赤岳(県界尾根→真教寺尾根)
- GPS
- 08:25
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,422m
- 下り
- 1,425m
コースタイム
- 山行
- 7:19
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 8:24
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
2,500mあたりから雪の溶け残りあり。鎖場でのスリップに注意。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
ハイドレーション
ヘッドランプ
予備電池
常備薬
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
携帯トイレ
|
---|---|
備考 | 岩場があるとのことでトレッキングポール(以下、トレポ)は邪魔になると思って置いて行ったが、思った以上に樹林帯が長く、かつそこそこの傾斜で、下りは膝を痛めた。 トレポ持参が吉。 |
感想
登山を始めて早2年。
そろそろ来年あたりは槍ヶ岳まで縦走したいと思い、トレーニングを兼ねて憧れの赤岳を日帰りで挑戦。
槍ヶ岳といえばグレーディング的にはコースにもよるけどC〜E。
今まで日帰りで行ったことのある山は4Cくらいまで。
ということで1ランク上がって4Dは・・・と探してみると、あるじゃないですか、赤岳。
県界尾根コースと真教寺尾根コース。どちらも4D。
実は今回の山行は6月からずっと計画していて、その度に台風やら豪雨やら、家庭の事情やらで行けないでいて、その間ずっと、どのルートで行こうかと悩んでいた。
コース的には2本しかないけど、ピストンなのか周回なのか、美し森方面か、八ヶ岳牧場からなのか・・・
結果、真教寺→県界の周回ルートを辿る人が多いようなので、今回は逆の県界→真教寺に決定。
いつもは会社の登山仲間と行くところ、都合が合わずた、またまあった平日休みを使って単独。
たかね壮の駐車場を夜明けと共に出発。
最初20分くらいは車道をゆるゆると登っていきます。
最初の分岐?までは所々アスファルト舗装された比較的緩やかな道が続きます。
そこを過ぎると急に山感が増します。むしろここが登山口といった感じです。
ここから小天狗まではやや急登です。
今回の県界/真教寺の両尾根は岩場の連続というイメージだったので、トレポは邪魔だと思って置いてきたのですが、激しく後悔。
その辺の手ごろな枝を杖代わりに先を急ぎます。
噂通り小天狗は眺望なしで、石碑の辺りまでそのまま進みます。
2か所、開けた場所があり、個人的には2か所目の方が景観が良かったと思います。
この後は大天狗を抜けて岩場の取付き点まで細かいアップダウンが続きます。
急に視界が開けるとそこは岩場の取付き点。
最初の鎖があるところです。
ここで本日、最初の休憩。
20分ほど食べたり飲んだりして、世話になった枝に別れを告げ、いざ出発。
最初のトラバース状の鎖場は慎重に歩けば特に問題ありません。
これを超えると本格的な岩場が始まります。
結構な傾斜です。背後が空なので高度感あります。
あまり手掛かりになる凹凸がありませんでした。
素手の方が細かい凹凸にも指を掛けれるのでこの辺りは、多少痛くても素手の方が良いかも知れません。
梯子は結構な高度感です。下りでは使いたくないと強く実感。
以降は少し傾斜を下げた細かい鎖場が連続します。
特に難しいという程ではないが、やはり手掛かりが少ないイメージです。
ただ、この辺りは影になっているところも多く先日の雪が残っていて、これだけは滑らないように慎重になりました。
これから先の季節は自分のレベル/装備では無理ですね。
今のうちに来て良かった・・・
右手に赤岳展望荘が見えてくるともうすぐ山頂です。
ラストの長めの梯子を変な角度で登っていくと(別に梯子いらないんじゃ・・・)、
赤岳頂上山荘の脇に出ます。
山荘の目の前は北峰です。
他の登山者もみんな、ちょっと写真を撮ったらあとはスルーです。
自分も南峰へ急ぎます。
でも、何メートルも変わらないんだから、同じ一つの山頂でも良い気がしますね。
2分ほどで南峰に到着。
景色最高でした。
15分ほどで退散しようと思ってましたが、なんだかんだ50分くらい居座っちゃいました。
富士山はもちろん、遠くは槍ヶ岳まで。360°快晴。4か月待ちが報われた気がした!
泊りで来て、朝一の景色も見てみたいですね。
権現岳方面からが面白そう。
下りは真教寺尾根からです。
始め、左前方に見えていた真教寺尾根がだんだん左後方に見えてくるので、道間違えたかとヒヤヒヤしました。
気にせず進むと分岐の標識が見つかります。
そこから真教寺尾根の岩場が始まります。
県界尾根に比べるとゴツゴツしており、特に鎖を掴まずとも降りれます。
ただ、こちらの方がやはり岩場自体の距離もあるし、そのゴツゴツした感じが登っていて楽しそうでした。
もっかいやるなら真教寺ピストンでいきたいですね。
この岩場からは権現岳方面からのキレットと、あっちの大天狗/小天狗がどーんと見えるのもポイント高いです。
岩場が終わるとあとはなだらかな下りが延々と続きます。
途中、崩れて片側がざっくり切れ落ちてるところがあり、本来切れ落ちていない側を迂回するのですが、上から下ってくると非常に分かり辛いです。
切れ落ちてる側歩いちゃいましたよ。
まだまだルートファインディング能力が低いです。
で、この辺りからトレポを持ってこなかった後悔その2です。
膝が・・・
痛みを無視して進みますが、明らかにペースダウン。
賽の河原に辿り着いた頃には泣きそうでした。
時間的には余裕があったので、そのまま下ろうかと考えてもいましたが、サンメドウズのリフトを使うことを決意。
賽の河原では左に分岐する道と、真っすぐ進む道がありますが、どっちも少し進んでみてもリフトが見えてこないので、少々不安に・・・
地図的に恐らく真っすぐかな・・・と賭けてみると、良かった!リフト見えた!と思って、左に逸れる小道に体を向けると、柵が!
まさか登山客は小汚いから乗るなってこと!?とビビりましたが、もう少し下ったところに入り口がちゃんとありました。
楽ちんででしたが、汗で濡れた身体には寒すぎました。レインウェア越しでも寒すぎました。
中になんか着たほうが良いです。
ちなみにリフト頂上はカフェにもなっていて、手ぶらで1,900mの位置からコーヒー飲みながら景色見れる、絶好のお出かけスポットです。
今度、登山とは別で来てみたいです。
リフトでズルした後は車道を通って残り僅かを下ります。
痛めた膝にアスファルトが沁みます。
まだまだ未熟だなー。
ちなみに今回、登山では初めてWALKMANを使いました。
NW-W400シリーズという、スポーツモデルで、イヤホン自身が本体のやつです。
街でのランニングなどで使うことが想定されちるので、外の音が取り込まれるようになっていて、風や木の揺れる音、石の転がる音も聞こえるし、水泳しながら使える防水性もあるので、人の少ない山やルートなら使えそうです。
温度や標高による耐久性はちょっと分からないけど・・・
何より心が折れそうな時に、熱い曲聞いて踏ん張れるってのはなかなかポイント高かったです。助けられました。
今年はもう標高高いところは雪が降り始めてしまいそうなので、来年の春先には甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根の日帰りチャレンジして、成功したら槍ヶ岳行ってみようと思います。
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