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Yamareco

記録ID: 1530862
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ハイキング
大雪山

大雪山・十勝連峰縦走3泊4日60km -平成最後の夏に-

2018年07月16日(月) 〜 2018年07月19日(木)
 - 拍手
GPS
--:--
距離
58.9km
登り
4,026m
下り
4,346m

コースタイム

1日目
山行
4:30
休憩
0:00
合計
4:30
9:30
100
11:10
11:10
100
12:50
12:50
70
2日目
山行
7:20
休憩
0:10
合計
7:30
4:40
110
6:30
6:30
110
8:20
8:20
210
11:50
12:00
10
トムラウシ山
3日目
山行
8:10
休憩
0:30
合計
8:40
6:40
6:40
80
ツリガネ山
8:00
8:00
90
コスマヌプリ
9:30
10:00
100
双子池キャンプ指定地
11:40
11:40
100
13:20
美瑛富士避難小屋
4日目
山行
5:30
休憩
0:30
合計
6:00
6:20
190
美瑛富士避難小屋
9:30
10:00
60
十勝岳
11:00
11:00
80
12:20
天候 雨、くもり、くもり、晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 飛行機
7/16羽田空港〜旭川空港〜旭川駅〜旭岳ロープウェイ駅〜姿見駅
7/19十勝岳温泉凌雲閣〜白銀荘泊
コース状況/
危険箇所等
1日目、2日目は天気が良ければ分かりやすい。3日目は難しい。ツリガネヤマ〜コスマヌプリの間は登山者が少ないため道にハイマツやササが生え放題だった。一か所登山道が削れ落ちており数分間遠回りした。4日目も分かりやすい。
その他周辺情報 十勝岳温泉郷は素晴らしい
帰ったら写真を追加する
7/15、豪雨のため旭川で1泊。中央図書館で見た[ヤマケイアルペンガイド北海道の山]に今回とほぼ同じルートが書いてあった。
7/15、豪雨のため旭川で1泊。中央図書館で見た[ヤマケイアルペンガイド北海道の山]に今回とほぼ同じルートが書いてあった。
写真は2日目以降のみ。広角のものはRICOHシータで撮影。7/17白雲岳避難小屋の朝
2018年07月17日 04:41撮影 by  RICOH THETA SC , RICOH
7/17 4:41
写真は2日目以降のみ。広角のものはRICOHシータで撮影。7/17白雲岳避難小屋の朝
ポツポツ沼がある
2018年07月17日 10:07撮影 by  RICOH THETA SC , RICOH
7/17 10:07
ポツポツ沼がある
ロックガーデン
2018年07月17日 10:30撮影 by  RICOH THETA SC , RICOH
7/17 10:30
ロックガーデン
道がよく分からない時も
2018年07月18日 06:55撮影 by  RICOH THETA SC , RICOH
7/18 6:55
道がよく分からない時も
オプタテシケ山の命の雪解け水を煮沸
2018年07月18日 09:46撮影 by  RICOH THETA SC , RICOH
7/18 9:46
オプタテシケ山の命の雪解け水を煮沸
美瑛富士避難小屋、日中は1人
2018年07月18日 16:44撮影 by  RICOH THETA SC , RICOH
7/18 16:44
美瑛富士避難小屋、日中は1人
夜に来たお兄さんと共に
2018年07月19日 06:16撮影 by  RICOH THETA SC , RICOH
7/19 6:16
夜に来たお兄さんと共に
美瑛岳にも雪渓が残っていたので水が補充できて助かった
2018年07月19日 06:47撮影 by  RICOH THETA SC , RICOH
7/19 6:47
美瑛岳にも雪渓が残っていたので水が補充できて助かった
絶景の稜線歩き、右に十勝岳
2018年07月19日 07:46撮影 by  RICOH THETA SC , RICOH
7/19 7:46
絶景の稜線歩き、右に十勝岳
標識は壊れているものばかり、これはましな方
2018年07月19日 08:23撮影 by  iPhone 5, Apple
7/19 8:23
標識は壊れているものばかり、これはましな方
もう少しでゴール
2018年07月19日 09:07撮影 by  iPhone 5, Apple
7/19 9:07
もう少しでゴール
頂上、後ろにトムラウシと旭岳が
2018年07月19日 09:24撮影 by  RICOH THETA SC , RICOH
7/19 9:24
頂上、後ろにトムラウシと旭岳が
友達にラインで送りつけた写真
友達にラインで送りつけた写真
2600円で泊まれて温泉入り放題、自炊の道具も使える天国
2018年07月19日 13:48撮影 by  iPhone 5, Apple
7/19 13:48
2600円で泊まれて温泉入り放題、自炊の道具も使える天国
煮沸が甘かったので今、エキノコックスの潜伏期間かもしれない。帰ったら検査せねば
2018年07月19日 17:45撮影 by  iPhone 5, Apple
7/19 17:45
煮沸が甘かったので今、エキノコックスの潜伏期間かもしれない。帰ったら検査せねば
動物の名前等、とても良い勉強になった
2018年07月19日 18:44撮影 by  iPhone 5, Apple
7/19 18:44
動物の名前等、とても良い勉強になった

