また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 1528570
全員に公開
沢登り
奥秩父

入川本流(途中敗退)

2018年07月14日(土) 〜 2018年07月15日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
18.9km
登り
1,134m
下り
1,134m

コースタイム

1日目
山行
10:00
休憩
0:00
合計
10:00
7月14日(土):入川渓流観光釣場(7:25)→赤沢谷出合(9:00)−(入川本流遡行)→中小屋沢出合(10:25)→登山道(金山沢出合下降点)(12:40)→柳避難小屋(13:50)
7月15日(日):柳避難小屋(6:30)→(登山道)→金山沢下降点(7:36)→小屋跡(8:20)→赤沢出合(8:10)→入川渓流観光釣り場(10:00)
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
入川渓流観光釣場に駐車して往復
コース状況/
危険箇所等
・赤沢谷出合から金山沢出合間の入川本流は、古い地図に記載されている左岸の歩道が川沿いにところどころに残っている。(金山沢出合より上流は行ってないので不明)
ただ、赤沢谷出合から中小屋沢出合の区間は最初の100m少々しか踏跡を見つけられなかった。
当該区間の入川本流の状態は以下の通り。
(初見なので平水時との比較がわからないが、恐らく当日は水量が多かったと思われる前提で)
・中小屋沢出合までは30回弱の渡渉。うち2割(約5回)程度が首上以上の水深で泳ぎ。
・川幅が狭くなる部分は、基本的に側壁が平滑でヘツれないため5〜6回くらい泳いで突破。うち大岩のチムニー登り1回。
 同じくらいの回数を腰程度の水深を歩いて突破。
・標高970m付近で沢がUターンする左岸には緩傾斜の尾根を降りてくる踏み跡あり。
・中小屋沢出合からしばらく続くゴルジュには995m付近の左岸枝沢出合まで左岸に比較的明瞭な踏み跡が続く(旧登山道の残骸か?)。
・その後ゴルジュが断続的となるに従い、巻き道が不明瞭な個所が多くなるが、巻く場合は基本左岸。
・1箇所奥に滝のある小ゴルジュのみ右岸の岩上を小さく巻いた。
・1050mで右岸枝沢の滝が落ちる辺りから左岸の踏跡を斜上(途中やや交錯するが最も明瞭なところを辿る)すると、登山道から金山沢出合へと下る踏み跡に合流する。
・中小屋沢より上流の上記区間は水線突破しようとすると、全ての場所で出だしから身長を超える水深となり、白泡の流れに押し戻された。

