燕岳〜厳冬の北アルプスでお餅つき〜

2011年12月30日(金) 〜 2012年01月02日(月)

• GPS: 78:04
• 距離: 37.4km
• 登り: 2,747m
• 下り: 2,748m

コースタイム

1日目
8:30宮城ゲート〜14:30中房温泉

2日目
7:30中房温泉登山口〜8:10第一ベンチ〜9:20第二ベンチ
9:30第三ベンチ〜11:00富士見ベンチ〜11:20合戦小屋
12:30合戦沢ノ頭〜14:00燕山荘

3日目
燕山荘でマッタリ

4日目
7:15燕山荘〜8:10合戦沢ノ頭〜8:35合戦小屋
8:45富士見ベンチ〜9:25第三ベンチ〜9:30第二ベンチ
9:55第一ベンチ〜10:15中房温泉登山口〜14:30宮城ゲート

天候

1日目　快晴
2日目　またまた快晴
3日目　朝はご来光バッチリのち雪
4日目　雪時々陽が差す程度

アクセス

利用交通機関：

自家用車

冬の間は、中房に上がる道は雪の為春まで通行止めになる。そのため宮城ゲートから
徒歩になる。
登りは4時間下りは3時間。
駐車場は年末年始だけは宮城ゲート手前に40台くらいは停められる。

コース状況／危険箇所等

宮城ゲート〜中房温泉
約12キロの林道歩き。特に危険個所はないけど、意外と疲れます。
特に冬靴はソールが固いために、足首を痛めやすいです。
ゲートのところに登山届ポストあり。(注)中房までトイレはありません。

中房温泉登山口〜合戦小屋
北アルプス3大急登の合戦尾根。雪は始めから着いているため、登山口から
12本アイゼンを装着。途中のベンチ間はだいたい40分ピッチである。
特に危険個所はありません。アイゼンの引っかけには注意。

合戦小屋〜燕山荘
冬の間は冬季ルートを登ります。殆ど直登で夏より早く登れます。
合戦沢ノ頭を過ぎると森林限界になり、悪天の時は風に注意。
尾根も次第にナイフリッジになり、滑落に注意。
ピッケルは必需。燕山荘への最後の登りは特に注意。

ファイル

燕岳.gpx

（更新時刻：2012/01/03 17:54）

写真

12/30 9:22

駐車場にて今回の装備。

12/30 9:35

年末年始だけ、宮城ゲートに臨時の駐車場が
あります。停められる台数は40台くらい??
かな?

