谷川岳 一ノ倉沢烏帽子沢奥壁 中央カンテ
- GPS
- 11:51
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 4,703m
- 下り
- 4,701m
コースタイム
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 3:45
- 合計
- 11:45
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
数日前に訪れた谷川岳。仕事の都合上不定休な為、次の休みは3日後。登攀を終え、車中にて天気予報を確認すると3日後の気圧配置は高気圧ど真ん中の快晴の予報。
山屋の定か、快晴となれば山へ行きたい。という事で再び谷川岳へ岩を楽しみに行ってきました。
前回と同様、日の出と共にアプローチ開始。本年の課題である烏帽子沢奥壁に引かれたメジャールート3本の中の1つである中央カンテへ狙いを定め、出合よ快適に敷かれた雪渓を詰めテールリッジより高度を上げ、中央稜取り付きへ到着。大汗を拭いながら準備を整え中央カンテ取り付きへ向かいます。数日前に訪れた凹状岩壁と取り付きから2Pまでルートを共有するため、ルーファイ無しにすんなり取り付きへ到着し最終準備を整え登攀開始。
1P 40m バンドをトラバースした後草付のルンゼを左上気味に抜ける
2P 50m 浅いルンゼ状のフェースを左上気味に高度を上げる。傾斜は緩いが浮石が多くランナーは殆ど無い為、慎重に高度を上げる
3P 40m ビレイ点の右から回り込み左上するバンドよりカンテまで抜けた後カンテ伝いに高度を上げる。
4P 50m カンテを直上し小垂璧を左から乗越し更に頭上に有る大岩を左から回り込みルンゼ状へ抜ける。途中2か所終了点が有ったがチムニー直下まで伸ばす。
5P 30m 短いルンゼを詰めチムニーへ取り付く。内面登攀というよりは体を外に出しステミングで抜ける。スタンスホールドは豊富に有るがランナーが取りにくい。
6P 40m バンドよりフェースを左上しカンテより右上
7P 30m ルート上の核心ピッチ。下部垂璧、上部コーナークラックと気が抜けないピッチ。下部上部との間にレッジが有りピッチを切れるためパートナーと共有も可能な嬉しいピッチ。
8P 50m トポには四畳半テラスと記載されていたが半畳程に縮小されたテラスより階段状のスラブを上がり左上する凹角より高度を上げる。
9P 25m 浅い凹角を詰めると烏帽子岩基部(終了点)へ突き上げる。終了点は一枚岩の大テラス。スリングが多数巻かれていて明瞭。休憩した後下降。
烏帽子の肩より下降
1P 35m 終了点の反対側よりいきなり空中懸垂。高度、浮遊感が気持ちが良い。
眼下に見えるルンゼに降り立ち対岸に有るアンカーにて支点確保。
2P クライムダウン出来るがスリップすれば烏帽子スラブまで一直線なのでボディービレイにて確保し下部の笹薮まで
3P 笹薮と岩壁の基部沿いに左にトラバースした後、下部に伸びる踏み跡を辿ると南稜下降点へ到着。(3P目の笹薮のルーファイが非常に神経を使った)
南稜からの下降は割愛。
初見にてに登攀時間4時間強でマズマズでしたが、下降には思いのほか時間を要し課題が残る山行でした。岩質は脆いものの、前回の凹状岩壁を経験すれば錯覚なのか快適で岩を楽しむ事が出来る山行でした。
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