・柳小屋〜入川渓流観光釣場の登山道は整備されているが、赤沢出合から奥は暗い時に歩かない方が良いかも。
・柳小屋から奥の登山道は荒廃著しい。真ノ沢出合の吊り橋は踏板が抜け始めてきた。
その他周辺情報 大滝温泉 遊湯館
入川渓流観光釣場からスタート。
入川渓流観光釣場からスタート。
赤沢谷出合までは軌道跡を行く
赤沢谷出合までは軌道跡を行く
登山道から見下ろす入川本流。
なんか水量が多くないか?
登山道から見下ろす入川本流。
なんか水量が多くないか?
赤沢谷出合で沢仕度。入川の水面がだいぶ白いが、、、
赤沢谷出合で沢仕度。入川の水面がだいぶ白いが、、、
それでは源流の碑から入渓。
それでは源流の碑から入渓。
左岸の歩道跡を歩いていくとすぐに消失するので、
左岸の歩道跡を歩いていくとすぐに消失するので、
沢に下りて進む。
沢に下りて進む。
が、渡渉するにも背丈超えの深さ。
が、渡渉するにも背丈超えの深さ。
この岩も上を歩けるはずだが、押し戻されて左のチムニーを突っ張る。
この岩も上を歩けるはずだが、押し戻されて左のチムニーを突っ張る。
だんだん渡渉する先の川原がなくなってくる。
だんだん渡渉する先の川原がなくなってくる。
いちいち泳いで進んでいくと、
いちいち泳いで進んでいくと、
中小屋沢手前のUターンの蛇行部に。
登山道に逃げるかを考えるが、
中小屋沢手前のUターンの蛇行部に。
登山道に逃げるかを考えるが、
もう少し獲物が居そうなところを探して進むことにする。
もう少し獲物が居そうなところを探して進むことにする。
中小屋沢出合い。
中小屋沢出合い。
滝で落ちる中小屋沢
滝で落ちる中小屋沢
結構くたびれたが、ここからが本番なはず。
結構くたびれたが、ここからが本番なはず。
問答無用で撃沈される
問答無用で撃沈される
なので左岸を巻き気味に。
なので左岸を巻き気味に。
ここも、奥の流木まで半分も行けずに押し返される。
ここも、奥の流木まで半分も行けずに押し返される。
あきらめて高巻き開始。
あきらめて高巻き開始。
おー深くて狭い。
おー深くて狭い。
標高1000m手前で一旦流勢が少し和らぐが、
標高1000m手前で一旦流勢が少し和らぐが、
歯が立たないところは巻かざるを得ない。
歯が立たないところは巻かざるを得ない。
ここだけ珍しく右岸から巻いた
ここだけ珍しく右岸から巻いた
ここもカーブを曲がると流速が増して押し戻された。
ここもカーブを曲がると流速が増して押し戻された。
仕方なく左岸を巻いてケツのような岩のところに降りてくる。
仕方なく左岸を巻いてケツのような岩のところに降りてくる。
振り返るとすぐそこに居たのに15分近く要した。
振り返るとすぐそこに居たのに15分近く要した。
もういい加減勘弁してもらえませんか。。。
もういい加減勘弁してもらえませんか。。。
先の谷は傾斜はユルくなっているようにも見えるが、
先の谷は傾斜はユルくなっているようにも見えるが、
1050m付近の右岸枝沢くらいでギブアップ。
1
1050m付近の右岸枝沢くらいでギブアップ。
踏み跡らしきところをたどっていくと、
踏み跡らしきところをたどっていくと、
登山道のこの場所に登りつきました。
これ去年の秋に下った踏み跡じゃん。
登山道のこの場所に登りつきました。
これ去年の秋に下った踏み跡じゃん。
登山道を歩いて柳避難小屋へ。
周辺1kmくらいの範囲でのんびり釣りをすることに。
登山道を歩いて柳避難小屋へ。
周辺1kmくらいの範囲でのんびり釣りをすることに。

感想

海の日の3連休に永年の夢だった入川本流から真ノ沢源流を目指す釣を兼ねた遡行に。
赤沢谷出合でたまたま同時に入山した高名な奥秩父のガイドYさんのパーティーと、「水量、随分多くないか?」と話をするも、本流の釣果を独占できる誘惑が上回り足を踏み入れることにする。
まあ、何とかなるさ。。。全部巻き道ついてるだろうしね。
しかし、その10分と経たないうちに認識の甘さを実感しはじめる。
流れの緩そうな/水流が逆流回転しそうな瀞に針を打っても、歩くより早いスピードで全て押し流され、少し進むと竿を持ったままでは渡渉もままならなくなり、早々に遡行に専念させられることに。
その後何度も水線突破を試みるも全て強い流れに阻まれ、結局当初の見込み通り?全て巻き道を使用。
柳小屋までの道半ばで疲労困憊に加え、撃退時に受けた数か所の打撲による動機完全消失のため、金山沢出合の踏み跡から登山道へエスケープ。
以降は一転して柳小屋に泊まる釣り人5名とのんびりした週末を過ごすことになりました。
しかし、二瀬ダムも滝沢ダムも空っぽなのにこの大量の水は一体どこから来るのだろう。
それとも、ここは年中こんな感じなのか?

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1381人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら