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Yamareco

記録ID: 1516887
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ハイキング
伊豆・愛鷹

伊豆/矢筈山/頂上台地は巨岩が累々

2018年07月02日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
4.1km
登り
354m
下り
353m

コースタイム

出発10:20−1つ目の窪地10:45〜11:00−2つ目の窪地入口11:10−鞍部11:25〜11:55−矢筈山頂上12:50〜13:35−鞍部14:10〜14:35−2つ目の窪地出口14:45−1つ目の窪地14:50〜14:55−ゴール15:10
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
伊東市街地から県道12号線、351号線を南下して大室山の西側に出る。ここで右折して遠笠山道路(県道111号線)を西に進み、鹿路庭(ろくろば)峠に駐車。広い路肩に5, 6台は停められる。
なお、鹿路庭峠から1km強で伊豆スカイラインに入れる。この有料道路を使えば、伊東や熱海などの市街地を通らないので楽である。
コース状況/
危険箇所等
鹿路庭峠から矢筈山まで往復した。
峠から2ヶ所の窪地を通り、660m峰の西側を巻いて鞍部に出る。鞍部から矢筈山の急登となる。峠からここまでは良く踏まれた明瞭な道が続く。
標高750mで緩やかになって頂上台地に乗ると、巨岩の間を縫いながら進むが、岩がゴロゴロした道で歩きにくい。踏跡は不明瞭であるが、赤テープが頻繁に付けられているので、ルートは分かり易い。
遠笠山道路の途中で矢筈山が見えた。別名ゲンコツ山と呼ばれている通りの怪異な山容だ
2018年07月02日 09:35撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 9:35
遠笠山道路の途中で矢筈山が見えた。別名ゲンコツ山と呼ばれている通りの怪異な山容だ
鹿路庭峠の路肩に停める。ここから1km少々で伊豆スカイラインに入れるので、この有料道路を使って帰宅した
2018年07月02日 10:22撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 10:22
鹿路庭峠の路肩に停める。ここから1km少々で伊豆スカイラインに入れるので、この有料道路を使って帰宅した
先程の大きな道路案内の10m手前が登山口。鹿路庭峠と書かれた板が置かれている
2018年07月02日 10:22撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 10:22
先程の大きな道路案内の10m手前が登山口。鹿路庭峠と書かれた板が置かれている
直ぐに良く踏まれた登山道になる
2018年07月02日 10:25撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 10:25
直ぐに良く踏まれた登山道になる
遠笠山に続く主稜線の末端を登り、緩やかになると尾根の東側を巻き気味に進む
2018年07月02日 10:37撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
7/2 10:37
遠笠山に続く主稜線の末端を登り、緩やかになると尾根の東側を巻き気味に進む
平坦な杉林の中を巻いて行く
2018年07月02日 10:41撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 10:41
平坦な杉林の中を巻いて行く
緩く登って小さな鞍部になると巨岩が現れる。東側の660m峰から、岩塊の積み重なった急斜面が迫って来る
2018年07月02日 10:44撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 10:44
緩く登って小さな鞍部になると巨岩が現れる。東側の660m峰から、岩塊の積み重なった急斜面が迫って来る
鞍部から緩く下ると、1つ目の窪地に降り立つ。浅い水溜まりになっている
2018年07月02日 10:49撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 10:49
鞍部から緩く下ると、1つ目の窪地に降り立つ。浅い水溜まりになっている
西の主稜線側に湧き水があるようで、3ヶ所ほど小沢が流れ込んでいる
2018年07月02日 11:00撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
7/2 11:00
西の主稜線側に湧き水があるようで、3ヶ所ほど小沢が流れ込んでいる
小沢を渡り、急な660m峰側を避け、なだらかな西側を進む。「頂上」と書かれた案内板が立っていた。この先でも5, 6本見かけた
2018年07月02日 11:02撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 11:02
小沢を渡り、急な660m峰側を避け、なだらかな西側を進む。「頂上」と書かれた案内板が立っていた。この先でも5, 6本見かけた
広い2つ目の窪地に降りていく
2018年07月02日 11:09撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
7/2 11:09
広い2つ目の窪地に降りていく
ここは標高570m圏の窪地。真っ平な杉林で、どこでも歩けるが、660m峰の裾を巻くように進む
2018年07月02日 11:11撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 11:11
ここは標高570m圏の窪地。真っ平な杉林で、どこでも歩けるが、660m峰の裾を巻くように進む
200m程進んで平坦な窪地は終わる。東に向かって緩やかに上る
2018年07月02日 11:21撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
7/2 11:21
200m程進んで平坦な窪地は終わる。東に向かって緩やかに上る
660m峰と矢筈山の鞍部に着いた。立ち木に付けられた「山頂」の案内に従って、南方向に折れる
2018年07月02日 11:25撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 11:25
660m峰と矢筈山の鞍部に着いた。立ち木に付けられた「山頂」の案内に従って、南方向に折れる
