出雲北山縦走 大国主の埋葬地、御陵神社参拝

2018年08月15日(水) [日帰り]

• GPS: 08:04
• 距離: 24.5km
• 登り: 1,730m
• 下り: 1,708m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:08
• 休憩: 1:36
• 合計: 7:44

5:58 旅伏山登山口
6:38 6:49 旅伏山
7:41 7:47 伊努谷峠
8:13 8:19 鼻高山
8:34 8:39 矢尾峠
9:11 9:19 遙堪峠
9:33 9:38 万ヶ丸山
9:45 9:46 鈴谷峠
9:58 10:07 極楽山
10:09 10:16 樽戸峠
10:23 10:25 天台ヶ峰南峰
10:43 10:46 鼻突峠
10:49 10:51 鼻突岩
11:05 11:06 弥山三角点ピーク
11:09 11:11 弥山南稜ノ頭
11:14 11:19 弥山権現旧跡
11:19 11:23 弥山山頂
11:28 11:35 弥山権現旧跡
11:36 11:37 弥山山頂
11:40 11:40 滝見コース終点 （村界石標ピーク）
11:53 11:53 縦走路直角曲がりピーク
11:58 11:58 坊床撓
12:17 12:17 ザリ峠
13:31 13:42 御陵神社
13:42 ゴール地点

天候

曇り時々ぱらつき。何故かめったに見れない隠岐の島が見れるナイスな天候でした。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

車で平田ニュースポーツ公園Pに駐車
帰りは地域コミュニティバス（出雲大社-猪目地区）で出雲大社Pまで

公共交通機関のみで計画可能。
電車の場合は電鉄一畑大社線で、旅伏駅から旅伏登山道まで歩いてください。
帰りは近くの伊奈西波岐神社前にバス停があります。出雲大社まで410円。
電鉄の大社駅までは出雲大社から余裕で歩いてたどり着けます。

今回の訪問目的は、西出雲王家、神門家の痕跡をたどり、過去レコの情報を追加訂正する事です。
どうせ弥山と鼻高山に登るなら北山を縦走しようと思い単独レコをまとめました。
神社の写真などはあとで過去レコの方に追加しておきます。

今回の訪問場所
・出雲神奈備神社
・神門寺
・久奈子神社
・鼻高山、弥山登拝
・御陵神社参拝
・三刀屋町の三屋神社参拝

西出雲王家コースまとめ（まだ工事中・全部の写真やっと載せましたがコメントは後日）
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1291380.html

西郷隆盛関連の出雲王家本が出ましたね
http://oomoto.net/sub3-i.html

コース状況／危険箇所等

危険個所無し。
注意点としては
縦走路の端から端、旅伏登山口から鵜峠登山口は計画上は15キロになりますが、実際には20キロ前後になりますので、計画時間に組み入れてください

