奥日光の絶景探訪「太郎山」（日本三百名山）［光徳駐車場から周回］

2018年04月28日(土) [日帰り]

• GPS: 06:05
• 距離: 15.2km
• 登り: 1,157m
• 下り: 1,171m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:17
• 休憩: 0:42
• 合計: 5:59

7:24 光徳駐車場
8:13 8:14 山王帽子山登山口
8:54 9:01 山王帽子山
10:09 10:18 小太郎山
10:36 11:00 太郎山
12:24 12:24 太郎山・志津分岐
12:50 12:51 梵字飯場跡（新駐車場）
13:11 13:11 光徳三本松分岐
13:23 光徳駐車場

上記の歩くペース 0.3〜0.4は間違い（0.6程度）

天候

快晴♪

アクセス

利用交通機関：

自家用車

■光徳駐車場を利用
・駐車場は無料
・駐車スペースは30台程度
・奇麗なトイレ有り

コース状況／危険箇所等

★登山道整備度：2（良5・4・3・2・1悪）階段や木道、鎖等の整備度
★体力難易度　：3（難5・4・3・2・1易）歩行距離、累積標高差、急登等
★技術難易度　：2〜3（難5・4・3・2・1易）アイゼン、ピッケル等の頻度や時間等
★登山道の眺望：3（良5・4・3・2・1悪）
★山頂の眺望　：4.5（良5・4・3・2・1悪）


【すれ違った登山者の数：0人】


◆登山道の注意点（光徳駐車場⇒山王帽子山⇒太郎山）
・山王峠から山王帽子山に登る際、登山口から20分ほどの日当たり良い区間は、腰丈ほどの笹が繁茂し登山道が分かり難くなっている。何となく踏み跡は分かるので、道迷いに注意して進もう。朝露で笹が濡れている場合は、ゲイターでは丈が足りないので全身雨具が必要と思われる。
・小太郎山から100mほどの区間は岩場の痩せ尾根（剣ヶ峰）になっている。高度感も少なく、難易度は高くないが、足場を確認しなら慎重に進もう。

◆登山道の注意点（太郎山⇒お花畑⇒林道⇒光徳駐車場）
・お花畑は融雪で部分的に湛水して夏道を歩くことができなかった。今回は、植生を傷めないように東側に残っている残雪を利用して回った。
・お花畑から急登な斜面を下る。途中、高原地図で〇危となっているガレ場を横断するが、雨天時等に通過しない限り危険性は低いと思う。なお、急登部は、ロープ設置箇所が3〜4箇所ほどある。いずれも補助的なロープだった。
・標高1650m地点で林道に出る。その後、光徳駐車場まで約6.5kmの車道歩きはかなり長く感じた。私的には、本日の核心部は車道歩きだったかも。

◆残雪状況と装備
・標高2000m以上の日影部の登山道に50〜100cmほど残雪が残っている区間が多く、あと2週間は雪装備等を検討した方が良い印象を受けた。残雪区間で下まで滑落するような危険性のある場所は無いが、下りは簡易アイゼン以上は準備した方が良いと思う。ただし、全線雪道でないので、岩場等はアイゼンの脱着が面倒なので、私はチェーンスパイクを使用した。
・残雪が中途半端に少ないので、雪が緩むを踏み抜きも多く、途中からゲイターを装着した。
・ピッケルやワカン等は不要で支障ないと思う。

