今年の初登山は北ア・焼岳へ

日程 | 2018年03月11日(日) [日帰り] |
---|---|
メンバー | |
天候 | 極上の 晴れ |
アクセス |
利用交通機関
坂巻温泉に事前にお願いして駐車させてもらいました(1日 600円)
バス、
車・バイク
下山時は中ノ湯(釜トン入り口)から坂巻温泉まで乗合バス(300円)
経路を調べる(Google Transit)
|
地図/標高グラフ

コースタイム [注]
坂巻温泉________ 03:40
釜トン入口_______ 04:10
釜トン出口_______ 04:50
上高地トンネル出口___ 05:10
カラマツ橋_______ 05:15
下堀沢左岸尾根取付き__ 05:20 〜 05:30
1738m標高点____ 06:40
標高2050m引き返し点 08:20 〜 08:55
下堀沢左岸尾根取付き__ 09:40
カラマツ橋_______ 09:45 〜 10:15 (大正池まで散策)
釜トン入口(中ノ湯バス停)11:05
【お断り】
ルート図は、スマホGPSアプリ=山旅ロガーのログで書かれていますが、
その時間は編集していますので全く出鱈目です。
上記コースタイムを参照下さい。
またGPSは坂巻温泉からではなく、上高地トンネルの出口からスタートさせています。(そこまではトンネル歩きが多いので)
釜トン入口_______ 04:10
釜トン出口_______ 04:50
上高地トンネル出口___ 05:10
カラマツ橋_______ 05:15
下堀沢左岸尾根取付き__ 05:20 〜 05:30
1738m標高点____ 06:40
標高2050m引き返し点 08:20 〜 08:55
下堀沢左岸尾根取付き__ 09:40
カラマツ橋_______ 09:45 〜 10:15 (大正池まで散策)
釜トン入口(中ノ湯バス停)11:05
【お断り】
ルート図は、スマホGPSアプリ=山旅ロガーのログで書かれていますが、
その時間は編集していますので全く出鱈目です。
上記コースタイムを参照下さい。
またGPSは坂巻温泉からではなく、上高地トンネルの出口からスタートさせています。(そこまではトンネル歩きが多いので)
写真
感想/記録
by atosukoshi
やっと今年初の山登りに行ってきた。
1月2月の大雪では山に入っても勝ち目がない、山はまだ良いとしても往復の車が怖いと大人しくタイミングを見計らっていた。
数日前、穂高周辺は気温が上がって 雨。その後、気温は下がったが雪は降っていない。
今だ、と出かけてみた。
前夜、沢渡で仮眠して、いつものように坂巻温泉に車を停めさせてもらって歩き出した。
雨に打たれた雪面はきっとクラストしているだろう、でもそれは陽の当たらない早朝のみ。そう思うとついつい足が速くなる。
今年から、釜トンも上高地トンネルも電灯は付いているのでヘッドランプはいらない。
大正池のすぐ下流にあるカラマツ橋を渡って100m足らずで左の雪面に乗ってみた。
よッシャー、沈まな〜い。読み通り。
そのままの足で下堀沢左岸尾根の取付きまで進んでアイゼンを履いた。
これで靴底が滑って転倒することはなくなったので、まだ暗いけれど雪明りで十分に歩けるのでヘッドランプは消して登り始めた。
いきなりの急登。蹴り込んで登るが、靴底の半分程度しか雪面に接していないと私の体重を支え切れないらしくズボッと踏み抜く。
やむなく足先をガバッと開いた逆 ハ の字でフルフラット歩行で登っていく。
日が差す前に少しでも上へ、と気は焦るが、3ヵ月ぶりの山登り、かなりつらい。
標高1700mの台地状は踏み抜きが多くなるかと覚悟していたけれど、ありがたいことにここも全く潜らず歩いて行ける。
次の急登はアイゼンでも直登はつらいのでキックステップで足場を作りながら斜上していく。
標高2000m付近が森林限界か、疎林になり一気に展望が開ける。
目の前には目指す焼岳が、右手を振り返れば岳沢を囲む穂高の山々、西穂・奥穂・吊尾根・前穂高・明神岳の見事な山容が欲しいままに見渡せる。
ここまでアイゼンが全く沈まずに登ってこられた。
時間も8時。まだまだ早い。
ついに今日は焼岳の山頂に立てる、と言う気は実はしない。
クラストした雪面は沈まない、陽が当たる前に少しでも上へ行こうと調子に乗って歩いてきたからか、足のパワーが切れてきた。
尾根の取付きからここまで標高差500m、この先、山頂までの標高差400mとまだ同じ程度ある。
ということは同じ足のパワーがないと山頂まで届かない?
ウーン、とっても無理だわ。
背丈程度のトウヒの木陰で、美しい穂高・明神の山容を眺めながら休憩して、この景色を今年も見ることができ満足満足と降りることに。
実は、この先登るには同程度の体力がいる、というのはウソだと当の本人はよく知っているのです。
坂巻温泉から取付きまで車道とはいえ標高300m登っているので、ここは坂巻温泉から見ると800m上なんです。
ここまで全く雪に沈むことはなかったというベストコンディションの今日も登れないということは私には登る気力が不足しているのでしょうね。
ただ、標高1800mから1900mの急登を全然沈まずに登っているときに、こんな山が面白いか?と感じた。
例年ならそこはスノーシューでも腰まで潜って全然進まず、コンチクショーと言いながら雪と戯れていた。
山頂にはとても届かず打ちのめされても、雪の山では雪と戯れる、そんな山が私は好きなのかも。
クラストした雪面の下降は楽なだけでなく速い。
下りながらフト思った。「ここでならアイゼンワークの指導がしやすい。誰かと一緒に来ればよかった」と。