12/30 9:40

ゲートでの記念撮影。ここから4時間の
林道歩きが始まります。長いなぁ〜。

12/30 9:40

登山口には登山届のポストも。

12/30 9:46

快晴の空。3年待ったかいがあります。

12/30 9:46

林道もクリスマス寒波で降った雪が
積もってます。

12/30 11:14

林道の途中にはトンネルも。

12/30 12:31

2時間ほど歩いたところで休憩タイム。
寒い時はコレでしょ。

12/30 14:18

有明荘に到着。

12/30 14:18

冬の間はクローズされてます。

12/30 14:43

本日のお宿の中房温泉に到着です。
玄関横には温泉がコンコンと湧いてます。
4時間歩いたご褒美はこの温泉。
いやぁ〜極楽極楽。

12/30 14:45

到着後の記念撮影。

12/31 7:28

2日目の朝。快晴の空が広がっていた。

12/31 7:28

中房温泉のテント場。
地熱で雪は殆どありません。

12/31 7:29

ここからいよいよ本格的な登りが始まります。

12/31 7:33

登山口で12本アイゼンを装着。

12/31 7:39

登山口はこんな感じ。トイレは冬季は裏側
一か所。

12/31 7:40

だって。

12/31 7:41

今回は燕山荘のツアー登山のグループも
同じ出発時間に。

12/31 8:15

さすが北アルプス3大急登。
グングン高度を上げて行きます。
中房温泉の建物がアッという間に
小さくなります。

12/31 8:28

第一ベンチに到着。
今年は雪が少ないみたいです。

12/31 8:29

ツアーグループも到着してました。

12/31 9:09

第二ベンチに到着。
各ベンチ間はだいたい40分で
登れます。

12/31 9:53

時々遠くの稜線が顔を出します。
疲れを忘れさせてくれる瞬間です。

12/31 10:04

第三ベンチに到着。

12/31 10:15

今回の年末登山は好天に恵まれたため
かなりの賑いになりそうです。

12/31 10:51

富士見ベンチに到着。

12/31 10:51

ここからは富士山もよく見えます。
厳冬の北アルプスから富士山が見える日は
そうないでしょうね。

12/31 11:30

稜線も綺麗に見えてます。

12/31 11:40

合戦小屋に到着。

12/31 11:40

冬は営業はしてませんが、休憩するには
最適なポイントです。
この上からは森林限界になるため
ここでウェアー調整、ストックから
ピッケルに持ち替えましょう。

12/31 11:41

いやぁ〜〜、それにしてもいい天気
見てよこの空。

12/31 11:41

小屋も深い眠りについてます。

12/31 12:26

合戦小屋にて記念撮影。

12/31 12:30

小屋から少し登ったところ。
こんな景色が疲れた身体を
癒してくれます。

12/31 12:30

安曇野や松本市も見えてます。

12/31 12:30

そして富士山も。

12/31 12:30

12/31 12:45

出ました。槍ヶ岳です。

12/31 12:45

アップで。素晴らしい。

12/31 12:45

合戦小屋から合戦沢ノ頭にかけての登りです。
夏と違い冬は直登します。
青い空に白い雪。ダケカンバの木が
絵になります。

12/31 12:49

これは燕山荘の支配人が、燕岳山頂に
奉納する寒ブリを、下から担ぎ上げてる
様子です。
ご苦労様です。

12/31 12:54

合戦沢ノ頭から先は、森林限界。景色はいいけど
歩行には細心の注意を。

12/31 13:00

ここからは槍ヶ岳が終始見えてます。

12/31 13:04

いやぁ〜〜、これぞ厳冬の北アルプス。
素晴らしい眺めです。

12/31 13:04

12/31 13:04

12/31 13:05

12/31 13:05

先行者を写した一枚です。

12/31 13:05

12/31 13:05

12/31 13:05

12/31 13:05

八ヶ岳も見えてます。

12/31 14:07

そして燕山荘の建つ稜線に到着。
やはり晴れていても稜線に出ると急に風が。
頬を刺す風が、厳冬の北アルプスの険しさを
教えてくれます。

12/31 14:07

12/31 14:07

12/31 14:08

12/31 14:08

12/31 14:09

風は冷たいけど、思わずガッツポーズ。

12/31 14:09

12/31 14:10

ずっと見ていたい景色ですが、この風は
長居は出来ません。

12/31 14:14

そして燕岳。

12/31 14:14

12/31 14:14

12/31 14:15

燕岳をバックに記念撮影。
笑ってるけど、風が冷たいぃ〜〜。

12/31 14:16

12/31 14:17

燕山荘です。
冬季は年末年始に特別営業してくれてます。

12/31 15:34

稜線上のテント場です。
こんな天気がいい時は
テントがいいですね。

12/31 15:34

12/31 15:35

下界の安曇野と、遠くには富士山も。

12/31 15:36

12/31 15:36

イルカ岩です。

12/31 15:36

12/31 16:44

夕方の燕岳です。

12/31 16:47

12/31 16:55

2011年の陽が落ちる。
今年もありがとう。

12/31 16:49

そしてお待ちかねの夕食です。

12/31 19:43

食事の途中で山荘オーナーのホルンの
生演奏も。

12/31 19:35

年末の燕山荘恒例の年越しそば。
厳冬の北アルプスで年越しそばを
食べられるなんて、山荘スタッフに
感謝です。

1/1 6:55

明けましておめでとうございます。
2012年の夜明け前です。
今年1年の始まりがこの景色です。

1/1 6:59

1/1 6:59

幻想的な姿を見せる富士山です。

1/1 6:59

南アルプスも。

1/1 7:11

2012年の夜明けです。

1/1 7:12

1/1 7:12

1/1 7:12

山荘前はご覧の通り。
人、人、押すな押すなの
大混雑。

1/1 7:14

1/1 7:14

1/1 7:24

ご来光をバックに。寒さを堪えて
1時間待ってました。
でもここで飲んだコーヒーが美味しかった。

1/1 7:25

1/1 7:25

1/1 7:25

夏に来た時には、ここにテントを
張りました。

1/1 15:13

そして年末年始の燕山荘は、イベントが
目白押し。
今からお餅つきが始まります。

1/1 15:18

ギャラリーも勢揃い。

1/1 15:18

1/1 15:20

厳冬の北アルプスでお餅つき。

1/1 15:20

1/1 15:23

ギャラリーからは、ヨイショヨイショと
掛け声が上がる。

1/1 15:28

1/1 15:36

山荘オーナー自ら杵を振るう。

1/1 15:52

今回は子供も登って来ていました。
いい冬休みですね。

1/1 15:57

そしてお待ちかねのお餅です。

1/1 15:57

1/1 15:58

1/1 15:58

自分はあんこが大好きだから、餡の
お餅をいただきました。

1/1 17:17

これは夜の食事の様子。
今夜はサバの味噌煮でした。

1/2 6:55

そして下山の朝。
元旦から天候が崩れて、帰りは吹雪の中を
下山すると思ってましたが、なんと。

1/2 6:55

1/2 6:55

1/2 6:55

下山開始に合わせて太陽が。

1/2 7:30

これから降りる合戦沢ノ頭方面。

1/2 7:30

いざ下山開始。

1/2 7:30

1/2 7:31

1/2 7:31

1/2 7:34

振り向けばツアー客の団体も。
それにしても凄い人。

1/2 7:34

1/2 7:34

危険個所を通過したので、最後の
記念撮影を。

1/2 10:02

中房温泉まで降りて来ました。
しかしここからまた長い林道が始まります。

撮影機器：

EOS Kiss X3 CANON

FinePix A800 富士フイルム

感想

joe

去年、一昨年と計画していた燕岳だったけど、年末寒波の影響で共に断念して
いたが、今年は移動性高気圧が進んで来るみたいで、週間天気でも大晦日までは
好天の予報。

これは行くしかないと思い、3年越の計画で望みました。予報通り厳冬の北
アルプスとは思えないほどの天候に恵まれて、最高の年末年始を送る事が
出来ました。

今回は山小屋を利用しましたが、いつかテントで年越しをしてみたいですね。
小屋では多くの人と話をして楽しい年末年始を過ごせました。

多くの人に感謝します。