比叡山〜無動寺谷・本坂〜
- GPS
- 06:42
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 758m
- 下り
- 747m
コースタイム
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | スタートは、比叡山高校近くの観光駐車場です。 |
写真
感想
連日の猛暑で、熱中症が心配され、低山での山行はいかがなものかと思案しました。そこで、木陰があり、谷筋で風が抜けることを期待し、エスケープにケーブルカーが使える比叡山へ登ってきました。
葛川参籠を終えられた百日の行者さんにお疲れさまでしたとねぎらいの言葉をかけたかったのと、葛川でお加持をいただいた釜堀浩元阿闍梨様にお礼を申し上げ、8月の三塔巡拝のお願いにあがるためでもあります。
心配していた暑さですが、木陰は涼しく、風の通るところでは、さらにゆっくり歩いて体を冷ますことで、しんどい思いをせずに歩くことができました。
7月16日から20日までの5日間、北嶺回峰行者が葛川明王院に参籠されます。この籠行を夏安居(げあんご)といいます。新行さんたちは、この夏安居を避けて通ることはできません。3月末から7月初旬までの百日間の回峰行を続けてこられました。その百日回峰行は、この夏安居をきちんと修了してはじめて満行とされます。
18日には、葛川明王院で太鼓廻しが行われました。明王院を開いた相応和尚が、三の滝の滝壺に不動明王を感じて飛び込んだという故事にちなみ、勢いよく回して止められた大太鼓の向こうに行者が合掌しながら飛びこえるという行です。
18日は、仕事を終えて、葛川にかけつけました。22時前に照明がすべて消され真っ暗闇になったかと思うと、ドッスーンと地響きがしました。お堂の廊下の天井にに吊るしてあった太鼓を下に落とした音です。地元の若衆がお堂に入ってくると、ササラと呼ばれる竹棒で床を突き、ゆすります。何本ものササラがザーッと音を立て、三の滝の滝壺をあらわします。「ヨイショ。ヨイショ。」と太鼓を廻す掛け声をかけました。中学生も太鼓を廻していました。そして、次々と新行さんが太鼓の上から飛び込んでいかれました。
その後、お勤めがありました。多くの行者が唱えるお経は、葛川参籠ならではです。声明のような節もつけられていたりして、太鼓廻し以上にこのお勤めもよいのです。来年は少しでもお経がとなえられるように「台宗課誦」も本日買い求めました。三塔巡拝のときのお勤めも、「台宗課誦」を見ながら、一生懸命となえてみます。どこを読むのか、下調べが楽しみです。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
churaさん お暑うございます<(_ _)>
毎日、猛暑・酷暑が続いていますが、この暑さも今暫くですね(^_-)
何年か前、葛川明王院にお参りし太鼓廻しを見学させていただき、堂内での厳粛かつ勇壮な儀式・貴重な経験をしました
いつも詳しく 信心深いレコ・・興味深く拝見しております(*‘∀‘)
また、機会がありましたら・・比叡山の山々をご一緒させていただき、色々とご教示願いたいと思っています(*^-^*)
その節には宜しくお願いします(^'^)
ibuki89さん 暑中お見舞い申し上げます。
厳しい暑さの毎日ですがいかがお過ごしでしょうか。
例年以上の猛暑との事、先が思いやられますね。
葛川からの帰り道は、20度前半でした。
この世にこんな涼しいところが残っていたのかと
お山にあがれば少しは涼しいかと思ってみたり、
日差しを避けてナイトハイクしてみたりと工夫しております。
更なる上は、沢歩きかなと
まだまだ暑さも続きます折、なにとぞ御身を大切にお祈り申し上げます。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する