雪面の登り、下り、トラバース、傾斜、クラストの硬さなどで足の置き方が千変万化する。
それをするには腰・膝・足首の形が変わるから足の置き方が自然と変わる。
こんなことは実地でないと説明できない、などと思いながらスタスタ下って行った。
あっという間にカラマツ橋まで降りてきた。
高山−松本をつなぐ乗合バスの時間を確認すると1時間ほど余裕があるので大正池まで足を延ばした。
ここからの岳沢はいつ見ても呼吸するのを忘れるほどに美しい。
1月2月の大雪では山に入っても勝ち目がない、山はまだ良いとしても往復の車が怖いと大人しくタイミングを見計らっていた。
数日前、穂高周辺は気温が上がって 雨。その後、気温は下がったが雪は降っていない。
今だ、と出かけてみた。
前夜、沢渡で仮眠して、いつものように坂巻温泉に車を停めさせてもらって歩き出した。
雨に打たれた雪面はきっとクラストしているだろう、でもそれは陽の当たらない早朝のみ。そう思うとついつい足が速くなる。
今年から、釜トンも上高地トンネルも電灯は付いているのでヘッドランプはいらない。
大正池のすぐ下流にあるカラマツ橋を渡って100m足らずで左の雪面に乗ってみた。
よッシャー、沈まな〜い。読み通り。
そのままの足で下堀沢左岸尾根の取付きまで進んでアイゼンを履いた。
これで靴底が滑って転倒することはなくなったので、まだ暗いけれど雪明りで十分に歩けるのでヘッドランプは消して登り始めた。
いきなりの急登。蹴り込んで登るが、靴底の半分程度しか雪面に接していないと私の体重を支え切れないらしくズボッと踏み抜く。
やむなく足先をガバッと開いた逆 ハ の字でフルフラット歩行で登っていく。
日が差す前に少しでも上へ、と気は焦るが、3ヵ月ぶりの山登り、かなりつらい。
標高1700mの台地状は踏み抜きが多くなるかと覚悟していたけれど、ありがたいことにここも全く潜らず歩いて行ける。
次の急登はアイゼンでも直登はつらいのでキックステップで足場を作りながら斜上していく。
標高2000m付近が森林限界か、疎林になり一気に展望が開ける。
目の前には目指す焼岳が、右手を振り返れば岳沢を囲む穂高の山々、西穂・奥穂・吊尾根・前穂高・明神岳の見事な山容が欲しいままに見渡せる。
ここまでアイゼンが全く沈まずに登ってこられた。
時間も8時。まだまだ早い。
ついに今日は焼岳の山頂に立てる、と言う気は実はしない。
クラストした雪面は沈まない、陽が当たる前に少しでも上へ行こうと調子に乗って歩いてきたからか、足のパワーが切れてきた。
尾根の取付きからここまで標高差500m、この先、山頂までの標高差400mとまだ同じ程度ある。
ということは同じ足のパワーがないと山頂まで届かない?
ウーン、とっても無理だわ。
背丈程度のトウヒの木陰で、美しい穂高・明神の山容を眺めながら休憩して、この景色を今年も見ることができ満足満足と降りることに。
実は、この先登るには同程度の体力がいる、というのはウソだと当の本人はよく知っているのです。
坂巻温泉から取付きまで車道とはいえ標高300m登っているので、ここは坂巻温泉から見ると800m上なんです。
ここまで全く雪に沈むことはなかったというベストコンディションの今日も登れないということは私には登る気力が不足しているのでしょうね。
ただ、標高1800mから1900mの急登を全然沈まずに登っているときに、こんな山が面白いか?と感じた。
例年ならそこはスノーシューでも腰まで潜って全然進まず、コンチクショーと言いながら雪と戯れていた。
山頂にはとても届かず打ちのめされても、雪の山では雪と戯れる、そんな山が私は好きなのかも。
クラストした雪面の下降は楽なだけでなく速い。
下りながらフト思った。「ここでならアイゼンワークの指導がしやすい。誰かと一緒に来ればよかった」と。
雪面の登り、下り、トラバース、傾斜、クラストの硬さなどで足の置き方が千変万化する。
それをするには腰・膝・足首の形が変わるから足の置き方が自然と変わる。
こんなことは実地でないと説明できない、などと思いながらスタスタ下って行った。
あっという間にカラマツ橋まで降りてきた。
高山−松本をつなぐ乗合バスの時間を確認すると1時間ほど余裕があるので大正池まで足を延ばした。
ここからの岳沢はいつ見ても呼吸するのを忘れるほどに美しい。
訪問者数:345人



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- 太兵衛平 (1501m)
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この記録へのコメント
投稿数: 47
10日に穂高で山頂目指したのですが気合い不足で直ぐに車へ戻り、ワンモアタイムと翌日の予報を見てから良かったら行ってみようと夜まで待ってみましたが午後から悪天予報となったので温泉に浸かって帰りました(^-^;
話は関係ないのですが、最近、atosukoshiさんの明神岳の記録などを元にそこを勉強中です。
明神へはいろいろな道があるんだなと興味をそそられる山の一つです。
そういえば、焼も行ったことないや(^-^;
投稿数: 135
やっぱり穂高周辺に入っておられたんですね。
焼 も 明神 も 近い のが魅力ですね。
焼 は、夏は百名山、雪のシーズンはどちらかというとスキーやボードの人の世界って感じがします。雪の西面は魅力ですが私には日帰りできそうにありません。新穂高側はスタートの標高が低すぎます
明神 は上高地に一番近いのに静かでいい山です。
でも5月の連休の東稜は渋滞気味でした。
短いですが、森林限界を超えた稜線でこんなに静かな縦走ができるところが実に嬉しいです
ぜひ一度、訪れてみてください