男神山(秋田県仙北市) 宝仙湖畔に立つ山へ
- GPS
- --:--
- 距離
- 3.5km
- 登り
- 461m
- 下り
- 457m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
男神山に登山道は無いようです。 玉川温泉から焼山へ登るコースは、しっかりしています。 尚、ルート図は、男神山を登った時の概略です。 |
写真
感想
国道341号を仙北市から鹿角市方向に向かって宝仙湖(玉川ダム湖)畔を通る時、目の前に急峻な山が現れる。右に男神山、その左に女神山だ。宝仙湖対岸に渡る橋(男神橋)から眺めると、山好きならきっと登りたくなる、そう断言したくなるような山容だ。ダム湖に沈む前にここに住んでいた人々にとっては、信仰の山だったのではないだろうか。
ならば、この山へ登る道の痕跡があるはずだ・・と思って調べてみたが、記録を見つけることはできなかった。残雪期に登ろうと地図を眺めるも、等高線はどちらからも混んでいて、簡単には登れそうにない。国道の冬季通行止め期間という制約もある。
今年4月に南八幡平の倉沢山へ登った帰り、男神山の麓に林道と赤い鳥居があるのを見つけた。もしかすると、男神山へ登る道があるのかもしれない・・。時期としてはもう一か月早い方が良かったと思うが、山頂からの展望はあまり期待せず、出かけてみた。
鳥居の立つ林道をゆるやかに登っていく。途中かなり荒れていて、車の通行は無理だ。林道終点には、立派な記念碑が立っていた。その先に道らしきものは無く、高く茂った草の中に入っていく。フキなどの茎にはダニの泡が付いていて、好きなものではない。急斜面には漕ぐほどの藪は無く、ブナの幼木などに掴まりつつ登る。新しいスパイク長靴にして良かった。下る時のために、こまめに周囲を確認しながら登る。
男神山山頂部は樹林に覆われていて、やはり残念ながら眺望はほとんど得られない。東南側に移動した時に、わずかに東側が開けただけだった。山頂部に宗教的な痕跡は見当たらず、道らしき跡も見つけることができなかった。
ダム湖に沈む前、数百年間に渡って暮らしを繋いできた人々にとって、男神山は登る山ではなく、朝な夕なに仰ぎ見る対象だったということだろうか。
下山後は、新玉川温泉に移動して、30数年ぶりに焼山へ。長靴を古い方に取り換えて、玉川温泉への遊歩道を行く。広く刈り払いされた登山道では、タケノコでザックをパンパンにした人たちとすれ違う。途中の水場では、ペットボトルが捨てられているのを見つけた。ところが下山時には無い。途中ですれ違った10人以上のグループの人たちが回収してくれたのだろう。ありがとうございます。
焼山山頂近く、見晴しのいい所で裸足になり、昼寝。夏山はこれができるからいい。風が流れて汗が引いていく。まだ登ったことのない、遠い北方の山々を眺めた。
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