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Yamareco

記録ID: 1417073
全員に公開
山滑走
剱・立山

剱岳周回(馬場島起点・立山川-剣沢-大窓)

2018年04月01日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
12:17
距離
41.7km
登り
3,683m
下り
3,677m

コースタイム

日帰り
山行
10:41
休憩
1:28
合計
12:09
23:40
19
冬季ゲート
23:59
23:59
0
発電所あたり
0:14
0:16
16
0:32
0:33
258
4:51
4:52
58
5:50
6:13
12
6:25
6:25
18
6:43
6:43
1
6:44
6:44
5
6:49
7:09
74
8:23
8:39
92
10:11
10:27
70
11:37
11:46
1
11:47
11:47
11
11:58
冬季ゲート
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
伊折集落の先、馬場島手前6kmの冬季ゲートまでマイカー。
馬場島まで除雪済みなのでチャリは問題なく利用可能。
コース状況/
危険箇所等
※このルートは剱岳周辺区域に入山することになるため事前に富山県(富山県警)への登山届の提出および承認が必要です。

◆馬場島〜立山川〜剣御前小屋
・立山川の下部はデブリが数か所あるが雪割れは少なく歩きやすい。
・この日はあまり雪は硬くなかったが日によって凍結する可能性もあるのでクトーやアイゼンの準備は万全に。
・室堂乗越〜剣御前小屋も特に危険箇所はない。

◆剣御前小屋〜近藤岩(剣沢)(スキー滑走)
・全般的に雪割れはなくデブリも少なくて滑走しやすかった。

◆近藤岩〜北股〜池の平小屋
・標高差450m程度の登りとなるがデブリも少なく登りやすかった。
・ただし降雪直後は雪崩に注意が必要。

◆池の平小屋〜小黒部川1525m地点(スキー滑走)
・上部はモナカだったが下部はザラメで滑りやすかった。

◆小黒部川1525m地点〜大窓
・約700mの登りは辛いが左右から雪崩が発生する可能性があるのでできるだけスピーディーに通過する必要がある。
・大窓への登り上げは雪庇ができているのでルート工作が必要。

