仙塩尾根−間ノ岳−北岳 ファストパッキング

2018年08月17日(金) 〜 2018年08月19日(日)

• GPS: 20:26
• 距離: 41.7km
• 登り: 4,142m
• 下り: 3,166m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:43
• 休憩: 0:33
• 合計: 9:16

7:15 北沢峠
8:11 8:13 薮沢大滝ノ頭
8:50 8:50 小仙丈ヶ岳
9:15 9:15 仙丈小屋分岐
9:31 9:31 仙丈ヶ岳
9:52 9:53 大仙丈ヶ岳
11:02 11:02 苳ノ平
11:17 11:17 伊那荒倉岳
11:22 11:44 高望池
12:07 12:07 2499m独標
12:31 12:33 横川岳
12:48 12:48 野呂川越
15:15 15:21 三峰岳
15:56 15:56 三国平
16:31 熊の平小屋

2日目

• 山行: 6:27
• 休憩: 1:08
• 合計: 7:35

4:57 熊の平小屋
5:21 5:21 安倍荒倉岳
5:47 5:49 竜尾見晴
6:00 6:01 新蛇抜山
6:45 6:51 北荒川岳
6:54 6:55 北荒川岳キャンプ場跡地
7:58 8:03 北俣岳分岐
8:28 8:35 塩見岳東峰
8:37 9:11 塩見岳
9:14 9:24 塩見岳東峰
9:45 9:45 北俣岳分岐
10:34 10:34 北荒川岳キャンプ場跡地
10:39 10:39 北荒川岳
11:21 11:22 新蛇抜山
11:35 11:36 竜尾見晴
12:10 12:10 安倍荒倉岳
12:32 12:32 熊の平小屋
12:32 宿泊地

3日目

• 山行: 6:10
• 休憩: 1:15
• 合計: 7:25

4:18 熊ノ平小屋
4:48 4:48 三国平
5:21 5:28 三峰岳
6:05 6:12 間ノ岳
6:56 6:56 中白根山
7:19 7:20 北岳山荘
7:39 7:44 トラバースルート分岐
8:18 9:02 北岳
9:17 9:20 北岳肩ノ小屋
9:35 9:35 小太郎尾根分岐
10:27 10:35 白根御池小屋
11:27 11:27 白根御池分岐点
11:43 広河原

北岳の途中で何故かGPSがオフとなりその先GPSデータなし

天候

3日間とも晴天・無風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

仙丈−野呂川越に台風による倒木被害があったらしいがほぼ撤去されていた。
仙丈小屋の水場は枯れているが50mほど下った場所に塩ビ管を出していて給水可能とのこと。
高望池は涸れていたが水場は出ていたとの情報あり（給水はしていない）

写真

8/16 9:38

芦安第2Pに乗合タクシー乗場がある。
プレハブの案内所の前にザックを置いて順番取りをするのが慣例
混雑時はザックを置いてから仮眠がおすすめ

8/17 6:28

広河原に着いたら、再び北沢峠行きバス乗り場にザックを置いて順番取り

8/17 7:23

北沢峠より入山
木漏れ日の樹林帯を行く

8/17 8:09

樹林の隙間から北岳

8/17 8:22

樹林の隙間から甲斐駒

8/17 8:28

樹林を抜けると小仙丈が間近に

8/17 8:38

振り返ると鋸岳、甲斐駒、奥には八ヶ岳
すばらしい天気

8/17 8:45

富士山に北岳。日本の最高峰＆2nd

8/17 8:50

小仙丈に到着

8/17 8:50

中央に目指す塩見岳

8/17 8:50

仙丈ヶ岳

8/17 9:21

山頂が見えてきた

8/17 9:25

カールの底には仙丈小屋

8/17 9:30

仙丈ヶ岳山頂到着
後ろは中央アルプス

8/17 9:30

大仙丈を見下ろす

8/17 9:52

大仙丈ヶ岳
なんでこっちが大なんだ？と皆が言ってそう

8/17 9:52

仙丈ヶ岳を振り返る

8/17 10:32

北岳、間ノ岳と仙塩尾根

8/17 10:32

間ノ岳、塩見岳と仙塩尾根
遠い...

