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ヤマレコ

記録ID: 1380634 全員に公開 トレイルラン中国

倉敷北部山地縦走ならぬ迷走

日程 2018年02月14日(水) [日帰り]
メンバー
天候快晴
アクセス
利用交通機関
タクシー

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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

日帰り
山行
1時間45分
休憩
10分
合計
1時間55分
S日差山06:0206:10江田山06:1606:22仕手倉山06:2307:39福山07:4207:57ゴール地点G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻

写真

日差山々頂の大岩にて、東の空の暁光の上に細い三日月
2018年02月14日 06:01撮影
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日差山々頂の大岩にて、東の空の暁光の上に細い三日月
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鷹ノ巣城から備中高松城の方向に眺望が開ける、岩場の上では大黒様が莞爾される
2018年02月14日 06:13撮影 by iPhone 6s, Apple
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鷹ノ巣城から備中高松城の方向に眺望が開ける、岩場の上では大黒様が莞爾される
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鷹ノ巣城からの暁光
2018年02月14日 06:14撮影 by iPhone 6s, Apple
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鷹ノ巣城からの暁光
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仕手倉山の山頂は展望はなく、山頂標が暗がりのなかに浮かび上がる
2018年02月14日 06:22撮影 by iPhone 6s, Apple
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仕手倉山の山頂は展望はなく、山頂標が暗がりのなかに浮かび上がる
鉄塔広場から倒木を越えて踏み跡をトレースする
2018年02月14日 06:36撮影 by iPhone 6s, Apple
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鉄塔広場から倒木を越えて踏み跡をトレースする
突然、ゴルフ場のコース上に出てしまった
2018年02月14日 06:37撮影 by iPhone 6s, Apple
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突然、ゴルフ場のコース上に出てしまった
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水面が凍てついたゴルフ場の池
2018年02月14日 06:43撮影 by iPhone 6s, Apple
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水面が凍てついたゴルフ場の池
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右手のゴルフ場のコースからこの堰堤の上に出るまで、藪の中を漕ぎまわる羽目に
2018年02月14日 06:53撮影 by iPhone 6s, Apple
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右手のゴルフ場のコースからこの堰堤の上に出るまで、藪の中を漕ぎまわる羽目に
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いよいよ最終章、福山
2018年02月14日 07:09撮影 by iPhone 6s, Apple
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いよいよ最終章、福山
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霜化粧を纏った樹皮片
2018年02月14日 07:36撮影 by iPhone 6s, Apple
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霜化粧を纏った樹皮片
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福山山頂から北に吉備路方面を望む。瀬戸内らしい雲一つない快晴
2018年02月14日 07:40撮影 by iPhone 6s, Apple
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福山山頂から北に吉備路方面を望む。瀬戸内らしい雲一つない快晴
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山頂から南の眺望、朝霧の雲海に沈む倉敷の街と彼方に鷲羽山を中心とする瀬戸内沿岸の山々
2018年02月14日 07:39撮影 by iPhone 6s, Apple
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山頂から南の眺望、朝霧の雲海に沈む倉敷の街と彼方に鷲羽山を中心とする瀬戸内沿岸の山々
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撮影機材:

感想/記録

倉敷に山があるということに違和感を抱く方もおられるかもしれないが、この倉敷北部山地というのは東は日差山に端を発し、川崎医科大学の上の位置する高鳥居山から西に向かい、最後は福山に至るまでの一連の山を指すようだ。国土地理院の地図でもヤマレコのmapでみても仕手倉山から西に至るルートが記されていないのだが、何と倉敷北部山地全山縦走大会という大会まで開かれるらしい。

早朝に倉敷のホテルを発ち、岡山行きの始発電車をホームで待つ。気温は氷点下4度で、風光明媚な倉敷としてはかなりの冷え込みである。どこの乗車口にもそれなりの列が出来ており、意外と多くの人が乗り込むことに驚く。中庄の駅で降りたのは私の他にはおらず、駅前広場もまだ目を醒ましていない。しばらく先のセブン・イレブンまで歩き、予約していたタクシーで街灯のない細い路地を抜けて日差山の登山口に向かうと、登山口には「日差山→福山縦走コース」の看板がタクシーのライトに照らされて、暗闇に浮かび上がる。

登り始めると最初から石段の連続で高度を稼ぐ。間もなく毘沙門天堂と毘沙門像がある(はずの)大きな岩にたどり着き、左手から岩を回り込むと日差山の山頂であった。まだ完全に眠りから覚醒めていない岡山の夜景が美しい。岩の上に裏手から登ると東の方の暁光に曲針のような三日月が浮かんでいた。日差山から鷹の巣城跡のある江田山へは色とりどりの落葉を敷き詰めたなだらかな稜線を行く。明るくなれば足元がさぞかし綺麗だろうと思われる。程なく鷹ノ巣城であり、ここはかつて秀吉による備中高松城の水攻めに際し、高松城を援護しようとした小早川秀隆が陣を築いたところである。かつて小早川秀隆が眺めたであろう高松城方面の夜景を望む。再び大きな岩に登ろうとすると、先客がいた。大黒天の石仏が私のヘッドライトに照らされてニッコリと微笑む。

