荒島岳 シャクナゲ平まで: 天気は良かったものの
- GPS
- 05:47
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 900m
- 下り
- 901m
コースタイム
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:48
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪の深さは1m以上。新雪でありスノーシユーでも腰まで沈む |
写真
感想
前々日まで北陸地方は記録的大雪とのことであったが、日曜日は北陸地方では珍しく晴れの予報。勿論、近畿もほとんど晴れではあったが、滅多に好天の機会がない北陸の秀峰、荒島岳をターゲットに選んだ。しかし、今回はまず登山口に辿り着くまでが大変であった。前日、京都12時10分発の金沢行きサンダーバードが14時になっても到着しない。結局15時前になってようやく到着。福井では16時56分発の九頭竜行きに間に合うことになったと安心して、ホームで待っていると、発車時間の直前にいきなり電光掲示板から予定の電車が消滅。どうやら運転取り止めになったらしい。アナウンスも全くなく。越前大野に行く京福バスがすぐに出ることに気付き、切符をキャンセルして、バスに飛び乗る。
翌朝、早朝にタクシーで中出登山口に行き、登山開始早々、スノーシューを装着しても腰までのラッセル。これは無理と判断して、勝原登山口に向かう。全くトレースがなければ今回は登山を諦めるつもりであったが、なんと、勝原スキー場の駐車場にはすでに数台の車。そしてスキー場には一条のしっかりとしたトレースがついてるでは。
トレースを辿って登りはじめるが、トレースを筈すとやはり股下まで沈む。この深雪のなかをラッセルされた先頭の方には本当に頭が下がる。
スキー場の上部からはブナの霧氷が壮麗きわまりない。空の青や陽光と相俟って様々なコントラストを見せる。
途中、続々と下山される方々にすれ違うが、ラッセル隊が到着するのはシャクナゲ平が関の山であろうから、登頂を諦めて下山するとのこと。こちらは折角、苦労して京都から来たので、ラッセル隊に追いつくまてでも行ってみようと登り続ける。霧氷の林の中を延々と3時間ほど登っただろうか。林が途切れて開けた場所に出たらシャクナゲ平であった。稜線から荒島岳の壮麗な山容を仰ぎみる。少し前にラッセルされながら登ってこられた数組のパーティーが到着したのはわずかに前と思われた。ここからの急登はモチが壁として知られるが、今日はノートレースでこの深雪の中を山頂まで辿り着くのは到底無理である。その日のうちに京都に戻るには越前大野17時10分発の九頭竜線に間に合うようにタクシーで戻る必要があったため、シャクナゲ平での休憩はそこそこに引き上げる。
帰りのタクシーの運転手さんの話では、この雪はわずか2,3日で積もったものらしい。今回の山行では北陸の新雪の深さ、ラッセルの困難さを思い知らされるものであった。この雪の中をラッセルされたパーティの先頭の方に頭が下がる思いであり、深謝に堪えない。だが、いつか雪の荒島岳に捲土重来したいものである。
こんばんは。しゃくなげ平でお会いした者です。
お疲れ様でした。ゆっくりお話しも出来ませんでしたが、何よりyamanekoさんの文章が美しくて、すごいなぁと思いました。
またレコ上げられましたら、拝見させて下さい。
コメントありがとうございます。わたしがヤマレコの使い方に習熟していないためか、スマホから返信する方法を理解しておらず、折角のコメントへの返信が遅くなり、失礼しました。先週末は金沢への出張のついでに奥獅子吼山に登っておりました。
山頂でご一緒させて頂いたdoi様ご夫妻のことは忘れようがございません。気持ちよさそうに大の字になられていた奥様あら拝借させて頂いた御手のことも。美味しそうな餅の焼けるいい匂いを後に下山を開始しましたが、焼き上がりのお写真で、あの時の匂いを思い出しました。焼き網をどこかでゲットしたいと思いました。駐車場には大阪の車がいくつかあったので、そのうちのどちらかで大雪の中を大阪からいらしておられたのですね。
私たちは当初、中出登山口からシャクナゲ平を目指していたのですが、勝原から登り始めていたらラッセルに参加させて頂けたものを(?)と残念に思います。
私の文章に対するご評価が過分で恐縮です。これまで山行の記録はヤマレコに残してこなかったのですが、少しでも気に入っていただける方がいらっしゃるなら残してくればよかったと思う次第です。昨日の奥獅子吼山は、すでにヤマレコにアップ出来る写真がmaxに達してしまい、写真も文章もあまり載せていないのですが、今週末の山行の写真を載せるには八経ヶ岳の霧氷の写真でも削るしかないかと思案しているところです。doi様ご夫妻も熊渡から八経ヶ岳まで日帰りという凄い山行をされておられますね。またどこかでご一緒させて頂ける機会がありますことを願っております。
ほんとうですねー。朝から勝原に来られてたらご一緒出来ましたね。さらに楽しい山行きになったでしょう。
山頂での短い間の一コマを情景豊かに描かれる筆致はさすが!いい感じです😁
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