南八ヶ岳周回（西岳〜権現岳〜赤岳〜阿弥陀岳）

2018年10月28日(日) [日帰り]

• GPS: 09:29
• 距離: 17.9km
• 登り: 2,019m
• 下り: 2,013m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:24
• 休憩: 1:04
• 合計: 9:28

5:19 舟山十字路
5:24 5:24 舟山十字路 水場
5:32 5:33 広河原
6:04 6:04 信玄の隠岩
7:14 7:16 西岳
7:44 7:45 乙女の水
7:51 7:53 青年小屋
8:10 8:10 のろし場
8:22 8:23 西ギボシ
8:31 8:32 東ギボシ
8:37 8:39 権現小屋
8:42 8:44 権現岳
8:48 9:04 縦走路分岐
9:18 9:19 旭岳
9:39 9:39 ツルネ
9:55 9:56 キレット小屋
10:57 10:58 真教寺尾根分岐
11:02 11:03 竜頭峰
11:08 11:18 赤岳
11:34 11:35 文三郎尾根分岐
11:48 11:49 中岳
11:59 12:12 中岳のコル
12:36 12:41 阿弥陀岳
12:43 12:43 西の肩（岩場）
12:49 12:50 西ノ肩
13:30 13:30 不動清水
14:01 14:02 御小屋山
14:11 14:11 美濃戸口・舟山十字路分岐
14:47 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

舟山十字路駐車場
朝は私の車ともう1台、下山後は6〜7台でした。

コース状況／危険箇所等

コースの詳細や分岐ポイントは明るい時間からスタートできた5月の山行に記してありますのでご参照ください。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1468493.html

以下は特記すべき事項です。

【舟山十字路〜西岳】
駐車場を出て広河原までに2ヶ所渡渉しますが、2ヶ所とも沢が崩壊していました（8月台風の被害だと思われます）。すっかり様相が変わった沢でしたが渡渉はできました。
広河原から信玄の隠し岩までは落ち葉や倒木でコースが確認しにくいです。私も一度迷って、ジオグラフィカを頼りにコースに復帰しました。

