羊蹄山（マッカリヌプリ） スキーで良く来たニセコの向かいの山へ 北海道本島を締めくくる

2018年07月21日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 11.5km
• 登り: 1,547m
• 下り: 1,533m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:26
• 休憩: 0:33
• 合計: 8:59

4:30 半月湖野営場
9:27 9:30 ヒラフ下山口
10:02 10:32 羊蹄山
11:00 11:00 ヒラフ下山口
13:29 半月湖野営場

天候

曇り、強風、稜線は暴風＋霧雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

比羅夫登山口

コース状況／危険箇所等

9合目の上は危険
特に火口縁は暴風＋霧雨でケルン頼り

その他周辺情報

ニセコ山麓の温泉、倶知安の各種店舗、京極の湧水などでしょうか。

写真

7/21 4:11

半月湖駐車場より
羊蹄がほんのり見える

7/21 6:05

4合目
駅伝の中継地でこれが休憩所のサインにさります

7/21 6:44

5合目

7/21 7:13

木々の先に倶知安

7/21 7:14

7/21 7:19

6

7/21 8:00

7

7/21 8:12

ニセコ連峰が雲から頭をだす

7/21 8:12

アンヌプリ
スキーヤーの聖地です。
そのスキー場側から散々見た山だから、羊蹄で締めるんです

7/21 8:12

道中　ひたすらニセコばかりみてます

7/21 8:24

ニセコ、およびその下
雲海が晴れてきました

7/21 8:33

8

7/21 8:50

ニセコ

7/21 8:50

ニセコ

7/21 8:54

がれ場
9合目にして分岐
ここから吹き曝しに変わりますので、ご留意を

7/21 8:57

ニセコ　はっきりみえます

7/21 8:58

山頂の反対方向はニッコウキスゲが乱舞

7/21 9:09

7/21 9:11

左のピークは羊蹄山外輪山の一部。
ここからコルを抜けると外輪です。

7/21 9:12

7/21 9:19

羊蹄外輪まで来ると景色が良くなります
ニセコ方面

7/21 9:19

羊蹄外輪より
倶知安、積丹方面

7/21 9:19

倶知安もきれい

7/21 9:27

外輪、ヒラフ下山分岐に出た
火口縁内部が豪快です

7/21 9:27

火口縁　山頂でない方

7/21 9:27

このあたり、空が青かった…

7/21 9:31

アンヌプリはやっぱりいい

7/21 9:35

こちらは北東方面
支笏の北　恵庭あたりか？
この裏は札幌か？

7/21 9:37

なんか円形の雲が

7/21 9:37

回り込んで北山方面　やってきた方

7/21 9:37

火口壁
雪渓以外ほとんど緑なんですね。

7/21 9:40

二つの火口を繋ぐ道があるというのが珍しい気がするものの、この道は風が弱くないと怖すぎると思う

7/21 9:41

7/21 9:55

三角点

7/21 10:02

羊蹄山頂　やっとついた！ついについた！

7/21 10:07

百のリーチ、北海道本土8座の最後ゆえ、居た方に撮ってもらいました。
普段は基本やめておくのですが、撮影大会の様相だったので、乘りました。

7/21 10:32

羊蹄山頂はひとで集う
この稜線外側は風除けも兼ねてます

7/21 11:00

ヒラフ下降点
山頂からここまでは爆風との戦い。
霧含めケルンに感謝です。

7/21 11:09

9合目　車百合がよき

7/21 12:03

6
もうここまで降りると無風で熱い。
上とは大違い

7/21 12:33

4

7/21 12:56

2

7/21 12:58

登山口から2合までの倒木の嵐は処理して欲しいです。

7/21 13:18

倒木

7/21 13:19

倒木
門のごとし
なれど道中を考えると処理しませんか？と思います

7/21 13:29

無事下山！
やり切りました。
14〜21で6座はきつかった。

7/21 13:42

下山すると救助のヘリが
この中にほんのりあります

7/21 13:45

駐車していた数台横が対策本部になっていました。
自身が要救助者にならないようにと、改めて自戒しました。

撮影機器：

arrows NX F-01K docomo FCNT

感想

HHH

巨大な火口縁、広い裾野。正に蝦夷富士。

北海道にある日本百名山の中で元々知っていて、見たことがあって、麓を何度も来たことがある馴染みがあった山は羊蹄山のみ。
スキーで良くニセコへ来ていたためです。
だからこそここを最後にしました。

道中　ニセコアンヌプリ他のニセコ連峰が見え、また、火口縁からは恵庭山方面も見え、その先には札幌があったのでしょうか。
雲が無ければきっととても眺めがいいことでしょう。
火口縁の中も含め、概ね植生があり、そこを意外には感じました。
火口が霧に包まれ暴風にさられていく様を体感できました。
暴風はダブルストックでなければやめていたかもしれませんが、そこはこれまでの経験が活きた気がします。稜線での爆風はこれまでもあったこと。
距離感や風除けをイメージできていたからこそやれたのだと感じています。

14日からの北海道遠征6座目に羊蹄は体力的にかなりしんどかったです。
体は悲鳴をあげていて、登りがえらく遅かったです。もう少し早く出発し、もう少し早めのペースで登れていればと思わなくもありません。
でも稜線に着くまでに体力を温存できたからこそ火口縁を無事処理できたともいえるのだと思います。

羊蹄山を〆にして本当に良かったと感じています。
日本百名山　これについては色んな意見があると思いますが、深田久弥氏が実際に登ってみて気に入った100の山を紹介してくれたものと思えばよいのだと思います。
氏が登っていなかった故に選外になった地もあるでしょうし、選外だったからこそ静寂が保たれた可能性だってある。もし、妙義や南ア鋸が含まれていたらどうなっていたかと考えると…。

百名山は行った人が多いのは事実だし、氏がピックアップしなければ見向きもされなかった山もあることでしょう。そこを好意的に捉えればいいだけのことかと。

そして、日本百名山全座登頂は羊蹄山を持ってリーチとなりました。

山頂での自分の写真を撮ってもらうのは御嶽山の噴火以来、原則行ってこなかったのですが、本州最後の上州武尊、及び北海道最後の羊蹄は敢えてお願いしました。
自分の中では最も馴染みの山を最後にしてのものなので。

残すは9月の利尻のみです。
無事登って下山できるように、それだけに専念したいと思います。

2年前の今頃に怪我していなければその時に終わっていたこの行程であり、喉元の棘を取り除くような、宿願のようなものになってきていたので、一先ず無事終えられて良かったです。

疲れたけど楽しかったです。