【中ア 伊奈川ダムから木曽殿越〜空木岳〜越百山 周回】
- GPS
- 17:29
- 距離
- 26.7km
- 登り
- 2,749m
- 下り
- 2,724m
コースタイム
伊奈川ダム登山口04:40→金沢土場05:50→06:08うさぎ平06:18→07:557合目08:15→10:45木曽殿山荘11:00→12:40空木岳山頂13:20→赤椰岳14:30→15:05摺鉢窪避難小屋
10月10日(火)
摺鉢窪避難小屋05:40→06:30南駒ヶ岳06:40→仙涯嶺07:45→越百山09:00→09:40越百小屋10:00→福栃平12:10→12:45登山口駐車場
天候 | 10月9日(日) 終日快晴 10月10日(月) 晴れ時々ガス |
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過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・ その日の夜は「道の駅三岳」にて車中泊。静かで快適でした。入浴は「せせらぎの湯」700円。食事処「和味(なごみ)」のロースカツ定食(900円)は揚げたてのアツアツでした。オススメです。 ・ 登山口の伊奈川ダムへと向かう道路は,須原駅から少し先のところで現在工事中です。迂回コースの表示に従い,大きく迂回しました。 ・ 伊奈川ダム近くの駐車場には,午前4時頃に到着。駐車していたクルマは15台程度でした。まだまだ余裕です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆ 伊奈川ダム登山口駐車場〜うさぎ平 ・ 初日のコースタイムは10時間を超えていたので,日の出前の午前4時40分に登山口駐車場を出発しました。 ・ 日の出前なので,真っ暗な中,ヘッドランプの灯りだけが頼りです。でも,昨年秋に歩いていたので,不安はありませんでした。 ・ 暗いと歩くことに集中するせいか,金沢土場には1時間10分ほどで到着しました。ここを右折してうさぎ平を目指します。 ・ なお,途中にあった避難小屋は荒廃していて,とても利用できるような状況ではありませんでした。 ・ うさぎ平のすぐ手前には,工事作業所があり,その脇に水場があります。 ・ うさぎ平は木曽殿越への登山口です。昨年はなかった簡易トイレが設置されていました。道路脇のスペースは平坦なので,テント泊に良さそうです。 ◆ うさぎ平〜木曽殿越 ・ うさぎ平から木曽殿越までの登山道は,とても良く整備されていて歩きやすいコースです。初心者でも心配ありません。 ・ うさぎ平から先,1時間おきくらいに6合目,7合目,8合目と目印があり,ペースがつかみやすいです。 ・ また,この尾根は,多くは北斜面を歩くので,おそらく夏場でも暑さをそれほど感じずに歩けるのではないでしょうか。 ・ 8合目を過ぎ,木曽義仲の力水手前で,いきなり空木岳から南駒ヶ岳方面の視界が開けます。「見晴場」です。 ・ 「見晴場」を過ぎて30分ほどで「木曽義仲の力水」に到着です。この先,縦走路に水場はありませんので,ここで水2.5リットルを補給。 ・ 水場から15分ほど登ると,木曽殿山荘が建つ木曽殿越です。ここから空木岳までの登りが本日の白眉。とりあえず休憩です。 ◆ 木曽殿越〜空木岳〜摺鉢窪避難小屋 ・ 木曽殿越でオニギリ休憩の後,空木岳に向かいます。ここから山頂までの標高差は約370メートル。コースタイムは約90分。 ・ 快晴の空の下,素晴らしい展望を楽しみながらの登山となりました。昨秋歩いた木曽駒ヶ岳からの縦走ルートが一望の下です。 ・ また,西には見事な山容の御嶽山。これもまた美しい姿でした。 ・ でも,この登りはきついです。特に,第一ピークを過ぎると,岩場のアップダウンをクサリを頼りに歩きます。 ・ コースタイムを10分ほどオーバーして,12:40に空木岳山頂に到着しました。山頂は多くの登山者で賑わっています。 ・ とりあえず,写真を撮り,山頂東側の風のこない場所でビール&オニギリ。眼下には駒峰ヒュッテがすぐ近くです。 ・ 空木岳山頂で40分も休憩をした後,赤椰岳経由で本日の宿,摺鉢窪避難小屋を目指します。 ・ 赤椰岳には,一旦下って登り返し,14:26に到着。日暮れ前には確実に小屋に入れる状況なので,このあとはゆっくり。 ・ 結局,摺鉢窪避難小屋には,15:05に到着しました。周囲を散策するなどしましたが,やること無いので,15:30に宴会開始。 ・ いつもの一人宴会ですが,今回はプレミアムモルツのあとに,熱燗の純米酒3合。メインディッシュはいつもの天ぷら鍋焼きうどん。 ・ 摺鉢窪避難小屋は穴場のようで,他の小屋が満員だというのに,本日は定員30名のところ13名の利用。余裕です。 ・ でも,かならずグループ利用者がやらかしますね。今回は一番遅くきた4名グループ。 ・ このグループ,他の皆が就寝モードにもかかわらず,「まだ午後8時前だから」といって大声で宴会。 ・ さらに,中心人物のオヤジが飲み過ぎたのか,深夜になって,嘔吐を繰り返し大騒ぎ。まったくもって迷惑千万。 ◆ 摺鉢窪避難小屋〜越百山 ・ 翌朝は,05:40に小屋を出発。かなり風が強く寒いので,薄手セーターにフリース,ゴア雨具でちょうど良いくらいでした。 ・ 南駒ヶ岳山頂までは標高差約290メートル,50分ほどでした。山頂からの眺めは,北側も南側も見事です。 ・ 南駒ヶ岳からは,稜線の東側の鞍部まで213メートルほど下ってから,仙涯嶺まで106メートルの登り返しとなります。 ・ このルートはかなりの岩場で,クサリ場もあり,転落に注意が必要です。 ・ 仙涯嶺を過ぎると,一転して歩きやすい縦走路となります。目指す越百山までは,緩い登りを1時間10分ほど。 ・ 越百山には,09:00に到着しました。とても展望の良い山頂です。越百小屋もすぐ近くに見えます。 ・ それにしても,空木岳以南は登山者が少ないですね。 ◆ 越百山〜伊奈川ダム登山口駐車場 ・ 越百山から越百小屋へは,シラビソなどの針葉樹の中にダケカンバが混成する,気持ちの良い樹林帯の中の道を40分ほど歩きます。 ・ 越百小屋は,管理人さんのいる小屋と冬季は開放される避難小屋の二つの小屋に分かれています。テントは禁止です。 ・ 小屋の前からは,越百山の山頂がよく見えます。ベンチに座って,越百山を眺めながら20分ほど休憩をしました。。 ・ 小屋から先は,一旦登りとなりますが,その後北側斜面の下りに変わります。ナナカマドなどの紅葉はイマイチです。 ・ こちらの登山道もよく手入れされ,とても歩きやすいです。途中に水場もあるので,夏場にはもってこいですね。 ・ 登山道の下部は走れるくらいに歩きやすかったので,小屋から林道出合の福栃平までは2時間半で歩くことができました。 ・ ここから,林道を30分ほど歩き,登山口駐車場には,12:45に到着しました。 |
写真
感想
・ 昨年9月,福島Bコース〜木曽駒ヶ岳〜空木岳〜越百山とテント縦走を試みましたが,天候悪化のため,3日目に空木岳からうさぎ平へエスケープ。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-79327.html
・ そのとき,いつか必ず 空木岳〜越百山 をリベンジしようと考えていました。でもこのコースを歩くには,登山口までのアプローチが長く,土日の2日間では難しい。
・ 幸い,体育の日の3連休は晴れの予報。連休初日をアプローチに活用して,目的を果たすことができました。
・ このコース,初日のコースタイムが11時間近く。休憩を入れると12時間はかかるだろうと思い,夜明け前の04:40に駐車場を歩き出しました。
・ でも,木曽殿越までのコースタイム7時間半のところを6時間で歩けたので,空木岳山頂で40分も休憩しても、避難小屋には午後3時頃に到着できました。
・ 昭文社の山と高原地図のコースタイムは,どうも,主稜線のタイムはきつめ,主稜線までのアプローチのタイムは甘めのような気がします。
・ 特に,木曽殿越から空木岳の登りは,コースタイム90分とありますが,昨年も今年も100分かかりました。第一ピークから先が時間がかかります。
・ それにしても,今回は2日間とも晴れて,良い展望の中,中央アルプスの稜線歩きを存分に楽しむことができました。
・ 空木岳〜南駒ヶ岳〜仙涯嶺のルートは,ダイナミックな岩場のアップダウンと好展望が楽しめる素晴らしいルートです。登山者が少ないのが不思議です。
・ また,仙涯嶺〜越百山は,それまでとは対照的な,穏やかな起伏のハイマツ帯の中の歩きを楽しめます。
・ 伊奈川ダムからの林道歩きは少々疲れますが,登山道はとても良く整備され,稜線までの途中に危険なところはなく,水場も豊富です。
・ アプローチに時間がかかるのが難点ですが,もっと多くの登山者が訪れてもおかしくない,魅力的なコースだと思いました。
・ 宿泊した摺鉢窪避難小屋も良かったです。水場こそありませんが,トイレは別棟で整備され,非常用の雨水タンクがあります。周囲の雰囲気もgood。
・ 3連休の中日で宿泊利用が13人というのも驚きでした。前日に檜尾避難小屋に宿泊した方は,超満員で,屋外にテントいくつも張られたと言っていましたから。
・ 縦走コース途中の貴重な避難小屋です。大事に使いたいですね。それにしても,グループ利用者はマナーに気を遣って頂きたい。
※ 写真はサイズを大きめにしてアップしましたので、よろしければスライドショーでご覧下さい。
お昼休みはrikimaruスライドショーで楽しんでいます(^^♪
ファイルサイズが大きいのは嬉しいです
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いつもご覧いただき、ありがとうございます。
ヤマレコは、一般の方への情報提供&私の登山の備忘録としてアップしています。
ですから、昼休みにスライドショーでご覧頂いたということは、私の本来の目的であり、喜びです。
このところ、仕事や家庭の都合で山歩きができていませんが、113さんの期待に応えられるよう、また、山歩きに精を出したいと思います。
次は、そろそろ雪山のシーンですかね。
そろそろ雪山ですね(^^♪
レコ、楽しみにしてます。
九州には高い山が少ないですが、rikimaruさんのショットを参考にしながら今シーズンの雪山をエンジョイしたいとワクワクしております
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