写真

4/28 7:25

光徳駐車場（無料）に車を駐車して出発！

4/28 7:29

駐車場から約5分車道を歩き入山する。

4/28 7:34

序盤は緩やかなミズナラ林を歩く。

4/28 7:51

次はカラマツ林に変わった。
笹が繁茂し登山道が少し分かり難くなっている。

4/28 7:56

更に標高が上がるとダケカンバ林になってきた。

4/28 8:07

山王峠に到着。

4/28 8:09

山王峠でしばらく木道を歩き、途中から車道に下りる。

4/28 8:14

車道を100mほど下り、太郎山登山口から再び入山する。

4/28 8:17

太郎山登山口から15分ほどは笹原を進む。

4/28 8:19

日当たりが良い箇所は笹の繁茂が著しい。
踏み跡は何となく分かるが、濡れている場合は全身雨具が必要そうだ。

4/28 8:28

高木性の樹林帯になると笹が無くなり、明瞭な登山道をどんどん登る。

4/28 8:41

標高が2000mを超えると残雪がやや増えてきた。

4/28 8:47

日影の登山道は残雪が多い。
積雪量は少ないので、ツボ足で進む。

4/28 8:53

標高2060mまで登ると西側に日光白根山が見えてきた。

4/28 8:56

標高2077mの山王帽子山に到着。

4/28 9:01

山王帽子山の山頂は樹林帯に覆われ眺望はイマイチであるが、男体山は辛うじて見える。

4/28 9:04

ニホンジカの糞だが、色が薄い。
周囲にダケカンバやシラカンバがあるせいかなぁ？

4/28 9:05

では、正面左奥の太郎山へ再出発！

4/28 9:08

一旦、鞍部まで標高差150mを下る。
東斜面は雪が緩み、踏み抜きが多いので、ここでスパッツを着用した。

4/28 9:20

標高1919mの鞍部まで下り、正面の尾根を登り返そう！

4/28 9:24

やや急登の尾根を登っていく。

4/28 9:35

再び標高が2000mを超えると雪が多くなってきた。

4/28 9:44

ここでチェーンスパイクを装着。

4/28 9:41

気温が上昇し、雪面表面が緩みだし、やや歩き難いが危険性は無いのでどんどん登ろう！

4/28 9:58

登山道の凹部に雪がたまり、細長い雪面を歩く。

4/28 10:08

ここを登れば、小太郎山。

4/28 10:10

標高2328mの小太郎山に到着。

4/28 10:11

小太郎山から百名山の男体山を望む。
今年は雪が少ないね〜

4/29 14:47

男体山と戦場ヶ原のパノラマ版。

4/28 10:17

男体山の山頂部のアップ。

4/28 10:11

小太郎山の東側の眺望。
左奥から女峰山、小真名子山、右が大真名子山。

4/28 10:14

小太郎山の西側には、日光白根山が間近に見える。

4/28 10:13

小太郎山の北西側に会津駒ヶ岳の緩やかな白い稜線が見える。

4/28 10:14

小太郎山の南側には皇海山も見えるね〜

4/28 10:18

では、小太郎山から太郎山へ稜線を歩いていこう。

4/28 10:20

小太郎山から100mほどの区間は岩の痩せ尾根になっている。
危険性は高くない剣ヶ峰を通過する。

4/28 10:24

正面の太郎山南端の岩場が近づいてきた。

4/28 10:26

太郎山南端の急登を登る。

4/28 10:30

太郎山南端を登りきると平坦な稜線に出た。
ここだけ雪庇が形成され積雪量が多い。

4/28 10:34

東側の眼下にはお花畑が見える。
結構湛水しており、下山時のルートは水没している区間がありそうだ。

4/28 10:37

標高2368mの太郎山の山頂に到着。

4/28 10:44

とりあえず、三角点にポチっと。

4/28 10:46

絶景を見渡しながら、貸し切りの山頂を独占させていただいた。

4/28 10:41

小太郎山（右奥）から歩いてきた稜線を眺める。

4/28 10:40

日光白根山。

4/28 10:42

右は燧ケ岳、その奥には真っ白な平ヶ岳も見えるね〜

4/28 11:03

では、下山しよう！
下りは南側ルートを歩く。

4/28 11:06

まずは、お花畑に向かう。

4/28 11:11

お花畑まで下ったが、案の定、中は少し湛水して歩き難いので、残雪に乗り左から回り込んで歩く。

4/28 11:12

お花畑から太郎山を振り返る。

4/28 11:17

あとは南東側の急斜面を下るが、途中崩壊跡地のガレ場を横断した。
雨天時は注意したい箇所だ。

4/28 11:19

新薙を通過。

4/28 11:21

一気に急登な登山道を下る。
南東斜面は雪が無いので、完全に夏道が出て歩き易かった。

4/28 11:27

急登箇所の2〜3か所でロープ設置箇所もある。

4/28 11:45

急登を下りきると緩やかな登山道になる。

4/28 11:57

標高1800m以下は歩き易い登山道となった。

4/28 12:10

標高1659mの林道出会に到着。

4/28 12:25

林道出会から光徳駐車場まで約6.5Kmの林道歩き。

4/28 12:51

林道はここで通行止めになっており、この前に20台ほど駐車できるスペースがあった。

4/28 13:24

光徳駐車場に到着。
お疲れさまでした！

撮影機器：

PowerShot G7 X Mark II CANON

感想

Joker

GW突入で前半は天気も申し分ないですね！
今回の山行は、直前までどこに登ろうか迷った末、先週の景鶴山に引き続き、未踏の三百名山に登ることにしました。

初日は日光太郎山に登りました。
戦場ヶ原からから見上げた山体に雪は見当たりませんでしたが、標高2000m以上には残雪も残り、チェーンスパイクの装着と脱着を繰り返しながら稜線を歩きました。

太郎山と小太郎山の山頂は、絶景が広がり、男体山や女峰山、日光白根山といった日光の山々をはじめ、残雪が多い燧ケ岳や平ヶ岳、会津駒等も見えました。
GWだというのに、山中で誰1人お会いせず、感動の眺望を終始貸切で独占させていただきながら昼食タイム。
なかなか私好みの充実した山旅でした。


＜2日目の袈裟丸山に続く＞
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1441626.html