破風山避難小屋 厳冬期ピストン 達磨ストーブを囲んで楽しい一夜
- GPS
- 11:05
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,448m
- 下り
- 1,459m
コースタイム
- 山行
- 7:19
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 7:27
- 山行
- 3:16
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 3:36
他の方のログでもずれているので地形図が間違っているのかも
天候 | 初日晴れ 二日目曇り後時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西沢渓谷入り口に登山届ポスト有り 積雪は少ない、登りはツボ足、下りはアイゼン装着した |
その他周辺情報 | 帰り道、みとみ笛吹の湯に寄って入浴 http://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/gover/public/search/institution/mitomi_02/ 計画時に割引有るって調べたのに現地でページにたどり着けなかった、無念 下記画面提示で割引 http://www.yamanashishi-kankou.com/stay-hotspring/ |
写真
感想
破風山避難小屋に泊まってきました。
奥秩父は甲武信ヶ岳にほど近い破風山の肩付近にある避難小屋です。
夜中に出発して4時頃に道の駅みとみに車を停めて仮眠、
6時に起きる予定だったけどみんなよく寝ていたので7時半まで寝ました。
8時頃出発して西沢渓谷へ、気温は2度で曇り。
近丸新道入口付近よりヌク沢左岸の尾根を1510mまで直登、
鶏冠山林道東線を辿り林道終点から破風山避難小屋へ直登するバリルートです。
道標の類は有りませんがテープが沢山付いているので視界が有れば迷わないでしょう。
割と多くの登山者が通っているのでトレースも判別可能でした。
ルートに入ってから尾根に乗るまでが急登で足場が安定せずに少し苦戦、
尾根に乗ってからは傾斜も緩く楽な感じでテープを辿ります。
雪は有ったり無かったり、陽当たりが良いからあまり積もっていません。
直近では有りませんが踏み跡は残っています。
休憩中に後ろからソロの男性が抜いていきました、
避難小屋に泊まるとの事でしたので同宿になるみたいです。
この辺りで空は完全に晴れ渡りました。
標高が上がった分、気温はさほど変わりませんがこの時期としては暖かいです。
尾根を登り切って林道に出ました、ここまで3時間弱のゆっくりペースです。
ここからしばらくは林道歩き、この林道も踏み跡が残っているのでワカンは出番なしか。
日陰ではサラサラのパウダーが30cmくらい積もっている、
もう少し雪が沢山あるかなーって期待していたけどイマイチでした。
林道終点で大休止、13時に再出発、ここから避難小屋まで直登です。
岩場を回りこんだところにロープが有りました、
顕著な尾根に乗ったところでその先は石楠花のトンネルです。
標高1,800mくらいからは傾斜が急になって雪も少なくなります。
踏み跡が不明瞭、テープは有るのですが急登なので足場が不安定、
割と真剣に地形図を読んで進みます。
この辺りがこのコースの核心かなと思いますが、
何しろ足場が不安定なのと傾斜が急なのでペースが上がりません。
少しマシな踏み跡には高密度な鹿の糞・・・夏は通りたくない。
気温が高いので凍結箇所は有りません、
登りはずっとツボ足でしたが、アイゼン有ったほうが登り易かったかも。
傾斜が少し緩くなってきたところで右前方の鞍部に小屋が見えてきました。
15時20分に小屋へ到着、余力が有れば破風山のピークを踏もうかとも思っていましたが、
ちょっと欲張って色々荷物を担いできたので余力なし(笑)
翌朝は冷え込んで風も強い予報でしたので、
朝早くの行動は控えようという事で破風山のピークを踏むのは早々に断念、
ピークを踏むのが目的ではないので問題ないでしょう。
小屋の先客は二人、途中で抜いていったソロの男性ともう一人。
破風山避難小屋名物の達磨ストーブはすでに火が入っていましたが、
火の番が大好きなROCK08さんがこの後は率先して火の番に。
途中で拾ってきた枯れ木を持参したノコギリで切って薪にします。
それだけでは足りないので薪拾いに出かけて、立ち枯れした木なんかを
適当な長さで切って薪にしました。
担いできた着火剤もROCK08さんに渡して後はお任せで(笑)
小屋にもノコギリは有ったんですが歯が曲がっているのでイマイチ、
持参したノコギリは100均で買った安物ですが曲がっていないので役立ったみたい。
