静寂の天狗原山と金山(新潟と長野の県境） 花情報を頂きまして♪

2018年07月15日(日) [日帰り]

• GPS: 11:49
• 距離: 10.0km
• 登り: 1,264m
• 下り: 1,258m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:31
• 休憩: 0:55
• 合計: 11:26

5:04 金山登山口
5:51 6:00 1520m屈曲点
6:43 6:43 水場
11:30 12:03 金山
12:54 12:54 天狗原山
13:56 13:56 ・1949
14:58 14:59 ・1741
15:28 15:39 水場
15:47 15:48 1520m屈曲点
16:30 16:30 金山登山口
16:30 ゴール地点

天候

☀

アクセス

利用交通機関：

自家用車

金山登山口に駐車場(2か所で約10台駐車可能）
ナビ：雨飾荘（0261-85-1607）脇を乙見山峠方面へ約15分くらい進むと道路わきに標柱有ります

コース状況／危険箇所等

西日本豪雨から一週間後なので登山道は滑りやすいところも有りましたが気をつければ危険と感じるところは有りませんでした
倒木等も片付けてくださってありました
数か所の雪渓もアイゼン使用せず
全般的に急登ですが花図鑑できそうなくらいに花いっぱいの登山道です

その他周辺情報

雨飾荘手前の露天風呂入浴（駐車は雨飾荘前）入湯料は志で
汗を流してさっぱりできますが石鹸使用は出来ません

写真

7/14 17:23

7/14（土）
道の駅「小谷」は車中泊の車でいっぱい
私達も車中泊させていただきました

7/14 17:56

夕食済ませて早々に眠ります

7/15 5:04

7/15（日）
道の駅を3時起床、4時出発して金山登山口駐車場へ

7/15 5:05

登山口
ではでは、行ってきます

7/15 5:12

美しいブナ林
足元には・・・

7/15 5:13

爽やか色のヤマアジサイ
おかげさまですっきりと目覚めました♪

7/15 5:28

深山に来たことを教えてくれるサンカヨウですが標高1500mくらいまでの花木は結実

7/15 5:32

エンレイソウも結実

7/15 5:53

西日本豪雨に関連しての倒木は処理して頂いて登山道は支障なく歩くことが出来ました
しばらくは登山禁止状態でしたから小谷村に問い合わせたその日に「今日から歩けます。お気をつけて」とのお言葉に嬉しくて、有難くて♪

7/15 5:56

ミズキのようなこの花は？

7/15 6:07

ズダヤクシュ
ズダ（長野県の方言で喘息の意らしい）

7/15 6:08

あちこちに処理してくださった倒木

7/15 6:13

ブナの森は静岡県民（それも太平洋側の）の私にはとても新鮮で魅力的
逢えると何故かホッとします

7/15 6:14

北アルプスが見えてきました

7/15 6:16

寄り添うブナさん

7/15 6:17

水場にて
まさかギンリョウソウとは！！
別のラン科の植物とばかり思っていました

7/15 6:17

水木しげるの漫画に登場の目玉おやじかな(^-^)

7/15 6:24

ユキザサの実が赤くなる頃は金山も紅葉することでしょう

7/15 6:30

ギンリョウソウ大家族

7/15 6:32

森を抜けたら暑くなりそうですが朝陽射す森は美しい

7/15 6:37

標高上げたらサンカヨウも咲いていました

7/15 6:37

そして、ミズバショウも！！

7/15 6:38

オオバミゾホウヅキ

7/15 6:43

ミヤマママコナ

7/15 6:46

コキンレイカ（ハクサンオミナエシ）

7/15 6:47

ヒメシャジン

7/15 6:50

中央は黒姫山でしょうか

7/15 6:50

巨大岸壁にクルマユリ
急斜面のため人間が近づくことは許されません
岸壁の僅かばかりの土でもユリの球根は根付くのですか！！

7/15 6:50

ミヤマホツツジはこれから

7/15 6:51

ホソバヒメシャジン

7/15 6:57

あの尖山は雨飾山？

7/15 6:58

シロバナイチヤクソウ

7/15 7:04

ぬかるんだ急登が続きます
苔道は滑らないように・・・

7/15 7:10

ロープは下山時にお世話になりました

7/15 7:12

北アルプス

7/15 7:14

ユキザサ

7/15 7:22

こんなに可愛いズダヤクシュに出会うのは初めて

7/15 7:25

キヌガサソウ
衣笠かけて高貴でございます(^-^)