◆大窓〜馬場島(スキー滑走)
・中仙人谷は中腹から下部にデブリが多く若干苦労するが雪割れは少なく問題なく下山可能。
予約できる山小屋
剱澤小屋
明日の剱岳周回に備えてパクと自分は前日入り。
なんと珍獣パクはこの日白山に登頂してその足で参戦!変態!
2018年03月31日 17:22撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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3/31 17:22
明日の剱岳周回に備えてパクと自分は前日入り。
なんと珍獣パクはこの日白山に登頂してその足で参戦!変態!
23時半冬季ゲートスタート、チャリで馬場島へ向かい立山川を登っていく。
2018年04月01日 00:39撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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4/1 0:39
23時半冬季ゲートスタート、チャリで馬場島へ向かい立山川を登っていく。
際どい堰堤越え!
2018年04月01日 00:40撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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4/1 0:40
際どい堰堤越え!
月夜のスキーハイク
2018年04月01日 03:34撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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4/1 3:34
月夜のスキーハイク
雪の状態も良くスムーズに室堂乗越まで来た。
雷鳥沢にて。
2018年04月01日 05:07撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 5:07
雪の状態も良くスムーズに室堂乗越まで来た。
雷鳥沢にて。
背後に月と奥大日
2018年04月01日 05:08撮影 by  GR II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/1 5:08
背後に月と奥大日
雄山は雲に隠れる
2018年04月01日 05:14撮影 by  GR II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/1 5:14
雄山は雲に隠れる
立山を横目に見ながら登行していく。
上部の雪はちょっと少ない気がする。
2018年04月01日 05:31撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 5:31
立山を横目に見ながら登行していく。
上部の雪はちょっと少ない気がする。
パクは剱岳に興味深々。
2018年04月01日 05:54撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 5:54
パクは剱岳に興味深々。
剣御前小屋到着。
2018年04月01日 05:54撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6
4/1 5:54
剣御前小屋到着。
まずは剣沢を滑走開始!
正面は別山。
2018年04月01日 06:15撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 6:15
まずは剣沢を滑走開始!
正面は別山。
剱岳に向かって滑り込む。
2018年04月01日 06:18撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 6:18
剱岳に向かって滑り込む。
大魔人さんGO!
2018年04月01日 06:20撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/1 6:20
大魔人さんGO!
八つ峰に向かって病み上がりの兄ちゃんが行く
2018年04月01日 06:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 6:28
八つ峰に向かって病み上がりの兄ちゃんが行く
スベスベ快適斜面
2018年04月01日 06:31撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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4/1 6:31
スベスベ快適斜面
前方に鹿島槍ヶ岳が見えてきた
2018年04月01日 06:32撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 6:32
前方に鹿島槍ヶ岳が見えてきた
平蔵谷出合。
2018年04月01日 06:35撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 6:35
平蔵谷出合。
八ツ峰ドーン
2018年04月01日 06:37撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 6:37
八ツ峰ドーン
長次郎谷出合。
2018年04月01日 06:41撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 6:41
長次郎谷出合。
真砂沢出合。
いくつもの沢を超えていく。
2018年04月01日 06:42撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 6:42
真砂沢出合。
いくつもの沢を超えていく。
シール貼ったりエネルギー補給したり
2018年04月01日 06:52撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3
4/1 6:52
シール貼ったりエネルギー補給したり
近藤岩到着。
ここから左側の北股に登り返します
2018年04月01日 07:05撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 7:05
近藤岩到着。
ここから左側の北股に登り返します
北股経由で池の平へGO!
2018年04月01日 07:17撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 7:17
北股経由で池の平へGO!
池平山に日が当たる。
ようやく晴れて景色は良くなってきたが暑い;;
2018年04月01日 07:34撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 7:34
池平山に日が当たる。
ようやく晴れて景色は良くなってきたが暑い;;
ホワイト&ブルーでテンション上がりまくり
2018年04月01日 07:56撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 7:56
ホワイト&ブルーでテンション上がりまくり
さあ池の平まで450m登り返すぞ!
2018年04月01日 07:56撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 7:56
さあ池の平まで450m登り返すぞ!
パクが左手に似てるって。
2018年04月01日 07:59撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 7:59
パクが左手に似てるって。
デブリ脇を超えていく
2018年04月01日 08:00撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 8:00
デブリ脇を超えていく
2年前に登った黒部別山を背に。
遠くに針ノ木岳も。
2018年04月01日 08:08撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 8:08
2年前に登った黒部別山を背に。
遠くに針ノ木岳も。
池の平到着。
小屋は完全に雪の下。
2018年04月01日 08:10撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
10
4/1 8:10
池の平到着。
小屋は完全に雪の下。
パクと二人で「テン泊してぇ〜」って話してました。
2018年04月01日 08:11撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 8:11
パクと二人で「テン泊してぇ〜」って話してました。
池の平の絶景!
2018年04月01日 08:12撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 8:12
池の平の絶景!
天国です
2018年04月01日 08:14撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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4/1 8:14
