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Yamareco

記録ID: 1601753
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ハイキング
東北

秋田県大館市:国見山(登頂断念)〜曲げわっぱの森(西の又林道470mピーク)〜国見山、陣場506mピーク(断念)、長走259mピーク(送電線巡視路縦走)

2018年09月02日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
32:00
距離
13.2km
登り
539m
下り
528m

コースタイム

(国見山)
06:46大館市街地出発
07:48長走小学校跡地裏の林道から左折
07:52同林道右折
08:08第1の鉄塔下通過?
08:16No.28鉄塔へ寄り道
08:19No.28鉄塔下〜引き返す
08:23元の道へ戻る
08:34T字路を右折し第2の鉄塔下を潜る
08:42T字路を左折
08:45T字路を右折し送電線の下の道を北上
08:51No.32鉄塔下〜右手の巡視路へ

(国見山〜西の又林道470mピーク)
09:07Y字分岐点に駐輪し右の薮道へ
09:11西の又林道へ出る
09:21左の分岐路へ〜470mピークを巻く道へ
09:27ピーク先まで行って引き返す
09:35対向車から熊の目撃情報を貰う
09:37薮道へ戻る
09:39Y字分岐点で自転車を回収〜国見山へ戻る

(西の又林道470mピーク〜国見山)
09:46No.32鉄塔下通過
09:51T字路を左折
09:53T字路を左の薮道へ〜薮道が続くのを確認し引き返す
10:00下山再開
10:13下山終了〜陣馬へ

(国見山〜陣馬506mピーク入口)
10:23陣馬の入り口が立ち入り禁止だったので引き返す

(陣馬ピーク入口〜長走259mピーク)
10:36国道7号線脇で小休止し地図を確認
10:46再出発
10:56松原の踏切付近に駐輪し松原集落を北上
11:08注連縄を潜る
11:15分岐路は見送り右へ〜沢(沢化した道?)と合流
11:17沢は左手へ素通りしぬかるみ通過
11:25分岐点で丸木橋を渡る
11:29急登のジグザグ道開始
11:36尾根道に出る
11:43小ピーク通過
11:45No.76鉄塔下に出て小休止
12:19下山開始
12:32No.77鉄塔下通過
12:42No.78鉄塔下通過
12:50沢を渡る〜下内川沿いに北上
13:02轍を右折し橋を渡る〜左折
13:06大一通沢標識のT字路右折
13:09トンネルで線路下を潜る
13:14国道7号線へ出て南下
13:51自転車回収
13:56出発〜「釈迦内温泉」は定休日だったので「ぽかぽか温泉」へ
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自転車
(国見山)
 大館市街地から国道7号線を12〜13kmばかり北上し、右に分岐して長走集落に入る。田茂木神社の先の分岐で右の坂道を上り、長木小学校跡地の向こう側から林道(未舗装車道)に右折。最初の左側の分岐は無視して100m程先の次の分岐まで。前回( https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1557480.html )来た時には崖の下に崩落していたカーヴミラーはきちんと修復されている。『大館トレイルガイド』が登山口に指定している箇所はもっと先だが、後述する様にその登山口は現在存在していないのでここを登山口と定める。

(国見山〜陣場506mピーク)
 国見山から国道7号線に戻った後また北上。陣場駅が右手に見える辺りの左の分岐道から折り返して200mばかり南下。その先の鉄塔を回り込んで西へ進むと、先日登った南沢林道( https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1590029.html )と隣り合う様にして延びている徒歩道へ出られる………筈だったのだが、鉄塔手前は赤錆びたゲートで閉鎖されており、「私有地につき立ち入り禁止」の看板が(Googleのストリートビューで予習しておいた際にはここまでは映っていなかったので判らなかった)。山菜とか取ったりせず、只通らせて欲しいだけなのだが………まぁここは自由主義社会に於てはは至高に近い価値を持つ所有権の御託宣に従って諦めることにする。
 思い掛けず時間が空いてしまったので、国道7号線を南へ引き返し、小休止中地図を見乍ら時間的余裕を考慮し、次の予定を考える。そして近場の中でも比較的整備されていそうな送電線巡視路を選ぶ。