トレランの方にもお勧めのコースですが、万ヶ丸山手前から蜘蛛の巣が多めになります。バイザーは必須です。

アブが沢山出るとメッシュのジャケットを準備してましたが、殆どいませんでした。奥出雲とかとは少し事情が違ってましたね。

写真

8/15 5:30

旅伏登山道駐車場近くのスポーツ公園に駐車。
水洗トイレ有。ジュース自販機有。

8/15 5:30

日の出。もう日の出が5時の季節になってしまいましたね。

8/15 5:31

トイレ無しでもう一枚

8/15 5:32

山側が少し赤くなります。

8/15 5:47

風力発電があるんですね。

8/15 5:55

南国に来たみたい〜

8/15 5:56

中国自然遊歩道
旅伏登山口。コッチにもちゃんとトイレまでありました。

8/15 5:58

なんかイイぞ登山道

8/15 6:00

樹木よ回廊よ

8/15 6:10

序盤は階段が多い

8/15 6:19

凄い固い土。土蔵にはこういう土を使うんではなかろうか。

8/15 6:21

おお、いきなり鳥居が。オラワクワクして来たぞ。

8/15 6:22

なぬ？コッチでは鹿は貴重なのか。

8/15 6:26

なぬ、これだけ整備した登山道にも赤テープが。出雲の人は几帳面というがコレは本物だ。

8/15 6:36

なん…だと？こんな立派な神社だと？

8/15 6:37

都武自神社
字で呼んだ限りではヤマトタケルかと思っちゃいますが「つむしのかみのやしろ」
御祭神は明治期の神社明細帳には速都武自和氣命、事代主命、神倭磐余彦命と記載され、国引き神話の八束水臣豆奴命外五柱を合祭神としていますが、主祭神については事代主命、神倭磐余彦命、大穴持命、速飄別命などの諸説があるようです。

8/15 6:39

旅伏山は国引き神話に登場する八束水臣津野命が韓国（からくに）からの旅の帰りに休息された場所との伝承がありますので、基本、出雲系の大国主「おみつぬ」を祀っていると思われます。

8/15 6:39

出雲の縦削ぎの千木

8/15 6:39

お米食べろw

神社右側にある井戸は名水になっている様ですよ。凄く美味しいらしい。

8/15 6:46

旅伏山山頂手前。
避難小屋まである。

8/15 6:47

まるでゴルフ場のグリーン。
本当の山頂はこの奥の三角点峰になります。ベンチがありました。

8/15 6:47

海から三瓶山まで

8/15 6:48

出雲国の力の源泉のひとつ、斐伊川
仁多郡奥出雲町の船通山を源流とし古事記にも関わる川です

8/15 6:49

ぐわー、さっき林の切れ目から宍道湖見えたのに。撮っておけば良かった。

8/15 6:50

ふむふむ

8/15 6:50

台風前だけどまずまずの眺望。風力発電こんなにあったのね。

8/15 6:51

ああ、いい感じの日差しが。今宍道湖撮りたいw

8/15 7:01

本当の旅伏山はこんな感じ。

8/15 7:09

アーアあー。ぷちん。
ターザンごっこって昔やりましたね。

8/15 7:19

鶏ヶ鳥帽子まで行きました。

8/15 7:19

どう考えても神聖そうな磐座

8/15 7:20

ここから宍道湖が見えました

8/15 7:23

磐座の名前もこういうことらしい

8/15 7:29

ここもピークだったのね。

8/15 7:30

正に出芽の国。木が草のように生えてくる。

8/15 7:32

巻道と合流。本能的に厳しい方を選んで収穫アリだった。

8/15 7:34

こんな所でテン泊してみたいものです。

8/15 7:38

さっきからね、イヤ登り始めからね、蝉がいるのに一匹も鳴いてないのww

8/15 7:42

峠。振り返って。

8/15 7:43

いやコレどっちww

8/15 7:55

松食い虫ですか。こっちの方は上から食べられちゃうんですね。

8/15 7:58

あれ大山なんじゃないかなぁ

8/15 7:59

海と鰐淵寺。
出雲大社の神宮になってた時期もあったが、宮司家との確執により関係解消
確か、素戔嗚を大社に入れようとして揉めたんだったかと。
大国主を祀るから神社を作ってくれって持ちかけて、長い時間をかけて素戔嗚を浸透させてきた宮司家の執念には驚きを隠せない。

8/15 8:01

心臓破りの坂

8/15 8:05

蝉はちゃんといる。いるのに鳴かない・・

8/15 8:13

今回の目的である西出雲王家、神門家の神奈備山、鼻高山に到着です〜

8/15 8:13

おお、宍道湖全部ゲット

8/15 8:14

わあ、雨降ってそう

8/15 8:14

神西湖と弓ヶ浜。
西出雲王家は、インターの辺りである塩治町、古志町、神西湖から斐伊川（三刀屋）まで広大な地域に影響力を持っていました。
故に、出雲大社の土地や材木などを用意できたわけですね。