天国です
YSHR先生と八ツ峰
2018年04月01日 08:16撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/1 8:16
YSHR先生と八ツ峰
幾何学模様
2018年04月01日 08:20撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 8:20
幾何学模様
シールを剥いで2回目の滑走準備
2018年04月01日 08:33撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
8
4/1 8:33
シールを剥いで2回目の滑走準備
2回目の滑走開始!
上部はモナカで少し苦労した。
2018年04月01日 08:42撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
10
4/1 8:42
2回目の滑走開始!
上部はモナカで少し苦労した。
テイクオフ
2018年04月01日 08:43撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
4/1 8:43
テイクオフ
下部は超快適ザラメ!
2018年04月01日 08:42撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 8:42
下部は超快適ザラメ!
YSHR先生が行く
2018年04月01日 08:42撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 8:42
YSHR先生が行く
兄ちゃんが行く
2018年04月01日 08:45撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 8:45
兄ちゃんが行く
大魔人さんが落ちていく
2018年04月01日 08:46撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 8:46
大魔人さんが落ちていく
珍獣パク
2018年04月01日 08:47撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 8:47
珍獣パク
自分も。
この日一番の斜面だった。
2018年04月01日 08:48撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/1 8:48
自分も。
この日一番の斜面だった。
1525mまで滑ったら最後の大窓に向かって最後の登り返し700m!
2018年04月01日 09:06撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 9:06
1525mまで滑ったら最後の大窓に向かって最後の登り返し700m!
デブリ超え辛い・・・
2018年04月01日 09:28撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/1 9:28
デブリ超え辛い・・・
やっぱり一番元気だった大魔人さんがゴール
2018年04月01日 10:12撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 10:12
やっぱり一番元気だった大魔人さんがゴール
着いたぜベイビー
2018年04月01日 10:06撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5
4/1 10:06
着いたぜベイビー
珍獣パクをコーラで釣る?
2018年04月01日 10:08撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 10:08
珍獣パクをコーラで釣る?
自分も何とかゴール。
累積標高差3200m超えで完全に足は売り切れ。
2018年04月01日 10:21撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 10:21
自分も何とかゴール。
累積標高差3200m超えで完全に足は売り切れ。
最後の滑走を前にザラメ雪コーラでご褒美タイム。
2018年04月01日 10:20撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 10:20
最後の滑走を前にザラメ雪コーラでご褒美タイム。
パクと白馬岳。
2018年04月01日 10:24撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
14
4/1 10:24
パクと白馬岳。
さあ大窓から中仙人谷に向かって滑走開始!
2018年04月01日 10:27撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6
4/1 10:27
さあ大窓から中仙人谷に向かって滑走開始!
こんな感じで。
2018年04月01日 10:26撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 10:26
こんな感じで。
大窓の高度感
2018年04月01日 10:27撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
6
4/1 10:27
大窓の高度感
小窓尾根を横目に。
2018年04月01日 10:30撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9
4/1 10:30
小窓尾根を横目に。
富山市内からも良く見える大窓と仙人谷。
上から見るとこうなってます。
2018年04月01日 10:32撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 10:32
富山市内からも良く見える大窓と仙人谷。
上から見るとこうなってます。
ノドの通過。
2018年04月01日 10:35撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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4/1 10:35
ノドの通過。
上部の急斜面をこなして下部のデブリゾーンへ突入。
2018年04月01日 10:53撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9
4/1 10:53
上部の急斜面をこなして下部のデブリゾーンへ突入。
デブリは滑走モードのまま登り返し
2018年04月01日 11:03撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7
4/1 11:03
デブリは滑走モードのまま登り返し
取水口。
慣れたYSHR先生を先頭に左から巻いていけました。
2018年04月01日 11:12撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7
4/1 11:12
取水口。
慣れたYSHR先生を先頭に左から巻いていけました。
林道合流。
2018年04月01日 11:22撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
5
4/1 11:22
林道合流。
試練と憧れ!
今日はマジで試練でした!
2018年04月01日 11:34撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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4/1 11:34
試練と憧れ!
今日はマジで試練でした!
チャリデポ地点に到着すると・・・
2018年04月01日 11:38撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9
4/1 11:38
チャリデポ地点に到着すると・・・
なんと富山県警山岳警備隊からカルピスの差し入れ!
感謝感謝です。
2018年04月01日 11:41撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
46
4/1 11:41
なんと富山県警山岳警備隊からカルピスの差し入れ!
感謝感謝です。
さあ最後はチャリ!
なんか結局バトルっぽくなってたけど。
2018年04月01日 11:47撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
22
4/1 11:47
さあ最後はチャリ!
なんか結局バトルっぽくなってたけど。
涼しい風を受けて快適な下り
2018年04月01日 11:54撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
4/1 11:54
涼しい風を受けて快適な下り
ゴール!
完全燃焼!
おつかれさまでした!
2018年04月01日 11:59撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
24
4/1 11:59
ゴール!
完全燃焼!
おつかれさまでした!