(陣場506mピーク〜長走259mピーク)
 国道7号線を更に南下し、松原の踏切を渡って松原橋で下内川を渡り松原集落へ入る。右折して北へ折り返す様に川沿いの道を300mばかり進むと左へカーヴするが、その先の短い橋へ右折して支流を渡り、民家の脇を通り過ぎて田んぼに挟まれた未舗装車道を進み、その先の森へ入る。
コース状況/
危険箇所等
(国見山)
 分岐点から左の道に入り、その先のT字分岐は右折して西進だが、直進路は雑草に覆われているので判断は容易だろう。ハッチョウトンボか何かだと思うが、小さな蜻蛉が無数に飛んでいる。この時点で標高200mを超え、250m位の所からは地理院地図には書かれていないルートに移る様だ。
 『ガイド』には送電線を3度潜ると書いてあるが、最初の送電線は何時の間にか通り過ぎていた。そこから先は地理院地図に書いてある徒歩道(実際には未舗装車道)と合流し北上。ここから先は『ガイド』の記述と微妙に違って来る。今回は今回は2015年に登頂した方のブログ記事( https://hornet2007.jimdo.com/home/%E7%9C%8C%E5%A4%96/%E7%A7%8B%E7%94%B0-%E5%9B%BD%E8%A6%8B%E5%B1%B1/ )を読んで予習しておいたので或る程度心構えをしておいたのだが、やはり戸惑う。
 途中一度No.28鉄塔の巡視路へ寄り道。綺麗に刈り払われていて多少眺望が得られる。
(この辺のルート図は適当である。間違っている可能性大)。
 その後地図にも『ガイド』にも記載の無いT字路に突き当たり、そこを右折(左は直ぐ先の鉄塔で行き止まる)。右折した先で2度目の送電線潜り。その先でまた不明のT字路。右手は薮化しているが、上記の記事に拠ればこれが『ガイド』が紹介していた道。左に曲がるしか無いが、直ぐその先でまたT字路。ここは送電線鉄塔が立ち並んでおり、綺麗に刈り払われた広い巡視路に突き当たる。左手の鉄塔まで寄り道しても若干眺望は得られるが、取り敢えず右折して少し盛り上がった箇所のNo.32鉄塔の下まで進む。ここで標高377m。尾根+鞍部が組み合わさった地形で、やや狭いが南北に眺望が得られる。南側遠くには市街地が、北側には谷間へ一度落ち込んでまた上り返す送電線鉄塔の群れが見える。
 上記の記事に拠れば、鉄塔に向かって左手の笹薮の奥にガイドテープが発見出来るそうだが、どうもそれらしきものは見当たらない。それ以前に、笹薮がみっしり行く手を塞いでいて、人間が入り込める隙間など有りそうにも思えない。ここから頂上へ行く道は現在は死んでいると判断すべきだろう。

(国見山〜西の又林道407mピーク)
 右手に送電線巡視路が続いているので、若しかして何処かから回り込む道が発見出来るかもしれない、などとまぁ余り期待もせずに、取り敢えず行ける所まで道を辿ってみることにする。尾根を西へ進むと、幸いなことに南側の眺望が開けて気分が良い。やがてY字分岐に行き当たるが、これが地理院地図に載っている道と同一のものなのかは不明。左の道は下り坂が続く様なので、上に続く右の道を行ってみる。自転車はここに置いて行く(ここまで途中から延々自転車を押して来たのだ)。半ば薮に埋もれていて雑草や低木の枝が鬱陶しいが、そう長く続かずに未舗装車道に出る。恐らくこれが、長走集落に入った時に看板を見掛けた「曲げわっぱの森」、または「西の又林道」なのだろう。「看板と高齢級の秋田杉だけです」などと、宣伝したいのかしたくないのか良く判らない看板が立っていたのだが、見たところ確かに平凡な未舗装車道と杉林だけの様だ。眺望も無い。
(この辺のルート図も申し訳無いが全く適当である。参照する場合は余りアテにせぬように。)
 地図のどの辺に該当するのか不明だが、少し登ればこの林道で最も高い箇所(470mピーク付近)が有る筈なので、取り敢えずそこまで様子を見に行くことにする。路面状態は良く、普通の砂利道。きちんと整備されている様で歩き易い。やがてY字分岐に出るが、林道は右から下りが続く様だ。左の分岐路は多少雑草が生えており、50mばかり進むと、西側から上って来る半ば薮化した道と合流する(この辺は恐らく地図の記載通り)。
 ピークと思しき箇所は少し盛り上がっているが、薮化していて通り抜けるのは難しそうで、眺望も得られそうには見えない。三角点が有るかどうか確認する気にもなれない。踏み跡の様なものが盛り上がった箇所の裾に沿って延びているので、取り敢えずそこを辿ってみるが(これは地図に記載が無い)、ピークに取り付けそうな所は見当たらない。やがて踏み跡(?)は下り坂になり、前方の山並みの眺望が多少得られる。何処まで下りるのか不明なので、適当な所で切り上げて引き返す。
 下山途中、犬を1頭乗せた車と擦れ違うが、この先で熊2頭が歩いているとの情報を貰う。熊鈴だけでは心許無いので、『箱根八里」(一人で山道を歩いている時に威勢を付けたい時には実に適している歌だと思う。描写も日本の山道に合っている。山歌の伝統から殆ど切断されている現状は何とも侘しい)なぞ歌い乍ら国見山への道まで戻る。

(西の又林道407mピーク〜再び国見山)
 分岐点で自転車を回収してからは自転車で下り。巡視路に出る手前のT字路分岐まで下りた所で、一旦薮化している右の道(『ガイド』で紹介されている道)の現状を確認しようと少し様子を見に入ってみるが、予想通りに薮漕ぎで一苦労。しかも途中、ススキが不自然に倒れている。風で倒れた様にも見えないし、人間が踏んだ後ならそれ以前に道にも痕跡が残っていなければおかしい。熊か何かの大型の動物の通り道になっているのだろうか。それをわざわざ確認する気にもなれないので、素直に引き返すことにした。

