白毛門〜大展望と緊張の稜線
- GPS
- 06:43
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 1,105m
- 下り
- 1,093m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全般に積雪は豊富です、この日は雪が締まっていて踏み抜きも無くアイゼンで快適に上れました。上部の急斜面は徐々にクラックが入ってきており今後気温の上昇で雪崩の危険性が増すと思います。慎重な判断が必要になります。 【登山口〜松の木沢の頭】 登山口の土合橋駐車場はまだ除雪していないため一面の雪原です。 最初の「難所」東黒沢に架かる鉄橋ですが、除雪が進み降り口にステップも切って有るため楽勝でした。 橋を渡ると稜線まで急登が続きます、この日は一部夏道が出ていたり、雪道もトレースがしっかり有りましたのでルートファインディングは不要でしたが、単純に一直線に登るルートなのでトレースが無くてもルーファイは容易です。 稜線に登っても急登は続きます(このコースは最初から最後まで急登です)。稜線の右側は雪庇ですので近づきすぎないよう注意が必要です。 樹林帯を抜けると松の木沢の頭に到着です。展望が開け、特に谷川岳、一の倉沢の岩壁は目を見張るすばらしさです。 【松の木沢の頭〜白毛門】 山頂までのルートは極めて急です。積雪状態にも依りますが基本ここから先はピッケル・アイゼンを駆使して登ることになります。 滑落すると止めることは難しい斜面も有りますので、状況によってはここで引き返す事も十分検討する必要があると思います。 ルートは山頂に向かって一直線に上るだけです。左右の斜面は雪崩の危険があるため、逃げることは出来ずひたすら稜線上を一直線に登ります。 途中一度傾斜が緩くなり、その後急傾斜を詰めるとちょっとした岩場があり(簡単)これを越えると山頂です。頂上は細長く右側に雪庇が張り出していますので注意してください。下山は特に慎重に、出来れば雪が緩む前に早めに下山した方が良いと思います。急傾斜の下山はためらうこと無くクライムダウンが良いと思います。 |
その他周辺情報 | 定番の水上町営、湯テルメ谷川に入りました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
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感想
ヤマレコの今月のお勧めにもなっている白毛門に行ってきました。
白毛門は以前(夏山)谷川岳から縦走したときに一度登ったことが有るのですが、積雪期は初めて、ヤマレコの記録を見ると積雪期は意外に厳しい様子。
気温が高いと雪崩の危険も有りそうなので、一応松の木沢の頭を目的地として山頂アタックは状況を見て決めることにして出発しました。
土合駅の駐車場は6時半頃到着で何とか停められました。(この時登山者駐車禁止になったことは知りませんでした)
スタートの「難所」と言われる東黒沢の橋も除雪とステップ切りのおかげで難なく通過、傾斜はきついものの雪解けで一部夏道も見える尾根道を順調に登り、松の木沢の頭には予定より早く、意外に簡単に到着しました。
松の木沢の頭から白毛門山頂は途中の道が全て見渡せ、確かに厳しそうな様子でしたが、雪崩についてはまだしばらくは大丈夫そうに見えたので、山頂に向かうことにしました。
ここからピッケルとアイゼンで「完全武装」、必要なかったスノーシューと、ここまで活躍したストックはデポしました。
山頂に向かうと、稜線の右手に張り出した雪庇には注意が必要なものの、後は急な雪の斜面をピッケルとアイゼンで着実に登るだけで極端に難しい場所はありませんでした。ただし、途中の急斜面ではピッケルをダガーポジションでしっかり確保しアイゼンの前爪で登る必要があり、緊張しました。
特に下りは気温が高く雪が緩み始め、加えて登りの登山者も数名居たため、もし滑落した場合巻き添えにしてしまう恐れがあったため、登り同様にクライムダウンしました。
こんな長い区間クライムダウンしたのはすごく久しぶりでした。
山頂の展望は谷川岳の展望台と言われるだけ有り正に絶景、特に一ノ倉沢の衝立岩等、日本を代表する大岩壁が目の前に広がり、素晴らしいと言うより凄まじ光景でした。
往復5時間ほどの決して長いコースでは有りませんでしたが、中身の濃い充実した満足感の高い山行となりました。
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