7/15 7:26

7/15 7:27

マイヅルソウ

7/15 7:28

カラマツソウに正面からこんにちは！

7/15 7:33

アカバナエンレイソウでしょうか
じっと見つめているとささやく声が聞こえてくるよう・・

7/15 7:34

フキ

7/15 7:40

シラビソの森へ

7/15 7:44

横顔も気品あふれるキヌガサソウ

7/15 7:45

キヌガサソウ群生

7/15 7:46

初々しい白色ですが・・・

7/15 7:47

やがては赤紫色から緑色に変わります
その時々を精いっぱい咲いてください

7/15 7:49

花々に立ち止まってばかりですがやっと視界が開けてきました
遠くにクルマユリの橙色が目に入りました
ワクワク♪

7/15 7:50

ヤグルマソウ

7/15 7:54

北アルプスも多くの登山者で賑わっていますか！

7/15 7:57

クモマニガナ

7/15 7:59

シナノナデシコ

7/15 8:00

イワオウギ

7/15 8:02

ホタルブクロとタカネナデシコ

7/15 8:02

オタカラコウ
下から咲いた花は終わると垂れ下がります

7/15 8:03

ミヤマコウゾリナかな？

7/15 8:08

タカネナデシコ

7/15 8:09

シシウドの向こうに北アルプス

7/15 8:09

白色が美しい

7/15 8:11

イブキジャコウソウ

7/15 8:18

金山山頂はまだまだ先です
この先3時間かかりました

7/15 8:34

クルマユリ
次々と登場する花たちで立ち止まってばかり♪

7/15 8:36

お日様浴びるキスゲが眩しい

7/15 8:37

ゴゼンタチバナ

7/15 8:38

アカモノ

7/15 8:39

ツマトリソウ

7/15 8:41

ミツバオーレン

7/15 8:48

産毛から想うに、コウゾリナ？

7/15 8:48

シロバナヘビイチゴ
大変美味らしい

7/15 8:50

妙高、戸隠方面
後方左端は黒姫山かと

7/15 8:58

キンポウゲ

7/15 9:00

北アルプスにかかった雲はほとんど動かずじっとしています

7/15 9:02

アキノキリンソウ

7/15 9:03

オトギリソウ

7/15 9:05

オタカラコウの向こうに北アルプス

7/15 9:07

クルマユリ

7/15 9:28

残雪が見られるようになると・・・

7/15 9:24

ショウジョウバカマもまだ咲いています

7/15 9:25

コミヤマカタバミ

7/15 9:25

豪雨の影響でしょうか
なかなかの登山道です

7/15 9:26

コイワカガミもまだまだ健在

7/15 9:29

青空とナナカマドの木

7/15 9:30

シナノキンバイ

7/15 9:33

シナノキンバイとハクサンコザクラ

7/15 9:34

7/15 9:36

7/15 9:36

眼下には乙見湖

7/15 9:37

天狗原山はすぐそこです

7/15 9:37

チングルマ群生

7/15 9:38

アオノツガザクラも見えています

7/15 9:39

咲き始めたばかりのハクサンコザクラ
虫さんも訪問中

7/15 9:39

ここでも20分位の大休憩
首都圏から新幹線で来たという男性としばしの談笑
花々に囲まれて幸せいっぱい♪

7/15 10:09

天狗原山通過
ここからも山頂までずっとずっと花畑
高山植物図鑑が出来そうです
花いっぱいなのにムシにも遭わず嬉しいな〜

7/15 10:09

山友Tさん、少しお疲れ気味ですが花たちに励まされて頂上目指します

7/15 10:14

足元には惜しげもなく咲き誇るハクサンコザクラ

7/15 10:15

白山で出会ったハクサンコザクラよりも色濃い気がします

7/15 10:15

咲き始めたばかりだから花色が濃くて鮮やかなのですか

7/15 10:18

金山への雪渓

7/15 10:22

キスゲ花畑

7/15 10:22

シラネアオイ

7/15 10:24

次から次へと雪渓
アイゼン不要です

7/15 10:26

シラネアオイも雪渓脇の登山道にて沢山出迎えてくれました

7/15 10:26

シラネアオイの蕾
6/3の神奈山は満開だったけれど・・・この辺りは雪融けが遅いということでしょうか

7/15 10:28

7/15 10:30

清冽雪解け水

7/15 10:32

7/15 10:34

ベニバナイチゴ

7/15 10:34

7/15 10:37

どこもかしこも花だらけ

7/15 10:37

7/15 10:41

この辺りにテント張って星空を眺めていたいな〜
今夜あたりは大接近中の火星が赤色に大きく輝くことでしょう

7/15 10:42

7/15 10:42

コバイケイソウ

7/15 10:43

7/15 10:43

ハクサンコザクラ群生

7/15 10:44

7/15 10:44

7/15 10:44

7/15 10:45

雪渓の向こうには焼山と火打山

7/15 10:45

幾つ雪渓を歩いたことだろう♪

7/15 10:52

山友Sさんと私は雪の下に隠し物をしています
下山時にはかなり冷えているのではと楽しみ(^-^)
隠したことを忘れたり、隠した場所を忘れないようにと自分に言い聞かせました(*_*;

