七倉岳 七倉ダム~船窪小屋
- GPS
- 14:44
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,802m
- 下り
- 1,811m
コースタイム
- 山行
- 6:26
- 休憩
- 3:49
- 合計
- 10:15
天候 | ずーーっと晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
[毎日アルペン号] 7月14日(土)23:00 新宿西口都庁地下発→ 翌朝4:00 七倉山荘着 〈帰り〉 七倉山荘から大町温泉郷までタクシー ※約20分 4,800円 [毎日アルペン号] 大町温泉郷「薬師の湯」15:40→ 21:30 新宿西口センタービル前着 ※毎日アルペン号往復11,500円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
七倉ダムから始まる船窪新道は、天狗の庭まで等高線が詰りまくりっ! 急坂な上に、木の根と岩で不安定な足場が続きます。 鼻突八丁はハシゴが連続する直登で息が切れますが、切り落ちている箇所は無く、ハシゴもしっかりと取り付けられ、危険な感じはしません。 天狗の庭から小屋までは景色が良く、天空のお花畑を歩きます。 途中、小さな雪渓あり。 |
その他周辺情報 | *七倉山荘 入湯料650円 *七倉山荘前には時間外に使用できる綺麗なトイレあり。 *船窪小屋1泊2食9,500円 |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
キャップ
靴
ザック
地図(地形図)
コンパス
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
水2L
お湯800L
ゼリー飲料3ケ
昼ご飯
行動食
|
---|---|
備考 | 今回はストックがあった方が良かったかも。 |
感想
予定なしの連休。
1泊2日でアクセス出来そうなルートを調べていたら、気になっていた船窪小屋泊のルート発見!
山友Mに提案したところMも船窪小屋が気になっていたらしく、意見が一致。
1週間前に毎日アルペン号を予約したら、残り2席という奇跡。
初めての北アルプス山行はそんなギリギリの計画からスタートしました。
船窪岳や七倉岳の情報って少ないのね。ネットにもガイドブックにも情報があまりなかったのに、いつも通っているモンベルのスタッフさんに船窪小屋に泊まる話をしたら、そのスタッフさんも去年泊まられたらしく、更に、別のスタッフさんは毎年毎シーズンのように通っていらっしゃるというではないですか!!!
「とっても良い小屋なのでのんびりすると良いですよ。」「でも七倉からのルートはめっちゃキツイですよ。」との言葉をうけ、山行スタート。
アルペン号は4時に七倉山荘に到着。
そこで下車したのは私たちを含め4人。す、少ない...
しかも、1人はここからタクシーで高瀬ダムへ向かうとのこと。
渋いルートで人は少ないと聞いていましたが、いや〜マジ渋いです。
七倉ダムに流れる沢を渡って登山道に入ると新緑の木々が並び花も多く、気持ち良い道だね〜と、余裕だったのはほんのしばしで、じわじわと斜度が上がり、足元も木の根が張り出して滑りやすく、岩も動きやすいし結構キツイ。
鼻突八丁と言われる難所はハシゴの連続。
ハシゴを登っていると、先に登り終えたMが上から「平坦になったよ!...5歩くらい」と余計な情報をくれるのがツボって笑いが止まらなくなり、無駄に体力消耗しつつ天狗の庭へ。
天狗の庭は視界が開け、槍や穂高など北アルプスの名峰が一望できます。
そこから更に進むと、とたんに平坦で穏やかなお花畑の道になり、お花畑の先の雪渓を登りきると一気に視界が360度に広がり、船窪小屋にたどり着きます。
目の前に立山、五色が原、薬師。
視界を戻して七倉岳、針ノ木、蓮華、北葛。
振り返ると、四阿屋山、浅間山。
時間が経つと遠くを覆っていた雲が流れ、劔岳が現れました。
七倉岳山頂は小屋から20分ほどの所にあるので、登ってみます。
劔と立山を眺めていると、子どもの頃に放送されていた「日本海みそ」のCMが思い出され、それとともに、ずっと前に立山に登った記憶が蘇ってきました。
