昭和記念公園『こもれびの丘』
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 24m
- 下り
- 22m
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
当日、西立川ゲートに到着したのは13時半近く。
入場料大人一人450円。
前回来た時より高くなっているような気もするが。
それはさておき、入園後、「こもれびの丘」へと向かう。
公園北の端なので反対側。時間がかかりそう。
園内は鬱蒼とした緑に覆われ、スケールが大きい。これらの樹木や池は大半が新たに増築、造園したものだという。
いわば現代版、明治神宮といったところか。
焦っていたのか、気がつくと北上するつもりがなぜが東に進んでいた。
昭和記念公園の奥まで進んだ経験がなかったので、どこがどこだか分からない。
思ったよりも遥かに巨大な公園。気を取り直して再び北上。
中央の「みんなの広場」を突っ切る。この広場の真ん中には一本のケヤキ巨木がある。
この木は造園前の立川基地時代からここに存在していたらしい。
日本庭園脇を進み、更に迷いながらもやっと「こもれびの丘」に到着。
西立川ゲートから1時間もかかってしまった。
周りと違って針葉樹、落葉樹がランダムに生い茂り、如何にも天然の丘を利用した雰囲気が漂う。
その丘の頂上付近に案内図があったので読んでみる。
そこで驚愕の事実を知る。
なんとこの「こもれびの丘」は天然のものではなく、人工的に作り上げられた盛り土だったのである。
案内によると、立川基地施設の瓦礫を芯にして周りを多摩ニュータウン造成で出た残土とローム層で盛り土し、その上に腐葉土を重ね、約30mの「丘」を作り、そこに植林したとのこと。
これは吃驚。てっきり古多摩川の削り残した丘と思い込んでいた。
30mもの人工の丘まで作ってしまうとは凄いエネルギーである。
この展望台からは樹木の間から富士山も覗える。手前は丹沢か?
多摩丘陵方面も見渡せ、意外と眺望もよい。
この日は閉園が18時。気がつけば17時20分近く。
あわてて展望台を降りて西立川ゲートへと戻る。夕景に映える風景。
造園開始してから約30年だろうか?それにしてもよくここまで人工の森や池、丘を作ったものである。
帰りは迷わなかったのでゲートには20分程で到着。
報道などによると残った立川基地西部地区は米軍から返還された後も30年以上実質放置されていたので、自然な森と化していたそうな。
結局、施設建築のため、近年その天然の森を伐採し、更地にしてしまったという。
基地施設を壊して膨大な労力を投入し、人工の森や池、丘を造営したかと思えば、天然の森の方をあっさり更地にしてしまったりと、やっている事がどうにも滑稽に思えてしまうのは自分だけか?
いっそ、返還後、何もせず、施設をそのまま廃墟化するにまかせ、全て天然森に戻しておけばよかったという気もする。
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