熊野古道：中辺路からの小辺路(本宮→高野山)！のはずが・・・小辺路編

2018年06月24日(日) 〜 2018年06月25日(月)

• GPS: 28:54
• 距離: 33.9km
• 登り: 2,420m
• 下り: 2,654m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:02
• 休憩: 0:46
• 合計: 7:48

8:51 三浦峠
10:17 10:38 三浦口バス停
10:54 10:55 三田谷バス停
14:43 15:01 伯母子峠
15:18 15:24 伯母子岳
15:59 15:59 桧峠
16:37 16:37 萱小屋
16:39 宿泊地

2日目

• 山行: 6:05
• 休憩: 0:52
• 合計: 6:57

6:47 宿泊地
7:20 7:33 大股登山口
11:03 11:41 大滝休憩所
12:48 12:48 薄峠
13:18 13:19 大滝口女人堂跡
13:41 13:41 千手院橋
13:44 ゴール地点

6/21から6/25まで、熊野古道中辺路(田辺市滝尻王子〜熊野本宮)、小辺路(熊野本宮〜高野山)を歩く予定でした。
あと、西国三十三所巡礼も兼ね、行きに紀三井寺、帰りに粉河寺、高野山で奥の院の番外札所、も寄る計画。

中辺路はまあ予定の範囲内でしたが、小辺路の1日目（6/23）が雨予報で、結果的には予定通りいかなかったので、中辺路編(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1509541.html)とこの小辺路編を分けてレコしておきます。

天候

6/23：大雨→雨時々曇り（進まず）
6/24：雨→曇り→晴れ
6/25：晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

※中辺路を歩いて本宮（川湯野営場）まで来た続き
請川→十津川温泉までバス（奈良交通、大和八木行き／990円）
　・・・八木行きやと請川方面は進行方向と逆なので、キャンプ場から川湯温泉方面に歩いた方が良いです(笑)

帰り：高野山〜橋本（南海、ケーブルカー・電車／830円）
　　　橋本〜粉河（JR／410円）
　　　粉河〜奈良（JR／1490円）

コース状況／危険箇所等

・三浦峠から五百瀬に下りはじめてすぐ、ちょっと崩れているところがあり。
・伯母子岳はトラバースが多いですが、谷になるとだいたい落ち葉と小石が堆積しててちょっと緊張感（小滝付きやったりも）。

既に通行止解除されているようですが、6/23の夜に十津川（西中）の三浦峠登山口から少し十津川側の国道425号線で土砂崩れあり、国道通行止めで6/24は登山口へ行けませんでした。

その他周辺情報

十津川温泉：民宿やまとや（素泊まり4500円）
（姉妹店の定食屋（釜飯屋？）長谷川さんの肉うどんも美味しかった）

高野山：多数宿坊あり（今回は西禅院さんにお世話になりました）。

写真

6/23 6:19

6/23午後から豪雨とのことで、果無越諦めて十津川までバスでワープ、午前中に三浦峠まで！と思い川湯温泉のキャンプ場出発。
、、、もうアカン気がするなかなかの雨(笑)

6/23 9:26

色々考えて、6/23は十津川温泉でステイすることに。
事前予約制の玉置神社へのバスに便乗できたのは不幸中の幸い。

6/23 9:41

豪雨の中で玉置神社お参り。雨は夕方やみました。
3時間くらいで三浦峠行けるはずやし、15時くらいから行くべきやったかなと悩みつつも、民宿で一泊。

6/24 6:17

夜からも軽く降っていたようで、出発時もまだ雨でした。

6/24 6:19

さあ巻き返すぜ！と登山口まで歩いていると、配車する途中のバスの運転手さんからこの先土砂崩れで通行止めと聞かされた(￣□￣;)!!
ちょっと手前までやけど乗せてくれるというので、悩み中ながらもお言葉に甘えて行ってみました。
本当はこの車道2時間も小辺路ですが、もうワープ後やし。。。

6/24 7:32

登山口まで後少し、のところで土砂崩れ。
もしすぐ復旧しそうなら待とうと思ってましたが、今日中とかは無理とのこと。
翌日高野山の宿坊予約してるし、ホンマどうしよう(ノдヽ)というところに救世主。

6/24 8:38

なんと集落の方が善意で三浦峠まで送ってくれました(；∀；)
林道17キロもあるし崖っぷちガタガタ道含む、やのに！
前日お話してた奈良交通の方も心配して見に来てくれて、、、本当にあたたかくて感動。

6/24 8:37

三浦峠の綺麗なトイレ。お借りして、いざ出発！

6/24 8:42

もう雨は上がってましたが、肌寒かったです。

6/24 9:03

6/24 9:04

これはいつから崩れてるんやろう？
まあまあ高度感あったし、土砂崩れ事故の後やし、慎重に通りました。

6/24 9:23

三十丁の水。喉を潤しました。

6/24 9:24

了解しました！
五百瀬小学校作の立て札、他にもいっぱいありました。

6/24 9:32

緑のカーテンのような。

6/24 9:38

基本まだ霧のなか。

6/24 9:48

有名な防風林。

6/24 9:49

吉村家跡。

6/24 9:51

格好良い(・∀・)

