期待外れのセンブリを補完出来た満足の裏山散策

2018年10月17日(水) [日帰り]

• GPS: 04:00
• 距離: 10.7km
• 登り: 210m
• 下り: 214m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:40
• 休憩: 0:20
• 合計: 4:00

9:00 スタート地点
9:20 9:20 平山城址公園
10:00 10:00 保井禅寺
10:30 10:30 東京薬科大学植物園
11:40 11:40 東京薬科大学植物園出口
11:50 12:10 東京薬科大学学食
13:00 ゴール地点

天候

晴れ (朝方は雨でした)

アクセス

自宅からの周遊ですので公共交通機関の利用はありません

写真

今日も近場の散策です　平山城址公園六国台への道にナンバンギセル(南蛮煙管)が咲き直しました

ナンバンギセルの近くに咲いていたホソエノアザミ(細枝野薊)　細い枝に小さな葉　愛らしいアザミです　

ヤマトシジミ(大和小灰蝶、大和蜆蝶)　最もよく見られる小さなシジミチョウ　翅の表面はやや光沢のある水色

ノコンギク(野紺菊)　日本各地の低地から高原までの草原に広く見られる多年草　いわゆる「野菊」を代表する植物の一つ

ノコンギクの花は薄い紫から濃い紫と濃さはいろいろあるが純白のものも存在する　これは薄紫色でしょうか

ツルニンジン(蔓人参)の実　この実を持ち帰ったら自宅でも蔓人参の花を鑑賞出来るでしょうか　それは駄目です

ノブドウ(野葡萄)　カラフルな宝石の様なノブドウの実との出逢いが今年は有りません

コゲラ　野猿の尾根道に鳥が帰って来ました　花が減るこれからは鳥の登場が増えそうです

メジロ(目白)　恥ずかしがって近くには来てくれません

ヤマガラ(山雀)　未だ葉が多く全体像を確認出来ません

アキノキリンソウ(秋の麒麟草)　悪名高いセイタカアワダチソウ の仲間だがこちらは薬用や食用になりアレルギーとは無縁

ノダケ(野竹)　竹の子の皮のようなサヤ　小豆色の花に実が生ってきました

ミゾソバ(溝蕎麦)　平山城址公園猿渡の池近くに群生するこの花は先週の長池公園のものとは違いがあります

アキノウナギツカミ(秋の鰻掴み)と思いましたが茎の周りに葉が回りこんでいないのでやはりミゾソバ

薬科大は通過して保井禅寺方面へ向かいます　チャノキ(茶の木)の花　日本においては初冬(立冬(11月8日頃)から大雪の前日(12月7日ろ))の季語となっているが既に咲いています