8/15 8:15

大山
過去レコに載せましたが、剣ヶ峰には山体崩壊で縦走ダメなんですってね。

8/15 8:15

出雲の米は美味しいですよ〜

8/15 8:19

ドームと紺碧のヴォルケイノ、三瓶山。登りたいぞ。

8/15 8:22

危なかった。真っ直ぐ行くところだった。

8/15 8:26

水場なのか地名なのか。と、ここで初めて蝉の鳴き声が。ミンミンゼミでした。

8/15 8:29

ヨシ、二発目はツクツクボウシだ。これだと大雨は無さそう。

8/15 8:35

イヤイヤ、ロープ足りませんがなw

8/15 8:37

矢尾峠。空堀みたい。

8/15 8:39

茶屋って、昔はこの道は何か風習でもあったんですかね

8/15 8:39

むかしセミの抜け殻集めましたね

8/15 8:42

すみません、ロープが細くて手が痛いですw

8/15 8:43

という所らしい。

8/15 8:48

たくさんピークはあるのね

8/15 8:53

8/15 8:57

ニイニイゼミここにもいるんだ。

8/15 9:00

むぎゅう

8/15 9:02

8/15 9:05

なんでしょうねコレ

8/15 9:12

山火事注意峠w

8/15 9:12

ええのう。

8/15 9:27

なんか人の家の庭みたい。
雨の日は全身濡れそうだな

8/15 9:35

万ヶ丸山山頂

8/15 9:37

眺望には乏しかったです

8/15 9:45

何故に音読みになったしw

8/15 9:52

ちゃんと書いてくれてあるところがイイ

8/15 9:58

ここって何気に縦走路が見えないコースですね

8/15 10:00

まるで15日過ぎのモチ肌登山道。この硬さではオケラもモグラもアメンボもムリ。
雨が降ると相当滑りそう

8/15 10:03

蜘蛛の巣だらけで極楽さん到着。全然極楽ではない。

8/15 10:14

8/15 10:24

8/15 10:40

蜘蛛の巣提灯。全然走れません。裸眼の人はムスカ大佐になっちゃいますね。

8/15 10:44

鼻血が出そうな名前ではある

8/15 10:50

ロープ場が現れた。

8/15 11:04

松の樹皮にもこんなキノコが生えるんですね

8/15 11:05

8/15 11:07

ウワォ、ちゃんと眺望のいいとこあるじゃないですか

8/15 11:08

8/15 11:09

こういうのを待ってましたよ

8/15 11:11

高いところは古墳だったり豪族の拠点だったりしたのでしょうね

8/15 11:18

弥山権現跡地にある神社

8/15 11:20

出雲大社側

8/15 11:20

隠岐の島
めったに見れないらしい。ラッキーである。

8/15 11:22

おいぞうさん

8/15 11:31

この景色のために刈り取りしてくれてる人いるんだろうなぁ

8/15 11:35

台風ってあの雲かなぁ

8/15 11:38

縦走路行きます

8/15 11:49

8/15 11:53

8/15 11:58

8/15 12:10

8/15 12:30

ハイ、縦走路終わり。次はお目当の神社ですよ。

8/15 12:32

どこにも載ってない神社に行きます。

8/15 12:38

しばきてぇ

8/15 12:43

何の実だろう
胡桃に見えますが、実が丸じゃないんです

8/15 12:45

過去レコで八代目大国主、八千矛の幽閉された洞窟が猪目洞窟ではなく、脳の磯海岸のある洞窟ではないかと言う事で訪れました。
神隠れの岩屋は鵜鷺峠の洞窟にあると記述がされてますが、実際にはウサギ峠という厳密に言うとありません。鵜峠と鷺浦の行政界をウサギと呼びます。地元の旧家の人たちは本当は知ってるんでしょうね

8/15 12:46

うさぎの森、銅山縦走路

8/15 12:47

あの辺の高いところが鵜峠

8/15 12:56

お水は枯れてました

8/15 13:11

自然のアート

8/15 13:18

何でしょうね、とてもイイ匂いがする花です

8/15 13:20

あの縦走路、こっちに出るのでしょうかね。
銅器を造る原料になった銅山の露鉱が昔から知られていたようですね。

8/15 13:20

かなり大きめの石積みが残っています。

8/15 13:26

8代目大国主、八千矛さんが洞窟から発見され、ご遺体のモガリが行われ、遺体が収められたとされる伝承があるのが今回の目的である御陵神社。
川の名前があからさまに何かを伝えてくる気がしますね。
・八千矛→八千予→八千代ではないですかね。
大国主を最初に祀った三刀屋町の三屋神社
延喜式名は「御門屋社」
三屋→御門屋→神門屋、かもしれません。
神門家は古志、塩治、ミトヤと名前を変えて生き延びて行ったのでしょうね。

