白川又川本流 明芽谷出合~関電取水堰下流側滝下
- GPS
- 05:02
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 713m
- 下り
- 715m
コースタイム
- 山行
- 5:03
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:03
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 下山後の温泉…上北山村温泉 薬師湯。大人 五百円。俺は入ってないけど、JAF割で百円引。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
トイレットペーパー
メガネの紐
長袖ラッシュ
チョッキ
合羽上
ヘルメット
ハーネス
沢靴
スパッツ
指先なし手袋
SUNTO
ザック
笛
地形図
ハーケン落ちんようにするやつ
デジカメ
たわし
ハンマー
ハーケン
カム・ナッツ類
下降器
ロープスリング数本
テープスリング数本
カラビナ数個
安全環付カラビナ2個
リングボルト
ジャンピング
キリ
タオル
1〜2人用ツェルト
カイロ
ポイズンリムーバー
絆創膏
三角巾
ヘッドランプ予備電池(単4x3)
スノーケル
キャラメル
パン
アクエリペットボトル1l
フローティングロープ
ロールンロック
3mmネオプレーン長ズボン
|
---|---|
備考 | 上半身は、ファイントラックの約十年前の撥水速乾の長袖のやつにしてんけど、3mmネオプレーン長袖にすりゃよかった。 |
感想
2008年7月21日に武田ちゃんと行った区間を単独で再訪。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-651892.html
●出発まで
6/16-17の土日は、imocの予報や気圧配置予想などによると、日曜のほうが天気よさそうやったんで、日曜日帰りで沢登り行きたいなぁて思とってんけど、あんまり前もってゆうとると、妻から「また行くの?」てゆわれるから、ギリギリになってから、ゆおうと思っていた。で、金曜の昼頃やったか、妻に聞くと、「月曜は次女の誕生日、土曜は自分(妻)が美容店と英会話学校、だから次女誕生日祝いで日曜に家族でおでかけしよう。沢登り行くなら土曜に行けば?」とのこと。
あれ?なんかちょっと前に原さんから「日曜は仕事やから、土曜に行くけど、どう?」って連絡はいっとったなぁ…。
でも、先週の、龍頭の滝(飲めない水での どっぷり泳ぎ)のリハビリのため、今週は「飲める水で泳ぎまくりたい」というのがあった。原さんに行先を訊くと、「絵馬小屋谷か古川岩屋谷のどっちか」ときた。どっちも、そんなに泳ぎまくりにならなそうやなぁ。ウェットスーツ着て泳ぐぐらいがええんやけど…。
ってことで、一人で行くことにした。実は、もう何人か連絡とろうとした人おってんけど、連絡つかんかったってこともある。
金曜は、二缶ほど呑んで、そのまま寝ちゃって、土曜朝起きたら六時半で、そっから行先きめて、計画書つくったり、道具とか用意したり、で、以下の通り。
7:55自宅発→コンビニ→ガソリンスタンド→10:35 上北山 道の駅 10:55→11:10明芽谷ゲート前駐車。準備開始→11:47車に鍵かけて遡行開始
自宅でたのは遅かったけど、案外はやく着いた。
●遡行
車には、上半身用の衣類として、3mmネオプレーン長袖、1mmネオプレーン長袖、ファイントラックの撥水速乾のん、の3種類を積んできてて、現地の状況で選ぼうとしていた。で、暑かったので、ファイントラックにした。ネオプレーンでは川原歩きが暑すぎてバテると想像したため。
最初は川原歩きは、暑くて、日陰を選んで歩くほど。
そのうち、「泳いだほうが早く行けそう」ってゆう淵のようなところが出てくるが、10年前に来た時の記憶と、その淵の位置が一致しない。ま、いっか、ってことで泳いでみると、水温めちゃ低い。冷た過ぎる。でも、まぁ、また歩いてりゃ体温復活するわ、ってことで我慢して泳いで、また歩いて、を繰り返す。川原歩きでは、結構ぬめった岩が多く、何度もすってんころりとコケて打ち身。