イシミカワ(石見川、石膠)　タデ科の花は蕾なのか種なのか分からないくらい地味で目立たないが花被は緑、ピンク、青と変化

こちらは果実を包む花被と花被が剥けて果実が表れてきた様子です　

セイタカアワダチソウ(背高泡立草)　繁殖力が強く嫌われ者の帰化植物だがそれなりに綺麗です

ケチョウセンアサガオ(毛朝鮮朝顔)の実　別名アメリカチョウセンアサガオは猛毒なので要注意

タマスダレ(玉簾)　球根が丸い玉状、細い葉をすだれに例えたという　

フユノハナワラビ(冬の花蕨)　まるで子持ちワカメのような姿　花のように見えるのは胞子葉と呼ばれる胞子を包んだ袋をつけた穂

ナツメ(夏芽、棗)の実　ちょと失礼して食べてみました　ほんのり甘くリンゴの様な味

ヒキオコシ(引起)　別名エンメイソウ(延命草)　起死回生の野草として「ヒキオコシ」あるいは「エンメイソウ」の名が付いたらしい

タバコ(煙草)の花は一体何度咲くのでしょうか　又蕾を沢山付けています

ハナトリカブト(花鳥兜)　根は猛毒だが漢方では塊根を「附子」と呼び鎮痛、強心、効リューマチの治療の薬用等に用いられる

キジョラン(鬼女蘭)の花　やっと近くで撮影出来ました　アサギマダラの食草なのでアサギマダラも増えるかな

サラシナショウマ(晒菜升麻)　サラシナとは若葉を茹でアク抜きのため水にさらして食べることからきているそうです

ピンク色のサラシナショウマの蕾　こんな色のものは初めて　職員の方に確認したので間違いないです

ニンジンボク(人参木)　中国原産の薬用植物だが観賞用にも栽培される　葉が朝鮮人参に似ているのでこのような名前がついている

ミカエリソウ(見返草)　花の少ない時期に山の中で見たら思わず見返るということになるかも知れない花

シュウメイギク(秋明菊)　薬科大のシュウメイギクは開花が遅いがこちらがシュウメイギクの原種らしい

キバナアキギリ(黄花秋桐)　もう何度も登場していますが今年一番のべっぴんさん

サルトリイバラ(猿捕り茨)の赤く熟した実　この後は茶色く乾燥していき中の種がこぼれ出す

シャクチリソバ(赤地利蕎麦) 薬用又はそば粉の原料として栽培されたことがあるが今では食用にはされない

先週は観察路入口の橋の上からの撮影で少し離れ過ぎていたので今回は下に下りて撮影しました

タンジン(丹参)　アキギリに似ていると思ったらシソ科アキギリ属でした　仁丹との関係は？

セネガ　ヒメハギ科　北アメリカに自生する多年生草本　花期は6月頃で白い蝶形花を咲かせる　何故ずっと咲いているの

ローゼル　アオイ科　ハイビスカスティーの原料としても知られる

ハマゴウ(浜栲)　海岸の砂浜に茎を這わして成長大きな群落を作る ハマハイ(浜這い)という古い名前が転化

ドイツスズラン　沢山花が付くのに実に成るのは少ないのは何故でしょう　少数精鋭？

ハッカ(薄荷)　ミントの和名がハッカ　日本全土に昔から自生　昔はハッカ油を作る目的がメインだったらしい

アマハステビア　ダイエット甘味料として用いられる　ポカリスエットも砂糖の代わりに用いたとか

ワイルドバジル　和名のメボウキ(目箒)はゼリー状の物質により目の汚れを取り去る目薬に使われたことから

カワラナデシコ(河原撫子)　「愛しい子」を表す「撫し子」（撫では、愛撫するほどかわいいという意味）が名前の由来

オトコエシ(男郎花)の実　こんなピンク色になるとは知りませんでした　初めて見ました

ニラ(韮)の実　種子も韮子(きゅうし)という生薬に用いられる

学食での昼食は富山ブラックラーメン￥432　初めて食べたこの味をブラックラーメンと記憶してしまいそう　結構美味しかった

モッコク(木斛)　庭木で人気のモッコクは花だけでなく実も楽しむそうですが初めて見ました

クスノキ(楠)の葉　春の落ち葉や紅葉もクスノキの特徴の一つ　クスノキでなければ秋を感じるのですが...

ハナミズキ(花水木)の実　一見食べられそうだがとても苦い　しかし鳥たちは好んで食べているかどうかは不明だがついばんでいる

サルビア・レウカンサ　中央アメリカ原産のシソ科サルビア属の植物　赤紫色や紫色の萼の中に白や紫のビロード状の花を咲かせます

会いたいと電話があったがこんなものを買って欲しかったらしい　綿あめを手に嬉しそうな小さな彼女　その内花探しを手伝ってね

感想

ランツベルク

今朝は朝から雨、天気予報も終日曇りでにわか雨とか。
今週の花散策は断念しようと考えていたところ青空が覗き陽が差して来ました。

そこで、昨年は10月12日に開花を確認出来たセンブリは間違いなくもう開花しているだろうとセンブリ狙いの裏山散策に出掛ける事にしましたが見事期待外れ、しかし、それを充分補完出来るほど満足の散策となりました。

季節的に花に代わりに果実が台頭して来てはいますがそれでも多くの花に恵まれ、暫くご無沙汰の鳥の出現にも気を良くしました。

Landsberg