縄文杉
- GPS
- 25:30
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 1,069m
- 下り
- 1,065m
コースタイム
- 山行
- 6:19
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 7:04
- 山行
- 10:09
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 10:39
1日目2日目共スタートのログが取れていないようです。
天候 | 1/16 晴 夜から雨 1/17 雨のち晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー
飛行機
直行便の往復料金が 29800円(税込)というのが 南海国際旅行さんから 発売されていました。 伊丹空港10:05⇒屋久島空港11:40 屋久島空港16:45⇒伊丹空港18:05 民宿二泊三日朝食付きの旅行プランの 宿泊だけをキャンセルしました。 屋久島空港から荒川登山口まで タクシー料金が6千円ちょっとでした。 登山用品店と日用品店に寄ってもらいました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
荒川登山口に登山ポスト有り 更衣室のある休憩所あり 水洗トイレもありました。 トロッコ道は補修作業の 工事の方が資材の運搬他 作業をされていました。 運搬トロッコが走っていました。 トロッコ道の積雪は踝くらい 橋を渡る時に足を滑らさないよう 注意が必要でした。 トロッコ道終点の水洗トイレは 利用できました。 縄文杉のエリアに入ると 積雪は多くなりました。 場所によっては太ももまで。 ウィルソン株までは踏み跡明瞭 階段も木道も雪はあるものの それとわかりました。 縄文杉までは積雪で隠れて 登山道が不明瞭だったり コースがわかり難かったり。 高塚小屋周辺には 最近の踏み跡はありませんでした。 我々とは別の方からの 足跡らしきものがひとつ。 携帯電話は docomoが登山道の所々で可 auは不明ですが看板あり SOFT BANKは登山口でも 圏外を示していました。 GPSの受信は 谷筋では不正確とはいえ 手ごたえとしては かなり有効に現在地を 示してくれたと思います。 地形図は 標識がたくさんと 登山道がしっかりあるので 出番は少ないですが 時間配分の目安と 現在地の確認で 頻繁に見ていました。 雪はザラメ状 下になにもない時に 太ももがすっぽり埋まる 階段の木と雪の間に水があって 滑る事がありました。 下山時のスリップに注意 衣服についた雪は 簡単に溶けてウェアーを濡らします。 スパッツは必要です。 |
その他周辺情報 | 1/16時点では淀川登山口への道が 積雪により車両通行止めでした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
毛帽子
靴
ザック
サブザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
シュラフ
ピッケル
ストーブ
携帯トイレ
ティッシュ
ジップロック
ビニール袋(大)
マット
|
---|---|
備考 | 冬の屋久島に積雪がある事はわかっていましたが 想像以上の積雪量でした。 ワカンが有ればもう少し余裕が持てたかもしれません。 笹の稜線まで上がればスノーシューの方が良いかもしれないけれど、高塚小屋まではワカンの方がいいのかもしれません。 |
感想
1日目
伊丹空港を10時に出発する飛行機に乗り
屋久島へ向かいました。
お昼前に屋久島空港に着陸
空港で今回のパートナーのサブさんと合流
タクシーで登山用品店へ寄り
ガス缶と携帯トイレを購入
登山口へ向かう途中で
スーパーに寄ってもらい
お昼ごはんと水とおやつを購入
当初は淀川登山口からの
登山開始を計画していたのですが
積雪の為、そこへ向かう道路が
通行止めになっているとの事です。
荒川の登山口へは行けますとの事なので
プランを変更
1日目は荒川登山口から高塚小屋までとし
2日目に宮之浦岳を目指し高塚小屋に戻り
3日目に白谷雲水峡へ下山
の予定に決めて入山しました。
(登山口近くまでタクシーに頼らず
車道を歩いて淀川登山口へ向かう
そういう選択もあったと思います
ただ、どちらが良いか判断するには
あまりにも経験が無かったです)
避難小屋までの距離を考えたら
このルートで午後から入山て
良くないのだけど
許された日程で登頂しようと
成功率あげようと思うとどうしても
な感じのスタートでした。
(ダメなサラリーマン思考か)
事前の予報では
1日目の晩から2日目の朝にかけて
降水確率が上がるようで
先日までの寒さが
急に暖かくなった事から
雨間違いないな〜って感じは
していました。
なので雨具は新調して
荷物は全てジップロック
傘、タオル、予備ビニール袋など
凡そ屋久島で必須とされる
雨対策はしていました。
場所柄から焚き火禁止やし
とにかく強い意志で
小屋までは行こうと歩きました。
歩き出し前半は平坦です
暖かい日差しのなかトロッコ道を
小学校跡地や三代杉など
ちらっと見ながら進む。
手すりの無い橋や
手すりはあるけど
足元の隙間の大きな橋では
歩く所がかまぼこ状に積雪して
よそ見しながらは歩けない。
怖いって程では無いけど。
しばらくして
登りの始まる所に到着
アイゼンを装着しました。
その前に橋向こうのトイレへ
大きくて立派なトイレでした。
ここまでコースタイム目安どうり
つまり時間短縮できず。
道中では下山してきたグループや
線路の補修をされている人が
作業や様子見をしていました。
登りが始まると積雪量が増して
はじめは踝まで埋まる程度だったのが
次第にひざまで埋まるようになり
所々でそうなるだけだったものが