8/15 13:37

地元の方もあまり知らない神社。
道路から鳥居は見えますが不思議と誰も近づかず、磐座がある事すら知らない。バスの運転手さんも知りませんでした。

8/15 13:37

巨大な磐座
海童の子孫の地との噂もある伊奈西波岐神社周辺ですが、川の名前を鑑みるに、私は墓守をしてきた方々の地域ではないかと思います。伊奈西波岐神社は出雲の縦削ぎになってますから。神様の書き換えがあったのじゃないかと思います。
正式名称「同社大穴持伊那西波伎神社」
同社とは「企豆伎社」と同じ名という意味。「企豆伎社」は出雲大社の意味で、つまり出雲大社の摂末社の意味とのことらしい。
出雲大社は明治以降の名前で、もともと「杵築大社」でしたからね。

8/15 13:38

ありました、やっとたどり着けました。

8/15 13:38

御陵神社アップ。大事になされてると思います。

8/15 13:41

かつては海底にあったことをうかがわせる表面。御観覧有難うございました。

8/15 14:02

八千代川をそのまま下ると鷺浦マリーナのあの脳島洞窟陸路入口の海岸に出ます。
幽閉された洞窟、葬られた磐座、そして出雲大社の位置関係はあまりにも近いです。

8/15 14:12

下山したら真っ先にやることはコーラである。

しかしJペプシしかなかったwww

8/15 14:14

このサイダー美味しかったですよ。

8/15 13:58

8/15 13:58

これが路線バスうさぎ線
大社と猪目地区を往復しています。

8/15 13:59

結構本数ある。まさかこの地区からタクシー以外で帰れるとは思いませんでした。

8/15 13:59

伊奈世波岐神社

8/15 14:21

とてもきれいに保たれている神社です

8/15 14:22

出雲の縦削ぎの千木

8/15 14:23

8/15 13:58

ここに電鉄の名前の「一畑」
これ掘り下げたら面白いかも

8/15 15:11

大社と八雲山
本当にこの山に第二の霊廟があるのだろうか

8/15 15:26

鳥居は再建中

8/15 15:34

大社駅
駅員さんはとても親切でした

8/15 15:32

大社駅には最古級の電車が展示
駅には要らなくとも見学できます。

8/15 15:33

木造〜

8/15 15:33

運転席もカッコイイ

8/15 15:33

アップ

8/15 15:39

電車に乗りながら。
縦走してきた北山山地

8/15 15:39

結構なボリュームでした

8/15 15:44

何となくレールが歪んでる気がw

8/15 15:48

乗換駅にて

8/15 15:49

大社と言えば蛇だった気がするのだが

8/15 15:49

現代版木造風電車。床はソフトフロアでした

8/15 15:56

旅伏に付いた。読みは「たぶし」とのこと。

「たぶせ」との関連性を疑ってしまう。

8/15 16:16

駐車場まで歩いてきました。20分くらいかな。

撮影機器：

iPhone 6s Apple

装備

個人装備

ザック：アルティメットディレクション25L（555ｇ） 雨具：アウトドアリサーチヘリウム2ジャケット（163ｇ）＆ズボン（158ｇ） ズボン(TRIMTEX Trainer TX ロングパンツ ) 靴下（五本指） ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴：サロモンXAPRO-3D ザックカバー 行動食 飲料（1L） ライター 計画書 筆記用具 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ポール

感想

narisawa110

今回で4回目の出雲。車での移動は疲れますね。
結局三瓶山は今回も登れずに終わりました。
いつか行きたいですね。