十勝連峰

2018年09月15日(土) [日帰り]

• GPS: 09:11
• 距離: 27.4km
• 登り: 2,069m
• 下り: 2,322m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:32
• 休憩: 0:39
• 合計: 9:11

6:41 十勝岳温泉凌雲閣
7:11 7:15 新Z
7:30 7:31 新D
7:40 7:40 上富良野岳分岐
8:23 8:23 縦走路分岐
8:47 8:49 富良野岳
9:02 9:02 縦走路分岐
9:38 9:39 三峰山
10:00 10:02 上富良野岳
10:11 10:12 上ホロカメットク山
10:20 10:20 上ホロ避難小屋
10:28 10:29 大砲岩
10:57 11:00 十勝岳
11:06 11:07 平ヶ岳
11:13 11:15 鋸岳
11:33 11:33 美瑛谷３稜の頭
11:39 11:39 美瑛谷２稜の頭
11:44 11:44 美瑛谷１稜の頭
12:13 12:22 美瑛岳分岐
12:33 12:34 美瑛岳
12:43 12:47 美瑛岳分岐
13:05 13:07 美瑛富士分岐
13:27 13:30 美瑛富士
13:41 13:42 美瑛富士分岐
14:15 14:16 美瑛岳分岐
15:18 15:18 雲ノ平分岐
15:52 吹上温泉白銀荘

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

旭川空港で車をレンタル、白銀荘に移動して前泊。

翌朝、車で十勝岳温泉登山口に移動して山に入り、白銀荘に下山後、バスで十勝岳温泉に移動して車を回収。バスが来るまで、白銀荘の温泉で時間調整。

コース状況／危険箇所等

美瑛岳分岐について地図間で混乱がある（現地でかなり迷った）。ヤマレコのみんなの足跡マップをスクリーンショットした写真53で、標高約2004mのA地点から、高い岩を乗り越えて標高2022mのB（写真54）→美瑛岳と行けるところ、岩の上の道に気づかずに岩を反時計周りに巻いたため、標高1990mのC地点に行ってしまい（写真55）、位置関係を把握するのに時間がかかった。

ちなみにヤマプラではBが、ヤマレコの地図ではCが、それぞれ「美瑛岳分岐」と記されている。山と渓谷社の地図や本ではCのことを「縦走路分岐」と書いている。

CからBへの登りはマークが少なくて迷いやすい。行き（登り）は人の姿を見かけてそれを目指したら、本来の登山道より数十メートル西にずれてしまった。何とか美瑛岳に着いてB地点に戻ってきた時、この山域の登山道整備に関わっていらっしゃるという方とたまたまお会いして、いろいろ教えて頂けた。ありがとうございました。