7/15 11:02

花畑に埋もれそうな山友

7/15 11:04

妙高、黒姫方面

7/15 11:04

7/15 11:08

焼山と火打山が間近

7/15 11:08

日本海が見える場所に居るのですね
太平洋を身近にして暮らす私には新鮮な一瞬です

7/15 11:10

ここは雪渓を避けて歩きます

7/15 11:12

佐渡ヶ島が見えています

7/15 11:14

山頂への最後の雪渓

7/15 11:17

どの辺りから登ろうかな〜

7/15 11:17

「よいしょ！」と山友

7/15 11:19

山頂付近にもハクサンコザクラ

7/15 11:20

ミヤマキンバイ

7/15 11:20

山頂手前の水たまりにはカエルの巨大タマゴ
どんなカエルが誕生するのだろう

7/15 11:22

6時間半後、念願の金山登頂！！
直後に登頂された男性が「5時間半もかかってしまった」とお話されましたが、私達はプラス1時間でして(*^^*)

7/15 11:40

至福のランチタイム
雪渓と焼山の間には佐渡ヶ島も見えています
下界は酷暑というのにお日様の下でまったり、トンボさんのおかげで虫にも出遭いませんでした♪
プラムがおいしかった〜

7/15 12:12

下山始めて10分後、
山頂を振り返る

7/15 12:31

高妻山方面

7/15 13:23

近くで見ると迫力の岸壁

7/15 13:23

キスゲ

7/15 13:26

ヤマハハコ

7/15 13:26

何アザミ？

7/15 14:01

ロープにつかまりながらパチリとクガイソウ

7/15 14:02

クサボタンもロープ片手にパチリ

7/15 14:02

キバナカワラマツバも！！
後続の富山からの男性にはご迷惑かけましたが優しくお待ちいただきまして有難うございました(^-^)

7/15 14:03

ずっとずっと花畑

7/15 14:05

グンナイフウロの皆さんは何を眺めているのですか

7/15 14:05

急登を頑張る山友二人

7/15 14:07

シナノダデシコさんもたくさん咲いていてくれてありがとう

7/15 14:08

7/15 14:22

ミズバショウの実

7/15 14:34

キノコさん、あなたたちは豪雨にも流されなかったのですね

7/15 15:22

山中での滞在時間は11時間30分
2Lの飲み物は飲み干しました
水場では念のためにペットボトル1本分の水をいただきました

7/15 15:27

山友にいただいたトマトも冷やしてから美味しく頂きました♪

7/15 15:34

何度でもユーモラスな目玉君♪

7/15 16:20

ニワトコ

7/15 16:36

登山口に戻りました
11時間30分の山中堪能でした
駐車場に戻ればいつも最後です

7/15 17:55

雨飾荘での日帰り入浴はできませんでした
宿泊者でいっぱいです

7/15 17:19

ではでは隣の露天風呂へ

7/15 17:53

混浴禁止ですね(^-^)

7/15 17:20

もしかして熊さんもお風呂好き？

7/15 17:47

正面が脱衣所
隅っこに「志」入金箱と小さな桶が数個
私達も心付けだけ入れさせて頂きました
他にはな〜んにもありません

7/15 17:57

雨飾荘前にてお水いただき帰路に就く
帰宅は午前1時でした
お疲れさまでした

7/18 8:47

<後日記＞　7/18（水）裏山ウォーキングにて
イワタバコが咲き始めました

7/18 8:48

見頃は来週位でしょう

7/18 8:53

蕾がアンテナ立てて受信中(^-^)

7/18 9:03

本日のウォーキングは約3時間で2万歩でした
今年一番の汗を流しました
プラムをいただこうとしたら何かの拍子にコロコロと転がって小笠池にポチャ―ン(*_*;
魚たちが喜んでいるのかな〜

