大キレット(in:南岳新道、out:白出沢)
- GPS
- 30:30
- 距離
- 26.6km
- 登り
- 2,840m
- 下り
- 2,899m
コースタイム
- 山行
- 9:16
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 10:40
天候 | 2日とも晴れだが、大キレット通過中のみガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
深山荘の駐車場は8/18 4時時点で満車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
南岳新道は藪で道が覆われているところがある。 道がわかりにくいというほどではない。 白出沢は最近下部の笹薮を刈ったようで歩きやすかった。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
槍穂稜線で行ったことがないのは大キレットと西穂~奥穂。
今回は大キレットを目標に。
1泊2日で行くため、1日目に南岳小屋泊とするつもりだった。
しかし、12時半までに南岳小屋へ着ければ北穂高小屋まで行くことも視野に入れて計画した。
結果、1日目に北穂高小屋まで行くことができた。
時間的にガスが湧きやすい頃であり、天候によっては夕立を警戒しないといけないけれど、18日は雨の心配は全くいらない条件だったため大キレットへ入った。
午後の通過ということで、対向者はほとんどおらず自分のペースで歩くことができた。
ガスで先があまり見通せない状況で、鞍部を通過中に先でワーワー声が聞こえてきた。
昨晩あまり睡眠時間をとれなかったため、岩上で数分仮眠していたのを怪我と勘違いされたか?と少し心配したが、声はこちらに向けられたものではないように感じた。
進んでいくと、横尾本谷へおりていく3人組。1人は満足歩けないようだ。
遭難者と救助者だ。なにか唸り声をあげている。
A沢のコルに救助者のものと思われるザックが置いてある。
自分にもなにかできないか...と思うものの、3人はかなり先まで下りてしまっている。声をかけようにも遠い。
結局、そのまま先へ進んだ。
それから数時間後、県警ヘリが飛来して収容して飛び去って行った。
大キレットの印象は、難しくないものの、怖い。(個人の見解です)
よく整備されているし、聞いているほど浮石も多くない。
しかし、高度感があるため、風が強かったり岩が濡れていたりするとかなり嫌な感じになりそう。
今回はかなりいい条件で通過できたので幸運だった。
高山病の症状が出てきていて、登りですぐに息が上がって苦しかった。
久しぶりの小屋泊まり。
当初、「2人分の布団に3人ね」と言われたものの、「予約キャンセルがあって2人で使っていいよ」と。
通常お盆明けは空いていると聞いていたので混雑っぷりに驚く。
でもこれだけ天気良ければみんな来るよね。
見事な夕陽を眺めて早めに就寝。
夜空は天の川が綺麗だったらしい。
翌朝、昨日から感じていた頻脈・頭痛が悪化。
なかなか起きるのがしんどい。
朝食で人が少なくなったころに起きて準備、出発。
出発前にロキソニンを飲んだものの、効きがイマイチ。
ウイダーと塩飴で歩き始めると、これが意外と効いた。
これはもしや、、高山病と思っていたけど熱中症からくるナトリウム不足なのでは??
そういえば昨日からむくみもかなり出ていたし...
というわけで塩飴追加&水分摂取により元気回復。
涸沢岳までいいペースで到達できた。
冬に辿りたい涸沢岳西尾根を偵察。
昨年3月に蒲田富士のナイフリッジを越えたところで撤退したけれど、涸沢岳本体の傾斜に恐れおののいた。
上から見下ろすとやはり傾斜がきつくなっているようで、どうなっているか見通せなかった。
今回の行程では大キレットの部分以外は一度歩いたことがあるところ。
しかしいずれも登山を始めて間もない頃の記憶だったので、どこを通っても新鮮さを感じた。
南岳新道の下部ってこんなに歩きにくくてしんどい感じだったっけ?
涸沢槍直下ってこんなにハシゴとかあったっけ??
白出沢ってこんなに短かったっけ???
充実な2日間の山行でした。
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