その他周辺情報

白銀荘は食事提供がないので、15日夜はカフェ&レストラン バーチへ、16日朝はカミホロ荘へ、それぞれ車で移動して食事。

写真

9/14 19:47

車で白銀荘に着くとキタキツネがお出迎え。客が餌をあげるので怖がらないらしい。

9/15 6:40

翌朝、十勝岳温泉から妻と出発！

9/15 7:09

安政火口の奥から朝陽。

9/15 7:31

富良野岳は山ヒダがカッコいい。

9/15 7:37

上ホロ分岐から妻と別行動。妻は時計小回り、自分は反時計大回り。

9/15 7:50

シマリス！　一瞬だけポーズを撮ってくれてありがとう！ ^^

9/15 8:15

振り返るとはるか彼方に十勝岳！

9/15 8:23

富良野岳分岐から。右の丸いのは三峰山。

9/15 8:38

ほんの少し紅葉も。

9/15 8:44

富良野岳到着！

9/15 8:49

この日はあちこちでイワギキョウを見かけた。

9/15 9:08

ミネカエデ

9/15 9:17

ウラシマツツジ

9/15 9:29

三峰山の西肩から富良野岳を振り返る。

9/15 9:33

前方から妻が。思っていたより速い・・・。

9/15 9:40

三峰山の東肩から十勝岳までを見通す。北海道らしい、なだらかで雄大な稜線！半台形のピークは上富良野岳。

9/15 9:49

上富良野岳へ。

9/15 10:01

到着。

9/15 10:04

北東眼下に安政火口。

9/15 10:06

上富良野岳を振り返る。北側の断崖がなだらかな稜線と対照的。

9/15 10:11

上ホロカメットク山

9/15 10:13

上ホロカメットク山から十勝岳を望む。赤い屋根は上ホロ避難小屋。

9/15 10:15

南東にはなだらかな丘陵が広がる。非対称山稜。

9/15 10:25

緑が減って活火山っぽくなってくる。

9/15 10:29

大砲岩。ここから三段山に下る尾根道の入口にはロープが張られていた（地図にも通行止めと書いてある）。

9/15 10:29

富良野岳までを振り返る。非対称山稜の北側だけが見えるので荒々しい景観。

9/15 10:32

グランド噴火口

9/15 10:37

少しずつ十勝岳に近づいて

9/15 10:42

最後は溶岩ゴロゴロの急斜面。

9/15 10:57

到着！

9/15 10:55

富良野岳からの稜線。地図ではほぼ一直線だけど、十勝岳からみると大きな弧を描いてる。

9/15 10:57

十勝岳の西側はまるで砂漠。中央やや左はトムラウシ。その左には美瑛岳も見えてきた。噴煙で少し霞んでいる。

9/15 11:03

砂漠を走る。人の見える所が東へ下る分岐。その先はどこが山頂かわからない平ヶ岳。

9/15 11:05

東側から見た十勝岳。ずいぶん表情が違う。

9/15 11:07

右手前が鋸岳、左は美瑛岳。その間の奥がトムラウシで、一番左奥が旭岳。鋸岳には山頂への踏み跡と巻き道の両方が見える。

9/15 11:13

鋸岳山頂近くまで来たものの、ここは巻かなきゃいけないことに気づいて南に下る。

9/15 11:22

砂々の斜面を大砂走りのように下ってから鋸岳を見上げる。山頂付近はまるでミルクレープ。

9/15 11:27

鋸岳の北側ギザギザ稜線を眺めていると・・・

9/15 11:27

右のほうにこんなアクロバティックな岩を発見！ 近くで見てみたかった。

9/15 11:23

美瑛岳への登り返し。

9/15 11:30

島状の草紅葉がきれいだった。勝手に島々草と命名。イワスゲかなぁ。

9/15 11:31

美瑛谷3陵の島々草。

9/15 11:35

南側の島々草。奥の円錐形は境山？

9/15 11:37

島々草のアップ。一部はうっすら赤く色づいている。

9/15 11:45

いよいよ美瑛岳への急登。先行者が3人見える。

9/15 11:54

東側の裾野に予想外の紅葉が現れて、その場に居合わせた人たちと写真撮りまくり。

9/15 11:54

少し進むとチングルマの果穂も。

9/15 11:55

はるか下のパッチワークのような紅葉をアップ。携帯カメラだとちとつらい・・・

9/15 11:58

チングルマ越しの美瑛岳。

9/15 12:10

少し色づいた急斜面をトラバース気味に美瑛岳へ。

9/15 12:29

最後の岩の急登。

9/15 12:32

到着！

かなり迷った美瑛岳分岐付近の地図。

9/15 12:42

こちらがB地点の分岐。

9/15 12:47

こちらはC地点の分岐。

9/15 13:07

こちらは美瑛「富士」分岐。

9/15 13:25

赤い実

9/15 13:28

本日最後のピーク。

9/15 13:54

美瑛富士を振り返る。美瑛岳と違って、ドッシリ、穏やか。

9/15 13:55

かすかに色づいた広大な斜面をトラバース気味に下っていく。

9/15 14:09

狭いトレイルに木の枝が張り出して進みにくい箇所がところどころ。

9/15 14:20

また会えた！

9/15 14:35

水場。気持ちいい〜！（エキノコックスが心配なので顔を洗うだけ）

9/15 14:45

エゾリンドウ

9/15 14:46

函状の沢と地図に書いてあったのはこれか・・・梯子で下ってロープで這い上がる。

9/15 14:52

振り返ると美瑛岳。

9/15 14:56

ナナカマドがここだけきれいに赤く染まってた。

9/15 14:59

なだらかなトラバースが延々と続く。

9/15 15:14

右上はたぶん前十勝。紅葉してるのは・・・？

9/15 15:15

硫黄沢川。葉っぱも黄色い。

9/15 15:18

広大な雲ノ平を駆け下りて行く。石がゴロゴロしていてスピードは出せない。

9/15 15:52

白銀荘にゴール！ イチゴが7粒乗ったソフトクリームが最高だった。

9/16 7:16

おまけ：翌日青い池から撮った十勝岳（中央奥にちょこんと見える）。

撮影機器：

iPhone 5s Apple

感想

Echigoya

3連休、唯一晴れ予報の土曜の北海道に狙いを定めて、行きたい山候補の1つだった十勝連峰に行ってきた。

十勝岳温泉登山口から妻と一緒に出発。上ホロ分岐からは別行動で、妻は上富良野岳から時計周りに一周トレッキング、自分は大きく反時計回りで美瑛富士までトレラン、途中三峰山付近ですれ違うという形。

北海道の山は広大で、たおやかで、トレランしてると本当に気持ちがいい。今回のコースでは、緑豊かな富良野岳から、いかにも活火山という荒涼とした十勝岳、岩々の美瑛岳、そのあと再び緑の美瑛富士と変化にも富んだ稜線を、はるか遠くまで見渡しながら走れるのは最高だった。

ただし、鋸岳から北東への下りと、美瑛富士分岐から白銀荘までの長い下りは、どちらも石がゴロゴロしていて意外に走りにくい。

美瑛岳南東裾野の紅葉は予想外だった。人の少ないこのエリアまで入ってきて無名の紅葉スポットに出会えるなんて、何だか得した気分。

*****
稜線上の気温は事前予報ではほぼ10度。風はそよ風程度。

上半身はほぼ終始半袖1枚だった。スタート時からしばらくだけウィンドブレーカーやグローブ、アームカバーを付けた。

ラン中に摂ったカロリーは900kcal強。水分は1.9L。

妻と別行動にしてからゴールまでの所要時間は標準歩行時間の53%。