大雪山・十勝連峰縦走3泊4日60km -平成最後の夏に-
- GPS
- --:--
- 距離
- 58.9km
- 登り
- 4,026m
- 下り
- 4,346m
コースタイム
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 7:30
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 8:40
天候 | 雨、くもり、くもり、晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 飛行機
7/19十勝岳温泉凌雲閣〜白銀荘泊 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目、2日目は天気が良ければ分かりやすい。3日目は難しい。ツリガネヤマ〜コスマヌプリの間は登山者が少ないため道にハイマツやササが生え放題だった。一か所登山道が削れ落ちており数分間遠回りした。4日目も分かりやすい。 |
その他周辺情報 | 十勝岳温泉郷は素晴らしい 帰ったら写真を追加する |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
軽アイゼン
テント
寝袋
マット
|
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感想
1日目7/16月
⚫︎突風+小雨
旭岳までは何人かぬいた。旭岳以降は1人を1回
飲み水と昼飯で水の消費1.5L、夜朝で1L
⚫︎前日7/15の大雨と打って変わり旭川は晴れており、天気予報も上々だったがロープウェイの旭岳駅近辺では霧がかかっていた。姿見から頂上に向かうにつれ風が吹きつけてきて、かなり濡れた。霧のせいで頂上以降視界がとても悪く、何度も道を外したが、GPSで戻ってこれた。小屋は自分の後に結構人が来て賑やかだった。韓国人の女性2人が同じく十勝岳を目指すようだ。
2日目7/17火
⚫︎晴れのち曇り
途中すれ違い、2人2回、1人回
飲み水で2.5L、夜朝で1L
エゾユキウサギ、エゾナキウサギ、キタキツネ、エゾオコジョを見た。また、エゾシカ、ヒグマの足跡を見た。
⚫︎朝小屋を出たら晴れていて感動した。途中も壮大な景色が何度か見えた。カムイミンタラも良かった。雨はなかったが足元が前日の影響でぬかるんでいたのですぐ靴が浸水。トムラ前のロックガーデンは中々ハード。南沼キャンプ場で豊富な雪解け水が流れていた。ガスがなくなるのが怖いので、煮沸ではなくお湯にする程度で飲んだ。テント場は6人、1人、2人の3グループがいた。夜中、腰に焼けるような痛みが走り、痛み止めを飲んだ。ザックの背負い方が悪かったようだ。
3日目7/18水
⚫︎朝、霧。昼以降、晴れのち曇
途中すれ違い、1人3回、2人1回
飲み水3L、夜朝で0.5L
エゾアカガエル、エゾシマリスを見た。遠くにヒグマの親子がいたと聞いた
⚫︎ササ、ハイマツが登山道に生い茂っていて途中本当にしんどかった。双子池に下る時は笹で見えない中ぬかるんだ道を降りるので、たくさん転んだ。オプタテシケの600mの登りは途中雪渓もありかなりハードだった。水はその雪解け水を豊富にゲットできた。ただ明日まで持つかどうか。特に前半が信じられないスピードで進むことができた。未整備の登山道を見込んだコースタイムだったと思われる。美瑛富士避難小屋は自分だけだと思っていたら夜19時頃に中国のお兄さんが1人きた。途中でミラーレスのカメラを落としてしまった。腰は痛くならなかったが、左足小指に違和感あり。
4日目7/19木
⚫︎晴れ、終盤曇り
十勝岳に着くまでに1人2回すれ違った、その後は人がたくさんいた
水は3.5L。途中の雪渓で雪解け水をとれて本当に良かった
動物には会っていないが、前日小屋のお兄さんに聞いていたようにクマの糞があった。目撃情報もあって怖かったので鈴を手で鳴らしながら歩いた。
⚫︎美瑛岳への登りの後は切り立った稜線を行く道で、とても景色が良かった。晴れてよかった。十勝岳周辺はこれまでの緑が多い-岩場の多いアルプスのような山ではなく、富士山のような砂利と石の山だった。十勝岳に登って振り返った時、初めて自分が来た道、トムラウシ、旭岳まで見え、その果てしなさに身震いした。頂上で他の登山客の方にルートを話すと、皆さん驚いて祝ってくれた。晴れていたのでよく日焼けした。下山時に足の裏の皮と親指の爪がはがれるような痛みを伴いながらだったので、心身ともにすり減った。下山後は十勝岳温泉凌雲閣の温泉を楽しんで白銀荘にバスで行き宿泊した。温泉で回復した。70キロ代だった体重が約10年ぶりに60キロ代になっていた。頭がぼーっとするので急いで昼ご飯を食べて温泉に入り、朝にはいつも通りに回復した。白銀荘に置いてあった非売品大雪山自然解説マニュアルで動物や自然、歴史などとてもよく理解できた。
4日間を通じて
⚫︎2日目以降は天気が荒れなかったから完遂できた。1日目、突風が吹き荒れている中強引に小屋までいったが、2日目以降も同様の天気なら引き返していた。稜線続きでエスケープルートも少なく、悪天候は危険。7月はイマイチな天気が続いていると白雲岳避難小屋の管理人が言っていた。
⚫︎かなりストイックな山行だった。泥道の中のササのブッシュ、濃霧の中の雪渓、クマの糞や足跡など、怖い思いは何度もした。ガスが途中で切れそうだったり、水が枯渇しそうだった不安もある。心身共に辛い時にも達成できたのはこれまでの登山、会社の昼休みランニングの効果が大きいように思う。またGPSギア+iphoneのおかげで道迷いの恐れがなかったことは大きい。何度か道を外したがすぐに戻ってこれた。
⚫︎2日目、3日目、雲の切れ間から見えた景色、4日目に見えた景色、本当に雄大で原始的な景色で心から感動した。1日目に何も見えなかったことの反動もあって途中涙が流れた。十勝岳山頂で達成感を得たが、その後はボロボロに疲れて下山した
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