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Yamareco

記録ID: 1360586
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
磐梯・吾妻・安達太良

安達太良山 くろがね小屋泊

2018年01月13日(土) 〜 2018年01月14日(日)
 - 拍手
cafemonte その他4人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:45
距離
7.1km
登り
390m
下り
786m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:19
休憩
0:18
合計
4:37
7:24
53
8:17
8:19
37
8:56
9:11
32
9:43
9:43
103
11:26
11:27
34
12:01
ゴール地点
一日目はあだたら高原スキー場からくろがね小屋まで約5kmで、のんびり歩いて2:30。
積雪状況、風の影響で全体の行程にも支障が出ます。
天候 一日目 快晴  二日目 強風
過去天気図(気象庁) 2018年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
あだたら高原スキー場からくろがね小屋までは、しっかりしたトレースがあります。
スノーシュー、カンジキ、軽アイゼンなしで快適に歩けます。
ただし、積雪があった場合はこの限りではありません。

くろがね小屋から山頂までは、竹竿が差してあり、ルートの目安として使えます。
視界不良時は、この竹竿も見えなくなるので注意が必要です。
くろがね小屋から山頂までは、当分の間、カンジキ、スノーシューが必要な積雪量です。

山頂直下は氷化している箇所も多数あり、常に注意が必要です。
所々沢をトラバースする箇所があるので、雪崩れリスクに十分注意する必要があります。
特に、トラバース中に上流をスキーヤーが滑ることで人為的に雪崩れが発生する可能性があり、沢の上流、下流には常に注意しなければなりません。
過去に雪崩れが発生しています。

山頂の岩塊「乳首」は基本的にはアイゼン&ピッケルが必要です。
今回は幸運にも雪が山頂部まで繋がっていたためにカンジキで登ることができました。
同じ条件でもスノーシューでは登れない斜面です。
その他周辺情報 岳温泉街にある「成駒」でのソースカツ丼が定番。
以外なメニューで「娘も大好き 肉そば」というのもお勧めですよ。
一日目は快晴
左から安達太良山頂の通称「乳首」
篭山、矢筈森、鉄山
絶景です
8
一日目は快晴
左から安達太良山頂の通称「乳首」
篭山、矢筈森、鉄山
絶景です
くろがね小屋
夕食の準備に忙しい小屋番さん達
定番メニューのカレーライスで心も体も温まる
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くろがね小屋
夕食の準備に忙しい小屋番さん達
定番メニューのカレーライスで心も体も温まる
白銀を照らす小屋の灯り
明日は晴れるだろうか
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白銀を照らす小屋の灯り
明日は晴れるだろうか
翌朝
薄曇りながら太陽の輪郭が見えた
翌朝
薄曇りながら太陽の輪郭が見えた
天気予報通りの強風
耐風姿勢の練習中
あくまで練習です
4
天気予報通りの強風
耐風姿勢の練習中
あくまで練習です
峰の辻到着
満室だったくろがね小屋なのに、先発して出発したのが私達パーティ
朝ご飯も二回転目だったのに
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峰の辻到着
満室だったくろがね小屋なのに、先発して出発したのが私達パーティ
朝ご飯も二回転目だったのに
もうちょっとで主尾根にのるよ
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もうちょっとで主尾根にのるよ
あと一息
そう言い聞かせ、言い聞かせて「あと一息」を10回くらい言ってしまう…
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あと一息
そう言い聞かせ、言い聞かせて「あと一息」を10回くらい言ってしまう…
ラッキー
乳首に雪がついている!!
2
ラッキー
乳首に雪がついている!!
いわゆる安達太良山頂
2
いわゆる安達太良山頂
乳首登頂の前に記念撮影
6
乳首登頂の前に記念撮影
乳首への登り
ガリガリの斜面ながら、雪のおかげでなんとか登れる
3
乳首への登り
ガリガリの斜面ながら、雪のおかげでなんとか登れる
乳首を登る
ここまでならスノーシューでもなんとかなるだろう
しかし、下りはスノーシューではかなり難しい
1
乳首を登る
ここまでならスノーシューでもなんとかなるだろう
しかし、下りはスノーシューではかなり難しい
乳首核心部
ここはスノーシューでは登れない場所なので、アイゼンまたは軽アイゼンに履き替えよう
コンディション次第では、軽アイゼンでは到底登れない
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乳首核心部
ここはスノーシューでは登れない場所なので、アイゼンまたは軽アイゼンに履き替えよう
コンディション次第では、軽アイゼンでは到底登れない
乳首核心部
この岩の塊をカンジキで登れたことはラッキーの一言に尽きる
雪山は、実力だけでなく、運にも恵まれないと登頂できない
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乳首核心部
この岩の塊をカンジキで登れたことはラッキーの一言に尽きる
雪山は、実力だけでなく、運にも恵まれないと登頂できない
本当の安達太良山頂
7
本当の安達太良山頂
急いで記念撮影
と言いつつ、3回くらいシャッターを切る
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急いで記念撮影
と言いつつ、3回くらいシャッターを切る
強風で立っているのも大変だけど、青空だから記念撮影
さっさと降りよう
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強風で立っているのも大変だけど、青空だから記念撮影
さっさと降りよう
氷のつぶてが容赦なく襲ってくる
けれども、見ていたい景色がある
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氷のつぶてが容赦なく襲ってくる
けれども、見ていたい景色がある
乳首からの下り
後続のパーティがやってきた
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乳首からの下り
後続のパーティがやってきた
乳首からの下り
慎重に下らないと雪崩れを誘発する危険性あり
下流に別パーティがいる時はなお慎重に
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乳首からの下り
慎重に下らないと雪崩れを誘発する危険性あり
下流に別パーティがいる時はなお慎重に
だいぶ視界が広がりはじめた
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だいぶ視界が広がりはじめた
峰の辻に戻る
峰の辻にて
あいかわらず強風だけど、青空が広がる
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峰の辻にて
あいかわらず強風だけど、青空が広がる
篭山を巻いて下る
この辺りでは風も幾分弱まってきた
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篭山を巻いて下る
この辺りでは風も幾分弱まってきた
篭山東面のなだらかな、広い尾根を下る
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篭山東面のなだらかな、広い尾根を下る
勢至平を見下ろす
案外、やぶが濃くて快適とは言えないルート
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勢至平を見下ろす
案外、やぶが濃くて快適とは言えないルート
トレースに出る
ここからはつぼ足で走って帰る
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トレースに出る
ここからはつぼ足で走って帰る
あだたら高原スキー場に戻る
ついでに何本か滑ってから帰る
2
あだたら高原スキー場に戻る
ついでに何本か滑ってから帰る

