御嶽山 濁河温泉小坂口から ☆立ち入り規制一部解除の山頂へ☆

2018年09月28日(金) [日帰り]

• GPS: 09:13
• 距離: 15.5km
• 登り: 1,572m
• 下り: 1,572m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:20
• 休憩: 1:53
• 合計: 9:13

5:37 御嶽小坂登山口
6:12 6:12 小坂口七合目
6:32 6:32 湯ノ花峠
6:54 6:58 のぞき岩
7:24 7:26 小坂口八合目・お助け水
8:19 8:19 五の池小屋
8:22 8:32 飛騨頂上
8:43 8:43 巻道の三ノ池分岐
8:57 8:57 三ノ池乗越分岐
8:59 9:00 白竜教会避難小屋
9:06 9:06 賽ノ河原
9:21 9:21 二ノ池本館
9:44 9:54 御嶽頂上山荘
10:12 10:12 二ノ池本館
10:17 11:27 二の池ヒュッテ
11:37 11:39 賽ノ河原
11:45 11:45 白竜教会避難小屋
11:56 11:57 摩利支天乗越
12:11 12:20 摩利支天山
12:30 12:30 摩利支天乗越展望台
12:33 12:34 摩利支天乗越
12:53 12:54 飛騨頂上
13:32 13:33 小坂口八合目・お助け水
13:49 13:49 のぞき岩
14:10 14:10 湯ノ花峠
14:24 14:25 小坂口七合目
14:49 14:49 御嶽小坂登山口
14:50 ゴール地点

天候

晴れ、昼頃から時折霧の発生

アクセス

温泉街を通り抜け登山口の手前にある駐車場を利用
道路際と道路より一段下のスペース合わせて40台ほど駐車可能。
今回未確認ですが、温泉街の手前にある3カ所の市営駐車場にも約70台駐車可だそうです。
登山届ポスト、トイレ有り。

コース状況／危険箇所等

登山口から標高1,910mまでの区間は本年6月の豪雨で通行できなくなった登山道の新設迂回ルートとなっています。
従来のルートより距離で500mほど長くなっています。

登山口から飛騨頂上、五ノ池小屋：丸木の木道は濡れていると滑りやすいので慎重に。ゴーロ帯の通過はどこの山でも同じだが足を踏み外さないように注意。
平らな板の木道、階段は標高が高いと凍結があるので注意。
これ以外の個所は岩場の通過で足元の注意が必要になる程度。