感想

さあ今日から4月だ!ビッグ山行だ!
YSHR先生が剱岳周回へ行くというので是非!ということで同行させていただくことになった。
この時期の剱岳エリアは誰でも入れるわけではなく事前に富山県に届出をした上で承認を得なければならないが、今回はYSHR先生が自分の分も申請してくれていたのでまたとないチャンスとなった。

このルートは剱岳を馬場島起点にグルっと周回するという贅沢なルートで、360度あらゆる方向から剱岳を眺めることができる。
だが問題は3200mの累積標高差だ。
自分の山スキー歴でこれだけの標高を1日で登った経験はなく、今回の山行で自分の限界を試される格好となる。
更に時期が早いため伊折の冬季ゲートは閉まった状態・・・つまりスタート地点までの6km、標高差250mもチャリで頑張らなければならないのだ。

まあ心配しても始まらない。
やると決めたらやるしかない!
前日土曜日の夕方馬場島手前の伊折まで入って車中泊の準備をしていると三重からはるばる珍獣パクがやってきた。
話を聞くとなんと先ほど白山を滑ってきたと言う。
「どういう体力してるんじゃい」
普通剱周回しようとしてる前日に白山やるかねぇ・・・
呆れつつもとにかくその日は早々と就寝して翌朝に備えた。

23時に起床すると大魔人さんが到着していた。
しばらくしてYSHR先生と兄ちゃんも到着。
予定通りチャリでフライングスタート(笑)
ほんの6kmなので白山と比べれば全然マシだが皆は飛ばして?先に行ってしまった。
自分は長丁場に備えてマイペース。やっぱりチャリは苦手だ。

馬場島でスキーに換装したら12時半前に仕切り直しスタート。
暗闇の立山川をズンズン進んでいく。
自分は初めての立山川だがYSHR先生に言わせると雪も多くて雪割れもなく相当良いコンディションらしい。

馬場島から室堂乗越まで標高差1500mを4時間で踏破。
兄ちゃんは2日前までノロウィルスにかかっていたらしく病み上がりで調子が悪そうだった。
そんな体調で剱周回とは、パクと同じくどうかしてる(笑)

いつも人でごった返す立山、雷鳥沢しか見たことがなかったが当然この日は僕ら以外に誰も人はいない、貸し切り状態だ。
雷鳥沢を詰めて剣御前小屋へ。
ここはいつ来ても風が強くて寒い。
小屋の陰に隠れて滑走準備したらお楽しみ滑走タイム!
同じく無人の剣沢へと滑り込む。
モナカ気味のカチカチだけど贅沢は言わない。
さすがスキー、平蔵谷、長次郎谷等名だたる谷を越えて近藤岩まであっという間だった。

そこからシールを貼って北股経由で池の平へ登り返す。
それまで雲で覆われていた灰色の空も青空に変わり暑いけどみんなテンションを上げながら登っていった。
池の平はいつかテントで来たいと思っていた場所だが今回が初訪問となった。
剱岳らしさとはかけ離れた真っ白の広いカール状の地形に囲まれた独特な雰囲気に一目惚れしてしまった。
そこから小黒部谷に向かって本日2回目の滑走。
上部こそモナカ気味だったが下部は極上ザラメで本日No1の滑りを楽しむことができた。

1525m地点まで滑ったら大窓に向けて標高差700m、最後の登り返しだ。
最初は良かったが残り標高差300mといったところで足が売り切れた。
累積標高差3000m超えの洗礼を浴びた格好だ。
ヘロヘロになって大窓に到着したらコーラを飲んで復活(笑)
中仙人谷の最後の滑降を楽しもう。
登りの足は売り切れたが滑りの足は別腹です(笑)
デブリをこなして1時間で馬場島まで帰還。

なんと富山県警の山岳救助隊のお二人がカルピスを用意して出迎えてくれた。
登山者から登山届が提出されるとこうして馬場島の詰め所に待機し登山者の帰りを見届けてくれているのだ。
恐らく他の県の救助隊にはないスペシャルな対応だと思うしこのサポートのおかげで我々も安心して山へ出かけられる・・・本当に感謝感謝である。

最後はチャリで伊折までひとっ走り。
車に到着すると辺りはすっかり春の陽気だった。

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コメント

ハードなスキー
1日でこんなに登って滑って、超人ですね。
2018/4/12 7:49
Re: ハードなスキー
コメントありがとうございます。
一日でこれだけの贅沢なルートを歩けるのはとても幸せなことです。
体力が続く限り挑戦していきたいです。
2018/4/12 20:18
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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