感想

小屋泊の雪山登山としては、入門的な山としてちょうどよい安達太良山。
強風で知られるこの山域で、無事登頂できた時の達成感や過酷な環境に立ち向かった経験など、得られるものが確かにある山だと思っています。

風もなく穏やかな日なら、容易に登頂可能であると思いますが、冬の安達太良山の醍醐味は強風を乗り越えての登頂だと思います。
あまりに危険な強風下で撤退を余儀なくされたり、氷のつぶてが襲ってくる中、懸命に歩くことが、冬の安達太良山らしいと勝手に思っています。
穏やかな陽気で青空と太陽に見守られての登山なら、春のほうがよほど楽しいでしょう。
厳冬期と呼ばれる1月、2月に登るなら、厳冬に相応しい低温、強風、深いラッセルを経て山頂にたどりつきたい。
それが叶うも叶わないも、時の運次第。

この日、私達はとても恵まれていたと思います。

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コメント

はなみずだらだらのあだたらやま〜
今回もお世話になりました!
快晴と強風の両方を経験できてとてもいい経験になりました。まつ毛の氷も初めてで、一瞬視界がやばかったですが😅でもここを歩けていることが嬉しくてめっちゃ楽しんでました!ありがとうございました。またよろしくお願いします〜😄
2018/1/15 13:36
Re: はなみずだらだらのあだたらやま〜
氷点下と強風の世界を満喫しましたね
あのような環境に身を置くと、精神的にタフになれると思います。
冷静に行動することができる土台になると思いますよ

みんなではなみずだらだらでしたね〜
あの環境ははなみずだらだらになりやすいでいが、はなをかむのも命がけですからね。
とにかく大変なんです。
2018/1/15 14:06
プロフィール画像
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