蕪山 撤退
- GPS
- 03:48
- 距離
- 5.1km
- 登り
- 531m
- 下り
- 577m
コースタイム
天候 | 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
21世紀の森公園から,ついでなので株杉を見ようと思い株杉の森と自然観察道コースを選んだ.川の流れがなくなり雪に埋もれたところで,谷筋を詰めて登った.夏道は,途中でトラバースを繰り返しながら尾根に上がる. |
その他周辺情報 | 県道52号線をもう少し進むと板取川温泉がある.トイレもあるし食事もできる. |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
雨具
靴
ザック
輪カンジキ
アイゼン
ピッケル
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
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感想
当然であるが,尾根筋ルートは,最初に尾根に上がるときに傾斜が急であり,上がってしまえば傾斜は少ない.一方,谷筋ルートは,最初は傾斜が緩やかであるが,次第に急になり,最後に尾根に上がるところで急登が待っている.急登であっても,積雪がないか少ないときは,一般登山道であれば階段状になっていたりつづら折れになっていたりして,苦しいが登るのに苦労はしない.むしろ速いペースで高度を稼ぐことができる.しかし,登山道が完全に雪に埋もれてしまうと,登りにくさは,おおよそ積雪量と傾斜によって決まってしまう.普通,積雪は高度が上がれば多くなるので,積雪期は,谷筋だと最後に標高があがり積雪量が多くなり,かつ傾斜が急なところを登らないといけなくなるので,積雪量の少ない標高の低いうちに尾根に上がってしまう尾根筋ルートの方がよいのである.
もちろんこうしたことは分かっていたのであるが,どうせなので株杉を見ようと思い,谷筋のルートである株杉の森と自然観察道を選んだのが失敗だった.雪の中の株杉はなかなか見ごたえがあったのでよかったが,そのあと地獄が待っていた.5人とすれ違ったので,トレースぐらいは付けてくれているだろうとたかをくくっていたのもある.最初のうちは,彼らが付けてくれていたトレースをワカンをつける必要もなくたどっていたのであるが,傾斜が次第に急になってくると,トレースが消えてしまった.全員,撤退してしまっていたようである.そこからはワカンをつけ,ひたすら登る.尾根に出る直前は,45度くらいの傾斜であり,登ろうとしても足を置くたびに雪が崩れて全然進まない.それでも格闘しなんとか尾根にたどり着いた.尾根ではふかふかの新雪であった.降雪中なので,動物の足跡すらない.
10:20スタートといういつもながらの遅い出発であったこと,18時から飲み会があるため早めに岐阜市内に戻る必要があったこと,雪が降り続いており登頂しても眺望が全く期待できないこと,苦労するルートを選んでしまい同行者が疲れてしまったことから,12:45,標高850m地点で撤退を決めた.
教訓:登頂を目的とするのであれば,株杉を見ることをあきらめて,尾根筋ルートである野鳥の森コースを選んだ方がよい.ただし,雪の中の株杉は見ごたえがある.
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