6/24 9:59

振りかえって撮影。
左から下りてきました。

6/24 10:00

だいぶ下りてきました。

6/24 10:06

立派な石垣ですね。

6/24 10:15

ほぼ揺れないがっしりさでしたが、結局怖かった(笑)

6/24 10:18

三浦の湧水で休憩。
西中の出口通行止めについて、貼り紙がありました。

6/24 10:38

三浦口バス停。しばらく車道歩き。

6/24 10:39

伯母子岳登山口を目指します。

6/24 10:43

なぜお寺の跡に食パンマン( ゜ー゜)？

6/24 10:45

五百瀬の集落に。

6/24 10:46

南朝の遺跡、腰抜田。

6/24 10:48

石碑とはちょっと離れたところに説明書き。

6/24 10:49

平維盛のお墓は遠目に確認。

6/24 10:54

トイレと公衆電話。

6/24 10:56

三田谷橋と登山口。

6/24 11:08

急なつづら折れが続きます。

6/24 11:14

緩急つけて石畳が。

6/24 11:29

道標地蔵さん。
左くまの、右は？

6/24 11:34

ひたすら登りますよ。

6/24 11:39

待平に到着。
めっちゃ長く感じました。

6/24 11:40

色んな説があるのね‼

6/24 11:46

さてまた現れた急な石畳。
手前の大きいので完全に滑りました(ToT)

6/24 12:14

ちょっとした展望。

6/24 12:18

三浦口の札だけ新しいね。

6/24 12:29

何ヵ所か携帯通じるよゾーンが。

6/24 12:47

水ヶ元茶屋跡。ちょっとした広場でした。
弘法大師像も。

6/24 12:48

山姥伝説？

6/24 12:56

近くにちょっとした水場（利用せず）。

6/24 13:37

上西家跡。広々して良い雰囲気でした。
水あればテント張れそうです。

6/24 13:38

大休憩しようとしたけど、ちょうど虫に狙われたのであえなく退散。

6/24 13:56

天気が良くなってますね〜

6/24 14:16

また何で撮ったのかわからんやつが、、、(笑)
果てしない登りを残したかったのかな(笑)

6/24 14:43

ついに伯母子峠の避難小屋見えた( ´Д｀)=3！
トイレ借りました（片方私の力では開かなかった）。

6/24 15:16

伯母子岳にも登っときましょう！
（最後めっちゃ急）

6/24 15:19

伯母子岳(・∀・)

6/24 15:19

パノラマですが、、、ほぼ同定できません(笑)

6/24 15:20

てか虫に追われて地図広げてる余裕が無かったので、さっさと進みました。

6/24 15:37

振り返って撮影、真っ直ぐからが伯母子岳からの道。
左手は伯母子峠からの巻き道です。

6/24 15:59

夏虫山への分岐（檜峠）。

6/24 16:18

伯母子岳はトラバース道の谷部分に堆積が目立ちました。
ここは山頂より北側、広い道幅のところですが、南側は水の流れもついててもっと狭いところも。雨の後とかはちょっと怖い。

6/24 16:24

なんか神々しい。

6/24 16:38

萱小屋跡に到着( ´ ▽ ` )ノ

6/24 16:39

綺麗な避難小屋で泊まらせてもらいました！

6/24 17:01

荷物置いて丸太ベンチで見上げた青空。
朝、雨の中土砂崩れで立往生したとか、濃霧の中を峠まで送ってもらったとか、同じ日のこととは思えない、不思議な気分でした。

6/25 6:42

さてでそれでは最終日、出発です！

6/25 6:59

朝日が木々を赤く染めていて綺麗だったんですが、、、
ちゃんと写らないや(笑)

6/25 7:18

大股に下りてきました！

6/25 7:18

橋のたもとに、トイレと自動販売機。

6/25 7:34

そのまま進むと、古道入口が。

6/25 7:41

もう8時前で既にめっちゃ暑い（そして急）。

6/25 7:54

もうちょい下からのアングルが正解でしたね。

6/25 7:59

東側の展望。

6/25 8:02

林道に出ます。

6/25 8:06

またすぐ地道。

6/25 8:32

暑さも、日陰やとマシ、なのでずっと西側が良いな思いながら歩きました。

6/25 8:34

まあまた林道出たら逃げ場なしの日射しですが(ノдヽ)

6/25 8:40

林道を出たり、

6/25 8:48

入ったり。
タイノ原線はそれほど交通量なかったです。

6/25 8:49

車とめて「高野山まで行くん？そこまでだけでも乗せたろか〜」と言うてくれる人も。
まだ元気なんでと断りましたが、野迫川村の人（多分）も優しいですねー

6/25 9:12

休憩するつもりの東屋でしたが、蜂がいたため撤退（そんなんばっかり）

6/25 9:32

水ヶ峰辺りのピークと荒神岳かな？

6/25 9:33

ざっくりした矢印ですが、毎年野迫川村でやってるみたいです。
花火とかも上がるそう。

6/25 9:38

一旦車道とさよなら。

6/25 9:50

水ヶ峰集落跡。
高野山まで残り9キロになった(´ 3｀)

