実りの秋を感じながらの里山花散策

2018年08月29日(水) [日帰り]

• GPS: 03:50
• 距離: 6.9km
• 登り: 181m
• 下り: 184m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:50
• 休憩: 0:00
• 合計: 3:50

7:10 スタート地点
7:30 7:30 平山城址公園
8:30 8:30 宮嶽谷戸
9:50 9:50 東京薬科大学 薬用植物園
11:00 ゴール地点

コースタイムは全く参考になりません

天候

曇り

アクセス

自宅からの周遊のため公共交通機関の利用はありません

写真

雨が降る前に裏山の花散策です　平山城址公園のナンバンギセル(南蛮煙管)の開花です　長池公園から遅れること2週間、やっと咲いてくれました

近くにツルニンジンの蕾は沢山あるもののなかなか開花してくれません　ヌスビトハギ(盗人萩)だけはずっと開花しています

ツリガネニンジン(釣鐘人参)はあまり立派なものはありませんが結構咲いています

クサギ(臭木)の濃い紫色の実を期待していましたが未だ実は赤い殻の中に隠れていました

先週開花を確認したガガイモは本来の薄紫色を帯びてきました　蟻が何匹も花を歩き回っていたので払い除けるのが大変でした

ヤエヤマブキ(八重山吹)　ここでは必ず年2回開花しますので狂い咲きではなさそうです

ミヤギノハギ(宮城野萩)　宮城県の県花　多くの萩の中で最も花の形が綺麗と言われているらしい

シロヤマブキ(白山吹)の実は黒光りしているのが特徴です

波状の葉がそよそよと風に揺れることから命名されたソヨゴ(冬青)ですが未だ真っ赤な実には時間が掛かりそうです

アセビ(馬酔木)の花芽　未だ夏というのに翌年の蕾が出来ています　木によって実が生っているものとこの様に花芽のものと分かれるそうです

カマツカ(鎌柄)の実　鎌の柄に出来る程硬い木で花はそこそこ綺麗ですが実は大したことはありません

ガマズミ(莢蒾)の実　もっと真っ赤になっているかと考えていましたがそうでもありませんでした　それにしても実りの秋を感じます

本日の一番狙いのツリバナ(吊花)の実　殆どが青い実のままでしたが辛うじて見つけたのがこれです

目を凝らして探し続けると木の奥の方に赤い実がぶら下がっていました　反対側の崖下に回り込み執念で撮影した映像です　ここでハンドタオルを落としたのに気が付かず後から取りに戻りました

キンミズヒキ(金水引)　実ばかり続いたので口直しに撮影した花です　他に花が見つからない...

宮嶽谷戸まで下りて来たのはこのオモダカ(面高)を見たかったからです

オモダカはこの田んぼの中に咲いています　畦道が草や竹に覆われていて撮影するのは大変でした

ニラ(韮)の花はニラの独特の匂いとは無縁のごとく清楚で可憐な気がします

マツヨイグサ(待宵草)　宵を待って咲くのであろうが昼でも結構楽しめます

キツネノマゴ(狐の孫)　ピンク色の唇形をした花で花の真ん中には白い星形の模様が入っている

ホソヒラタアブ(細扁虻)は蜂ではなくハエの仲間の1cm程の小さなアブですがそれより小さなママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)

花だけ見ていると私にはミゾソバと区別が出来ません　しかし葉を写そうとすると花が小さくなり過ぎてしまいます

キクイモ(菊芋)　八王子の放射線通りで開催される物産展で味見をしたことがあります　芋は天然のインスリンと言われ健康食品だそうです

ふりふりフリルのヘクソカズラ

センニチコウ(千日紅)　黄色い部分が花で赤い部分は苞と言ってつぼみを包んでいた葉のことらしい

ハナスベリヒユ(花滑り莧)でしょうか　土地を借りて家庭菜園をされている所に咲いていました　今日はご主人だけでしたので花の名前は確認出来ませんでした

色は異なりますがこれもハナスベリヒユかも知れません

こちらは間違いなくオオセンナリ(大千成)です　昨年奥様から花や種を沢山頂いていたのに蒔くのを忘れていました

旧柚木村の谷戸ではアサガオ(朝顔)の花が綺麗でした

ツルボ(蔓穂)は先週開花を確認しましたがその数を増やしています

ノハラアザミ(野原薊)でしょうか　アザミの同定も結構難しいです

ヤブラン(藪蘭)の開いている花にはあまり出逢えないので思わず嬉しくなりました

パンパスグラス　シロガネヨシ(白金葦)と言うのが和名らしいですがパンパスグラスの方がファミリア　背景は薬科大たにし池の水連

アオチリメンジソ(青縮緬紫蘇)　縮緬とは表面にシボをはっきり出した織物の総称でこの紫蘇の葉がそれを連想するのかも...

ニガヨモギ(苦蓬)　ニガヨモギを指で揉むとヨモギとはまた違った独特な香りが発せられ様々な病気に用いられてきたらしい

カワラケツメイ(河原決明)　この茶葉は別名「弘法茶」ともいわれ弘法大師が全国行脚の際に広めたという説があります

アレチノヌスビトハギ(荒地盗人萩)　マメ科ヌスビトハギ属の雑草で北アメリカ原産　何故か本家のヌスビトハギより数段綺麗な気がします

ホトトギス(杜鵑草)　ホトトギスにはヤマホトトギス、ヤマジノホトトギス、タマガワホトトギスなどありますがこれはホトトギス

シュウメイギク(秋明菊)　秋の風情を感じさせる優雅な花です　本日の最後に相応しい花かも知れません

今日のお土産　散策の途中で拾ってきた栗　大きくとても甘いのでもしかして栗の王様の利平栗でしょうか　慌てて拾ったのに500gもありました(笑)

感想

ランツベルク

先週は猛暑日の花散策で汗だくで大変でした。今日は曇りで気温も30度までしか上がらないというので裏山の平山城址公園を中心に花散策でした。
しかし、体が汗掻き体質になってしまったのか気温は低くても湿度が高く今回も汗拭きに終始しました。

散策の方は当然ながら多くの実を目にして実りの秋を実感しました。薬科大の花は最盛期の様な訳にはいかず新しいものは限られていましたがまあまあの成果はあったと思います。

Landsberg