(長走259mピーク)
 森の入口の小屋の建っている箇所に、細い注連縄の様なものが張ってある。地図には神社のマークなど付いておらず、この先も結局社や石碑の類いは無かったのだが、安全祈願か何かだろうか。
 その先は暫く下内川沿いの平地の未舗装車道を真っ直ぐ北へ進む。ここは送電線巡視路になっているので、途中左手の鉄塔へ向かう分岐が有るが、標高は低い筈なので今回は取り敢えず見送った。やがて沢が左から来て右手に流れて行く箇所に行き当たるが、或いはこれは地図に記載の無い分岐路が沢化したものかも知れない。この辺りは10mばかりぬかるみになっていて沈み易く、道の端までドロドロなので回避も難しい。泥の上に小動物の足跡がくっきり残っているが、人間だと所々足首まで浸かってしまう。
 間も無くNo.75/76分岐点を通過し、丸木2本と板1枚の短い橋を渡るが、板の方はグラグラして不安定。分岐道は無視して道なりに右へカーヴすると、両側から2つの尾根が始まる鞍部に出るが、そこの左手の尾根に取り付く。登り道はここから開始。
 最初は急登のジグザグ道だが、数分で尾根道に出て、程無く小ピークを通過して259mピークのNo.76鉄塔の下に出る。北から南東に掛けての眺望が開け、右手には国見山が迫り、左手には送電線鉄塔の立ち並ぶ近隣の山並みが見える。低山なのでまぁそこそこだが仲々気持ちが良い。沢山の蜻蛉や蝶等と一緒に休憩。
 縦走路なので下山路はその儘直進。最初はジェットコースターの下りかと思う様な急な下りだが、良く見ると不揃い乍ら階段が設けられている。道中終始眺望が得られるが、略真っ直ぐな道なので見える光景は略同じ。周囲は雑木林で生態系に幅が有るのか、昆虫に加えて蛇やら蜥蜴やらとも出会す。虻等の害虫の類いを見掛けないのは幸い。途中No.77と78の鉄塔下を通過し、No.78の下はコンクリートで固めてあるが、雑草の下に側溝が隠れているので足元注意。その先は急な下りが続き、高度が下がるに従って、右下に見えていた田んぼがどんどん近付いて来る。
 最後は小さな沢を渡るが、橋は無い。その先はだだっ広い野原が広がっており、踏み跡は右手の方に有るんだか無いんだか判らない程度に続いているが、何れにしろ消滅。振り返ってみても特に目印らしきものは見当たらないので、今出て来た沢の有る場所を北側から一から探すとなると大変だろうと思う。南側から登ることにして正解だった様だ。草を掻き分け右手の下内川沿いに北上すると、廃車が打ち棄てられている辺りから轍が続いているのでそこを辿り、右折して橋を渡る。その先のT字路は左折し、次のT字路は右折。その先で鉄道下のトンネルを潜って国道7号線に出て、後は途中で美しいコガネムシの死骸を拾ったりし乍ら松原の駐輪箇所までてくてく南下。
 自転車を回収した後は、国道7号線を南下して「ぽかぽか温泉」に寄る。
その他周辺情報 (ぽかぽか温泉)
 大館駅前の通りを西へ行った先。入浴料350円。ぬるい湯と、ぬるくて勢いの弱いジェットバスと、水風呂、露天風呂に見せ掛けた屋内風呂(ガラス越しに鯉の泳ぐ小さな池が見え、他の風呂よりは若干熱い)が有る。全身用のシャワーは壊れていて使用不能。普通のサウナの他、「ミスト風岩盤浴」のサウナも有る。運動後のクールダウン用としては些か消化不良。
国道7号線を北上。白沢跨線橋は最近構造上の欠陥が指摘され改修予定。右前方に見えるのは282mピーク。
2018年09月02日 07:26撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 7:26
国道7号線を北上。白沢跨線橋は最近構造上の欠陥が指摘され改修予定。右前方に見えるのは282mピーク。
白沢跨線橋脇には休憩スポットが。左正面に240mピークが見える。
2018年09月02日 07:26撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 7:26
白沢跨線橋脇には休憩スポットが。左正面に240mピークが見える。
女神山は角度に依っては本当に綺麗な二等辺三角形を成している。
2018年09月02日 07:33撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 7:33
女神山は角度に依っては本当に綺麗な二等辺三角形を成している。
右の分岐路に入り長走集落を進むと、「西の又林道」の入口看板が。杉以外何にもない、みたいなことを言われると却って気になる。
2018年09月02日 07:42撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 7:42
右の分岐路に入り長走集落を進むと、「西の又林道」の入口看板が。杉以外何にもない、みたいなことを言われると却って気になる。
多茂木神社の先の狭い坂道を上ると長走小学校跡地。
2018年09月02日 07:44撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 7:44
多茂木神社の先の狭い坂道を上ると長走小学校跡地。
坂を上り切って右の道が長走小学校跡地で、左の道を進んで右折すると「林道梨木台線(未舗装車道)が延びている。
2018年09月02日 07:46撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 7:46
坂を上り切って右の道が長走小学校跡地で、左の道を進んで右折すると「林道梨木台線(未舗装車道)が延びている。
林道に入って最初の左分岐は見送り、カーヴミラーの立っている所で左折。カーヴミラー周辺は8月まで崩落していたのだが、綺麗に復旧されている。
2018年09月02日 07:50撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 7:50
林道に入って最初の左分岐は見送り、カーヴミラーの立っている所で左折。カーヴミラー周辺は8月まで崩落していたのだが、綺麗に復旧されている。
恐らく伐採用の細かい分岐は見送り、右にカーヴ。元はY字分岐で、左手にも道の痕跡が見えるが、雑草に覆われているので間違える心配は無いだろう。
2018年09月02日 07:53撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 7:53
恐らく伐採用の細かい分岐は見送り、右にカーヴ。元はY字分岐で、左手にも道の痕跡が見えるが、雑草に覆われているので間違える心配は無いだろう。
気持ちの良い杉林の中を進む。
2018年09月02日 07:55撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 7:55
気持ちの良い杉林の中を進む。
時々南側の無名峰が見える。
2018年09月02日 07:59撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 7:59
