記録ID: 1595648
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ハイキング
道南
驚きと感謝の白泉岳
2018年09月24日(月) [日帰り]
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 06:12
- 距離
- 6.8km
- 登り
- 915m
- 下り
- 912m
コースタイム
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
しかし、平田内荘を通過すると、通行止めの標識と共にヘルメットをかぶったおじさんが前方に。 おじさん「ここから先は通れないよ」 私 「あのう、白泉岳の入口へ行きたいんですけど」とマップを見せながら説明。 不思議そうな顔をしたあと、 おじさん 「うーん、じゃあいいよ。この先で工事やってるから、工事の人に会ったら、●●●で●●●とね」 私 「はい」 おじさん、ありがとうございます。おかげで白泉岳に登頂できました。工事の方々は作業でお忙しかったのか、行きも帰りもお会いしませんでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
昼前までは持ちこたえる天気予報だったのです。 が、しかし、10時過ぎにはぱらぱらからどうっと降ってきました。木々に守られ、しばしはしのげていたのですが、「どうっ」では、どうしようもありませぬ。ザックにカバーを掛け、ミラーレスをしまい込み、山行続行となりました。 あとで聞いたところでは、平地の方が強烈に降ったような。ここ白泉岳では、断続的に降ってはいたものの、雷は鳴っていませんでしたし、全体的には小雨でしたから。 出だしから急登の連続でしたが、阿吽の滝には絶句しました。 おかげで、帰りは、急降下後の登り返しも、それほど辛いと感じませんでした。 それにしても、阿吽の滝の超急登を草刈り機を担いで登られた皆様に驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。何にももたずに無計画にやってきたため、露ほどもお手伝いできないことに、大変申し訳なさを感じました。せめてもの罪滅ぼしにと、根曲がり竹のなかで行く手を阻もうと目立っているものを38本ほどパキッパキッと折りました。焼け石に水とはこのことです。すみません。 しかしながら下りでは、その根曲がり竹をロープ代わりの命綱のように重用いたしました。 心の中で、根曲がり竹への無礼千万、悪逆非礼を何度謝ったことでしょう。 白泉岳手前で、根曲がり竹の大群の前に道を見失いかけました。が、先人のGPSを頼りに何とか突破することができました。(根曲がり竹の回廊突入です)。ありがとうございます。それにしても、根曲がり竹の生命力、成長のスピードには驚嘆です。自分の拙い経験のなかでも、天気によって、がらりと表情を変える山をはじめ、想像をこえる自然の壮大さを感じさせられます。 雨のせいか、寄る年波で踏ん張りがきかないせいか、下りでは6、7回転びました。手袋を忘れたせいで、手には擦り傷がいくつかできてはいたものの、前述した根曲がり竹とレインウェア、ザックに助けられました。 降っていた雨も昼食時と下山後はやみました。天の采配にも感謝です。 この山、ダニのいないのがありがたい限りです。 |
その他周辺情報 | 平田内荘がお薦めです。 また、熊の湯の再開を心待ちにしておりまする。工事中のようでした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
非常食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
GPS
携帯
タオル
ストック
カメラ
iPhone
|
---|---|
備考 | またしてもストック片方不調。 |
感想
ええ、本当は遊楽部岳を狙っていたのです。しかし、4時に目覚めたものの、秋の交通安全運動の真っ最中と、諸々を考慮した結果、これまたいつか行ってみたかった白泉岳を目指すことと相成りました。
予想以上に降雨が早く、ただでさえ遅い私のペースは、レインウェア着用による蒸れとの闘いも加わり、一層遅くなりました。おまえに水分を含んだ根曲がり竹の道や木の根っこの道、泥道は、クレ556をシュッと一吹きしたかのように、よく滑ります。貴重な経験となった思い出深い山行でした。
山親爺や虫との闘いも山にはつきまといます。山親爺は悪天候のせいか、私が鈍感なせいか、ほぼ気配が感じられませんでした。蚊も飛んでいるのは確認しました。しかしながら、雨中を進む私を哀れと思ったのか、攻撃してくることはついぞありませんでした。ありがたやありがたや。
それにしても、この道中、草刈り機を担ぎ、しかも、山行と同時に根曲がり竹をなぎ倒し、処理をほどこし、邪魔な切り株を退治して山道を切り拓かれた皆様には、驚きと感謝の気持ちでいっぱいであります。想像力の乏しい私にも、その大変さが遠赤外線のように染みてまいりました。
眺望は0でしたが、偉大な先人の草刈り機とピンクテープを拝謁できただけで望外の幸せであります。ありがとうございます。
次回は、手動草刈り機を手に、天気のいい日を選んで登頂する覚悟です。お世話になりました。
月が変わり、写真制限が外れたため、追加しました。
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daniyamaさん、雨の中の白泉岳お疲れ様でした。
みんなで頑張って整備した山に登って頂けて嬉しいです。
白泉岳までは、これでもかという程の急登の連続できついですよね。笹刈りも大変ではありましたが、同じ志しの変態仲間と一緒だったので楽しくもありました。頻繁に整備しないとすぐに元に戻ってしまいそうな強烈な竹藪です。登山者もあまり訪れない山域なので、人より熊さんの方が通る回数は多いかもです(^^;
少しでも沢山の人に登って頂けると登山道も維持されることでしょう。
晴れていれば素晴らしい景色も得られます。登山道を更に先へ進める計画もあります。是非とも再訪してください。
waji-bbさん、コメントありがとうございます。
ここを登られた先人がいらっしゃるということこそ、何よりの激励なのだなあと感じた登山でした。
また、整備される方がいらっしゃっての登山であることも、今さらですがより実感できるようになりました。ありがとうございます。
白水岳を目指す山行記録、毎回楽しく拝見させていただいてます。
今では、「双亡亭壊すべし」よりも続編が楽しみです!
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