小学生の頃、親戚の人たちに連れられ嫌々登ったことや、社会人になり会社の同僚と何度か登山したこと、立山で山スキーをしたこと。
忘れていたこともいろいろ思い出します。
不思議ね。
小屋の食事は豪華でした。天ぷら、ビーフシテュー、しんじょなど。お漬物や和え物もとっても美味しく、ご飯をお代わりしちゃいました。
夕日と夕焼け。
囲炉裏端の空気。
ぐっすりと眠ることが出来たのは、柔らかな羽毛布団のせいだけじゃなく、小屋の方のおもてなしの心が伝わってきて、まるで自分の家のようにくつろげたからかもしれません。
2日目、船窪岳まで行く計画は取りやめて、
小屋で朝ごはんを食べのんびりしようと決定。
小屋前で朝日を拝んだ後、Mがコマクサをスケッチするというので、私は小屋周りを散歩していると聞きなれた音楽が聞こえてきて、なんとラジオ体操が始まりました。
山並みを眺めながらのラジオ体操。
平和な時間です。
のんびりしすぎて、気が付いたら私たちが最後になってしまいましたが、
小屋の方ともお話が出来、こんなのんびりの山行もありですね。
下山は昨日と同じ道を下ります。
途中雷鳥の親子に出会い、しばらく一緒に歩いたりしてゆったり気分でしたが、
鼻突八丁以降はまた苦しい急斜面で、
脚に疲れが溜まって何度か滑り、脚の置き方も雑になり、尻もちをつき、派手に転倒したりして。自分の弱点も発見しました。
ピークを目指すこともなかったですが、
山の中に身を置いて、空や雲や光の変化をぼーっと眺める。
こんな山行も好きだなと気がつきました。
でも、欲張りなので今度はもっと長いルートでここに来たいと思います。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
写真の枚数の多さから、ハイな様子が容易に目に浮かびます。これで完全に嵌りましたね?
トシさん
渋めルートでしたが、景色が素晴らしくって。
船窪小屋からの景色を見て「日本で一番好きな場所」に認定しました(笑)
これからも「日本一」がどんどん増えると思うけれど。
テンション上がりすぎたのがバレバレですね...
あこね〜
初北アルプス、オメデトウです〜
実際に山頂から、色んな山々を見ると、今度はアノ山に登りたいとか、どんどん膨らんで行きますよね〜
次のターゲットは決まった?
爺ヶ岳から船窪岳に向かってヤッホーしていたけど、空振りしちゃった〜
あ〜恥ずかしい(笑)
因みに船窪岳からは、蓮華と針ノ木の間の針ノ木峠から爺ヶ岳が見えたかと〜
タカさん
ヤッホー聞こえてましたよ🎶
こちらからも「タカさん!ヤッホー!」しましたよ。心の中で(笑)
結局、船窪岳には行かず小屋でのんびり過ごしたのですが、爺が岳たぶん見えていたのだと思うのですがわからなかった^^;
次の北アルプスの目標?
薬師〜立山には惹かれた。
もしくは蓮華〜針ノ木通って船窪小屋に再訪かも。とにかく良い小屋でした。
我々が泊った土曜日は、ちょうど小屋が満員になるくらいで、登りで出会った人たちは20数人、みんな船窪小屋が目的地でした。
日曜日、長い下りですれ違ったのは10人以下おそらく日曜日小屋は針ノ木方面からの登山客の方が多かったのかも。いずれにせよ小屋番のおねえさんも『今日はにぎやかだから雷鳥さんは出てこないかも〜』と言っていました。
ですから、雷鳥目撃はうらやましい!チビ太大先生も雷鳥の口真似を練習していたのに・・・
花情報、参考になります。タケシマランとゴゼンタチバナは名前がわからず困っていたところ。
船窪小屋、よかったですね〜。また日本一標高の高い天ぷら屋さんに行こうっと。
osamuelさま
コメントありがとうございます!!!!!
やはり土日は小屋も道も混んでいたのですね。
船窪小屋とーっても良いですものね。
日曜は宿泊者が多いとはいえ、布団もゆったりと使えてのんびり出来ました。
雷鳥。
人が少ないからか警戒心も無いようで、登山道を一緒に歩けて嬉しかったです。
急斜面きつかったですよね。
チビ太先生のおかげで登りは頑張れましたが、下りはホント苦しかった〜
チビ太先生の今後の山行レコも楽しみにしています🎶
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する