タコライスと花蝶三昧(下野草・山煙草・アサギマダラ等)

2018年05月29日(火) [日帰り]

• GPS: 04:30
• 距離: 10.1km
• 登り: 329m
• 下り: 329m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:00
• 休憩: 0:30
• 合計: 4:30

7:30 スタート地点
7:45 7:45 長沼公園平山口
8:30 8:30 長沼公園平山口
9:10 9:10 宮嶽谷戸
9:30 9:40 平山城址公園
10:10 10:10 東京薬科大学 薬用植物園
11:10 11:10 薬用植物園出口
11:15 11:35 東京薬科大学学食
12:00 ゴール地点

天候

曇り時々晴れ

アクセス

自宅からの周遊ですので公共交通機関の利用はありません。
東京薬科大学へは京王線平山城址公園・京王堀之内からバスが利用出来ます。
有料駐車場は正門前にあり500円です。

写真

今日は何時もの自宅周辺の花散策です
シロバナオオバギボウシ(白花大葉擬宝珠)が見事に沢山の花を付けていました

ナガミヒナゲシ(長実雛芥子)　種が細長くヒナゲシと同じく花が小さい　急速に広がった帰化植物

ヒメスイバ(姫酸葉)　スイバより小型なので「姫」が付いたと思われます　良く見るとそれなりかも知れません

紫陽花が色付き始めました

ナツハゼ(夏櫨)の実　本当はネジキ(捩木)の花を期待して長沼公園栃本尾根ルートを選択したのですが既に終わっていました

これが3年前の5月に撮影したネジキ(捩木)の花です

長沼公園霧降の道のアジサイ(紫陽花)　色付き始めもなかなか清々しくて良いです

ムラサキシキブ(紫式部)　咲き始めです　蕾も沢山あるのでもう直ぐ見頃になるでしょう

[url=http://www.takahatafudoson.or.jp/?page_id=30]高幡不動尊あじさいまつり[/url]がもう今週末から開催ですが今年は見頃が早いでしょうか

アリドオシ(蟻通し)　別名一両です　万両から始まるおめでたい木の最後の位置づけですが花としては1番綺麗かも...

コウゾリナ(剃刀菜・髪剃菜)かなと近づくとどうもただの西洋タンポポの様です

コアジサイ(小紫陽花)　野猿の尾根道に咲くこの花はもう残り少なくなってしまいました

野猿の尾根道で今一番多く咲いている花アカショウマ(赤升麻)　地下の太い根茎が赤みを帯び、サラシナショウマ(キンポウゲ科)に似た花穂を持つ

ハクツルソウ(白鶴草)のピンクバージョン　長沼公園から東京薬科大学への移動途中で目に入った花

ヤブカラシ(藪枯らし)　藪が枯れた様子は見たことがないがこれから急激に増えそう

カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)　三角錐の形をした白い花をあちこちで見かけますが急に増えてきた様です

遠くから見て時計草かと思い近づいてみると全く違いました　カシワバアジサイの横に咲いていた花

ミヤギノハギ(宮城野萩)　細長い3枚の葉と枝垂れる枝が似ていますが今頃咲くのは見たことがありません

東京薬科大学前の谷戸に咲くツクシイバラ(筑紫薔薇)　九州を意味する筑紫とイバラを合わせた名前で南九州独特のノイバラらしい

キンシバイ(金糸梅)　気分が落ち込みがちな梅雨に鮮やかな黄色い花を咲かせる　夏が近づいてくれることを知らせてくれる花木

コモチマンネングサ(子持ち万年草)　湿った岩上に生えるヒメレンゲ(姫蓮華)に似ているがこちらは道端の花

ヤエドクダミ(八重蕺草)　ドレスを着た妖精のような八重咲きのドクダミ

宮嶽谷戸で今年初のママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)