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ストック カメラ 軽アイゼン テント 寝袋 マット

感想

1日目7/16月
⚫︎突風+小雨
旭岳までは何人かぬいた。旭岳以降は1人を1回
飲み水と昼飯で水の消費1.5L、夜朝で1L
⚫︎前日7/15の大雨と打って変わり旭川は晴れており、天気予報も上々だったがロープウェイの旭岳駅近辺では霧がかかっていた。姿見から頂上に向かうにつれ風が吹きつけてきて、かなり濡れた。霧のせいで頂上以降視界がとても悪く、何度も道を外したが、GPSで戻ってこれた。小屋は自分の後に結構人が来て賑やかだった。韓国人の女性2人が同じく十勝岳を目指すようだ。

2日目7/17火
⚫︎晴れのち曇り
途中すれ違い、2人2回、1人回
飲み水で2.5L、夜朝で1L
エゾユキウサギ、エゾナキウサギ、キタキツネ、エゾオコジョを見た。また、エゾシカ、ヒグマの足跡を見た。
⚫︎朝小屋を出たら晴れていて感動した。途中も壮大な景色が何度か見えた。カムイミンタラも良かった。雨はなかったが足元が前日の影響でぬかるんでいたのですぐ靴が浸水。トムラ前のロックガーデンは中々ハード。南沼キャンプ場で豊富な雪解け水が流れていた。ガスがなくなるのが怖いので、煮沸ではなくお湯にする程度で飲んだ。テント場は6人、1人、2人の3グループがいた。夜中、腰に焼けるような痛みが走り、痛み止めを飲んだ。ザックの背負い方が悪かったようだ。

3日目7/18水
⚫︎朝、霧。昼以降、晴れのち曇
途中すれ違い、1人3回、2人1回
飲み水3L、夜朝で0.5L
エゾアカガエル、エゾシマリスを見た。遠くにヒグマの親子がいたと聞いた
⚫︎ササ、ハイマツが登山道に生い茂っていて途中本当にしんどかった。双子池に下る時は笹で見えない中ぬかるんだ道を降りるので、たくさん転んだ。オプタテシケの600mの登りは途中雪渓もありかなりハードだった。水はその雪解け水を豊富にゲットできた。ただ明日まで持つかどうか。特に前半が信じられないスピードで進むことができた。未整備の登山道を見込んだコースタイムだったと思われる。美瑛富士避難小屋は自分だけだと思っていたら夜19時頃に中国のお兄さんが1人きた。途中でミラーレスのカメラを落としてしまった。腰は痛くならなかったが、左足小指に違和感あり。

4日目7/19木
⚫︎晴れ、終盤曇り
十勝岳に着くまでに1人2回すれ違った、その後は人がたくさんいた
水は3.5L。途中の雪渓で雪解け水をとれて本当に良かった
動物には会っていないが、前日小屋のお兄さんに聞いていたようにクマの糞があった。目撃情報もあって怖かったので鈴を手で鳴らしながら歩いた。
⚫︎美瑛岳への登りの後は切り立った稜線を行く道で、とても景色が良かった。晴れてよかった。十勝岳周辺はこれまでの緑が多い-岩場の多いアルプスのような山ではなく、富士山のような砂利と石の山だった。十勝岳に登って振り返った時、初めて自分が来た道、トムラウシ、旭岳まで見え、その果てしなさに身震いした。頂上で他の登山客の方にルートを話すと、皆さん驚いて祝ってくれた。晴れていたのでよく日焼けした。下山時に足の裏の皮と親指の爪がはがれるような痛みを伴いながらだったので、心身ともにすり減った。下山後は十勝岳温泉凌雲閣の温泉を楽しんで白銀荘にバスで行き宿泊した。温泉で回復した。70キロ代だった体重が約10年ぶりに60キロ代になっていた。頭がぼーっとするので急いで昼ご飯を食べて温泉に入り、朝にはいつも通りに回復した。白銀荘に置いてあった非売品大雪山自然解説マニュアルで動物や自然、歴史などとてもよく理解できた。

4日間を通じて
⚫︎2日目以降は天気が荒れなかったから完遂できた。1日目、突風が吹き荒れている中強引に小屋までいったが、2日目以降も同様の天気なら引き返していた。稜線続きでエスケープルートも少なく、悪天候は危険。7月はイマイチな天気が続いていると白雲岳避難小屋の管理人が言っていた。
⚫︎かなりストイックな山行だった。泥道の中のササのブッシュ、濃霧の中の雪渓、クマの糞や足跡など、怖い思いは何度もした。ガスが途中で切れそうだったり、水が枯渇しそうだった不安もある。心身共に辛い時にも達成できたのはこれまでの登山、会社の昼休みランニングの効果が大きいように思う。またGPSギア+iphoneのおかげで道迷いの恐れがなかったことは大きい。何度か道を外したがすぐに戻ってこれた。
⚫︎2日目、3日目、雲の切れ間から見えた景色、4日目に見えた景色、本当に雄大で原始的な景色で心から感動した。1日目に何も見えなかったことの反動もあって途中涙が流れた。十勝岳山頂で達成感を得たが、その後はボロボロに疲れて下山した

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十勝岳〜旭岳
利用交通機関:
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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