頻繁に埋まるようになり
一歩に時間がかかるようになりました。
木道が見えず踏み外したり
階段の隙間に足を取られたり
先へ進むのに時間がかかりました。
ウィルソン株に付く頃には
暗くなり始めた為
縄文杉の向こうにある高塚小屋へは
夜間の行動になることがわかり
ヘッドライトをセットしました。
この時点までで撤退やビバークは
しようと思いませんでした。
2泊の荷物を背負っていて
雪に足を取られる度に
ふらふらしたし
一歩に時間がかかって
立ち止まる事も度々でしたが
小屋までは行けると信じていたし
何より明日には宮之浦岳へ
登るんだという思いが強かったです。
とはいえ
大王杉も夫婦杉も
見向きせず素通り
たまに道を外して
あらぬ方向に行きそうになり
立ち止まったり引き返したり
大変難しい状況に
あるという緊張感が
時間の経過に従って
気持ちを挫きにかかります。
そんな中、文句言わず
時々コースの間違いを指摘し
何より諦めなかったサブさんに
感謝したいです。
最後は口数が減りましたが
縄文杉が現れた時には感動
ではなく
縄文杉の看板を見てホッとしました。
山と高原地図の略図だと
展望デッキへの階段を上がる前に
高塚小屋への分岐があると
勘違いしますが
階段を登ってから高塚小屋へ
向かうように登山道があります。
縄文杉を過ぎれば
50m程で東屋
そこから150m程で高塚小屋
ですから すぐなのですが
東屋までノロノロ
更に東屋からの足元が不明瞭
真っ暗ななか
足元は白い雪が
ライトに反射するばかり
ちょっと進んでは確認
の繰り返しで長い150mでした。
小屋に着くと靴を脱いで
汗と雪で濡れた靴下とパンツを絞り
(暑くなるからレインパンツは
登りの最中は着用しなかった)
まだ暖かい間に防寒着を着込んで
ポカポカするようにしました。
しばらく落ち着いて
身体が冷えてこない事を
確認してから
靴からソールを出してタオルで拭き
紐を解いて内側と外側の水気を
拭き取れるだけ取って
晩御飯を食べました。
すぐに羊羹とチョコを食べて
湯を沸かして汁粉を作り
おにぎりと一緒に食べました。
食後にコーヒーを飲もうと
思ったけど
汁粉が嵩張るから
先に減らそうと
おかわりしました。
サブさんにあげようとしたら
要らないって。
で、見たらラーメン食べていて
なんだか美味そうで
欲しかったけど
担いだ者の特権だから
黙って自分の汁粉を食べた。
日没あたりからパラパラ
降り始めた雨は小屋に到着して
程なく本降りに変わった。
午後から天気は下り坂だったから
今までもち堪えた事に感謝です。
寝る為のシュラフとマットは
出発前にサブさんに借り
冬用を使わせていただきました。
いつもは3シーズン用なので
とても暖かいと感じました。
外が雪ではなく雨だったから
気温も暖かかったと思う。
今積もっている雪も
雨で溶けるだろうなと
そんな事を考えていました。
明日の宮之浦岳アタックについて
サブさんと話し合って
早朝に雨が本降りなら撤退
そう決めました。
寝る前にもう一度
靴をタオルで拭いて
濡れても良い靴下にカイロを貼って
靴を履いて寝袋に入りました。
寝袋が濡れないように
ビニールで靴を覆い
夜中に何度かビニールを裏返しては
湿気を拭き取りました。
予報では明日の午前中は雨
それも朝方に激しくなるはず
わかっていたような
わかっていなかったような
明日は撤退かなと思いながら
それでも準備はしました。
2日目
03:30 雨
寝袋のおかげか
気温が高いのか
快適な暖かさに包まれている。
油断して薄着のまま
外に様子見に出たら
大粒の雨と風で寒い。
04:30 雨
様子見に行くまでもない
雨が打ち付ける音
05:30 雨
サブさんと話し合って
下山することにしました。
下山するなら明るくなってから
そう決めてまた寝る
話し合いは5分もかからなかった。
07:00 朝ごはん
湯を沸かして
インスタントの雑炊を二食
今朝はコーヒーを飲んだ。
08:00 雨は小降り
濡らしてしまった所を
雑巾掛けして出発
昨日苦労した道は
難なく通過
昨日見なかった縄文杉を
展望デッキから眺める
上を向くと雨粒が顔に当たる
夜間の雨で溶けたのか
明るくなって見えるだけなのか
登山道が良くわかる
そして少しずつ残念な足跡
9時頃からは
太陽がしっかり照らし
いつのまにか
雨は止んでいた。
ウィルソン株までで
三組のパーティに会いました。
扇杉からはアイゼン外して
大きなトイレのところからは
ジャケットも脱ぎたい陽気
トロッコ道の雪も
見てわかるくらいに
雪が減って
それでちょっと安心
宮之浦岳へ
登れなかった事を
残念に思いながら
というか安心したからか
あーだこーだ言いあう
登山計画では
白谷雲水峡へ向かい
白谷山荘に泊まる予定でしたが
もう下山してしまうのはどうか
サブさんが言った。
内心では
宮之浦岳に登れず
白谷雲水峡にもいかず
というのが残念だったけれど
そっちのルートへ行きたくなさそう
そんな感じがしたので
だから白谷雲水峡はやめた。
そうして来た道を下山しました。
小学校跡地辺りまで来て
休憩するしないでちょっと揉めた
どうせ下山するなら
さっさと降りて観光しようやって。
休憩なんて要らないって言って
やっぱり僕は白谷雲水峡行きたかった
山頂も行きたかった。
誰が悪いとかでは無いけど
思ったまんまは言えないから
ゴニョゴニョのみこんで
声に出さない言い合いで雰囲気わるく
なったんやけど
トロッコが走って来るのをみて
急に楽しくなって機嫌が直るとか。
後で冷静になって自己嫌悪。
そうして無事下山。
ここでも
タクシーの手配が先か
宿の手配が先かで揉め、、
夜は安房の飯屋さんで
お刺身とつけ揚げをいただき
あと角煮の入った鍋焼きうどんを
腹一杯食べて
ふかふかの布団にくるまって
寝ました。
明日は観光しよ。
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