南アルプス 農鳥岳(3026m) 敗退
- GPS
- 32:00
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,695m
- 下り
- 1,681m
コースタイム
- 山行
- 4:16
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:16
- 山行
- 9:06
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 9:26
天候 | 快晴・強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・大門沢には至る箇所に雪崩の跡あり ・2000m付近からトレース無し |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
ビーコン
スコップ
ゾンデ
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
ポール
テント
シェラフ
|
---|---|
共同装備 |
アバランチトランシーバー
プローブ
シャベルあり
|
感想
春休みに大きい山行をしよう。そう決めていた。最初は北海道大雪山系の旭岳から黒岳まで縦走する計画を立てていたが、天気が良くないため、南アルプスに計画を変更した。冬に3000m峰を登りたかったのだ。昨年の北アルプス乗鞍岳の成功に引き続き、やる気満々で臨んだが、あえなく敗退という結果に終わってしまった。
2/23
下部温泉駅から早川町乗合バスで奈良田温泉を目指した。1時間半ほどで奈良田温泉に到着し、登り始める。高校1年の時に山岳部の夏合宿で下山に使用したルートなので、なんとなく記憶に残っていた。ありがたいことに、大門沢小屋までトレースがあった。ピンクテープも多いため、迷うことはないだろう。ただ、最初の大きな吊り橋を渡った先をそのまま進むと行き止まりになっているので、ここは注意が必要。大門沢小屋は冬期解放されており、泊まることができる。
2/24
朝4時に大門沢小屋を出発した。最初の方はトレースがあったが、獣の踏み跡も錯綜しているため、紛らわしい。途中で大門沢の枝沢に入り込み、20分くらい進んだところで間違いに気づく。方角が明らかに違っていた。暗いと方向感覚が鈍るので、今度からは気をつけたい。それに加えて、大門沢周辺は雪崩の跡が多く、危険な沢であることを改めて認識させられた。2000m付近からトレースが消え、自分でラッセルをした。とても深いパウダーで、膝から腰のラッセルはかなりしんどく、1時間で標高差80mくらいしか進まなかった。ワカンのラッセルにあまり慣れていなかったと感じる。今までのトレース無しの山行はスキーがメインで、大きい山にワカンで挑んだことがなかった。このペースでは、日没に間に合わない。ここまで、危険な箇所も多かったため、夜間の下山はしたくなかった。それに加え、この雪の状態で大門沢小屋に泊まるのは標高が低過ぎた。もう少し高いところにキャンプすればよかったと後悔している。おまけに風もかなり強い。氷の塊がが飛んでとても怖い。稜線はもっと強い風が吹いていると予測できた。単独だし、無理するのはやめよう。そう感じて、撤退を決断した。
今回は自分の未熟さを改めて思い知らされた。特にワカンを使用した急斜面のラッセルは今後の課題となるだろう。また冬の南アルプスに挑戦したい。
コメント
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弘前大学山岳部では久々の冬の中央山岳での登山ですね。おそらく15年以上はなかったのではないかな。その心意気は良し。
この大門沢小屋から上の斜面は雪が深いところです。私が5年前の年末に登った際はワカンをつけて腰から胸ほどあり、2名でフルラッセルしましたよ。
南アルプスの雪は乾燥していて、湿っていることが多い北アルプスに比べて締まりが悪いように思います(あくまで私見)。
来年の冬にまた頑張りましょう。
コメントありがとうございますm(_ _)m
ラッセルを練習して、またトライしたいと思っています!
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