8/17 10:41

甲斐駒

8/17 11:41

高望池は干上がっているが水場は出ていると情報あり
今回は給水なし、ファストパッキングの歩き方（休憩をあまりとらずに長距離を歩く）になってから水は1日の行動時間で1.5リットル（ポカリ500mlペットボトル＋水1リットル）で足りる。

8/17 12:45

仙塩尾根は樹林に入る。
隙間から北岳

8/17 12:47

野呂川越
予定通りに13時前に通過

8/17 14:29

塩見岳が遠い

8/17 14:29

仙丈と仙塩尾根
結構歩いてきた。

8/17 14:34

三峰岳への700mの登り返し
ここが今日の行程で一番つらい

8/17 14:57

三峰岳頂上が見えてきた

8/17 15:20

三峰岳頂上
塩見岳も近づいてきた

8/17 15:20

三峰岳から間ノ岳。
明後日行きますよ

8/17 15:20

甲斐駒と北岳

8/17 15:21

塩見岳までの仙塩尾根。
明日行きます

8/17 15:24

農鳥岳

8/17 15:57

三国平から塩見岳
山梨・静岡・岐阜の三国境かな？

8/17 16:32

熊ノ平のサイト到着
山と道のmini2。
最高に使いやすいバックパック

8/17 16:35

農鳥岳で乾杯

8/17 17:03

モンベルのU.L.モノフレームシェルター 600g
結露はするけど100均の速乾性タオルで拭けばOK
1泊目は少し結露したが2泊目は結露まったくなし。この軽さには替えられません
あらゆる装備をグラム単位で軽量化してるくせにサイトでゆったり座れる椅子は必需品。写真右下はHelinoxチェアゼロ 500g

8/18 4:56

2日目スタート
熊ノ平小屋
従業員さんが皆とても感じがよい

8/18 5:12

朝焼けに染まってきた仙丈

8/18 5:12

同じく塩見岳
今日はあそこをピストン

8/18 5:48

遠くは槍穂が見える。
今日も絶好の天気

8/18 5:48

塩見岳

8/18 6:12

仙塩尾根はまた樹林に入る

8/18 6:29

8/18 6:45

北荒川岳
塩見が目前になってきた。
左側の尾根から上がる。最後がきつそう

8/18 6:46

富士山もおはよう

8/18 6:58

8/18 7:17

8/18 7:17

塩見が眼前

8/18 7:43

頂上が見えてきた

8/18 7:49

振り返れば仙丈、甲斐駒、北岳、間ノ岳
仙塩尾根。はるばる来たもんだ

8/18 8:01

富士山が美しい
右端に蝙蝠岳。塩見から＋2時間あればピストン可能

8/18 8:05

もうすぐ山頂

8/18 8:29

塩見岳東峰3052m到着

8/18 8:30

すばらしい景色

8/18 8:34

西峰はすぐそこ

8/18 8:34

甲斐駒の左には蓼科山

8/18 8:37

塩見岳西峰3047m

8/18 8:37

西峰から東峰

8/18 9:12

芸術的に雲をまとう富士山

8/18 9:15

中央遠くに三伏峠小屋が見える

8/18 9:21

8/18 10:22

さあ、熊ノ平に戻りましょう

8/18 10:48

8/18 11:28

塩見が遠ざかってゆく

8/18 12:19

左のとんがりが三峰岳。右が間ノ岳
明日はあそこを上り返す

8/18 12:38

乾杯

8/18 12:59

LA SPORTIVA ウルトララプター
安定したいいシューズです。若干重いのが玉に瑕

8/18 13:08

熊ノ平のサイトの中には数本の冷たい清流のせせらぎがながれていてお酒が冷やせる。

8/18 13:09

たどり着くのに通常1日以上かかるため夏休みの土日でさえさほど混雑せず静かなところ

8/18 13:16

8/18 18:17

18:00くらいにTJARっぽい人が隣に。
5時間ほど仮眠して24:00頃出発するとかいう声が聞こえた。
シェルターやヘルメットはTJARっぽいけど三伏峠の関門時間をすぎているような？？

