毛勝山【敗退】(片貝川南又出合から往復)暴風雪で恐怖の一夜
- GPS
- 32:00
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 1,963m
- 下り
- 1,963m
コースタイム
- 山行
- 9:33
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 9:59
- 山行
- 4:57
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 5:32
天候 | 1日目/雨→みぞれ→雪→暴風雪 2日目/霧→雲→晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・デブリが多く、雪渓の状態が日々変わっている。 ・下山時、数百メートル先でかなり大きな落石があった。 ・熊の足跡あり。 ・山頂稜線直下はかなりの急斜面で滑落注意。 |
写真
感想
山岳会のメンバーと春山目的に毛勝山へ。2泊3日で毛勝三山を縦走するつもりでしたが天気が芳しくなく、行けるとこまで行ってみようということになりました。
毛勝山までは標高差が2,000m近くあり、林道歩きの後はひたすら雪渓歩き。この日は朝から雨で、雪渓を歩く頃にはみぞれに変わり、一瞬晴れたかと思ったら本格的な雪になり風が強くなっていきました。
春山デビュー!と思って参加した私ですが、いきなりの冬山デビューとなってしまいました。
降雪は予想以上で、山頂稜線直下の急斜面はアイゼンの前爪をいくら蹴り込んでも雪がサラサラで斜面に刺さらず、滑落の恐怖がよぎるとともに、かなり体力を使いふくらはぎが崩壊しかけました。こんなにつらい登山は初めてでした。
先輩方にサポートいただき、何とか頂上稜線のコルに着きましたが、そこは今にも飛ばされそうな暴風雪。寒さと戦いながらテントを設営し、駆け込みました。
暴風は一晩中吹き続け、テントが風に押される度に変形するくらい。本当にテントごと飛ばされてしまうのではと恐怖でいっぱいでした。また-6℃まで対応のシュラフを購入し持参しましたが、一晩中足先が冷たくなかなか寝れませんでした。下山後も両手足の指が痺れたままです。軽い凍傷でしょうか。
翌朝、気温は昨日よりも高いですが、視界はわずか30m。何も見えない中、毛勝山山頂を目指すのは危険ということで、下山することにしました。
積雪は膝辺りまであり、急斜面の下山は危険なため、先輩とロープを繋いでいただき、斜面の方を向きながら、ピッケルとアイゼンを確実に斜面に差し込みながら下山しました。
危険地帯を通り越し、ホッと一息していると、谷の下の方でガラガラっ!と轟音が。かなり大きな落石でした。初めて見ました。
思わぬ冬山初体験?となり、個人的にはかなりつらい山行になりましたが、山の厳しさや自分の弱点を知り、また初めての雪上訓練ができたので、いい経験になりました。
でも毛勝山はもう無理かな(笑)
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