十年前、武田ちゃんと来た時は、ノリノリで泳いでいた気がするが、今回は、なんか、一人のせいか、水温が低いせいか、「途中で足攣ったりしたら どないしょ?最悪死ぬかも」てな考えがよぎり、慎重に、というか、なんか、こう、高揚感は無しで泳いだ。
一時間後、「十郎谷出合っぽいなぁ」と景色で判断したが、ヤマレコマップで見ると、全然はずれで、十郎谷はまだまだ先やった。
その後、十郎谷出合を過ぎ、急に地形がゴルジュっぽくなってくる。これやこれや。これを待ってたんや。だが、泳ぎの割合に対して、歩きの割合が減ってきて、体温がどんどん下がっていく。上半身をネオプレーンにしなかったことがくやまれる。そして、ネオプレーンの長ズボンをはいてるが、これ、水はいってきまくる。あかん、オーダーのん作りたい。スノーケルつけて泳ぐ。50m以上あるような長淵は、なるべく途中で休憩箇所をみつけて上陸してひといきついてから、また泳ぐようにしたが、上陸しても体温は回復せず、冷える一方。数か所の、長淵&奥に滝、をこなしていくと、ようやく見覚えのある地形になり、奥に取水堰下流側すぐの滝と思わる滝が見えた。十年前は足が全くつかなかったところも、ある程度のところまで泳がなくても立っていけてしまう。数年前の中ノ又谷左岸上部の大規模山抜けの影響がここにも表れているのか?
もともと15時になったら引き返す、という予定にしていた。予定としては、そのまま逆に川原歩きで戻っても良かったのだが、体温が下がりまくってる今となっては、それは避けたい。林道に上がって帰りたい。少なくとも十郎谷出合までの何か所か続く長い淵はスキップしたい。
十年前は、この滝から50〜100m下流の左岸側に虎ロープがあり、左岸側から この取水堰下の滝を簡単に巻けたのだが、今日は見当たらない。うろうろしてると、右岸側に釣り師が設置したっぽいロープが見つかるが、ボロボロ過ぎて、これに体重を預けて登っていく気にはなれない。これにつかまって攀じるとしたら、つるつるだったり、ほぼ垂直だったり、するのだ。
で、少し戻って、地形図をにらめっこして、斜度緩めのところからロープがあった側に向けて登っていくことにした。地形図によると、本流川床から標高差120〜130mほどで林道。等高線は結構つまってるが、ロープが下がってるってことは、誰かがそこまで歩いて降りてきてる可能性が高く、ってことは登りやすい可能性が高い。登りだしてはズるずるで滑ったりして、先行きが危ぶまれたが、なんとなく踏み跡っぽくも見えるところを選んで、いって、詰まったら戻って、どっちも詰まるから、木の根っこをつかみながらなんとか攀じ登ったりなんかしたりしてると、ちょっと歩きやすくなってきて、で、林道に出れた。一安心。
登ってる途中だったか、林道を歩いてる時だったか、昔、白川又川支流の大黒構谷の林道下部ゴルジュを当時所属していた沢登りの会の先輩である山本さんと二人できたことを思い出し、山本さんから「おまえまだこんなことしとんのか?飽きひんのぉ」と笑われてるような気がした。(山本さんは11年前に白山の谷で亡くなった)
まぁともかく、無事に帰れて一安心。体温さがりまくった後に、温泉に身体をつけ、う˝〜、ととけていくような気分になるのは ほんま最高にシヤワセ。
もう少し南の別の谷に行ってた原さんに「一緒に飯でも」とメッセージ送ったが、帰るのはまだまだ後のようやったんで、自宅に帰ってから妻に焼いてもらった冷凍餃子をほおばりつつ、瞬冷というビールを飲んだ。シヤワセ。
で、沢の洗濯が翌朝となり、車内に放置していた沢荷物が、車内を沢臭で満たしていた。
一人で沢登りに行くと、複数人で行くのとは異なり、自己との対話になる。色々、考えることもできてよかった。
あ、そうそう、今日もイイ一日でした♥
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