可愛そうな名前だが大変綺麗です

今日は近場なのに珍しく自家製のパウンドケーキを持参です　学食でランチもしたいので平山城址公園で一つだけ食べました

平山季重の道に咲くウメガサソウ(梅笠草)　まだまだ健在でした

ミズイロオナガシジミ(水色尾長小灰蝶)　後翅のVサイン模様と長い尾状突起が目立つシジミチョウ

ザクロ(石榴)の花の咲き始めです　東京薬科大たにし池斜面にて

クチナシ(梔子)　梅雨どきに大型で純白の6弁花を咲かせて強い香りを漂わせる　もう梅雨が近いのか

ハマビシ(浜菱)　砂浜に生える海浜植物であるが乾燥地帯では内陸にも生育する　何世紀にもわたって薬用に使われいる

ハアザミ(葉薊)　アザミの名がつくが オニアザミ などのアザミの葉にに似ることからで実際はキツネノゴマ科

ウツボグサ(靫草)　海岸近くから高原の日当たりのよい草原や道端で見られる植物　武士が弓矢を入れる道具の靫に似ている

アメリカチョウセンアサガオ　これを飲んだ者は理性を奪われ長時間泣いたり笑ったり多弁になったり眠ったりする有毒植物

クララ　根を噛むとクラクラするほど苦いことから眩草(くららぐさ)と呼ばれこれが転じてクララとなったとか

ビロードモウズイカ　大きな葉のロゼットから伸長した長い花穂に黄色い小花を密集し高さ2メートル以上にもなる毛深い二年生植物

ホウセンカ(鳳仙花) 色が違うものの何かに似ていると思ったらツリフネソウ属でした

ムラサキ(紫)　花は白色ですが根にはシコニンという色素を含みかつては紫色の染料として使われていたようです

ウォールジャーマンダー　ヨーロッパからアジア西部に分布する常緑性の小低木　ハーブガーデンの定番的な植物

八重咲きサボンソウ　ナデシコ科のソープワートはサボンソウとも呼ばれ天然の石鹸として古くから利用されていてこれはその八重咲

カッコウチョロギ(郭公草石蚕) 根が漬物に使用されるのはチョロギ(長老喜)　これはヨーロッパ原産のハーブ

ワタチョロギ(綿丁呂木)　英名ラムズイヤー　 ユニークな草姿から観賞用の植物として世界の温帯地域で広く栽培されている

ジャーマンカモミール　ヨーロッパ特にドイツで薬用にされる一年草のハーブ　可憐な白い花にはリンゴのような香り

ハマボウフウ(浜防風)　 地上部は高級野菜地下部は生薬として利用　海辺がふるさとの野菜

コモンスピードウェル　乾燥した葉は緑茶に似た香りで他のハーブティーともブレンドしやすい

アミガサユリ(編み笠百合)の実　花も特徴的ですがこの実のユニークさや大きさに驚きです

アマチャ(甘茶)　アジサイ科のガクアジサイと酷似しており間違われる事が多い　釈迦の生誕を祝う花祭で飲むアマチャの原料

ハンカイソウ(樊噲草)　由来は豪壮な姿を中国の武将に見立てたものらしいが未だ残念ながら半開です

キクバオウレン(菊葉黄連)の実　勿論セリバオウレンも沢山の実を付けています

ヤマタバコ(山煙草)　絶滅危惧種 タバコの葉に似ることから名前がつくがイワタバコや ヤブタバコ 同様タバコとは別種　オタカラコウと同じキク科

アサギマダラ(浅葱斑)　ヤマタバコの様な黄色い花に寄ってくるのは珍しいことかも知れません

成虫はフジバカマなどに集まり蜜に含まらるピロリジジンアルカロイドを摂取することで捕食者から攻撃されないようにしているそうです

オオバギボウシの葉に留まるこの蝶は大変地味な色合いをしています

コシジシモツケソウ(越路下野草)　東京屋薬科大学でシモツケソウとの出逢いは初めてです　新潟から持ってきたらしい

シモツケソウは山地や亜高山の草地や林の縁などに生息する多年草　花言葉は「控えめな可愛さ、純情」

こんな所でシモツケソウまで見れるとは恐るべし東京薬科大学　感謝！感謝！です

シチダンカ(七段花)　花の色は淡い青色だが落花までの間に薄紅、濃紫、藍色などに変化する傾向がある

ワスレナグサ(勿忘草)　奥の池で2m位先に咲いていて肉眼ではキュウリグサかと思いました

ダイミョウセセリ(大名挵) 関が原を境に関東型と関西型に分かれ関西型は後翅にも白斑があるそうですが...

イボタノキ(水蝋の木)でしょうか　花序が複雑で少し違う様な気もします...　学食へ行く途中に咲いていた花

タコライス￥432　メキシコ風アメリカ料理のタコスの具材を米飯の上に乗せた沖縄県の料理　味はタコスそのもの

感想

ランツベルク

今日は何時もの自宅周辺の花散策です。
一番の印象はもう紫陽花の季節、梅雨が近いということでしょうか。

しかし、何時もの東京薬科大学で小さな感動を二つ得ました。
一つは初めて見る絶滅危惧種の山煙草(やまたばこ)です。大変希少な花と聞いて胸が躍りました。観察路からは離れていますが撮影を始めるとヒラヒラと蝶が飛んできました。アサギマダラは黄色の花はそんなに好まないらしいのにとても絵になる映像を残せました。

もう一つは越後下野草(えちごしもつけそう)、高山や高度のある高原などでしか出逢いのない下野草がこんな所で見れるとは何と有り難い東京薬科大学なのでしょうか。
何時も無料で多くの花を楽しませてくれる東京薬科大学に感謝です。

学食では前回選択に迷ったタコライスを頂きました。メキシコ料理のタコスと味は同じで帰宅後もメキシコの香りが残っていました。(笑)　周囲に飲食店やコンビニ等無いので学食の料理の美味しさは有り難いです。学食の他にマグノリアという定食中心のレストランもあります。
https://www.toyaku.ac.jp/about/campus/gakusyoku

来る6月2日には薬用植物園公開口座が開催されます。
https://www.toyaku.ac.jp/plant/plant_open#anc01
植物園は9時30分から入園出来ますが興味がお有りの方はどうぞ公開講座にご参加下さい。

Landsberg