今後の利用者の為に寄贈していきます。
夕暮れ時は小屋から眺める富士山が綺麗でした、
ジャージのパンツとはんてんを持参していたのですっかり部屋着でリラックス、
「どうみても小屋番」と好評でした(笑)
夕飯はパックのおでんとカットステーキです。
冷凍で持参した肉は程よく溶けてちょうどいい感じでした。
コッヘルでおでんを温めて蓋で肉を焼きます。
持参したビールは瞬く間に無くなり、
おでんは日本酒で、ステーキはワインで頂きます。
その後はストーブ前に移動して熱燗を頂きながら楽しいひと時、
楽しい時はあっという間ですね。
外に出てみると満天の星空、
街の明かりも遠く、月も明るくないので好条件です。
写真を撮ってみたけど絞りを開放するのを忘れてイマイチでした。
お酒もすべて飲み終わったので就寝、
はんてんのままシュラフに入ったら少し暑かった、
脱ぐのも面倒なのでそのまま朝までぐっすりと寝ました。
翌朝は6時に起床、起きた時点で小屋の中は-10度、
聞いたらもっと早い時間には-15度まで冷え込んでいたらしいけど
既に周りは朝食を準備したり食べていたりだったので少し暖かくなったみたい。
山専のお湯を沸かし直して朝のコーヒーを頂きました。
また雪を溶かしてお湯を作ってから朝食を食べて撤収、
行動着に着替えて撤収するのが一番寒かった(>_<)
お湯を沸かすのに時間が掛かったので出発は8時、
荷物も随分と軽くなったので下山は軽快です。
冷え込んで凍結している箇所が有ると見込んでいたので、
出発からアイゼン装着、雪が有ったりなかったりの樹林帯は歩き難い。
石楠花のトンネルをくぐって林道に出るまで1時間弱、
橋のたもとで小休止していたら崖の上をトラバースしている登山者を見かけました。
そのまま進むと崖に突き当たって進めなくなるので、
「おーい」と声を掛けて、登り返して尾根に乗ってから降りるように助言、
登り返して行ったので大丈夫だろうと思います。
その後は林道を歩いて再び樹林帯へ、
尾根の末端で支尾根分岐を右の尾根に降りるところ、最後の傾斜がきついぞと思っていたら、
ROCK08さんが左方向のテープを辿って進む。
刈払いの作業をした後なのか、切られた木が散乱していて歩き難い。
やっぱり他の人の記録を見ても右の尾根に降りているのは理由が有るんですね。
西沢渓谷の遊歩道に降りて東屋でアイゼンなど外しました。
その後は遊歩道と車道を歩いて出発した道の駅へ戻って行動終了です、
休憩を含めても3時間半でした、下りはとても快調でした。
帰路でみとみ笛吹の湯によってゆっくり温まる、空いていて快適でした。
ここから備忘録
初日出発時の気温は-2度、
昼に向かって晴れて気温が上がるけど標高も上がったのであまり変化なし、
小屋についてからは冷え込んだ。
初日のクロージング
下半身
アンダーはジオラインMW
ハードシェルのベンチレーションで調節してちょうど良かった。
上半身
アンダーはジオラインMW
薄手長袖シャツ
ハードシェルベンチレーションで調節してちょうど良かった。
帽子はアークテリクスビーニーの上からヘルメット、
暑かったので途中でビーニーは脱いだ。
グローブはMHW冬季用、途中で暑くなったので防寒テムレスにチェンジ。
小屋では着込んだ。
下半身
ジオラインアンダーの上からダウンパンツ、
その上から部屋着のコットン素材ジャージ、
新製品MOUNTAIN EQUIPMENTダウンテントシューズ、
外に出る時はテントシューズカバーを装着。
上半身
ジオラインMW
薄手長袖シャツ
Phenixダウンジャケット
コロンビア薄手フリース
はんてん
ヘッドウェアはマムートの厚手ビーニー
薪ストーブの火の粉を警戒していたがさほどでもなかった。
二日目は出発時の気温は-13度
初日のクロージングに上半身にフリースを足した、
Phenixの薄手バラクラバとマムート厚手ビーニー、
グローブはBDのソロイストフィンガー、
カメラとスマホにカイロ貼り付け、足先もカイロ貼り付けた。
時間の経過で気温は上がる、標高も下がるので
バラクラバとビーニーは途中で脱いだ。
林道終点辺りで-8度くらい、西沢渓谷で-5度くらいだった。
ザック重量は初日出発時点で概ね20キロ、
帰りは随分と軽くなった、16キロくらいかな。
減ったもの
ビール500ml
ワイン320ml
日本酒270ml
おでん500g
カットステーキ250gくらい
パン3個
ソル・レオーネ エスプレッソパスタ90g
おつまみ少々
着火剤
ノコギリ
使わなかったもの
スノーポン
スノーショベル
ピッケル
ガスはウルトラガス消費量110g
雪を溶かして水を作ったので消費量多め。
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