時々南側の無名峰が見える。
地図に記載の無い分岐路が幾つか。送電線の巡視路。
2018年09月02日 08:05撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 8:05
地図に記載の無い分岐路が幾つか。送電線の巡視路。
森の中に屹立する「文明」。
2018年09月02日 08:14撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 8:14
森の中に屹立する「文明」。
送電線巡視路に寄り道。綺麗に整備されている。
2018年09月02日 08:17撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 8:17
送電線巡視路に寄り道。綺麗に整備されている。
No.28鉄塔下からは南側の無名峰の山並みが見える。元の道を進むとNo.29鉄塔への分岐も有る。
2018年09月02日 08:23撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 8:23
No.28鉄塔下からは南側の無名峰の山並みが見える。元の道を進むとNo.29鉄塔への分岐も有る。
緑が目に心地良い。
2018年09月02日 08:26撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 8:26
緑が目に心地良い。
T字路。右へ行くと2回目の送電線下潜りで、直ぐ先にまた送電線の巡視路分岐が有る。左は直ぐ先で鉄塔に行き当たる。
2018年09月02日 08:39撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 8:39
T字路。右へ行くと2回目の送電線下潜りで、直ぐ先にまた送電線の巡視路分岐が有る。左は直ぐ先で鉄塔に行き当たる。
左の鉄塔下の薮の中には幾つかピンクのテープが巻かれている。伐採用とも思えないし、ひょっとしたらここにも以前は北へ延びる道が存在していたのかも知れない。
2018年09月02日 08:37撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 8:37
左の鉄塔下の薮の中には幾つかピンクのテープが巻かれている。伐採用とも思えないし、ひょっとしたらここにも以前は北へ延びる道が存在していたのかも知れない。
2つ目のT字路。右の道が『大館トレイルガイド』で紹介されていた登山口へ至る道らしいのだが、現在は薮化している。
2018年09月02日 08:43撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 8:43
2つ目のT字路。右の道が『大館トレイルガイド』で紹介されていた登山口へ至る道らしいのだが、現在は薮化している。
左の道を進んだ先がまたT字路。送電線の下をその儘通る道に行き当たる。左折した先の鉄塔下からも若干眺望が得られる。
2018年09月02日 08:45撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 8:45
左の道を進んだ先がまたT字路。送電線の下をその儘通る道に行き当たる。左折した先の鉄塔下からも若干眺望が得られる。
右のNo.32鉄塔下まで登る
2018年09月02日 08:51撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 8:51
右のNo.32鉄塔下まで登る
No.32鉄塔下から来た道を振り返る。遠くに大館市街地が見える。その向こうの山並みはこの日は少しシルエットが薄くて同定困難。
2018年09月02日 08:52撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 8:52
No.32鉄塔下から来た道を振り返る。遠くに大館市街地が見える。その向こうの山並みはこの日は少しシルエットが薄くて同定困難。
No.32鉄塔下から北側の眺望。鞍部(峡谷)を跨いで送電線が続いている。その向こうの北側の山頂は無名のピークのどれかなのは間違い無いが、同定には自信が無い。
2018年09月02日 08:52撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 8:52
No.32鉄塔下から北側の眺望。鞍部(峡谷)を跨いで送電線が続いている。その向こうの北側の山頂は無名のピークのどれかなのは間違い無いが、同定には自信が無い。
No.32鉄塔から左側に道が有る筈なのだが、稠密な笹薮が行く手を塞いでいる。こんな所に体を捩じ込ませてまで進みたいと思う程私は変態ではない(写真は下山時のもの)。ここから国見山山頂を目指すのは無理。
2018年09月02日 09:49撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 9:49
No.32鉄塔から左側に道が有る筈なのだが、稠密な笹薮が行く手を塞いでいる。こんな所に体を捩じ込ませてまで進みたいと思う程私は変態ではない(写真は下山時のもの)。ここから国見山山頂を目指すのは無理。
回り込む道が無いかと、取り敢えず右側のNo.33鉄塔巡視路方面へ進んでみる。
2018年09月02日 08:54撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 8:54
回り込む道が無いかと、取り敢えず右側のNo.33鉄塔巡視路方面へ進んでみる。
途中の尾根部分からは眺望が開け、南側の無名峰が一望出来る。
2018年09月02日 08:57撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 8:57
途中の尾根部分からは眺望が開け、南側の無名峰が一望出来る。
Y字分岐。左の下り道はNo.33鉄塔方面。半ば薮化した右の道を登ってみると西の又林道(未舗装車道)に出る。
2018年09月02日 09:07撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 9:07
Y字分岐。左の下り道はNo.33鉄塔方面。半ば薮化した右の道を登ってみると西の又林道(未舗装車道)に出る。
林道の坂を上り切った辺りで左に分岐路が有るのでそちらへ進む。
2018年09月02日 09:21撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 9:21
林道の坂を上り切った辺りで左に分岐路が有るのでそちらへ進む。
道なのか只の崖なのか曖昧な尾根の麓に沿って歩く。尾根の上は薮化している。
