伊豆/矢筈山/頂上台地は巨岩が累々
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.1km
- 登り
- 354m
- 下り
- 353m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
なお、鹿路庭峠から1km強で伊豆スカイラインに入れる。この有料道路を使えば、伊東や熱海などの市街地を通らないので楽である。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鹿路庭峠から矢筈山まで往復した。 峠から2ヶ所の窪地を通り、660m峰の西側を巻いて鞍部に出る。鞍部から矢筈山の急登となる。峠からここまでは良く踏まれた明瞭な道が続く。 標高750mで緩やかになって頂上台地に乗ると、巨岩の間を縫いながら進むが、岩がゴロゴロした道で歩きにくい。踏跡は不明瞭であるが、赤テープが頻繁に付けられているので、ルートは分かり易い。 |
写真
感想
昨夜は伊東温泉で、昔の山仲間と酒を酌み交わした。折角ここまで来たのだから、今日は近くの山に登ってから帰ろう、と言うことで矢筈山を目指した。
矢筈山は山椒みたいな山。小粒ながらピリリとしていた。標高750mを越えて頂上台地に乗ると、それまでの平凡な山道が一変し、巨岩を縫って岩だらけの道を進む。歩きながら、昨年2月に登った奥日光の三岳を思い出した。
三岳は小さな峰が林立し、巨岩が累々とした台地状の藪山。踏跡すら無いので、積雪を利用しての登降となる。しかし、狙った方角に真っすぐ進もうとしても、巨岩や倒木、密藪に行く手を阻まれて右往左往。僅か100m進むのに2, 30分かかったこともしばしばで、時間がどんどん過ぎていく。
奥日光は雪が軽いのでラッセルはさほど厳しくはなかったが、それでも一人でラッセルを続けるので体力を消耗する。陽が沈む直前に、この迷走の魔界からやっと脱出できた。
矢筈山も頂上台地は巨岩が累々。ルートはこれらを避けて右に左にと振れている。踏跡や赤テープが整備されているので、これを辿れば良いから、ルート探索に気を遣う必要は無かった。しかし、もしこれらが無かったら、高度のルート探索が要求され、難易度は数段跳ね上がるであろう。
当初の計画では、矢筈山と双頭峰を成している660m峰にも登る積りだった。矢筈山の頂上で眺望を楽しんだ後、両者の鞍部に下りてきて、そのまま660m峰に向かって直進し、急な山腹を半分ほど登った。しかし、そこで止めた。
660m峰の山腹は踏跡こそ無いが藪が薄いので、小さな岩塊を避けながら途中までは簡単に登れた。しかし、ちょっと待てよ、登り切った先には平坦な頂上台地が控えている。多分、矢筈山の頂上台地と同様に、巨岩が累々としているだろう。踏跡や赤テープは期待できないから、ここのルート探索は困難を極めるであろう。
頂上台地には安易に踏み込めない。
三岳の時には相当の覚悟をして臨んだが、今日はその気が全く無い。宴会の翌日で、近くに来たついでに登るか、と気楽な気分だ。三岳の時とは意気込みが違う。
三岳に比べれば、ここはスケールが遥かに小さいので、手こずったとしても時間を気にする事態に陥ることはあるまい。でも、だからと言って、こんないい加減な気持ちで頂上台地に踏み込んでいいのかしら・・・万が一を考えたら・・・
や〜めた。
と言うことで、660m峰の登頂は断念した。
でも、この660m峰を含めて矢筈山は侮れない険しさを抱えた山域であり、大いに興味をそそられた。できたら再挑戦したい。でも後期高齢者にその機会はあるかしら?
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