【西岳〜青年小屋】
「乙女の水」の沢が崩落しています。ただし歩けるようにコースは作られ、ピンクも貼られています。水は細いながらも出ていました。

写真

10/28 6:29

西岳へ登っていく途中、南アルプスが見えました。朝陽を受けて北岳が輝いています。今日はいい天気になりそうです。

10/28 6:54

シラビソの林が急斜面になってきました。

10/28 7:04

木の根も越えて

10/28 7:07

山頂に近づくと、霜柱ができています。

10/28 7:09

林の向こうに朝陽が昇ってきました。

10/28 7:18

最初のピーク、西岳です。

10/28 7:12

正面に南アルプス！

10/28 7:12

仙丈＆甲斐駒

10/28 7:13

甲斐駒＆北岳
北岳はすっかり白くなっていますね。

10/28 7:13

鳳凰三山
オベリスクもくっきり。

10/28 7:13

雲海の上には富士山！

10/28 7:13

朝陽を受けた編笠山と富士山

10/28 7:13

このあと向かう権現岳

10/28 7:19

霜柱をザクザクと踏みながら進みます。

10/28 7:22

青年小屋まではこんな感じ。

10/28 7:31

シラビソと苔の中、気持ちのいい道を進みます。

10/28 7:47

「乙女の水」の沢が崩落していました。

10/28 7:49

水は何とか出ています。

10/28 7:54

青年小屋

10/28 7:56

先週も登った道を、再び権現岳へ向かいます。青空が嬉しい。

10/28 8:06

振り返ると編笠山、そして南アルプスの峰々。

10/28 8:10

のろし場

10/28 8:10

武田信玄がここで狼煙を上げたという言い伝えらしいですが、こんなに天気のいい日だったら確かに甲府盆地まで見えたかもしれませんね。

10/28 8:11

鳳凰三山、間ノ岳、北岳、甲斐駒ヶ岳、鋸岳・・・今年登った山々を振り返ります。

10/28 8:11

こちらは中央アルプス。木曽駒ヶ岳はすっかり白くなっています。

10/28 8:11

御嶽山

10/28 8:17

富士山にズーム

10/28 8:18

諏訪湖が見えています。今日は諏訪湖マラソンです。ランナーの皆さん、がんばって！

10/28 8:22

先週も登った岩場に再び取り付きます。

10/28 8:25

手前＝ギボシ　奥＝権現山頂

10/28 8:29

岩場の途中には一部凍結もありました。

10/28 8:33

ギボシ頂上

10/28 8:39

権現小屋

10/28 8:44

権現山頂。今日は空いていたので剣まで登りました。

10/28 8:46

秩父方面の山々。詳しくないので山座同定できませんが、稜線が見事です。

10/28 8:46

こちらは金峰山ですね、五丈岩も見えています。

10/28 8:49

キレット方面との分岐にて。これから進む赤岳、阿弥陀岳を眺めます。

10/28 8:49

こちらはギボシ

10/28 8:59

ここで飲むコーヒーが自分の中では最高に贅沢な一杯です。

10/28 9:00

権現山頂と富士山

10/28 9:09

キレット方面へ向かいます。源治梯子を下りて・・・

10/28 9:14

旭岳を越えて行きます。

10/28 9:22

両雄が近付いてきました。

10/28 9:47

キレットを登るのも半年ぶり。

10/28 9:57

キレット小屋は既に閉まっていました。

10/28 10:01

秋の色が青空に映えます。

10/28 10:03

まずはザレザレの斜面を登って・・・

10/28 10:13

ハイマツ帯を抜けると・・・

10/28 10:18

岩場に取り付きます。

10/28 10:25

こうして見ると独特な風景ですね。

10/28 10:26

キレットは何度登ってもキツい！でも面白い！

10/28 10:33

この辺りが核心部

10/28 10:38

ハシゴも登って・・・

10/28 10:42

クサリ場も越えて・・・

10/28 10:42

振り返ると権現の向こうに南アルプス

10/28 10:47

赤岳が近付いてきました。この時点ではまだ頂上は見えていません。

10/28 10:54

文三郎や真教寺との分岐

10/28 10:54

6月に登った真教寺尾根

10/28 11:03

赤岳山頂が見えました。中腹のお二方はこちらに手を振っていただきました。

10/28 11:12

登頂です。いらっしゃったご夫婦に撮っていただきました。ありがとうございました。

10/28 11:28

西岳〜権現岳〜旭岳〜キレット。ここまでの道のりです。

10/28 11:34

そしてこのあと向かう阿弥陀岳

10/28 11:39

振り返ると横岳〜硫黄岳

10/28 11:52

中岳山頂

10/28 11:59

さぁ、最後のピークへ向かいます。

10/28 12:24

阿弥陀岳も岩場、クサリの連続です。

10/28 12:36

登頂。落雷でしょうか・・・山頂標識が割れてしまっていました。

10/28 12:36

阿弥陀様と背景は赤岳。

10/28 12:45

西の肩はハシゴとクサリで越えていきます。

10/28 12:47

摩利支天。この上には権現山頂のような剣があると聞いたので登ってみました。

10/28 12:50

これですね。

10/28 12:51

摩利支天直下、北西陵でしょうか・・・登ってこられるパーティーがいらっしゃいました。

10/28 12:53

御小屋尾根を下ります。

10/28 12:56

初めはザレザレの道、このようなロープを掴んで下ります。

10/28 13:10

山の裾野はカラマツがきれいに色づいていますね。

10/28 13:58

岩場や急斜面を下ると、後半はクッションの効いた歩きやすい道になります。

10/28 14:03

御小屋山まで下ってきました。

10/28 14:04

美濃戸口との分岐、ここを左へ行きます。

10/28 14:04

台風の被害はいくつも。

10/28 14:07

こちらは根元から倒れてしまっています。

10/28 14:39

ゴール付近。この辺りのカラマツもきっと山からきれいに見えた一帯ですね。

10/28 14:48

駐車場まで戻ってきました。お疲れさまでした。

撮影機器：

IXY 120 CANON

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 飲料 地図（地形図） ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

yoisa

地元・八ヶ岳も無雪で登れるのはおそらくあと僅か、自分の中で一番のお気に入りの南八ヶ岳周回コースを歩いてきました。

晴天が約束された朝にも拘らず、舟山十字路駐車場は自車ともう1台のみ。阿弥陀南陵へ行かれるというペアさんにご挨拶して、西岳方面へ進みます・・・ところが、広河原へ渡っていく沢が記憶とはまったく違う風景に。台風、大雨の威力とはこれほどかと、自然の脅威を感じながらのスタートです。

シカの鳴き声が響く林の中を進みます。秋から冬へと向かう山には花々は見当たらず、落ち葉や枯れ枝を踏みながら登っていきます。やがて西岳に着きました。
正面に南アルプスの峰々、そして雲海の上に浮かぶ富士山、思わず声を上げてしまいます。山頂貸し切りの贅沢な展望をしばし楽しみました。

先週登った権現岳へ今日も登ります。振り返れば編笠山、そして南アルプスや中央アルプス・・・すばらしい眺望に思わず見とれてしまいます。キレット方面分岐点でコーヒータイムにしました。この先進む赤岳、阿弥陀岳を眺めながらの最高の一杯です。

稜線での強風や凍結を心配しましたが、今日はコンディションに恵まれました。半年ぶりのキレットではやはりヒーヒー言いながら何度も息を整え、それでもやっぱりこの岩場は登り甲斐があります。赤岳頂上では福井から来られて県界尾根を登って来られたソロ男性と楽しく山談義をさせていただきました。

最後のピーク、阿弥陀岳を越えて御小屋尾根を下ります。舟山十字路へ近づくと一面のカラマツが輝いていました。
本当に気持ちのいい、八ヶ岳ブルーの一日でした。