2018年09月02日 09:22撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 9:22
道なのか只の崖なのか曖昧な尾根の麓に沿って歩く。尾根の上は薮化している。
道(?)はやがて下り坂に。
2018年09月02日 09:25撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 9:25
道(?)はやがて下り坂に。
470mピークの一部。ここの何処かに三角点が有るのかも知れないが、笹薮と柴薮に覆われていて通行不能。大して見所も無さそうなので引き返す。
(誤記訂正:後で確認したところ、これは470mピークではなく、隣の450ピークだったと思われる。)
2018年09月02日 09:26撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 9:26
470mピークの一部。ここの何処かに三角点が有るのかも知れないが、笹薮と柴薮に覆われていて通行不能。大して見所も無さそうなので引き返す。
(誤記訂正:後で確認したところ、これは470mピークではなく、隣の450ピークだったと思われる。)
470mピークの少し南側から、国見山の北側で西へ延びる道が合流する。雑草が鬱陶しいが、頑張れば歩けないことは無いかも知れない。
2018年09月02日 09:30撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 9:30
470mピークの少し南側から、国見山の北側で西へ延びる道が合流する。雑草が鬱陶しいが、頑張れば歩けないことは無いかも知れない。
再び送電線巡視路の尾根から。大館市街地方面も山間に若干見える。
2018年09月02日 09:45撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 9:45
再び送電線巡視路の尾根から。大館市街地方面も山間に若干見える。
国見山&470mピーク下山後、陣場まで移動し、電光表示板手前の左折路に入り折り返す様に南下。
2018年09月02日 10:25撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 10:25
国見山&470mピーク下山後、陣場まで移動し、電光表示板手前の左折路に入り折り返す様に南下。
鉄塔の脇を抜けて行くと、南沢林道の東側を通る送電線の巡視路に出られる筈。
2018年09月02日 10:27撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 10:27
鉄塔の脇を抜けて行くと、南沢林道の東側を通る送電線の巡視路に出られる筈。
が、「私有地につき立ち入り禁止」。自由主義社会に於ては神聖冒すべからざる所有権の御託宣には従うしか無い。
2018年09月02日 10:27撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 10:27
が、「私有地につき立ち入り禁止」。自由主義社会に於ては神聖冒すべからざる所有権の御託宣には従うしか無い。
国道7号線を南下し、松原の踏切を超えて下内川を渡る。右手に見えているのが次に目指す259mピーク。川沿いの道を今度は北上。
2018年09月02日 10:59撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 10:59
国道7号線を南下し、松原の踏切を超えて下内川を渡る。右手に見えているのが次に目指す259mピーク。川沿いの道を今度は北上。
左にカーヴしたら2つ目の橋を渡って民家の脇を通って更に北上し、田んぼの間を通って森の中へ。
2018年09月02日 11:07撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 11:07
左にカーヴしたら2つ目の橋を渡って民家の脇を通って更に北上し、田んぼの間を通って森の中へ。
森の入口には何やら細い注連縄らしきものが。
2018年09月02日 11:09撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 11:09
森の入口には何やら細い注連縄らしきものが。
下内川を常に右手に見乍ら進む。
2018年09月02日 11:10撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 11:10
下内川を常に右手に見乍ら進む。
暫くは平地の道なので、遊歩道を歩いている気分。
2018年09月02日 11:14撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 11:14
暫くは平地の道なので、遊歩道を歩いている気分。
送電線巡視路分岐が有るが、左の道に入った場合は恐らく城ケ倉山を構成する、259mよりも低いピークのどれかに出るのかも知れない。
2018年09月02日 11:15撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 11:15
送電線巡視路分岐が有るが、左の道に入った場合は恐らく城ケ倉山を構成する、259mよりも低いピークのどれかに出るのかも知れない。
左から沢が合流し少し先で右へ抜ける(それとも、分岐路が沢化しているだけなのかは不明)。
2018年09月02日 11:17撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 11:17
左から沢が合流し少し先で右へ抜ける(それとも、分岐路が沢化しているだけなのかは不明)。
沢と別れた後はぬかるみ。イタチか何かだろうか、小動物の足跡がくっきり。人間の体重で踏み抜くと足首まで沈むので注意。
2018年09月02日 11:19撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 11:19
沢と別れた後はぬかるみ。イタチか何かだろうか、小動物の足跡がくっきり。人間の体重で踏み抜くと足首まで沈むので注意。
丸木と板の橋で沢を渡る。板の方は少々ぐらつく。この先を右にカーヴすると尾根ふたつに挟まれた鞍部に出る。
2018年09月02日 11:26撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 11:26
丸木と板の橋で沢を渡る。板の方は少々ぐらつく。この先を右にカーヴすると尾根ふたつに挟まれた鞍部に出る。
送電線南津軽線No.76鉄塔の巡視路看板に従い、左手の尾根に取り付く。
2018年09月02日 11:29撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 11:29
送電線南津軽線No.76鉄塔の巡視路看板に従い、左手の尾根に取り付く。
