腰痛で疲労困憊！倒木地獄の南高尾山稜花散策

2018年10月02日(火) [日帰り]

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:30
• 休憩: 0:30
• 合計: 8:00

9:00 小仏峠
11:00 11:30 見晴し台
17:00 高尾山口

とにかく台風24号による倒木の嵐　
アケボノソウ散策の為、コースの記述はありませんが結局倒木でアケボノソウ群生地までは辿り着けませんでした

台風が去った10月1日は南高尾山稜は倒木で歩けない状態だったらしいです　地元のボランティアの方が倒木を所理されていましたので3連休にはもう少し歩き易くなるかも知れません　ボランティアご苦労様ですそして有難うございます

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

JR相模湖
相模湖駅 - 大垂水峠
京王線高尾山口

写真

昨日から腰痛が酷いので躊躇しましたが天気が良いので今日は南高尾山稜へ花散策です　京王片倉駅手前で富士山を確認です

高尾山口から南高尾山稜を経て城山へ抜ける何時ものコースは辛いのでJR相模原駅発8:39 大垂水峠着8:55のバスを利用です

標識にある圏央道高尾山ICは何時もは高尾山口から歩いて国道20号を下り東海自然歩道の起点である梅ノ木平へ行く途中にあります

大垂水峠から大洞山(おおぼらやま)を目指します　先ず登場したのはカシワバハグマ(柏葉白熊)　オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)は手振れが酷いので却下しました

イヌショウマ(犬升麻)は沢山咲いていますが城山近辺のもの程立派ではありません　

高尾より遅いのでしょうか　シモバシラ(霜柱)の花は今が最盛期の様でこのコースでは一番多く見かけました

キバナアキギリ(黄花秋桐)は纏まって咲いている場所はありますがそう多くはありませんでした

倒木登場　昨日未明までの台風は八王子で最大風速45.6m/sと観測史上1位の記録を更新した位ですから予想はしていましたが...

シラヤマギク(白山菊) 山地の乾いた草地や道ばたなどにふつうに見られる　ヨメナ(嫁菜)に対してこちらは婿菜と呼ばれているそうです

イヌヤマハッカ(犬山薄荷)でしょうか　これからもっと花が開き見頃になると思います

シモバシラは多すぎてどの花が一番綺麗か選択に迷います　下の方は散っているもののまあまあでした

大洞山からは視界が開けていないので木の隙間から唯一見えるさがみ湖リゾート プレジャーフォレスト

下に目をやると北米原産の帰化植物アメリカセンダングサ(亜米利加栴檀草)

鉄塔の近くで何時も目を楽しませてくれるゴンズイ(権瑞)の実

ここまでも数知れずの倒木　潜れそうだがリュックが邪魔になりそうなので右端から木に飛び乗って通過です

南高尾山稜で一番のビュースポット見晴台へ到着です　津久井湖の水がこんなに濁っているのを見るのは初めてでした

見晴台からは富士山の眺めを期待したいのですが今日は僅かに山頂と稜線が確認出来る程でした

このコースは茶店など全く無いので今日は弁当持参です　暫く作っていなかったのでパンの耳を取り除くのを忘れてしまいました

花散策と言うよりも倒木レポート(笑)　腰痛だというのにジャングルジムはきつい

ジャングルジムで苦労したご褒美はツリフネソウ(釣船草)　この一帯はツリフネソウが群生しているのですが台風で落ちた杉の葉に覆われています

ハダカホオズキ(裸酸漿)　赤くなってくれると綺麗なのですが...

ナガバノコウヤボウキ(長葉の高野箒)の綿毛　もう花は終わってしまったようで見かけませんでした

根こそぎとはこんな事を言うのでしょうか完全復旧には時間が掛かりそう

ここは通れそうで通れない　谷側の崖へ迂回しました

アケボノソウ(曙草)を探していて倒木のせいで道迷い一番下の川まで下ってしまいました　仕方無いので尾根道まで戻り別の場所からアプローチ

こんな花を期待してリュックをデポして匍匐前進など繰り返すも倒木が多くこちらも道迷い　今日は何の為に南高尾山稜までやって来たのだろう(涙)

咲き立ての紫色の葯を期待していたのですが残念　(写真は昨年の10月9日撮影のものです)

もう疲労困憊　三ッ沢峠から下山です　写真を撮影する気力も失っていたのですがマツカゼソウ(松風草)の誘惑には勝てませんでした

コメマモミ(小雌菜揉)を最後に南高尾山稜倒木レポートを終了です　

(番外編 長沼公園)
長沼公園長泉寺西尾根登山口近くのサクラタデ(桜蓼)がやっと咲きました

(番外編 長沼公園)
残念ながら個体数がどんどん減っています　長沼公園で山野草を保護しようとしてロープを張ったりする場所はことごとく数を減らしています　余計な保護はするなと言いたい

(番外編 長沼公園)
下草刈りをしない保護場所で辛うじて咲いていたたった3株のサクラタデ　もっと沢山咲いて最高のサクラテデを撮影したいものです

(番外編 長沼公園)
ヤブマメ(薮豆)　同じロープの中に咲いていました　本来の美しさがありません　これも過保護のせいか

(番外編 長沼公園)
アキノウナギツカミ(秋の鰻掴み)　葉や茎に細かく鋭いトゲがいっぱい生えていてぬるぬるしたウナギもつかむことができる

(番外編 平山城址公園)
アキノゲシ　もう少しクリーム色っぽい方がこの花には似あっている様な気がします

(番外編 東京薬科大学)
オケラ(朮)の蜜を吸いに来たのは雄のツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)

(番外編 東京薬科大学)
少し薄めではありますがピンク色のオケラ

(番外編 東京薬科大学)
以外と綺麗なシソ(紫蘇)の花　花だけ見ているとこれがシソとは思えません

(番外編 東京薬科大学)
モミジガサ(紅葉笠)の再登場　2週間経ってもあまり変化がありません

(番外編 東京薬科大学)
これはミニイヌショウマ　しかも花があっちを向いています

(番外編 東京薬科大学)
キバナアキギリ(黄花秋桐)ここでも満開でした

(番外編 東京薬科大学)
こちらは2週間経ってやっとそれらしくなったアキギリ(秋桐)　希少感があります

(番外編 東京薬科大学)
これは薬科大で初登場のアズマレイジンソウ(東玲人草)　トリカブトに似ていますがそれもその筈　同じトリカブト属だそうです

(番外編 東京薬科大学)
ヤマトリカブト等と比べかなり花の大きさは小さいです

感想

ランツベルク

9月の嬬恋鹿沢でアケボノソウとの出逢いは有ったのですが南高尾山稜のアケボノソウの葯が紫の状態のうちに撮影したいと計画しました。

前日から急に腰痛となり中止も考えましたが朝起きると何とか歩けそう、無理をしない為に久し振りにバスを利用して大垂水峠からスタートしました。

結局花散策なのか倒木レポートなのか分からない程、腰痛だというのにジャングルジムや匍匐前進など疲労困憊となりました。

結局目的のアケボノソウは見つからず三ッ沢峠から下山中、林道で出会ったトラックを運転して倒木の状態を確認に来られた地元の方が駅まで送って下さりまるで天にも昇る喜びでした。本当に有難うございました。

Landsberg