折り返して尾根をまっすぐ南進すると仕手倉山であるが、ここは全く展望がなく、山頂標が暗闇に浮かび上がるばかりだ。ここからいよいよ縦走ならぬ迷走が始まる。仕手倉山の山頂の奥に続く小径に入るととたんに幅が狭く、下草も多い。これはルートが違うと思って慌てて仕手倉山に戻るが、正規のルートはかなり元に戻ってから山の東面を降りることになっている。細いものの明瞭な踏み跡がついているように思われたので思い切って先に進むことに。方向からするとどこかで正規のルートに出るに違いないとの私の期待は大きく外れることとなる。この踏み跡はかなり蛇行している上に、倒木が多く、薄暗がりの中のルートファインディングはかなり厳しい。それまでは快足に飛ばしてきたが、大幅にスピード・ダウンである。程なく赤テープが出現し、束の間の安心感を得るものの、先へ行くルートがわからない。赤テープまで戻ると周囲を慎重に徘徊し、再びに踏み跡を辿ることが出来た。

目の前が明るくなったと思うと、忽然と鉄塔の足元に飛び出した。ようやくこれで路に出たかと思うと、やはり明瞭な路はない。しかし、鉄塔の向こうに続く小径を見出し、倒木を乗り越えて進むと、今度はゴルフ場に飛び出す。霜化粧を施された一面の芝が美しいが、見惚れている場合ではない。先に進むルートを探さねば。ゴルフ場のカート道をとりあえず目指す西の方向に進んでみることに。道なりに進むと水面の凍りついた池に出る。この池の対岸の堰堤を渡れば舗装路だ。国土地理院の地図では破線で堰堤に出る路が記されているものの、完全に藪しか見当たらない。是非に及ばず・・・と藪の中に漕ぎ出すものの、私の方向感覚は悪いせいか目標の方向から外れ、瞬く間に手の甲には無数の擦り傷が刻み込まれていくばかり。撤退を余儀なくされる。一瞬、途方に暮れるが、捲土重来。池の畔を樹の幹を伝いながら何とか堰堤に出る。さて、どうやってルートに復帰したものだろうか。

既に仕手倉山からの下りのルートファインディングと藪漕ぎでかなりの時間をロスしている。正規ルートに則って狸岩山を超えるのは、帰りの車の待ち合わせの時間に間に合わなくなるだろう。地図を眺めると、和霊神社に北側から登り、福山に至るルートがあることに気がつく。これが待ち合わせの場所に約束の時間までにたどり着く唯一の方法だろう。和霊神社には落ち葉の敷き詰められたカラフルな登山道を行く。最初の尾根筋もきっとこのような状態だったのだろうか。神社を越えて福山山頂にたどり着くと早朝のトレッキングを楽しまれる方々が続々と登ってこられる。初老の夫婦に追い抜きざまに「若い〜」「速い〜」との歓声を頂戴するものの、最早、両足は容易には上がらない。ふと足元に霜化粧した枯草や枯木に眼を奪われ、写真を撮っていると、すぐさま先ほどのご夫婦が登って来られた。ウサギとカメを具現するような状況だ。

福山城は東上する足利尊氏の大軍を阻もうと、大井田氏経が僅か1,500の兵を率いて死闘が繰り広げられたところ。山頂からは朝霧の雲海の彼方に児島の鷲羽山を遠望する。倉敷の街は霧の海底に沈んでいるようだ。大井田軍の兵士達はこの山上から迫りくる大軍を睥睨したのかと思うと感慨深い。山頂からは延々と続く木の階段を降りるが、すぐにも凍てついた丸木に足元を掬われ、もんどりをうつ。登りはともかく、霜化粧した丸木の階段は下りには慎重を要する。途中で浅原峠方面に左折してしまい、時間をロスしてしまうが、何とか8時前に福山の登山口の駐車場にたどり着く。

かくして倉敷北部山地の全山縦走計画は煙管の如く途中が脱落してしまい、失敗に終わった。しかし、この限られた時間の範囲内で全山を縦走出来る手応えを十分に掴んだので、次の機会には必ずや捲土重来することを誓って福山の古戦場を跡にした。この日は8時前でも倉敷地区の気温はまだ氷点下3度であった。
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この記録へのコメント

登録日: 2017/11/12
投稿数: 12
2018/2/15 19:36
 御苦労様でした。
ゴルフ場の中、大丈夫でした? (笑)
登録日: 2017/10/26
投稿数: 15
2018/2/16 11:10
 Re: 御苦労様でした。
コメント有難うございます。なにしろゴルフしている人はいませんでしたから。このルート、ルーファイを厭わなければトレランのついでにゴルフをするには素晴らしいコースです。

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