気持ちの良いジグザク道を登り切ったら、後は直線の尾根道。
2018年09月02日 11:36撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 11:36
気持ちの良いジグザク道を登り切ったら、後は直線の尾根道。
尾根の左手に、恐らくは城ケ倉山の312mピークが見える。
2018年09月02日 11:41撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 11:41
尾根の左手に、恐らくは城ケ倉山の312mピークが見える。
小ピーク通過。
2018年09月02日 11:43撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 11:43
小ピーク通過。
右手には国見山が間近に迫る。
2018年09月02日 11:45撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 11:45
右手には国見山が間近に迫る。
No.76送電線鉄塔下に出る。ここが259mピーク。
2018年09月02日 11:45撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 11:45
No.76送電線鉄塔下に出る。ここが259mピーク。
北西方向に、縫戸山の山腹を通る送電線鉄塔の連なりが見える。
2018年09月02日 11:46撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 11:46
北西方向に、縫戸山の山腹を通る送電線鉄塔の連なりが見える。
高い空と送電線。
2018年09月02日 11:47撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 11:47
高い空と送電線。
雑木林の相は生態系が割と豊か。赤蜻蛉(アキアカネ?)?
2018年09月02日 12:00撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 12:00
雑木林の相は生態系が割と豊か。赤蜻蛉(アキアカネ?)?
チャバネセセリだろうか。
2018年09月02日 12:05撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 12:05
チャバネセセリだろうか。
北北東に延びる送電線と積雲の群れ。
2018年09月02日 12:11撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 12:11
北北東に延びる送電線と積雲の群れ。
東には長走集落とそれを取り囲む山並み。
2018年09月02日 12:11撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 12:11
東には長走集落とそれを取り囲む山並み。
倒立する赤蜻蛉。
2018年09月02日 12:15撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 12:15
倒立する赤蜻蛉。
259mピーク下山時、最初はジェットコースターの下りを連想させる急斜面だが、草の間に不揃いな階段が設けられている。
2018年09月02日 12:21撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 12:21
259mピーク下山時、最初はジェットコースターの下りを連想させる急斜面だが、草の間に不揃いな階段が設けられている。
道の真ん中にニョキッと生えている三角点。
2018年09月02日 12:26撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 12:26
道の真ん中にニョキッと生えている三角点。
のどかな雑木林。
2018年09月02日 12:27撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 12:27
のどかな雑木林。
真っ白なシロオニタケ。
2018年09月02日 12:28撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 12:28
真っ白なシロオニタケ。
「大」館らしく、ダイモンジソウ発見!………と言いたいところだが無論違う。ノコンギクでもなし、イワツメクサでもなし、はて? シラヤマギク?
2018年09月02日 12:30撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 12:30
「大」館らしく、ダイモンジソウ発見!………と言いたいところだが無論違う。ノコンギクでもなし、イワツメクサでもなし、はて? シラヤマギク?
頭隠して尻尾隠さず。やけに黒くて何蛇なのか良く判らない。
2018年09月02日 12:31撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 12:31
頭隠して尻尾隠さず。やけに黒くて何蛇なのか良く判らない。
No.77鉄塔下からの眺め。真っ直ぐな道なので、基本的な眺望は大して変化しないがやはり気持ちが良い。
2018年09月02日 12:33撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 12:33
No.77鉄塔下からの眺め。真っ直ぐな道なので、基本的な眺望は大して変化しないがやはり気持ちが良い。
頭上が開けている道は開放感が有る。
2018年09月02日 12:36撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 12:36
頭上が開けている道は開放感が有る。
道の真ん中に何故か棒が立っている。何かへの注意喚起か?
2018年09月02日 12:38撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 12:38
道の真ん中に何故か棒が立っている。何かへの注意喚起か?
横腹から国見山の全貌が見える。
2018年09月02日 12:40撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 12:40
横腹から国見山の全貌が見える。
No.78鉄塔下からは目に快い下界の田んぼが見える。何か作物以外のものも植えていそうな気がする。
2018年09月02日 12:41撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 12:41