その他周辺情報

濁河温泉（にごりごおんせん） 旅館御岳の日帰り入浴を利用　@\1,000
濁りのある源泉かけ流し　露天風呂あり

写真

9/28 5:37

登山口
道路を挟んで反対側に駐車場があります。
献花台があります。

9/28 6:31

湯の花峠
登山道左手奥に奇麗な滝
（photo by T）

9/28 6:45

蛙岩（無事帰ろ）
蛙に見えるかどうか微妙です（笑）
白塗料で口とか書かれてるけど・・こういうことはやめた方がいい！
（photo by T）

9/28 6:55

のぞき岩（標高2,280m辺り）
紅葉する遠くの稜線にやっと太陽の光。
寒々とした登山道・・少しホッとする。

9/28 7:29

キノコも苔も凍ってるね！
（photo by T）

9/28 7:37

低木の葉にも霜が降りてるし・・・
（photo by T）

9/28 7:47

霜柱

9/28 7:48

シラタマノキ
（photo by T）

9/28 7:50

稜線の紅葉がとっても綺麗です！
（photo by T）

9/28 8:13

飛騨頂上までもうひと頑張り！
青空が嬉しい！
（photo by T）

9/28 8:18

五ノ池付近から摩利支天方面です。
（photo by T）

9/28 8:18

五ノ池
周辺は秋色、池には氷が・・・
（photo by T）

9/28 8:19

紅葉見つけては大喜び！
（photo by T）

9/28 8:20

飛騨頂上に到着
（photo by T）

9/28 8:23

飛騨頂上付近から継子岳

9/28 8:29

飛騨頂上と五ノ池小屋
小屋の前ではテラスか何かの工事が行われています。
山頂目指すには飛騨頂上の方に迂回が必要です。

9/28 8:30

森林限界を超えたところから白山がずっと見えていました。
五ノ池越しの白山です。

9/28 8:40

五ノ池から摩利支天乗越をトラバースして進みました。
（photo by T）

9/28 8:50

なんて素敵な三ノ池！
（photo by T）

9/28 8:54

継子岳の先には乗鞍岳
更にその奥には槍・穂高や笠ヶ岳など北アルプスの面々。
（photo by T）

9/28 8:55

摩利支天乗越を見上げています。
後で行くからねえ〜♪
（photo by T）

9/28 8:57

手前は賽の河原、その先には今日目指す山頂です。
（photo by T）

9/28 9:00

振り返ると継子岳と三ノ池
（photo by T）

9/28 9:07

二ノ池、そして山頂目指して進みます。

9/28 9:22

二ノ池から山頂を望んでいます。
山頂左手の稜線が今回規制を解除された登山道です。

9/28 9:25

山頂を目指す登山者さんの姿が稜線上に見えます。

9/28 10:06

登山道から二ノ池その奥に摩利支天山

9/28 9:42

山頂まであとわずか。
私（Q)はオレンジのザック、かなり苦しいのですがやせ我慢をして平静を装いながらスタスタと歩いてます。
頂上まで最後の石段の残り数歩で力尽きます(+o+)
（photo by T）

9/28 9:46

山頂に到着
噴火で首を落とされたと思われる仏さまが何体かいらっしゃいます。
おそらく復旧のための工事が行われています。

9/28 9:47

一ノ池は火山灰で埋もれています。

9/28 9:47

山頂から望む北アルプス。

9/28 9:48

乗鞍岳と槍ヶ岳や穂高岳など
（photo by T）

9/28 9:48

中央アルプスと南アルプスが重なり合っています。
手前には御嶽剣ヶ峰山荘と思われる建物が無残な姿をさらしています。

9/28 9:49

甲斐駒ヶ岳や仙丈ケ岳など

9/28 9:49

木曽駒ヶ岳や宝剣岳の先に北岳や間ノ岳、農鳥岳の姿

9/28 9:50

富士山とその左に塩見岳
手前は中央アルプスの三ノ沢岳かな？！

9/28 9:53

御嶽頂上山荘跡地に設置されたシェルターです。
（photo by T）

9/28 9:57

今月26日に除幕された慰霊碑です。
手を合わせずにはいられません。

9/28 11:28

二ノ池ヒュッテから先ほどまでいた山頂を望んでいます。

9/28 11:29

黒い実や・・・

9/28 11:52

赤い実
（photo by T）

9/28 12:01

中央に見える摩利支天山に向かいます。

9/28 12:03

山頂方面にガスがかかってきちゃった！！

9/28 12:14

摩利支天山から山頂方面

9/28 12:32

奇麗な紅葉を見つけてはパシャリ！

9/28 12:43

三ノ池にもガスが！
神秘的な美しさだね〜

9/28 13:16

紅葉を楽しみながら下山します。

9/28 13:47

ゴゼンタチバナたくさん見られました。

9/28 13:51

樹幹越しの紅葉

撮影機器：

LUMIX DMC-TZ70 パナソニック

装備

個人装備

長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 予備靴ひも ザック 昼ご飯 行動食 非常食 ハイドレーション ライター コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 サングラス ストック ナイフ 熊よけ鈴 携帯予備バッテリー ヘルメット コッフェル ガスストーブ

感想

Q_B

四年前の犠牲者となられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様には心よりお悔やみを申し上げます。

今月26日、御嶽山の入山規制の一部が解除された。
ただし今年の規制解除は10月8日正午までの期間限定。

好天に恵まれたこの日、心に複雑な思いを抱えながらも初めて山頂を目指す。
登山口から一部区間は6月の豪雨で通行止めとされていたが、迂回する新設ルートが設けられ、今月の8日に開通している。

山はすっかり秋の装いで、青空の下に赤や黄色に色づいた木々の葉と常緑樹の緑の対比が美しい。
遠く白山や北アルプス、浅間山や八ヶ岳、富士山も中央アルプスや南アルプスの先にその姿を見せる絶好の登山日和となった。
この日は山の上部の気温はおそらく氷点下。
登山道には霜柱、低木の木の葉には霜が残り、池には氷も見られた。
三ノ池のコバルトブルーの瞳は心を強く魅きつける。

二ノ池は昨年既に訪れているが火山灰が堆積して噴火の影響が色濃い。
今回解除された山頂から600mの区間を進み山頂に至ります。
山頂直下に新設されたシェルター三基、左手には未だ解体を終えていない山小屋の残骸が痛々しい。
山頂に至る階段の手前に先日26日に除幕された慰霊碑が佇みます。
手を合わせて祈らずにはいられません。

山頂には首の落ちた仏像があるほか、あちらこちらに噴火の痕跡と思われるものが目に付きます。

登山道では平日にもかかわらず多くの登山者さんと出会い、笑顔で挨拶や言葉を交わさせていただき、恵まれた天気や景色もあいまって、とても気持ちのよい山歩きをさせていただきました。
言葉にはしませんでしたが、それぞれ犠牲となった皆様を悼む気持ちは一緒だったと思います。

躊躇する気持ちもありましたが、訪れてよかったと思っています。