白鳥山(坂田峠〜白鳥山避難小屋泊で)
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 741m
- 下り
- 729m
コースタイム
天候 | 1日目:雨 2日目:曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
北陸道朝日ICで下車して国道8号線を新潟方面へ。 県境の川の手前を右折し上路集落へ向かいそのまま峠まで登る。 駐車場は広い。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・危険個所なし。 ・水場はシキ割の1か所。 ・トイレは少し離れた藪の中にあります。 |
写真
感想
今週末は台風直撃ということでガッツリ山へ入るのははばかられる・・・
そこへYSHR先生から白鳥山避難小屋へ泊りにいかないかと声をかけていただいた。
これまでもセンセーが悪天の際にちょいちょいやってたアレですね、ぜひよろしくお願いします、ということで決定。
いつもは完全燃焼系の山行ばかりだが、たまにはこういう癒し系もアリでしょう。
土曜日17時にセンセーの医院に集合して2台で富山と新潟の県境にある上路集落の上、坂田峠を目指した。
坂田峠から白鳥山への登山道は栂海新道の一部を構成しているのだが、実は栂海新道自体これまで一度も歩いたことがなかった。
石川に住んでいて行こうと思えばいつでも行けたのだがどうせ行くならガッツリ縦走・・・という思いがあり中途半端に歩くのを避けていた。
白鳥山だけ取ってみても山スキーの山として有名なので足を運んでいても不思議ではないのだが、なぜかこれまで未踏だった。
(厳密には数年前にNishidenさんとチャレンジしたことがあったが豪雪でアプローチすら叶わなかった)
我々は「台風でこんな天気なので白鳥山は絶好の貸切チャンス」というスタンスだったのだが、当然こんな日のこんな時間に山に入ろうという人は他にいないだろう。
そう思いながらも一方では「もしドアを開けて人がいたらどうしようか・・・遅い時間に夕食を採るのも気が引けるし・・帰るしかないかも」という葛藤があったことも確かである。
坂田峠から小雨の中登り始める。
どうせ濡れるのであれば沢装備で・・・ということでウェアも靴も沢装備に身を固め、いわゆる大魔人方式で登ることにしよう。
センセーは半そで短パンにカッパといういで立ちだった。
想定通り2時間弱で白鳥山避難小屋に到着。
さあ扉を開けると・・・おお!誰もいない!
予定通り貸切ですね。これで周りに気を遣わずに夕食タイムを楽しめる。
身支度を終えるとセンセーに用意していただいた高級飛騨牛とカレーうどんを堪能。
自分は紙皿を持ってきたのだがセンセーはなんと陶器の器。どこまでも妥協しない人です。
食事が終わったらコーヒーとBGMを楽しみながら栂海新道開拓の話、姥捨て山の話、白鳥山界隈の山スキー話、そしていつものバカ話に大いに盛り上がった。
そうだ、来れなかった大魔人さんにも写真を送ろう。
そうこうするうちに夜は更け眠りについた。
翌朝目覚めると外の雨は止み太陽もうっすら顔をのぞかせていた。
南には雪倉岳や剱岳も見えている。
低い雲の下には姫川港や北陸新幹線といった糸魚川市街も見えていた。
最悪大雨で視界がなくても仕方がないと割り切っていただけにこの状況は十分にご褒美だった。
さあ、朝食タイム。
自分が持ってきた厚切りベーコンとアスパラ、フランスパンとウィンナー、そしてエビのスープを振舞う。
料理は下手なんで味は求めないでください。
まあでもやっぱり山での食事は味が数段アップする。
昨晩に続き2回目のコーヒーを楽しんだら下山準備にとりかかる。
一晩使わせていただいた小屋を掃除して2人で記念写真を撮ったら下山開始。
センセーはこれから学会に参加するらしい。
下山は1時間ほどであっという間、食後の良い運動になりました。
今回はいつもとは違った志向の山行だったが栂海新道に思いを寄せながらの楽しい山旅になった。
YSHRセンセーありがとうございました。
そして最後にこの道を開拓されたさわがに山岳会、その意思を受け継がれたベニズアイ山岳会の方々に敬意を表します。
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