西表島縦走
- GPS
- 296:00
- 距離
- 23.7km
- 登り
- 448m
- 下り
- 446m
コースタイム
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:00
天候 | 晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス
船
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
シェラフ
|
---|---|
共同装備 |
調理用食材
調味料
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ポール
テント
テントマット
|
感想
過去の記録のためコースタイムなどは不正確です。
日本の秘境といわれていた西表島のジャングルを縦走したときの記録です。
その頃は既に島の周りに道路が整備されていて島の縦走路を使う人はほとんどいないと言うことで地元の人でも道がどう荒れているのか分からないといっていました。
観光船でマリュウドの滝の終点に着いたとき船頭さんに本当に船を返していいのか念を押されたときはちょっと緊張してしまいました。
道は荒れていましたがトレースはなんとかついていました。何回か沢を渡ることもありマングローブの密林を探検しているような感じです。
途中でメンバーの一人が蜂に刺されたり、ハブが道の真ん中に横たわっていたりちょっとしたハプニングの連続でした。ハブ対策には車のタイヤチューブを輪切りにしてスパッツのように足の膝まで入れていました。これは地元に詳しい先輩から教えてもらった方法です。ハブに遭遇したときは足にタイヤチューブをしていてよかったとみんなで言い合ったことを覚えています。
なによりも湿度の高い亜熱帯特有の暑さには参りました。そのため一日で縦断する予定がペースが伸びず中間地点でもう一泊するはめになりました。ジャングルのような密林のなかでテントを張り寝ていると真っ暗な闇の中から何かがゴソゴソとテントの周りに迫ってくる気配がしてきました。みんなで息を潜めてじっとしていましたが、何がいるのか見てみようということになりランプをつけてテントをそっと開けました。ところが外には何もいません。しばらく経つとまたゴソゴソ何かが迫ってくる気配があります。今度は明かりを付けずにそっとテントを開けてみるとネズミみたいな小動物がそこら中にたむろしているではありませんか。きっと我々の食料のにおいを嗅ぎ付けて寄ってきたのだと思います。あまり害のなさそうな動物たちでしたのでそのまま気にせずにほおっておくことにしました。
翌日も暑さでペースは遅かったですが、なんとかゴールの海岸に到着しました。鬱蒼とした密林がなかなか途切れず、当然当時はGPSなんていう便利なものはなく地図とコンパスとで現在地を推測するしかありません。山と違い起伏がほとんどないため自分の場所を特定することは非常に難しかったことを思い出します。いつ終わるとも知れない密林が突然ひらけて海に続く広々とした平原に出たときは本当に嬉しかったです。
結局この縦走の間は我々以外誰にも会うことはありませんでした。
西表島は言うまでもなく海が素晴らしく綺麗でした。素もぐりでも十分堪能できます。リーフの外へ出るとそこはまた別世界の海が広がっていました。星砂の浜では砂浜の砂がすべて星型なのに感動しました。
偶然地元の夏祭りがあり民宿に泊まっていた旅行者の我々も快く参加させていただきました。というか若者は全員祭りにつかう巨大なしめ縄作りに駆り出されました。
地元の人はみんな南国特有の明るさと解放的な雰囲気があり祭りが始まると我々にも分け隔てなくご馳走を振舞っていただき、泡盛を浴びるように飲ませていただきました。楽しすぎて翌日の西表島縦走計画を忘れてしまっていたと思います。
ということで今回の縦走一日目は完全に二日酔いでの出発となりました。
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