矢筈山への上りとなる。しばらくの間は良く踏まれた道が続き、赤テープも付いている
2018年07月02日 11:57撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
7/2 11:57
矢筈山への上りとなる。しばらくの間は良く踏まれた道が続き、赤テープも付いている
途中、樹林の切れ間から、北北西方向に富士山が望めた。今日は雲が多い
2018年07月02日 12:14撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 12:14
途中、樹林の切れ間から、北北西方向に富士山が望めた。今日は雲が多い
その右側、ほぼ真北に、伊豆スカイラインが通っているなだらかな山並みが見える
2018年07月02日 12:14撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 12:14
その右側、ほぼ真北に、伊豆スカイラインが通っているなだらかな山並みが見える
山腹は急だが、ジグザグが切られているので登り易い。テープも頻繁に付けられている
2018年07月02日 12:22撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
7/2 12:22
山腹は急だが、ジグザグが切られているので登り易い。テープも頻繁に付けられている
標高750m付近で傾斜が緩まって頂上台地に乗ると、岩の積み重なった道になる。頂上と書かれた案内を良く見かけた
2018年07月02日 12:35撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
7/2 12:35
標高750m付近で傾斜が緩まって頂上台地に乗ると、岩の積み重なった道になる。頂上と書かれた案内を良く見かけた
巨岩が点在し、これらを縫うように進むが、足場がゴロゴロした岩場なので歩きにくい。テープが豊富なので助かる
2018年07月02日 12:37撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
7/2 12:37
巨岩が点在し、これらを縫うように進むが、足場がゴロゴロした岩場なので歩きにくい。テープが豊富なので助かる
再び急登となる。巨木の脇を抜けて突き上げる
2018年07月02日 12:44撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
7/2 12:44
再び急登となる。巨木の脇を抜けて突き上げる
矢筈山816mの頂上に着いた。周囲を木々に囲まれ、眺望は利かない
2018年07月02日 12:50撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 12:50
矢筈山816mの頂上に着いた。周囲を木々に囲まれ、眺望は利かない
直ぐ隣の巨岩の上に立つと北東方面が開けていた。写真右端が大室山、左端に一碧湖、その右奥に小室山
2018年07月02日 12:54撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 12:54
直ぐ隣の巨岩の上に立つと北東方面が開けていた。写真右端が大室山、左端に一碧湖、その右奥に小室山
東側、直ぐ隣に草原に覆われた大室山が良く見える。擂鉢を伏せたような山容は、昨日登った宇佐美のナコウ山からも確認できた
2018年07月02日 12:54撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 12:54
東側、直ぐ隣に草原に覆われた大室山が良く見える。擂鉢を伏せたような山容は、昨日登った宇佐美のナコウ山からも確認できた
この巨岩の上に乗って、先ほどの景色を眺めながらコーヒーブレイクを楽しんだ
2018年07月02日 13:36撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
7/2 13:36
この巨岩の上に乗って、先ほどの景色を眺めながらコーヒーブレイクを楽しんだ
頂上部は小ピークや巨岩が乱立いるので、先程の頂上標識を見つけ出さないと、どこか頂上なのか確認しにくい
2018年07月02日 13:36撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
7/2 13:36
頂上部は小ピークや巨岩が乱立いるので、先程の頂上標識を見つけ出さないと、どこか頂上なのか確認しにくい
同じ道を降りる。記憶はまだ新ただし、赤テープが視野の中に複数見つけられるので、ルート探索は楽だ
2018年07月02日 13:38撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
7/2 13:38
同じ道を降りる。記憶はまだ新ただし、赤テープが視野の中に複数見つけられるので、ルート探索は楽だ
巨岩の間を縫って降りる。時々、「頂上」と書かれた標識も見つかる
2018年07月02日 13:44撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
7/2 13:44
巨岩の間を縫って降りる。時々、「頂上」と書かれた標識も見つかる
標高750mを切ると、岩場は終わるが急斜面となる。しかし、明瞭なジグザグ道をテープが案内してくれるので気楽だ
2018年07月02日 13:55撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 13:55
標高750mを切ると、岩場は終わるが急斜面となる。しかし、明瞭なジグザグ道をテープが案内してくれるので気楽だ
鞍部まで降りてから、660m峰の裾を左に巻いて行く。2つ目の平坦な窪地は、杉林だが陽が差し込んでいるので気持ち良い
2018年07月02日 14:42撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 14:42
鞍部まで降りてから、660m峰の裾を左に巻いて行く。2つ目の平坦な窪地は、杉林だが陽が差し込んでいるので気持ち良い
1つ目の窪地では、澄んだ流れで顔を洗えてさっぱりできた。ここから15分程のんびり歩けばゴール
2018年07月02日 14:55撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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7/2 14:55
1つ目の窪地では、澄んだ流れで顔を洗えてさっぱりできた。ここから15分程のんびり歩けばゴール
撮影機器:

