北鎌尾根
- GPS
- 33:33
- 距離
- 47.3km
- 登り
- 3,674m
- 下り
- 3,148m
コースタイム
- 山行
- 8:34
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 10:28
- 山行
- 12:45
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 14:01
- 山行
- 7:39
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 8:42
天候 | 初日の午前中は雨。以降は晴れもしくは高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
水俣乗越までは一般登山道。 水俣乗越からザレザレの急下降。50メートルほど下降で右側に踏み跡あり。 下部もザレザレです。 天丈沢は沢歩き。普段は涸れ沢ですが、今回は雨で渡渉も難儀するほど、しっかり水が流れていました。 間沢と合流以降は左岸を歩いたほうが歩きやすい。 今回、北鎌沢も水量たっぷり。出合から10分ほどで右俣へ。本流は左俣なので見逃し注意。今回は右俣からも水の流れがあったので容易に確認できました。 北鎌沢は本流を詰める。2/3地点で右に枝沢あり、これがクライマーズホイホイかも。この辺りで上部にコルが確認できる。下ばかり見ているとホイホイに引き込まれる恐れあり。あくまで本流でコルを目指す。 コルが近くなってから真ん中が盛り上がり、沢が左右に分かれる。右の沢を詰めると北鎌のコルへとつながります。左の沢はコルから数分先の稜線にでますが、上部は草つき&ザレのジグザグ急登です。今回も左の沢に進んだ方もいました。自分も初めての北鎌では左の沢に進みました。ここまで来たら、せっかくなのでコルは踏みたい。 北鎌のコルから独標基部までは踏み跡あり。行き詰まったら間違いなので戻ってルートをさがす。 独標はトラバースしました。山と渓谷のDVDのルート。もう無理というところで上に上がる。残置ロープのガリーが現れる。自分は左側から上った。 後は適当にスラブを登れば稜線に出る。基本稜線沿いに進み巻きは左から。 稜線でも巻いても両方OKな箇所もあります。バリルートなのでお好みです。 白っぽいザレている岩稜のP13は落石注意。 ドカンと壁が現れるP14は直登する登山者もいましたが左に明白な巻き道があります。巻き道を3分ほど進み稜線に上がる。この巻き道、穂先の基部まで続いているので早めの稜線復帰。その後は稜線を歩いたりトラバースしたりです。 穂先は右側に見えるカニのはさみを目指し、上へと詰める。登れるところを上る。 不安定な石もあり落石注意。メンバーが一抱えもある石に手をついたら落ちてきました。頂上ちょっかにチムニーが二つ。下のチムニーは右から巻けます。上のチムニーは最初の2歩くらいが厳しいですが以降は左にホールド多い。私たちはロープを出しました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
調理用食材
調味料
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ロールペーパー
携帯
時計
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
テント
シェラフ
ヘルメット
シュリンゲ
|
---|---|
共同装備 |
10メートルロープ。20メートルロープ。テント。
|
感想
今回、お世話になっています70ウン才の山のお花の先生(女性)の念願を叶えようとアテンドでしました。7月に憧れのクライマーが北鎌で亡くなりました。個人的には追悼山行でもあります。
初日、午前中は雨。水俣乗越から北鎌のコルまではほぼ沢歩き。今回で3回目の北鎌尾根。過去2回は涸れ沢に近い天丈沢と北鎌沢も水量が豊富。これまでと違いこれはこれで楽しい。
北鎌沢の枝沢を確認したくて(過去2回は気がつかず)注意していました。上部の右側に枝沢を確認。これがクライマーズホイホイと呼ばれるものかはわかりませんが、この辺りかと思い、早世された憧れのクライマーに手を合わせました。
独標はトラバースを選択。長いアプローチが終わり、稜線にあがれば槍ヶ岳がドーンと目の前に現れます。
稜線は直登したり巻いたりの選択です。P14から先は直登でく巻き道の踏み跡をたどれば、巻きも大きくなるので巻きすぎないほうがいいです。適当な所を登って稜線復帰します。でないと穂先の基部まで行っちゃいます。でも巻いたほうが楽なんですがね。
今回、ザレ場の多いP13〜P14間で先行パーテイーの女性が豪快に石を落としました。私のヘルメットにガンガン当たり、メンバーは指を負傷。同じルートをたどりましたが、焦らず慎重に登れば防げたと思います。せめて「ラーク」の一声は欲しかった。バリルートの北鎌尾根、浮石とザレには注意です。踏む岩、掴む岩を目でチェックし、触って確認する。ザレ場は滑らないように、落とさないように足の置き場を慎重に決める。要は急がず、注意力が散漫にならないように体力と気力は持続させる
ことが大事だと思います。
穂先もルート取りによってザレ場がありますので要注意。
頂上直下の二つのチムニー。下のチムニーは右から巻けますが、せっかくなのでトライ。上のチムニーは最初の2歩くらいが難儀しますが以降は右にホールドがあります。念のため、ここはロープを出しました。
今回、せっかくなので北鎌を楽しまなくっちゃと、日が暮れるまでに槍ヶ岳山荘まで着けばOKのペースでした。
先生も無事完登しました。すごいです!
自分がそのお年で北鎌に来れるか自信はないです(?_?)
今回も楽しかったです♪
ご一緒の皆さん、ありがとうございました。
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