂付近にあるのかと思っていましたが、4合目付近だったのですね。普通に考えれば、水場もない山頂に城を作るはずはありませんが、大河ドラマのオープニングから受ける印象で、勝手に山頂付近と思い込んでました。
コメント
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