No.78鉄塔下からは目に快い下界の田んぼが見える。何か作物以外のものも植えていそうな気がする。
No.78鉄塔の下はコンクリート製だが、手前の茂みに側溝が隠れているので足元注意。雑草に半ば隠れてはいるが、探せば三角点も見付かる。
2018年09月02日 12:42撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 12:42
No.78鉄塔の下はコンクリート製だが、手前の茂みに側溝が隠れているので足元注意。雑草に半ば隠れてはいるが、探せば三角点も見付かる。
急斜面を下って行くと、前方に広がっている野原が見えて来る。山と野原とに挟まれた所を、下内川が流れている。
2018年09月02日 12:49撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 12:49
急斜面を下って行くと、前方に広がっている野原が見えて来る。山と野原とに挟まれた所を、下内川が流れている。
南津軽線No.78/No.79の標識が見えて来たら終点。
2018年09月02日 12:49撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 12:49
南津軽線No.78/No.79の標識が見えて来たら終点。
最後に細い沢を渡って野原に出る。長靴必須。
2018年09月02日 12:50撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 12:50
最後に細い沢を渡って野原に出る。長靴必須。
野原には徒歩道が有る筈だが、有るんだか無いんだかはっきりしない。西の方から城ケ倉山へ通じる道も有る筈なのだが不明。南ではなく北から入ってこの縦走路を探そうとしていたら難儀していただろう。
2018年09月02日 12:51撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 12:51
野原には徒歩道が有る筈だが、有るんだか無いんだかはっきりしない。西の方から城ケ倉山へ通じる道も有る筈なのだが不明。南ではなく北から入ってこの縦走路を探そうとしていたら難儀していただろう。
野原に咲き誇るこれは、ママコナ? う〜ん、何だろう。
2018年09月02日 12:52撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 12:52
野原に咲き誇るこれは、ママコナ? う〜ん、何だろう。
取り敢えず下内川沿いに北上して自動車が廃棄されている箇所を過ぎると、明瞭な轍が見付かるのでそれを辿る。
2018年09月02日 13:00撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 13:00
取り敢えず下内川沿いに北上して自動車が廃棄されている箇所を過ぎると、明瞭な轍が見付かるのでそれを辿る。
轍の先の方でT字路に突き当たる。左へ進むと陣内林道で、右へ進んで橋を渡って直進して住宅地へ出たところで右折して今度は南下。
2018年09月02日 13:03撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 13:03
轍の先の方でT字路に突き当たる。左へ進むと陣内林道で、右へ進んで橋を渡って直進して住宅地へ出たところで右折して今度は南下。
トンネルで奥羽本線の下を潜って坂を上ると、国道7号線に出る。3本の看板が立っている所。後は松原までてくてく南下。
2018年09月02日 13:14撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 13:14
トンネルで奥羽本線の下を潜って坂を上ると、国道7号線に出る。3本の看板が立っている所。後は松原までてくてく南下。
路上でコガネムシの美事な死骸を発見。動画でお見せ出来ないのが残念。少し角度を変えるだけで虹色に輝く。暫く見飽きない。
2018年09月02日 13:19撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 13:19
路上でコガネムシの美事な死骸を発見。動画でお見せ出来ないのが残念。少し角度を変えるだけで虹色に輝く。暫く見飽きない。
高い空が実に気持ちが良い。
2018年09月02日 13:33撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 13:33
高い空が実に気持ちが良い。
毎度思うことではあるのだが、歩道は車道に比べて冷遇されている。整備状態も悪く、分離帯も無い場合が多く、そもそも歩く為の満足な空間すら確保されていないことすら珍しいことではない。「秋田の道路は歩行者ファースト」ではなかったのか。
2018年09月02日 13:50撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 13:50
毎度思うことではあるのだが、歩道は車道に比べて冷遇されている。整備状態も悪く、分離帯も無い場合が多く、そもそも歩く為の満足な空間すら確保されていないことすら珍しいことではない。「秋田の道路は歩行者ファースト」ではなかったのか。
下内川と女神山と空。実に絵になる。女神山には登山道は無いが、遠くから愛でているだけでも楽しい。
2018年09月02日 13:53撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 13:53
下内川と女神山と空。実に絵になる。女神山には登山道は無いが、遠くから愛でているだけでも楽しい。
女神山と男神山のツーショット。右が男神山で、この角度からだと男神山の方が低く見えるが、実際は逆。
2018年09月02日 13:59撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 13:59
女神山と男神山のツーショット。右が男神山で、この角度からだと男神山の方が低く見えるが、実際は逆。
西の向こうには大山。TV塔が建っているので判り易い。
2018年09月02日 14:14撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 14:14
西の向こうには大山。TV塔が建っているので判り易い。
星の多くを喪った街の上でも、雲はまだ健在。この世に雲が存在しなかったら、私の人生は今より随分殺伐として味気無いものになっていたことだろう。
2018年09月02日 15:05撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9/2 15:05
星の多くを喪った街の上でも、雲はまだ健在。この世に雲が存在しなかったら、私の人生は今より随分殺伐として味気無いものになっていたことだろう。
撮影機器:

感想

(国見山)
 8月一杯まで災害復旧工事中の為立入り禁止となっていたのでこの時期になった。『大館トレイルガイド』で紹介されている登山道についてはそもそもその存在が確認出来なかったので評価以前の問題だが、今後この道が整備されることが有るのかどうかは全く不明。この山は頻繁に道が変更されているらしいので地図がアテにならいのには閉口するが、眺望を得るのが目的なら、送電線の巡視路を辿るだけでもまぁまぁ見晴らしの良い場所は幾つか有る。急登は無いので、西の又林道と合わせて、山道歩きの散歩用のルートと考えればそこそこ楽しめるかも知れない。

(西の又林道470mピーク)
 今回はついでに確認に寄ってみただけなのだが、宣伝文句通り、杉林以外は特にこれと云った見所も無く、単なる長い砂利道の様だ。但し地理院地図の情報は不完全だが、Googleの航空写真を見る限りでは、この道は黒森や面倉山、羽保屋山方面にまで延びているらしい。この道が何の為に整備されているのかはいまいち不明なのだが(林業用か?)、少なくとも徒歩道よりは通行可能な状態である可能性は高いだろうから、何れ折を見て改めた来てみたい。

(陣馬506mピーク)
 南沢林道を歩いた時に、その東側を巡る送電線巡視路を兼ねた徒歩道も歩いてみようと思ったのだが、入れないのでは致し方無い。航空写真で見ても割合はっきり判別出来るから通行可能である可能性は高いし、それなりに面白そうな道だとは思うのだが。

(長走259mピーク)
 見込み通り、送電線の巡視路はきちんと整備されていて歩き易い。やはり何かどうしてもそこを通らねばならないはっきりした理由が有ると整備もされ易いのだろう。前半の南側は普通の森歩きと山歩き、後半の北側は終始同じ様な眺望が得られるなだらかな尾根道と、メリハリがはっきりしている。縦走路を取らず、好みに応じて北側だけ、南側だけを登り下りしても良いかも知れない。但し前述の通り、北側から入口を探すとなるとやや手間取るかも知れない。
 大館市内に送電線の鉄塔が一体何百本建てられているのか私には見当も付かないが、それらの全てを維持・管理して行く為の道は多大な労力を払って整備されている様だ。普段当たり前のものとして何気無く使用している電気を当たり前のものとするには、その背後で実は莫大なコストと手間暇が掛けられているのだと云うことが、こうした道を歩くと少しは実感出来て来る。
 但しこうしたシステムには不安を覚えないでもない。私がここへ登ってから4日後、北海道で大地震が起き、その影響で大規模な停電が起こった。一極集中型の大規模送電システムが災害に対して極めて脆弱であることが、この一件からも明らかになった(ネットでは原発推進派と彼等の言に踊らされた人達が、その真逆の内容のデマを拡散していた様だが、あの子供騙しの詭弁に騙されてしまう大人は結構居るらしい)。現状で大館市内の送電線の内大体何%が稼動しているのかは知らないが、地盤の緩い箇所は想像以上に沢山有る様だし(例えば今回の国見山や、大反射板の設置されている大日影山を見れば良い)、地震や洪水や土砂崩れや崩落等の災害が発生した場合、広範囲に電力供給が滞ってしまう地域は多いのではないだろうか。災害に対しても強靭な、安定した電力供給を行うには、小規模分散型のネットワークシステムを整備する必要が有る。
 それなのに何故か大館市では企業も行政も、発電事業に対しては余り積極的な姿勢を感じることが出来ない。太陽光発電パネルは最近ではあちこちで見掛ける様になったが、確かに導入コストは安くなって手を出し易いものの、太陽光発電は再生可能エネルギーの中でも取り分け稼働率や発電効率の悪い発電方法だ。普通の水力発電の他は、秋田県の他の地域では地熱発電や風力発電を行っている箇所も色々有る様だが、大館ではバイオマス発電位しか耳にしない(それもどれだけの成果を上げているのかどうも判らない)。水資源は豊かなのに小規模水力発電所を設置する動きは見られないし、市内に温泉は20ヶ所以上も有るのに、そのどれとして温泉発電を試みようとはしていない筈だ。これでは折角の資源を死蔵することになって余りにも勿体無いし、災害対策としても不十分だ。
 小規模発電は経済的にも重要な意義が有る。2013年度時点で、大館市の地域経済循環率は90.9%。地域を回るカネの優に1割近くが域外へ逃げて行っていることになる。これに対する有効な対策のひとつとして、「地産地消(地域で生産したものを地域で消費する)」ならぬ「地消地産(地域で消費するものは地域で生産する。地域の需要は地域の供給によって賄う)」と云う考え方が有るが、市民の日常生活に必要なものの内、電力はどうやっても欠かすことが出来ない。ならば大館市民が必要とするものを大館市民が作って提供しては悪い理由など存在しない。地域の経済的自立度や持続性を高めると云う点からも、小規模発電は推進すべきだろう。現市長はバケツに入れる水の量を増やすことには熱心だが、水を入れるバケツの底に空いた穴を塞ぐ為の努力に関して言えば、現状ではまだまだやり残していることが多いと評価せざるを得ない。
 但し自治体ではなく国レヴェルで見た場合、こうした路線には懸念要因も多い。今年に入ってようやく、東北電力も再生可能エネルギーの買い取りに対して意欲的な姿勢を見せ始めたとの報道が為されたが、その一方で、経営が悪化した東電が自社の立て直しの為に東北電力を傘下に入れようと画策している、との噂も聞こえる。送電線を握っている電気事業連合は原発への未練を捨て切れず、再生可能エネルギー事業の発展を阻むのに熱心だし、長年国策として原発、と言うよりも核燃料サイクルシステムを推進して来た自民党は国際的にも今更方針を撤回することなど出来ないだろうから、今後も最早経済的合理性も安全保障も度外視して、再生可能エネルギー事業の足を引っ張り続けることだろう(現与党は地方の自立も極端に嫌っている)。現時点では大枠では日本の未来は暗い。遅かれ早かれ原発プロパガンダの呪縛から目を覚ます人は今後も増え続けるだろうが、草の根レヴェルでの試行錯誤による抵抗が、この不合理で持続性の無い現状を多少なりとも打破して将来へ繋げることが出来るのか、それとも古い既得権益層の作り上げた構図に囚われて頭のアップデートが出来ない儘、日本人は衰退への道を歩き続けるのか、今だに予測が付かない。

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