6/25 9:52

そしてここにも防風林の杉大木。

6/25 9:53

あ、熊DANGER 地域継続中だったのね。

6/25 9:55

道標以外にも小辺路コチラ札書きいっぱい。

6/25 10:06

今度は高野龍神スカイラインへ合流。
（結構交通量あるのでカーブなど特にご注意を。）

6/25 10:06

出てきたところの看板。

6/25 10:07

荒神岳の立里三宝荒神の遥拝所が。

6/25 10:09

こちらも片方がわからないなあー

6/25 10:20

立里荒神や野迫川村（中心部？）への分岐。

6/25 10:27

あれ、知らん間に高野町に入ってる(￣□￣;)!!

6/25 10:30

地道への復帰見落としてなかったか不安になりましたが、大丈夫でした。

6/25 10:32

ああもうだめだ、日陰も暑い。。

6/25 10:52

大滝集落へ出ました。

6/25 10:58

綺麗な休憩所で休憩。
水がもう少なかったのですが、「葵いの井戸」はよく分からず、自販機とかもなかった〜残念。

6/25 11:41

トイレはあり。

6/25 11:45

そして恐ろしいほど急激に標高を下げていきます。

6/25 11:48

まだ下がる、、、登り返すのにもう下りたくない！

6/25 11:52

結局川沿いまで下がりました(ー_ー;)

6/25 11:53

いや、綺麗ですけどもね。

6/25 11:54

では薄（すすき）峠まで、頑張りましょう！

6/25 12:00

この立派な石垣達は、何かの跡なのか？
植林のためなら凄すぎるよね？

6/25 12:05

うーん、一気に高度上げたなー！
（ここからまだまだやったけど）

6/25 12:43

4・50分頑張りまして、この旅最後のピーク、薄峠見えた！

6/25 12:44

峠の大きな木。

6/25 12:54

山々の名前とかわからないけど、良い感じ。

6/25 12:58

この辺りで鐘の音が聞こえました！
13時の高野四郎かと。
まだ30分以上高野山の町までかかる場所やのに、、、山内に響くように大きな鐘、はホンマなんですね！

6/25 13:11

真別処分岐。
今回も行けなかったので、次こそ訪問したいです。

6/25 13:19

ろくろ峠。
あともう少し！

6/25 13:27

もうこれは寺内のような道ですね。
この後分岐があり、真っ直ぐ下ったら間違えて小学校へ出ました、、、
分岐は右に行ったらおそらく金剛三昧院横かと。

6/25 13:43

なんとなく遠回りしたけど寄りました(笑)。

6/25 13:51

ゴール感は欲しいのでした。
雨等で断念した区間あるし、リベンジしないとですがね！

6/25 14:31

おまけ：奥の院

6/26 13:42

おまけ：帰りのケーブルカー。
車両が変わるそうで、歩く時間なくて乗ったのですが、乗れて良かったかも。

6/26 16:13

おまけ：帰りに寄った粉河寺。
西国三十三所、三番札所、お参りできました。

装備

個人装備

Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック サブザック 行動食 非常食 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 タオル ポール テント テントマット シェラフ 携帯トイレ

感想

massu-

6/21、22で熊野古道中辺路(田辺市滝尻王子〜熊野本宮)を歩いたあと、そのまま小辺路を高野山へという計画でしたが。

まず豪雨予想のため、GWに反対向きとはいえ歩いていた果無越えを断念し十津川へバス移動。
更に早くから雨足が強まったため、この前の週も規制がかかるような豪雨があったこともあり、無理せず6/23は十津川温泉で動かないことに。
あと2日間で十津川から高野山まで行けるだろうという算段もありました。

しかし結局、翌日登山口直近の国道が土砂崩れということで十津川（西中）〜三浦峠の区間も断念することになりました。

まあしかし。
三日目雨で悩んでた時には、十津川のバス停の方々に色々お世話になったり。
その日十津川で一日留まることにしたら、事前予約制の玉置神社へのバスに便乗できて初めてお参りできたり。
国道が土砂崩れで進退窮まったとこで、土砂崩れ起きた集落の方が、三浦峠まで乗せていってくれて。
前日、明日早くから歩きますと告げていたバス会社の方にも心配していただいて。

野迫川村でも、車道と被ってるところで車とめて声かけてくれはったり。

予定は完遂できなかったけど、なんだか本当に皆さん優しくて、記憶に残る、良い旅やったと思います。

小辺路はリベンジしないとですがね！

お話しした方曰く、土砂崩れは規制かかった時でなくて、いつもその後の弱い雨で起きたりすると。
今回も豪雨の後、夜に弱く降った際に起こったようです。
また、何年も前から地元で危ないよなーと言われていたところのよう。

それがよりによって私が通る日に(￣□￣;)！

しかもツイッター情報ですが、十津川村の国道通行止は数日で解除されたようです。
仕事早っ！
、、、と思うと共に、自分のタイミングの悪さに苦笑いなのでした〜(ToT)