8/19 4:54

3日目スタート
今日も晴天

8/19 5:01

8/19 5:01

朝焼けの富士山

8/19 5:07

三峰岳まで登り返し

8/19 5:16

塩見岳にも日があたってきた

8/19 5:18

仙丈にも

8/19 5:19

今日も槍穂が見えている

8/19 5:25

三峰岳到着
間ノ岳の影だった北岳が顔をだす

8/19 5:26

仙丈、甲斐駒、北岳

8/19 5:41

農取岳に朝日があたる
農取小屋のおやじは健在か？

8/19 5:46

間ノ岳山頂が近づいてきた

8/19 5:48

仙丈ヶ岳と野呂川

8/19 6:05

間ノ岳到着
甲斐駒、北岳、鳳凰三山
後ろに八ヶ岳と奥秩父

8/19 6:07

こちらからの北岳は一番かっこいい

8/19 6:08

富士山が雲に浮かんでいる

8/19 6:08

塩見岳と荒川三山

8/19 6:11

鳳凰三山と後ろには奥秩父連峰

8/19 6:18

8/19 6:18

仙丈、甲斐駒、北岳。名峰三山がそろいぶみ

8/19 6:29

振り返ると間ノ岳

8/19 6:59

北岳へ向かいます

8/19 7:12

8/19 7:20

北岳山荘

8/19 7:42

振り向けば間ノ岳。このアングルはよく雑誌で見かける

8/19 7:43

仙丈がまた近くに

8/19 7:43

北岳山頂が近い

8/19 8:10

あと少し

8/19 8:18

北岳山頂

8/19 8:49

8/19 8:50

北岳から間ノ岳、農鳥岳

8/19 8:52

さすがは夏休みの日曜日。山頂は大混雑

8/19 9:01

甲斐駒と八ヶ岳

8/19 9:01

仙丈と後ろは北アルプス

8/19 9:02

間ノ岳と塩見岳

8/19 9:09

肩の小屋へ降ります。

8/19 9:17

肩の小屋より鋸岳、甲斐駒、八ヶ岳

8/19 9:35

小太郎尾根分岐。さあ下山開始

8/19 9:37

振り向けば北岳バットレス

8/19 9:37

8/19 9:39

今回は白根御池へ草滑りを降ります。

8/19 9:55

大樺沢の雪渓も小さくなっている

8/19 9:55

北岳バットレス

8/19 10:17

白根御池のサイトが見えてきた

8/19 10:23

アサヨ峰と鳳凰三山。先月は雨で敗退

8/19 10:26

白根御池のサイトと鳳凰三山
機会があれば泊まりたいですな

8/19 10:27

白根御池小屋

8/19 10:29

生ビールで乾杯

8/19 11:42

広河原山荘に降りてきました。

8/19 11:43

おつかれさま。
これ以上はない天気ですばらしい3日間でした。

撮影機器：

iPhone 6 Apple

感想

ezrayt

今回のコースはまさにファストバッキングのためのコース。
初日の北沢峠から熊ノ平までが肝で、バス移動のため北沢峠出発が7:30になることもあり通常の天幕装備（15kg〜25kg）を背負って1日で熊ノ平まで歩くのはかなりハードルが高い。しかしファストパッキングのUL装備（今回の私の装備で重量8kg程度）であれば余裕をもって熊ノ平に到着できる。
1日で熊ノ平に到着できれば、翌日の塩見ピストン、翌々日の間ノ岳・北岳から広河原の行程が可能となる。しかも熊ノ平に連泊となり宿泊装備の設営・撤収の手間がはぶける。
更にはこのコースの2日目、3日目には体調・天候により下記のようなオプションが追加可能で、フルオプションを追加すると2泊3日で仙塩尾根＋蝙蝠岳＋白峰三山の走破が可能。
2日目オプション）
塩見から蝙蝠岳をピストンする（＋2時間程度）
3日目オプション）
三峰岳手前から巻き道を使って農取小屋へ行き農取岳をピストンする。（＋3時間程度）
2日目に塩見をピストンしてテント撤収→農鳥小屋へ移動というアレンジもあり。

仙丈ヶ岳、白峰三山は人が多いが、仙塩尾根にはいるとほとんど人に会わない。私が熊ノ平までに出会ったのは4名。
熊ノ平は樹林の中で水が豊富でとても静なサイト。連泊におすすめ。

このコースの唯一の欠点？は朝日、夕日が楽しめない。熊ノ平は間ノ岳・農鳥岳の影になるため近場のピークまで登っても朝日を望むことはできない。（2日目オプションを選択して3時頃熊ノ平を出れば農鳥小屋からのすばらしい朝日がみれるかも..）
まあ、そんな欠点？もあまりあるほと充実したすばらしいコースです。