感想

昨夜は伊東温泉で、昔の山仲間と酒を酌み交わした。折角ここまで来たのだから、今日は近くの山に登ってから帰ろう、と言うことで矢筈山を目指した。

矢筈山は山椒みたいな山。小粒ながらピリリとしていた。標高750mを越えて頂上台地に乗ると、それまでの平凡な山道が一変し、巨岩を縫って岩だらけの道を進む。歩きながら、昨年2月に登った奥日光の三岳を思い出した。

三岳は小さな峰が林立し、巨岩が累々とした台地状の藪山。踏跡すら無いので、積雪を利用しての登降となる。しかし、狙った方角に真っすぐ進もうとしても、巨岩や倒木、密藪に行く手を阻まれて右往左往。僅か100m進むのに2, 30分かかったこともしばしばで、時間がどんどん過ぎていく。
奥日光は雪が軽いのでラッセルはさほど厳しくはなかったが、それでも一人でラッセルを続けるので体力を消耗する。陽が沈む直前に、この迷走の魔界からやっと脱出できた。

矢筈山も頂上台地は巨岩が累々。ルートはこれらを避けて右に左にと振れている。踏跡や赤テープが整備されているので、これを辿れば良いから、ルート探索に気を遣う必要は無かった。しかし、もしこれらが無かったら、高度のルート探索が要求され、難易度は数段跳ね上がるであろう。

当初の計画では、矢筈山と双頭峰を成している660m峰にも登る積りだった。矢筈山の頂上で眺望を楽しんだ後、両者の鞍部に下りてきて、そのまま660m峰に向かって直進し、急な山腹を半分ほど登った。しかし、そこで止めた。

660m峰の山腹は踏跡こそ無いが藪が薄いので、小さな岩塊を避けながら途中までは簡単に登れた。しかし、ちょっと待てよ、登り切った先には平坦な頂上台地が控えている。多分、矢筈山の頂上台地と同様に、巨岩が累々としているだろう。踏跡や赤テープは期待できないから、ここのルート探索は困難を極めるであろう。
頂上台地には安易に踏み込めない。

三岳の時には相当の覚悟をして臨んだが、今日はその気が全く無い。宴会の翌日で、近くに来たついでに登るか、と気楽な気分だ。三岳の時とは意気込みが違う。
三岳に比べれば、ここはスケールが遥かに小さいので、手こずったとしても時間を気にする事態に陥ることはあるまい。でも、だからと言って、こんないい加減な気持ちで頂上台地に踏み込んでいいのかしら・・・万が一を考えたら・・・
や〜めた。

と言うことで、660m峰の登頂は断念した。
でも、この660m峰を含めて矢筈山は侮れない険しさを抱えた山域であり、大いに興味をそそられた。できたら再挑戦したい。でも後期高齢者にその機会はあるかしら?

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