撮影機器：

サイバーショット DSC-HX60V SONY

PowerShot G9 X CANON

感想

ken222

先月、荒沢岳に同行いただいたMさんから「金山の花が見頃らしいよ」との嬉しい情報をいただきました。
三連休を静かな山で過ごしたいと願っていた私にはこの上なく有難い情報でした。
雨飾山、火打、妙高、高妻山等の100名山をはじめ多くの名峰に向かわれる登山者で賑わっているであろう三連休でしたが、金山は出会った登山者は十数名の静寂の山でした。

西日本豪雨で被災された人々は勿論ですが、林道や登山道を整備してくださった方々には猛暑の中で本当にお疲れ様です。
また、トンボさんのおかげで虫にも出遭わずに、花々の種類の多さと美しさは想像を超える山をじっくりと歩くことが出来ました。
帰りの車中では情報をくださったMさんにお礼メールを発信したのは言うまでもありません。

今年は数年前から心に留めていた山を少しずつですが歩くことが出来ています。
荒沢岳、神奈山、荒海山、そして金山。いずれの山もたっぷりと堪能させていただきました。鈍足効果と思うことにします。
同行の山友たちにもありがとうです。

コメント

yama-jun

花の金山…ですね！
　金山への花探訪…お疲れ様でした。望んだ山行が達成された幸福感がレコから伝わってきました。実は私、翌１６日に同じルートで金山を登りました！ken222さんに金山の計画が有るとは存じていましたが、一日違いでしたね。そう遠くない日に偶然お会いできるかもしれませんね〜。さて一日違いでしたので、登山道の風景の中で気を惹かれながらも撮らなかった花々のほとんどをken222さんは撮影されていたのが分かりました。そして、それらの花の名前もコメントを読んで勉強させて頂きました。何より私は山頂から臨む焼山を楽しみにしていたのですが１６日は雲が多く、金山に着いた時には焼山は雲を纏ってだんまり…。晴天に恵まれたken222さんのレコで、漸く堂々たる焼山の姿を目にすることができました。有難うございました！降雪量の多い金山でも、雪融けの遅い緩斜面は春が訪れたばかりと言うか、他の山と違う時が流れているようでしたね。山頂手前の「神ノ田圃」もやっと地表が覗いて、これから更に花が咲き乱れるのかも知れません。更に２週間先、１ケ月先のレコを望んでしまいます。…私は遅筆なので自レコは数日先になるかも知れませんが（しかも写真少な目）、また花の勉強でken222さんのレコを再訪させて頂きます！

ken222

Re: 花の金山…ですね！
yama-junさん！
何ということでしょうか！！
一日違いで金山にいらしていたなんて！！！

火打や妙高はちょうど5年前の7月15日に歩きました。その時の強烈な思い出は虫と登山者の多いことに圧倒されてしまって花々の記憶が遠くなってしまっていました。
今回の金山登山も虫は覚悟の上でした。ところがあれほどの花が咲いていたのにほとんど虫に出会いませんでした。山頂直下の雪渓の前でランチしたのですが虫は全く見かけず、気温も丁度よかったのでした(^-^)
酷暑といえど、風が乾いていたような気がします。恵まれました。
そして何よりも出会った人が少なくて気兼ねなく静かな山中を堪能できました。
もしもyama-junさんと偶然に出会っていたならば・・・。
一生忘れられない登山になっていたことでしょう(*^^*)
いえいえ、一日後にyama-junさんが同じ山の頂に立たれたというだけでも十分に思い出深い山となりました。

新潟にはお邪魔したい山が数座有ります。せめてそのうちの1〜2座は希望を叶えたく深く願っている処です。

yama-junさんの素晴らしい金山レコを楽しみにしています。
言葉の宝石箱と思っていつも大事に読ませて頂いてます。

コメントを有難うございました。

a-onoue

涼しそうだな！
暑い日が続くので、山の涼しい風に吹かれたいと思っています。それにしても、素晴らしい花、花、花・・・ですね。なかなか覚えられませんが、
写真を見ているだけで満足できそうです。一度は行ってみたい山になりました。

ken222

Re: 涼しそうだな！
onoueさん　こんにちは！
コメントを有難うございました。いつも励ましていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
最近の酷暑は生命に関わりかねないですね。金山登山の3日後に小笠山のイワタバコの咲き具合が気になって歩きましたが今年最高の汗が流れました。帰宅したらズボンがシャワー浴びたように汗で濡れていました。
金山の山頂も日射しは強かったはずですがお日様の下でランチしていても全く暑さを感じませんでした。
金山は紅葉の頃も素敵だろうと思われます。上信越の山々が間近で展望も申し分ありませんが何よりなのは登山者が少ないことです。人混みが苦手な私にはとても嬉しい山でした。
onoueさんにもきっと気に入っていただけると思います。